世界で初のジャヌが東京に2024年3月13日に開業しました。アマンの別ブランドとして違う方向性の滞在を提供するとして噂は聞いていましたがサービスや設備から何を感じる事ができたのでしょうか?

結果

アマンのプライベート重視とは方向が違い、人と交わる事を意図した設備の作り方やスタッフの対応を感じます。どちらが優れているとかではなく新たな方向性のホテルに良い意味でも悪い意味でもドキドキできます。開業日のオペレーションも滞在者の私からは大きな不都合はありません。そして驚愕のスパ・バーニャは想像を超えていました。開業おめでとうございます!

予約

新しいホテルの開業は多くの場合に変わっていきますがジャヌも例外ではありませんでした。数年前からアマンの新しいブランドが東京に更に造られるという話から、2023年12月開業予定そして2024年1月開業となり最後は2024年3月13日開業に決まりました。本当に決まったかは予約が入れれるかで今回は判断しました。

WEBを見るとアマン東京との一番の違いはレストランの数です。予約段階で8つのタイプのダイニングが既に見えていました。こうなると部屋だけでなくレストランも色々と試したくなります。折角なのでいつもお世話になっている方とも食事をと思い話を聞くとシグニチャーのレストランが中華の虎景軒(フージン)です。最初聞いたときは風神で日本食かと思いました(笑)中華がアマン系列でメインになる事は少なかったので意外な選択でした。

今回の滞在は二泊なのでスパも2回受ける事で予約します。しかしメニューは開業直前ぐらいに固まるとの事だったので時間枠をおさえて後は現地で決める方針にしました。時間をおさえたのは開業日の早い時間にゆっくりと訪れることができる方法なのは私の中の定番です。メニューが決まっていないのは開業に向けてあるあるなので、普通の内容だろうと勝手に思っていましたが、これは後から大きく良い意味で期待を裏切られます。

残念だったのはアクティビティが開業日にはあまり無い事でした。 チームラボボーダレスとの連携を期待しましたが未提供であり今後に期待です。そして私の中での大きな違いはシガーが吸えないことです。アマンと言えばシガーとスパなのですが、ジャヌは更に健康志向になっているようです。

車もハウスカーを手配いただいてスパにあわせて迎えに来ていただくようにしました。ホテルのオープン時間が午前11時と決まるまで多少前後したので車の時間も直前まで前後しました。しかし、この程度はご愛敬です(笑)

送迎

11時に到着するようにジャヌのハウスカーで家まで迎えに来ていただきました。車種はベンツのEQSです。電気自動車なので走行中もやはり静かです。ナンバープレートもこだわりの1です。開業第一号の送迎とあり色々な話で盛り上がります。どんなホテルでも開業はやはり趣深いですね・・・話の中から概ね混乱しない滞在になるだろうなと当たりは付きました。忙しい中にも安心感のある話は概ねスタッフの話から見えると感じます。

行先は麻布台ヒルズのレジデンスA棟です。有名なのは森JPタワーでこちらにアマン・レジデンスも別チームで入っています。新しい桜田通りには銀座以上にハイブランドのお店が開業の準備を進めていました。折角なので車のサンルーフを開けて頂きビルを見つけながら移動します。入口はレジデンスと同じ場所ですがジャヌは地下一階に車で下ります。

 

ドライバーの方には開業にこだわって頂き11時ジャストに地下の車付けに到着して頂き案内を受けました。車を降りると緊張の中にも晴れやかな雰囲気のスタッフが総出でお出迎えをされていました。何人かは知った顔の方もお見えになりましたが、私がアマンジャンキーの道を進みだした頃の初期メンバーの方がお見えにならないのは少し残念とも思えました。今回の私の正装はアマネム開業日に頂いたアマネムジャンキーTシャツです。総支配人の方はアマネムをまとめ上げられていた方でもあるので直ぐにこのTシャツに反応頂きました。なるほど・・特別なTシャツはこのような時に使うのですね(笑)

最初は車付けから入りましたがメインの入り口は逆方向にあるようです。開業から数日は宿泊者およびレストランを予約した方のみが入れるようになっていました。この通路もジャヌらしさを示しているのかもしれません。ちなみに右側はブティックになっており水着などが必要ならこちらで買う事もできるようです。

 

