アマンジャンキー待望のアマン京都がようやく開業です。京都の北区、金閣寺の近くに造られたとなると相当な期待をしてしまいます。アマン好きの私の想像を超えたのでしょうか?

結果

日本にオープンするアマンは総て開業日に宿泊させて頂きましたが、アマン京都ほど安定した開業はありません。総てが新しいのですが総てに既に歴史がある。隠された京都の秘密の庭としてこれから何十年も時を積み重ねていくリゾートである事が確実だと思わせる滞在でした。アマン京都の開業おめでとうございます。

予約

2019年11月開業の確定情報(私が何時も拝見している「くう・ねる・あそぶ」のホテル備忘録さん等でも)が色々な処から流れてきた2019年2月に、お世話になっているアマンの方を経由して予約をお願いします。しかしこの時点ではアマンでも料金等も決まらず、予約ををまだ受け付けていないとの事でした。

準備が整った2019年3月に蛍(60平米のスイート)又は、鷹ヶ峯パヴィリオン(239平米の2ベッドルーム)の予約が可能と連絡を頂きます。開業日は予定が入りそうだったので蛍をお願いして一人で伺う事として予約しました。ただし今回は珍しく最低宿泊数が2泊と制限が付いていました。

間に合えばアメックスの宿泊プラン(FHR)に切り替えて特典を楽しむつもりでしたが、開業には間に合いませんでした。この点は逆にアマン側から連絡を頂きました。実は最初の予約はアマンへの直接と同時にAMEX側にもお願いしたのですが、概ね予約が取れるタイミングになってもAMEXでは予約がシステム上オープンにならないと聞いていたのでこのような対応になりました。流石のAMEXも開業前の予約は厳しいですね。

秋を感じる季節に入ってくるとアマンのセントラルリザベーションから連絡が入り、到着日の送迎やアクティビティについて調整を行います。メールで送迎・朝食・スパについて話を進めます。正直に言うと日本人の方が対応するとアマンの良さ(お願いしたことに全力で取り組む)が無くなるのでは無いかと心配しておりましたが不要な心配でした。

送迎については概ねの時間を予定で決めておき、チケットが確定してから新幹線の時間と号車を電話で連絡します。つまり・・新幹線のプラットフォームまで迎えに来て頂ける事になります。ネームプレートも個人名かホテル名か選択できるのでプライバシーも安心です。しかし当日は東京での予定が午前中にあり、新幹線に何時に乗れるかも不明な状態でした。このため送迎は当日に新幹線のチケットを取ってから電話で連絡をして時間を確定するように依頼しました。

時間が短い中でお願いしたアクティビティは朝食のピクニックアレンジです。こんなメニューは無いのですが、組合わせてお願いいたしました。最初は断られるかと思いましたが現地と調整のうえで天候次第でOKと返事を頂きました。良いですね・・これでこそアマンです。

送迎

東京での予定は思ったよりも時間が掛かり新幹線は14:10発の16:22京都着の のぞみ39号で移動する事になりました。本当は15:00ぐらいに到着したかったのですが・・仕方が無いですね。指定席のチケットを取得した後に、アマンの総合リザベーションにメールと電話で到着時間を連絡し送迎の手配を確実にして頂きます。開業日だったのでセントラルリザベーションも混乱しているかと思いましたが、年末の武蔵byアマンでの忘年会まで予約をお願いできるほど普段通りの対応で安心です。

暫くするとピックアップする方の連絡先や車種のアップデートがメールで入り確実に予約されたことを確認できました。細かい対応ですが良いですね。アマンの日本人予約スタッフのレベル上がっています。晴れた気持ちの良い日本を移動していきます。富士山も雲一つありません。ちょっと考え事をしていたら直ぐに京都駅まで到着です。

京都駅について新幹線を降りるとアマンのボードを持った方がお見えです。手を挙げると声を掛けて頂きます。名前を確認すると構内を案内して頂きます。車がどこで待っているのか興味があったのですが・・送迎はMKタクシーさんが受け持っておられるので、京都駅前のMKタクシー乗り場がそのまま使われます。これは便利です。お願いしていたBMWが待ってくれています。確かにここなら色々と融通が効きますね。

 

ドライバーの方もアマン京都にお詳しい方で開業の話を色々と伺いました。開業日の京都駅での送迎は私が初めてだと言われました。つまり京都駅送迎第一号という光栄を頂きました(笑)残念なのはやはり既に夕暮れにかかっており、開業の賑やかな感じは終わっているなと思いました。

 

