開業したROKU KYOTOでの滞在後にUAEとイギリスを訪問する予定が半年以上前から入っていました。しかしCOVID-19の影響から世の中も回復しなかったためキャンセルとなり時間が空きました。こうなると折角の京都滞在なので隣のアマン京都を2年ぶりに訪問しようと思うのも自然な流れです。さて2年ぶりのアマン京都の滞在は?

結果

スタッフもかなり入れ替わり、世の中の情勢からもアマンのレベルを維持するのは大変だと思います。それでもアマン大好きな私を楽しませてくれる仕組み一杯で持て成して頂けました。特にダイニングは逸材です。これからも応援しています!ROKU KYOTOとはお隣同士ながら方向の違うホテルが切磋琢磨して伸びてくれると良いですね。

予約

ROKU KYOTOの予約が決まった後に時間が空いたので色々と考えます。実はROKU KYOTOのレベルが全く想像できないので保険の意味も含めてアマン京都とも実は考えていました。(すいません・・)

さっそくアマン京都に連絡をとり部屋を予約します。意外と部屋タイプが少ないのですが前回と同じ蛍は避けて楓にします。ROKU KYOTO側でアクティビティはフルに受ける予定だったので参考程度に見ようと思いました。アマン京都はのんびりとするため敷地から出ずにのんびり・・とも思いましたが京都のヘリツアーが目に入ったので悩みましたがやはり予約です。またスパも二日連続ですが、アマンに滞在してスパを受けないなんて考えられないので予約しておき来ます。時間だけお願いして内容は現地で決めてもOKとの事です。

近いので折角なので近辺を散歩して移動したいと思い、荷物だけROKU KYOTOにアマン京都のスタッフに取りに来るようにお願いしましたが返答が無く、ROKU KYOTO側に頼もうかと思うときもありました。しかし最初の一回だけで後はスムーズな対応をして頂きました。何故か頼んでいる私が対応一つ一つに期待半分、大丈夫かなと思う気持ち半分な複雑な思いでした。アマンが好き過ぎるのも問題です・・

さて今回はしっかり予定を決めましたが、当日は天候のため総てが崩れ去るという落ちが付きました。前日に台風のためヘリコプターがキャンセルとなり、その他の予定も大きく変更が余儀なくされましたが上手く対応頂けました!

ROKU KYOTOから

今回は隣のROKU KYOTOから歩いて移動する事にしました。すこし雨が降っていたのでスーツケースを取りに来る際にアマン京都の傘を借りておいたので安心です。これもアマン京都の方との連携がうまく取れたからだと思います。またROKU KYOTO側のスタッフもスムーズに連携して頂きありがとうございます。

ROKU KYOTOを名残惜しくチェックアウトした後にしょうざんリゾート京都の中を小雨の中歩いて抜けていきます。ROKU KYOTOの宿泊者であれば食事の連携も期待できる色々な設備がありながらも落ち着いた雰囲気は奥座敷のイメージそのものです。後から何時も拝見しているShackinBabyさんの記事で知ったのですがROKU KYOTOの宿泊者であれば北庭を無料で見学できたそうです。ちょっと残念・・・

 

チェックイン

しょうざんリゾート京都の西門を出て左手に進むと直ぐにAMAN京都の石表札が見えてきます。2年前より苔の色が深くなっていますが、開業当時から既に風格ある作りだったので変わらないと感じます。

 

道を進みながら、この道を作るのに10年近く必要となり開業を迎えたアマン京都の歴史に想いを馳せます。本来の入り口はしめ縄のある場所に橋を通す予定だったのですが、諸所の理由から使えず・・敢えてこの土地を手に入れてと道を作った場所を歩ていると思うと感慨深く感じます。

門を超えるときに名前を告げて中に入り、雨の森を楽しみながらゆっくり歩いていきます。日本料理の鷹庵も健在ですが、今回の滞在は重いものは食べたくなかったので違う場所での食事をお願いしてあります。車付けに近づくとスタッフが声を掛けてくれます。やはりここも開業と変わらず良い雰囲気です。私の知っているスタッフの方はかなり減ってしまいましたが暖かいお出迎えは何時来ても良いものです。

 

アライバルパビリオンでお茶を頂きながら手続きを行います。総支配人の方とも久しぶりにお話しさせて頂き前にもましてアマンへの愛について伺うことができました。

 

開業して二年目でしかもこのコロナによる情勢変化は表には出せないが色々と大変であろうと察するところはありますが先ずはお元気そうで安心です。

入り口

アライバルパビリオンを出てスタッフと話ながら部屋に向かいます。相変わらずの風景で、歩きやすいとはお世辞にも言えませんが日本の庭である事は揺らがない作りです。今回は雨が降っていたので実は・・一度滑って転んでしまいました・・場所によっては岩の上の苔に乗ると滑るのでお気を付けください。女性も歩きやすい靴が良いでしょうね。建物に入り二階に上がった場所が楓の入り口です。今回は16の部屋になりました。扉を開けると懐かしくも良い香りの部屋に入ります。靴を脱いでリラックスします。

