空に無数のランタンが舞うのをディズニー映画 「塔の上のラプンツェル」 で見ると幻想的だと思うのは私だけでしょうか? その素晴らしい光景を見る機会を作る事ができたので楽しんできました。さて想像以上に良かったのでしょうか?

 

結果

タイ王国のチェンマイで実施されたスカイランタン祭りを拝見してきましたが「素晴らしかった」の一言です。フォーシーズンズ リゾート チェンマイの手配で混雑に巻き込まれる事なく楽しめました。大人が楽しむために完璧なアレンジで感謝です。

手配の方法とポイント

私はスカイランタン祭りの予約は友人にお願いしましたが、結果として最適なのはフォーシーズンズ・リゾート チェンマイに総てお願いするのが快適に楽しむ事ができます。ロイカトーンの時期に合わせて行われているので多くの人が来て混雑しますがリゾートに依頼すると体力に自信が無くてもラグジュアリーに楽しめる事は間違いありません。ホテルとの調整はフォーシーズンズ・リゾート チェンマイ 宿泊記 プライベート・プール・ビラを参考にしてください。英語での連絡が難しければAMEX等にお願いすればホテルと調整してくれると思います。

ホテルで正式なチケットに変更し帽子(なぜかセットになっています)を受け取ります。持ち物としてはライター(できればチャッカマン)を持って行くことが好ましいです。蚊はあまりいなかったので、出発前に虫よけを体にスプレイしておけば十分でした。また夜は少し肌寒いので薄手の上着があると便利でしょう。そして重要なのはお手洗いです。出発前はもちろん会場でも早めに行くことをお勧めします。

スカイランタンフェスティバルは夕方の18:00時ぐらいから始まっていますが、ランタンを飛ばすだけであれば19:30位に会場に入るのが良いでしょう。会場では食事・ロイカトーンそして多くのイベントが開催されています。タイが初めての方にはお勧めですが、タイをある程度ご存知の方には退屈だと思われます。

次回私が訪問するならば、ランタンを飛ばすタイミングだけ訪問します。余談ですが「塔の上のラプンツェル」で出てきたランタンを飛ばすシーンはどうやらインドネシアのスカイランタン祭りにインスパイヤーを受けているそうです。祭りの内容はタイとほぼ同じだとの事です。なるほど・・しりませんでした。

動画を撮るのもポイントがあります。今回は動画をDJIのOSMOで撮影していましたが撮影としては綺麗に撮るという意味では大正解でした。しかしOSMOはポンと下に置けないという致命的な弱点があります。こうなると小さな三脚を付けて手を離せるように準備をしていなかったのでOSMOで撮影してOSMOをちゃんとシャットダウンして、コムロイ(ランタン)に点火して・・またOSMOの電源を入れてなんて面倒な事に・・2019年はOSMO POCKETで下に簡単におけるので大丈夫かな・・・

写真はCANONのPower Shot G9Xで三脚無しでプログラムモードで撮っていましたがそれなりには映っていました。狙って撮るには事前準備ができないので適当に設定を変えながら、枚数を多く撮って 下手な鉄砲数うちゃ当たる方式でした。2019年はもう少しいい写真が撮れるようになったかもしれません。

移動

17:30にフォーシーズンズ・リゾート チェンマイの車で出発します。会場であるNorthan Study Center は前国王であるラーマ9世(プミポン国王)の主導の下で進められた政策の一部の場所になります。10分ほどの運転で会場に到着し、会場の真ん前で卸して頂きスタッフの案内で会場に入っていきます。

入口には列ができていますが、正式なチケットに既に交換してあったので並ぶことなく中に入る事ができます。JTBやHISの名前も多く見ることができ、多くの日本の方が来られていました。みなさんチェンマイの市内のホテルからバスで来られているようで口々に渋滞の話をされていました。少し話を聞いていると、帰りはもっと酷い渋滞に巻き込まれる事をガイドの方が説明していました。ゆっくりと見学したいならフォーシーズンズ・リゾート チェンマイの選択は間違いなかったようです。

会場

会場に入るには光のカーテンを通過します。すこし薄暗くなってきているので良い雰囲気になってきました。会場に入るとカトーン(川に流す灯篭のような物)をスタッフが配っています。受け取りますが最初は、どこで、どのように、使うのか不明なので手で持ってフラフラします。しかしこれは面倒です。結果だけ書くと、このカトーンは少し離れた川の会場に行って火を付けて流すのが正解です。誰も説明してくれる人は居なかったので自分で考える必要があります。

肝心のランタンを飛ばす会場は流石に巨大です。多くの椅子が並んでいましたが、ざっと計算しても4、000人が座れるようになっています。これなら期待しているランタン数が飛びそうです。2座席に4~6つのコムロイ(ランタン)が準備されています。つまり合計で8,000のランタンが飛ばされます。また4席に一本の割合で火を付けるためのトーチがありますが・・実はこれは役に立ちません・・座席は決まっているので、ブロックと番号が書いてあるのチケットを見て探します。結構大変ですよ!