京都の市内を30分ほど走るとリゾートに到着です。周りは高級住宅街であり森の中を進みます。知らない人はまさかこんな場所に・・と思うでしょう。

チェックイン

車付けに止まり、外に出るとアマネムでお世話になったスタッフの方が迎え入れてくれます。重厚な扉を前に話は弾んでしまいます。入口で既にスタッフが8名ほど対応して頂きます。京都駅よりかなり涼しく、紅葉の時期にはまだ早いのですが少し木々に赤見がかっています。

重厚な扉が開くと総支配人と副総支配人の方も来られてお出迎えして頂きます。ゆっくり歩いて中に入ると・・昔お世話になった方の顔が・・そうです約8年前に私が人生で二番目に訪れたアメリカイエローストーンの近くのアマンガニでお世話になった方が開業サポートでお見えになっていました!思い起こすと、そもそもはM様のお勧めでアマンに興味を持ち、アマンガニで私の無茶ぶりを総て当然のように叶えて頂いた事が私の人生の中でアマンジャンキーとして歩み始めるきっかけになった場所です。私の知っている昔からの多くのスタッフの方は既にアマンを離れられているので懐かしい出会いに感謝します。

懐かしい挨拶をしながらアライバル・パビリオンに到着です。車を降りで20歩位ですが、10分もかけて色々とお話させて頂きました。パビリオンでは総支配人の方から歓迎の挨拶を頂き、私も知らないアマン京都開業の話を伺う事ができました。アマン京都の開業は28年ほど前から構想されていたそうです。場所も金閣寺の北と概ね決まっていたそうですが、規制の問題で建物が建てられず話が進まなかったそうです。それが2008年に規制が緩められて開業に向けて進める事ができるため、熱狂的なアマンジャンキー達の間では2008年に開業できると話が進んだようです。しかし実際には土地と言うよりは山だったので開墾から始まり大本の状態を残しつつ造ったので2019年の開業になったそうです。

つまり・・・目の前に広がっている建物は近年作られた物で、公園は数十年です。しかし・・この景色を私は見て、数百年ほど前から此処にあっても変だとは思わない状況です。森の中に凛と広がるシークレット ガーデン・・・正に言葉通りです。

 

東京ドーム6個分の敷地に26部屋しかない京都の贅沢を極めた場所になりました。部屋までも色々と説明を受けながら移動します。

  

部屋

今回お願いしているホテルの部屋は敷地の中でも一番奥にあります。スタッフの方に丁寧に部屋を説明頂きます。畳のリビング兼ベッドルームと同じぐらいの広さを持つウエットエリアの構成です。

(音はありません)

リビング

建物に入り一つ目の部屋が私の宿泊場所になります。真っ新で清潔感あふれる扉です。新聞が届けられたり、DND(入室お断り)の札が掛けられるようになっています。

扉を開けると木の気持ちよい匂いが包み込んでくれます。落ち着いた入口の造りはアマネムを思い出させてくれます。靴を脱いだり履いたりするための椅子が置いてあります。そうです!部屋は畳敷きになっているんです。写真では見ていましたが、実際にみると更に良い雰囲気を持っています。天井への高さも十分で気持ちよく過ごせます。

部屋に入ると大きなベッドが凛と佇んでいます。体を包み込むような寝心地ですがマットレスに腰はシッカリとあります。ベッドの上の壁は開ける事ができ、ウエットエリア側が見えるようになります。ベッドサイドには電話機、メモ帳、水そしてBOSEの外付けスピーカーが準備されています。電話機は番号を入れるのではなく選択式なので簡単に使えます。そしてコントローラが綺麗に収納されています。電灯、シェードそしてエアコンのコントローラが内蔵されています。

更にUSBのアウトレットがあるので携帯の充電も寝ている最中に完了です。よく見るとUSB TYPE-Cのアウトレットもありました。これは今後のメインのインターフェイスになる予定なので良いチョイスです。

掛け軸と花が飾ってある床の間の前には下に座りながら使えるローテブルです。ローテーブルの上にはウエルカムフルーツの梨が二個ありました。しかし今回は食事を十分に頂いているので食べる事はかないませんでした・・

 

そして手書きの総支配人からのメッセージです。とても丁寧な内容でアマンらしくて良いですね・・よく見るともう一枚案内があり、カクテルレセプションのお誘いです。こちらは後で少し見に行くことにしました。

机はもう一つあり書類仕事やPCを使うにはこちらが最適です。机は固定されていないのでソファーに座りながら最適な位置に移動可能です。よく見るとソファーと窓の間に電源アウトレットがあるので充電しながらPCを使えます。