今回はチェックインの前にスパを受けるので先ずは3階に向かいます。もちろんスタッフの方が完全にアテンドです。

スパ(ジャヌ・ウェルネス)

チェックインまで時間があるので開業日の最初をスパで過ごすのは私の定番です。今回も少し見学も兼ねて・・・なんて気軽に考えていたらウェルネスのレセプションに入っていくときにアテンドのスタッフが何となく後ろに下がります。アレ・・・っと思いながら進んだらウェルネスの方が総出(数十名)が私を拍手で向かい入れてくれます。恥ずかしいやら驚きを感じるやらで気の利いたことも言えずに迎え入れて頂きました。いやー完全にいい意味で虚をつかれました。このようなサプライズを仕掛ける事ができるのも開業日と準備できているからだと思います。皆様ありがとうございました。

東京タワーを見ながらお茶を頂き軽く設備について説明頂きます。全般的にアマンのプライベート感とは違いジャヌはオープンな作りで全体が設計されています。事務に関しても見慣れないエクセサイズの施設もあり少し遊び心も感じます。私の躰のコンディションは人生を通してステックサイズの小島さんにお任せしているのでいつか許可が出たら挑戦してみたいと思います。それ以外にも本格的なゴルフやリングなど本格的に楽しめる設備が目白押しです。

   

そして私が最も重要視しているプールも見せて頂きます。25mの本格的なプールで泳げます。子供達も後で合流して過ごしますがスタッフの方も常時見てくれているので安心です。ただし条例の制限で飲み物や食べ物が無く水程度しかありません。またスイミングキャップも必須なので持っていくか現地で手配してください。

 

奥にはジャグジーもあり冷えた体を温める事ができます。子供たちはプールに入れる時間が決まっているので事前にチェックする必要があります。本当は子供は騒ぐと不味いかな・・と思いましたが常識の範囲内であればOKですよとの事でした。造りだけでなく対応もコミュニケーション有で進められているのが良く分かりました。

チェンジングアリアはスパと共有ですが家族用の男女共用のエリアもありました。宿泊者は部屋からバスローブで3階まで移動しても良いので楽な法を選択できます。ただし部屋にバッグは無いので自前で荷物を入れるバッグを準備する必要があります。たぶん近い将来には改善されると思います。

チェンジングエリアの中にはサウナ・水風呂・シャワー・レインシャワー・ドレッシングルームと必要な物は全てあります。

 

本当は90分のシグニチャーのスパを受ける予定だったのですが案内などが興味深過ぎて時間の関係から60分に変更して頂きます。スパの内容も私が初めての対象だとは思えないほど慣れており安心して過ごすことができました。午前なので寝る事は無いと思いましたが直ぐに眠りに落ちて一瞬で60分が過ぎました。

 

終了後にリラクゼーションとして少し暖炉の前でお茶を頂きますが、開業という事で金粉入りの特別なシャンパンを頂きます。そして私がアルコールを飲めないことは今回の滞在では一言も言っていませんがちゃんと理解されておりアルコールフリーで準備されています。一事が万事私の事を理解した対応が進んで驚くしかありません。当然開業なので裏では大騒ぎで大変だと思いますが、私が見える範囲では少しの混乱程度であり100点満点中100点の開業です。

この時点でスパは概ね堪能したかな・・・と思っており、「まあアマンのスパとしては悪くないよね・・」と穿った考え方をしておりました。しかしこれは大間違いでした。2回目のスパをお願いする時にハマムとバーニャがあると聞いてハマムを頼もうとしましたがハマムの準備はもう少し後になるとの事なのでバーニャをお願いします。実際はバーニャの事は何も知らず「スパだよね・・」と思って軽い気持ちで予約しました。しかしコレは大間違いです。コレが大いなる道の扉への第一歩でした。

アフタヌーンティー

チェックインまでの時間を合わせるためにスパの後はアフタヌーンティーをランチ代わりにお願いしておきました。スパのスタッフに案内されてラウンジのスタッフに引き継いでいただけたのでスムースな対応です。

ここで初めてレセプションを見る事にもなりました。そういえば1階の入り口から3階のスパに直接移動したので5階のレセプションはこのタイミングが初めてです。和を感じながらもジャヌを作っていこうとする方向でしょう。新しいブランドの立ち上げ・しかも世界初のブランドなので苦労も大きいでしょうが遣り甲斐も大きいのではないでしょうか?