座席は選ぶことができませんでしたが、どの座席でも満足できるランタンを見ることができます。事前のイベントをちゃんと見たい人はVIPシートを予約したほうが良いと思います。ちなみに私はVIPシートからの景色より通常席のほうがランタンは良く見えると思います。

ロイカトーン(日本の灯篭流しのような物)

ロイカトーンは仏教行事としてタイではソンクラーンに続いて重要なイベントです。会場の一番奥にそれらしいゲートがあり人が出入りしているので気が付きました。こちらに入口で貰ったカトーンを持ち込みます。川の手前にトーチが出ているのでここで蝋燭と線香に火を付けて準備します。会場では流しやすいように板で川岸まで移動できます。

意外と川の流れは速いのでお祈りしているとアッと言う間に見えなくなってしまいました。お祈りは短めがいいかもしれませんね(笑)

食事とイベント

ランタンを飛ばす場所とは少し離れた場所で、屋台が沢山でています。費用は入場料に含まれているので気兼ねなく頂いてください。食べ物もそれなりの物が出ているのでタイを観光で訪れている方には楽しめると思います。私も少し頂きました。座席は周囲に置いてある椅子や机などを適当に使います。日本の方が多いので私には簡単な話でした。

同時にタイの伝統的な踊りなどもイベントで行っていました。初めてタイに行く方にはピッタリのイベントです。しかしタイに詳しい方には飽きている内容とも言えます。私は次回はランタン(コムロイ)だけ見たいのでもっと遅くに会場入りする予定です。

ランタンを飛ばす

19:30になるとアナウンスが流れて座席に向かうように促されます、いよいよタイミングですね!あれだけあった座席がすべて埋まっています。大人気ですね。因みにタイの方より日本人が多かったです。

式がスタートされると私には理解できないイベントが多く始まります。大きなカトーンをお神輿のように持ってきたり、舞踊が始まったり、歌が有ったりします。アナウンスはタイ・中国語・日本語で行われるので日本の方でも何をしているのかは分かります。お坊さんたちがお経を唱えるとそろそろランタンを飛ばします。

空を見ると別の会場で飛ばしているランタン(コムロイ)が遠くに見えていましたね!スタッフがトーチに火を付けて回りますが、これが点火しにくいようで・・結局は持参したライターで火を付けることになります。火を付ける前にランタン(コムロイ)を広げて空気を入れて準備します。慣れていない初めは広げるだけでも一苦労です。何せ大きいのです。

アナウンスで全員が息を合わせて空にランラン(コムロイ)を話すようにします。とは言っても完璧にタイミングが合うことはありません。それなりに合えば十分です。それでも上を見上げれば360度総てがランタンに包まれます。一般席の良さはコレです。本当にランタンに囲まれる経験など人生では無いでしょう・・此処以外では。更に花火も打ち上げられて雰囲気は満点です。ただし大音量の各国語で「幸せになれますように」とアナウンスを続けるのは興ざめだと私は思います。

 

ランタンを飛ばすのは約30分続きます。配られたランタンが無くなるまで何度も何度も空に放ちます。ランタンが光の道のように天まで届く道のようにつながっている光景は幻想的としか言いようがありません。時間を超えるとそれ以上は規定で飛ばすことができなくなるので、出し惜しみなく飛ばしてしまうことをお勧めします。

ホテルに戻るには

ランタン(コムロイ)を飛ばし終えると全員が一気に帰宅に向かいます。出入口はおかげさまで大混乱です。バスに乗り込む人たちも長蛇の列を作っていました。私は出口でホテルのスタッフがピックアップしてくれるのを期待していましたが、お互いに見過ごしてしまい分かりませんでした。ホテルに電話して自分の場所を伝えると5分でピックアップに来てくれました。

車は会場の外でまっていたので更に5分ほど歩いて車に向かいます。そこからリゾートまではバスなどとは道が違うようで殆ど渋滞なく20分ほどで帰り着くことができました。やはりこのリゾートに宿泊し車をリゾートでチャータしておいて良かったです!

地図