 

リゾートマップを見ながら説明を受けてようやく全貌が見えてきました。

 

机の後ろの壁を開けると中からテレビが出てきます。アマンにテレビがあるのは珍しいのですが、時代の流れかもしれません。と言っても私はまったく使用しませんでした。

入口近くの扉を開けるとミニバーがあります。上の段にはアイスと軽いスナックがあります。下の段には栓抜きやペディナイフがあります。これで先ほどの梨を頂けます。下の冷蔵庫には十分な飲み物があります。

 

ソフトドリンクはフレッシュフルーツ以外はコンプリメンタリーです。全体的に京都との繋がりを大切にしているようですね。冷蔵庫の隣の丸い穴はゴミ箱だそうです。これは気が付きませんでした。

 

逆の扉を開けるとエスプレッソマシーンとケトルが置いてあります。引き出しを開けるとカップ類が準備されています。その一つ一つが洗練されています。他の場所に置いてあると嫌みな金色の物もアマンのデザインと共にあると溶け込んで嫌みが無くなります。この総合的なセンスが私は好きです。

 

クローゼットも大きく十分な容量です。バスローブもフカフカでシャワーの後に使うと暖かくて素晴らしい着心地です。スパを受ける時はこのバスローブで移動してもOKとの事でした。隣の扉を開けると帽子があります。今回は使いませんでしたが、暑い季節に敷地内を歩くときに使うらしく、持ち帰りOKとの事です。リゾート内にジムは無く、敷地内を歩いて運動とリラックスをするのが良いそうです。リゾート全体がハイキングのような雰囲気ですから良いですね。

引出を開けるとバッグとラウンドリーの申込書です。このバッグも持って帰って大丈夫だそうです。しっかりしており良いお土産になります。さらに下の段には温かいパジャマもあります。私は浴衣は苦手なのでパジャマが標準であるのは嬉しい限りです。

 

ウエットエリア

ウエットエリアは玄関とクローゼットの奥から入る二通りの方法があります。クローゼットの奥から入ると、スーツケースを置く場所があります。下の棚には黒い雪駄とセキュリティボックスですね。この雪駄・・どこかで見たような(笑)

奥の扉を開けるとお手洗いです。こちらには最新のお手洗いがあり勿論ウオッシュレットです。お手洗い専用のシンクもあり至れり尽くせりの準備がされています。なにより木の良い香りが良いですね。

湯船を見ると「大きい!」非常にゆったりとしています。お湯を溜めるには30分ほどかかりますが、温かいお湯を湯船に入れると更に木の香りが広がります。部屋のお風呂は温泉ではありませんが、良い香りに包まれて滞在できました。

ハンドシャワーとレインシャワーの二種類が準備されています。ハンドシャワーの高さを変えるには後ろのボタンを押しながら上下すれば可能です。湯量も温度の安定度も申し分ありません。

 

バスジェルなどもアマンらしい物が置かれています。お風呂への入り方もインストラクションがあります。

 

黒いダブルのシンクは機能的です。壁にもバスタオルはあるのですが追加のタオルが更にシンクの下に準備されています。これで不足することは先ずは無いでしょう。

 

引出を開けるとドライヤー、バスアメニティとLEDランプがあります。外が暗いので夜に移動するときに使用するためだそうです。バスアメニティも充実しています。一品一品の品質も良く歯ブラシもしっかりしていました。自分の歯ブラシも持ってきましたが今回はこちらを使用しました。ライトコントロールも壁に埋め込まれており機能的です。

カクテル・レセプション

森の中にあるザ・リビング・パビリオン バイ アマンはまた特別な雰囲気があります。

 

食事の前にカクテルレセプションに少し参加します。ホテルの方と色々と意見を交換しお話を伺います。秋らしい雰囲気の食べ物を頂き話も弾みます。お酒は飲まないのですが軽くシャンパンを頂きました。

鷹庵で夕食

暗くなった敷地をあるき玄関を出た場所にある鷹庵に向かいます。暗闇に浮かぶこのレストラン・・痺れます。

 

カウンターも一枚板で大きく準備されています。奥にはワインセラーも見えました。敷居を閉めれば6人分の個室が二つ取れるようになっていたので接待にも使えそうです。

 

お酒は頂かないので玉露をお願いしました。すると・・私の大好きな低温でじっくりと甘みを出すタイプの玉露でした。今回は食事中に5煎頂きました!