席に座ってウェルカムドリンクとして濃厚な抹茶を頂きます。この味からお茶に拘りがあると感じたので合わせる飲み物は玉露をお願いします。話を聞くと三煎まで飲めるとの事です。パウダーではなく古来のやり方で煎じている事が分かります。ホテルのロビーラウンジで本当に煎じているのは珍しいので拘りに嬉しくなります。

 

セットが出てくるまでの少しの時間は外の雰囲気を楽しみます。この陽気なら中で無く外で楽しんでも悪くなさそうでした!今回のセットはイチゴをメインとした内容でスコーンと合わせて頂くと既にお腹が一杯になります。美味しいのも勿論ですが拘りや対応のスムースさは良いですね!

 

食べ終わるころにはチェックイン時間となりレセプションでオースを取って部屋に向かいます。スタッフと話すとアマネム出身の方が結構来られていると分かりました。懐かしいですよね・・

 

部屋

残念ながら東京タワー側では無いのですがプレミアスイートは部屋のサイズとしてはジャヌスイートに次いで二番目です。ジャヌスイートは開業日には私には提供されなかったので折を見てまたお伺いしたいと思います。

 

部屋の構成はリビングとウエットエリアそしてベッドルームのスイート構成です。構成としては一般的ですが内容は必要十分な練られた作りです。流石に慣れていますね。

入口

12階のエレベータを降りると落ち着いた雰囲気の廊下になります。エレベータはタッチレス式のボタンを使っていますが、服を持ちながらタッチしようとする総てのフロアを押したように反応するので二回目以降は指だけで丁寧に押すように気を付けました。

部屋番号は1210と分かりやすく出ています。カードキーを扉に当てて中に入っていきます。今どきの主流であるスマートフォンとの連携はまだありません。

 

扉を開けるとホワイエのエリアがあります。私は此処で靴を脱いで線引きして過ごしました。

 

リビング

リビングは会議に出たりする必要があった時にも便利に使えます。書斎机は広くて機能的なのでゆったりと仕事をする事ができました。壁にはUSBアウトレットがあります。TYPE-Cが準備されているのも新しいホテルらしいですね。それ以外にも日本式およびユニバーサルの電源アウトレットもあり良く考えられています。WiFiも十分なスピードと安定感で接続出来たのでオンライン会議もストレスなく出席できました。

パッドで多くの情報を提供してくれていますがちらりとみる程度で今回は終わりでした。唯一じっくり見たのはインルームダイニングのメニュです。ターンダウンやお願いは電話で頼みました。若干のもたつきもありましたが問題になるほどではありません。

 

部屋の真ん中には丸机が3つとソファーと椅子となっておりインルームダイニングはこちらで頂きます。ウエルカムフルーツとして苺やスイーツが準備されています。今回のメインは子供たちなので手を付けずに私は我慢我慢・・総支配人の方からメッセージも頂きました。支配人ならではの期待と不安を感じながらの開業だったと思いますが素晴らしい開業でしたね。ソファーの向かいには隠されていますがテレビも配置されています。未だにアマンの考えでテレビがあると違和感を感じるのは私だけでしょうか(笑)

 

二日目には別のスイーツがシンプルながらセットされています。こちらのチョコレートも美味しく頂きました。

 

外のテラスには机と椅子があります。完全に禁煙の場所なのでタバコを吸うわけではありませんが外の空気を楽しむことができます。飛んでいかないようにワイヤーがあるのは成程と思いました。下を見るとウェルネスの設備の一部が見えるので夜に期待です!

接続通路

リビングからベッドルームの間にウエットエリアはあります。接続する通路をうまく使ってミニバーとクローゼットが配置されています。境目には扉があるので此処の扉を閉めるとウエットエリア・ベッドルームはプライバシーが守らるようになっています。

ミニバーはソフトドリンクはコンプリメンタリーでアルコールが有料です。ちなみに料金表は紙では何処にあるのか分かりませんでした。

ネスプレッソ、ケトル、アイスそして急須は問題なく使えます。引き出しを開けるとカップやグラスも準備されています。殆ど問題ありませんが、私的には炭酸水が欲しかったですね・・

 

一つ目のトイレはミニバーの向かいにあります。当然ウオッシュレットの最新型なので文句のつけようがありません。シンクも個別に準備されて広さも十分なのでこれ一つで十分なくらいです。