スタートから美味しく抱きましたが、お屠蘇も出てきたため開業祝がてら頂きました。しかし・・お酒の飲めない私には後で結構来ました・・やっぱりお酒は駄目ですね。

    

総ての食事には気を遣われており出汁が効いて美味しく頂いてしまいました・・というより完全に食べ過ぎです(爆)最後のデザートは食べる事ができなかったので部屋で頂けるようにお願いしました。

アマンスパと温泉

当日は色々と東京であり体が痛かったので食事の後のスパでゆっくと伸ばして頂きました。レセプションでお茶を頂き、コンサルティングフォームを受けます。

   

施術の前にアマンスパ内にある温泉で体を温めます。外のお風呂もありますが見どころは露天風呂です。

 

たまたま誰もお見えで無かったので許可を頂いて写真も撮らせて頂きました。温泉のおかげで体がほぐれたので、バスローブとディスポーザルの下着を着て施術を受けます。

今回は椿の部屋でアマン京都シグニチャージャーニを楽しみます。スパの担当者の方も手馴れており、とても開業当日だとは思えないような説明をして頂きます。足を洗って頂き、息を整えます。途中で金箔が使われたりと色々と興が払われています。

 

気が付いたら爆睡であっという間に終了です。終了後はリラクゼーションルームでお茶と和菓子でのんびりします。

 

スパの後は喉が渇くのでお茶を一杯更に頂きました。今回のお茶は焙じてありました。

シガー

アマンと言えばスパとシガーです。京都ももちろんシガーが準備されています。場所は先ほどのザ・リビング・パビリオン バイ アマンの庭です。庭と言っても特別です。少し掘り下げた場所にファイヤーピットが設けてあります。アマネムでもあったアレです。

腰を下ろしてゆっくりと時間を過ごし、スタッフの方と色々と話をします。ブランケットもお借りできました。帰りにはスタッフ用のコートまで借りてしまいました。

 

流石にアマン東京のような品ぞろえではありませんが、スタンダードな内容を外さず準備されています。少し寒かったので短い時間で愉しめるコヒーバのシグロワンを頂きます。

 

京都の森の中で少し紅葉した木々を見ながら頂けるシガーは幸福以外の何物でもありません。スタッフにもとても気を遣って頂き色々とお話を聞きました。そんなこんなでアッという間に12時です・・お休みなさい・・

(音はありません)

和 ダイニング デッキで朝食ピクニック

翌日は朝7時に朝食ピクニックを楽しみました。日の出が6時だったので少し肌寒い中を移動します。折角なので朝の散歩で天ヶ峰まで移動します。見てくださいこの道を・・開業日のリゾートとは思えない出来栄えです。話を聞くと相当な苦労だったそうです。

(音はありません)

途中でイノシシにも遭遇します。金閣寺の後ろの山を丸ごとなので多くの野生動物や山菜もありました。朝日が昇る時間はリゾートが煌めくゴールデンタイムです。夕方より良いと思いますので朝の散歩をお楽しみください。

朝食ピクニックのために7時に待ち合わせて移動します。場所は「和 ダイニング デッキ」に今回はなりました。朝日を浴びているデッキはまた違う経験を楽しめました。

ピクニックと銘打っているのでお弁当のような物を頂くと思っていましたが・・スタッフの方が続々と集まり準備しだします。総勢5名で準備して頂いたのは湯豆腐での朝食です。

 

食事中も副料理長が付きっ切りで湯豆腐をよそって頂いたり、京都の食事について話が盛り上がります。

帰りの送迎

帰りはホテルのジャガーで京都駅まで送って頂きます。帰る時も多くのスタッフと話をしながら移動し、最後は10人ぐらいの方からお見送りを頂けました。そしてAMAN KYOTOのネームタグがちゃんと私の荷物にも付いていました。短い時間ながら本当に心から歓待を受けました。ありがとうございます。

思い出とこれから

日本で初めてのアマンが開業した東京での開業日は今でも心に残っています。東京を見渡すロビー、華やかな雰囲気・・都市型のアマンとしては素晴らしかったです。また本来のアマンらしい滞在ができる三重県のアマネム開業も日本にようやく本物のアマンが来たと一人で納得していました。アマン東京はそれ以降は品質には賛否両論ありますが海外の友人に紹介し、自分自身もシガーラウンジには毎月お世話になっています。

今回の滞在でアマン京都も自信をもって友人達に紹介できそうです。海外の人には人気のある京都の地に開業したアマン・・これからも楽しみです。海外の知人にも紹介できます。

そして北海道ですかね・・・

地図