クローゼットの中にはハンガー、傘、ブラシ、靴ベラがあります。女性が忘れてはいけないのがドライヤーです。何故かクローゼットの中にありますので良く探してみてください。

 

私は半年前(ハレクラニ沖縄滞在から)ランニングが趣味になり持ち込む服や靴の数は跳ね上がりました。それまでは都内の滞在はブリーフケース一つでも十分だったのがスーツケース丸々と持ち込むようになりました。家族もプールに向けて相当に持ち込みましたが全く問題なく余裕で収納です。スーツケースを置く場所も二つあり、パッキングも楽々にできます。もちろんセキュリティボックスもこちらに設置されていますので活用します。

ウエットエリア

シンクはダブルの落ち着いた作りです。二名で滞在するのにぴったりの数がバスローブ、バスタオル、歯ブラシなどは準備されていたので後から子供の分をお願いする事にしました。その他にはブラシやシャワーキャップ等必要な物は総て揃っています。分かりにくかったのは歯磨き粉です。チューブではなく別のパッキングだったので最初は歯磨き粉が無いパターンかと思いました。

一番奥がシャワーとバスタブです。今回はアマン東京やアマン京都のようにお風呂の拘りは少なく普通のバスタブでした。プールもあるので子供達もバスタブに入ることはせずにシャワーメインで過ごしていました。

シャワーはレインシャワーとハンドシャワーで温度の安定度・湯量共にまったく問題ありません。ランニングから帰るたびにシャワーを浴びていたので利用率が一番高かったのは私だと思います。

 

通路にあったお手洗いの直ぐ側なのですがトイレがもう一つ内部向けにあります。やはりお客様と分けて考えられているのは良いですね。

ベッドルーム

コーナースイートではありませんが二方向がベッドルームからは見えます。周りのビルを見ながら眠りについて、朝日と共に起きるにはベストの場所です。と言いながら3日目はランニングから帰って来てから気持ち良すぎて二度寝してしまいました。バーニャでスッキリしてランニングでリフレッシュすると眠りも深く取れました。

枕もとのテーブルにはUSB等のアウトレット、ブラインドのコントロール、エアコンのコントローラそしてテレビのリモコンがあります。一言でいうとベッドから動く必要が無いという事です。テレビはベッドの向かいの棚に収納されているので普段は見えませんので景観を邪魔する事はありません。音楽を流すためのドッグは私の好きなBang&Olufsenです。かなり音が本格的でした。こんなシリーズも発売されているのですね!知りませんでした。

 

丸机も置いてあり便利に使えますが、今回は子供のためのエクストラベッドも入れて頂きました。追加されても部屋の広さは十分です。ターンダウンされると日替わりでアメニティが置かれます。最初はまさかのAMANのフェイシャルマスクです。こんなのあるんですね!二日目はアマンの香水でした。

 

スパ(ジャヌ・ウェルネス)バーニャ

二回目のスパはスタッフのお勧めのバーニャです。しかしスタッフの説明を聞いても良く分かりません。「解放」とか「無」とか「サウナ」は言葉としては分かるのですが具体的な施術については不明瞭としか言いようがありませんでした。軽くWEBで調べると温度が低めのサウナと書いてあったので行っている事と違い過ぎるので、結果としては「体験しないと分からない」という事が分かりました(笑)

前準備として受けた後だから言えることは以下です。体への負担はスパとは思えないレベルなので覚悟してください。しかしその価値は確実にありました。

  • 心臓に自信のない人は受けないほうが良い
  • 食事を食べた後に行っては行けない
  • 施術が終わった後は寝るだけにしておく
  • 英語が喋れると楽しめる(今後は日本の方も施術できるかもしれません)

ウェルネスの受付に行くと通常のスパを受けるチェンジングルームには向かいません。指示もバーニャ スパ ハウスと完全に別です。なるほど・・この時点でかなり特殊な内容になると理解できます。

 

上のフロアでエレベータを降りて部屋に入ると完全に普通ではありません。これ総てがバーニャ専用です。奥のディベッドは見掛け倒しではありません。本当に必要なのです。お湯を沸かす器具も雰囲気だけではありません。本当に使います。ここは総てが本気の場所なのです。

座って施術者の方を待つと・・筋骨隆々な外国の男性です。更にこれはあり得ないレベルだとドキドキします。彼と話をしてバーニャとは何か説明を受けますが単語は分かるのですが結局は何か分かりません。もうなされるがままにされるしか無いと覚悟を決めます。他のスタッフはお楽しみくださいと部屋を後にします。先ずはディスポーザブルのアンダーウエアに着替えてプレヒートに入ります。サウナに入る前には専用のジャヌキャップを被って入るので頭が熱いという事はありません。

サウナの中の台に横になり暫くすると温度が上がってくるのが分かります。プレと言ってもサウナの温度は途轍も無く熱く設定されていました。内心は低い温度は間違った情報だと思っていました。しかし呼吸が辛くなる前に冷たいタオルと冷水を含んだ木の枝(白樺?)で口と頭を覆ってくれるので何とか大丈夫です。

熱いなーと思っていたら大きな扇で部屋の中の空気をかき混ぜます!おおおおおお熱い!!!と肌が分かります。よく考えると彼は激しく扇を使っているので私の数倍の負荷です。倒れるんじゃないかと本気で心配していました。一回目は10分ほどで終わりますが既に頭はボンヤリ、体はフラフラです。何とか外に出ると紐を引くとの指示です。引いたら上から冷水が頭からバシャーンと来ます。もうビックリするやら混乱するしかありません。

最初の部屋にあったディベッドまで彼に連れて行っていただき手も動かないので水と暖かい紅茶まで飲ませて頂く状態です。リカバリーで20分ほどして私が戻ったのを見越して二回目に入ります。

更に二回目は時間も長く温度も上がってきます。彼は強靭な体で体を木の枝で満遍なく叩いて刺激を与えます。叩くのは痛くないのですが温度が高いので途中から痒いのか、痛いのか熱いのか全く分かりません。頭と呼吸は冷たくて問題ないのですが体の温度が高く途中から何かを考えても思考がまとまらないのです。今考えるとコレがスタッフの言っていた無心の状態なんだろーなと理解できました。やっている最中はそんな事さえも気が付きませんでした。

 

体が完全に出来上がったところで抱き抱えられるように外にでます。今度は紐の冷水ではなく冷水のお風呂の中に入りスクワットを3回ゆっくりします。頭もボンヤリしていますが冷水で目が覚めるような、気絶するような・・複雑な感覚です。

本来は3回するらしいのですが状況を見ながら彼は2回で十分と判断してくれたようでまたディベッドで横になります。40分ぐらいは何も思考が纏まりません。彼に水やバスタオルなどのお世話をして頂きます。ほとんど介護状態です。そして頭の中では検索に出てきていたゴールデンカムイのバーニャがリピートします(笑)

体温が上がって体の筋肉が完全に緩んだところで全身をマッサージです。竹の棒と合わせて丹念に全身を均一にして頂きました。

 

終わると暖かい紅茶やフルーツそして塩分としてハムを頂きます。体力はヘロヘロですが、体はスッキリ、呼吸も匂いも全く変わっています。頭もリフレッシュされたと感じます。いやーこれは癖になる施術ですね!

 

次回もお願いしたいと思いましたが彼は世界中を飛び回っているので中々捕まえるのが難しそうです。早く日本人のスタッフでもできるようになると良いですね!(とてつもなく熱いサウナの中で扇を振り回して木の枝で体に刺激を与える事ができる体力のある人が居ると良いですね)

天気が良く慣れてくれば外で体を整えても良いとの事でしたが私にはまだ先が長そうでした!

チェックアウト

食事も含めて総てが終わったのは予定より数時間遅れてのチェックアウトになりました。スタッフの方もお見送り頂き開業の苦労話や楽しい話を色々と聞かせて頂けました。開業って大変ですが楽しそうでもあるなと思います。そして今回のタグはアマンとは異なり細くてシュッとしたデザインでした。

地図

ジャヌの近辺は素晴らしいホテルが多く、私はランニングの度に周囲のホテルと神社を巡ってくる事ができました。

今後の期待

今回もジャヌの開業日に滞在させて頂きましたが、今までの開業日の滞在記事と見比べる成程と思える滞在です。ジャヌも数年後には更に安定したサービスそして滞在を提供してくれることが期待できそうです。改めて開業おめでとうございます!