 

部屋

スタッフに案内を受けながら昨今の事情を聴きましたが、海外からの訪問者が特に多いアマンとしては影響が大きいかと思っていましたが何とか凌いでいるような感じです。これからコロナの状況次第ですが回復に向かうと良いですね!部屋の構成は前回滞在した蛍と同じです。アマン京都は部屋のタイプが実質は少ないのも特徴です。楓は二階にあり食事やスパに近いのが特徴です。

(音はありません)

リビング

何も変わっていませんが新しい・・これがアマンの魅力です。来るたびにワクワクするんですよね!今回は多少の不備がありましたが直ぐに対応頂きました。

まずソファー側に腰かけて机の上のカタログを整理してからパソコンを開いて軽く情報を整理しておきます。椅子が深めなので、浅く腰掛けれるようにベッドから枕を拝借して間に入れて準備完了です。

 

カタログにはニセコに開業予定のアマンの情報もあります。これも待ち遠しいですね!

パソコンの電源はソファーの脇にあるのでこちらを使います。ソファーの後ろにテレビがありますが今回も例によって見ませんでした。

パソコンで整理していると喉が渇いてきたのでミニバーのジュースを頂きます。アイスもお願いすればすぐに届けて頂けます。今回はペリエではなく、あえてラムネでショワショワ頂きました。グラスも色々と準備されているので口当たり良く飲める薄口のグラスを選択です。朝はコーヒーもネスプレッソで頂きました。このカップの品揃えが好きなんです!

 

外を眺めるときは座布団に座って・・(実は横になってゴロゴロしてましたが・・)ミカンとスナックを頂きながらのんびりと楽しみます。緑一杯の景色を二階から見れるのは「蛍」との違いですね。梨もありましたが不精な私は剥くのが面倒でそのままガブリと頂きます。心温まるメッセージと共に楽しませて頂きました。窓を開けて網戸にすると外の空気が気持ちよく入ってきます。

ベッドも相分からず良いですね。朝までグッスリ・・とはならず、深夜の雨と雷で目が覚めます。何時もの癖でカーテンもドレープも下ろさずに寝ていたので少しのあいだ自然のオーケストラを微睡ながら楽しんでまた眠りにつきます。

ベッドの横にはメモ・電話そしてコントローラがあります。気づきにくいのですがUSB-C/Aのアウトレットもコントローラに埋め込まれています。この枕元のアウトレットはとても助かります。寝ながらスマートフォンを見て眠くなっらそのままzzzzzと眠りに落ちれます。

お風呂に入った後にはバスローブで暫くグッタリします。このぐったりしながらベッドで横になるのが実は至福の時です。一人でいるときにしかできませんが(笑)寝る前には準備されているパジャマに着替えます。必要な物は総て準備されているので基本は手ぶらで来てもOKです。

そういえば音楽を聴くためのドッグもありましたが、今回はiPhoneから直接聞いていましたね・・すっかり忘れていました。音質よりも単純に気持ちを落ち着かせたいだけなのでこれで十分です。インルームのメニューもありお願いしようかとも思いましたが、既に食べ過ぎているので今回は我慢です・・なぜなら・・ウエルカムドリンクを含めて既に美味しいのを頂いてしまったのです!

ウエットエリア

入り口とリビング側の両方から入る事ができますが、リビングから回り込むとスーツケースがあるクローゼットになります。下にはセキュリティボックスや雪駄があります。

一番奥にはお手洗いがあります。ここにも真っ黒なシンクがあり拘りを感じさせてくれます。

 

扉を開けて進むと檜風呂がドンと部屋の真ん中にあります!やはりお湯を溜めるのに30分ほどかかりますが、既に経験済みなので部屋に入って直ぐにお湯を溜めに入ります。バスタオルも十分な数準備されていますので何回か入る予定でしたが、諸所あって一回だけになってしまいました。

ダブルの黒を基調としたシンクも綺麗に相分からず揃えられています。ちょっと口をスッキリさせたかったので軽く歯を磨いておきます。床暖房も入っているので足がヒンヤリする事もありません。

 

ここのアメニティも綺麗に整頓されていますよね!また夜道のためのライトも以前と同じく完備されています。

 

夜のダイニング

夜は何時ものザ・リビング パビリオン By アマンで頂きます。こちらだとコース以外のアラカルトで頂けるので量を食べる必要が無い事、シガーを楽しめる事、明日のランチを料理長と相談するのが目的で来ました。雨でしっとりとしたアマン京都も良いですよ!

料理を頂く場所も最初から外に準備して頂きました。テラスエリアなら食事の後にそのままシガーを楽しめます!さすがの心遣いです。雨が降っていたのでピットファイヤーは使われていませんでしたが雰囲気は十分です。蚊も居たため虫よけなど万全の体制で挑みます。

食事は量は少なくでも美味しくライトコースと考えてスープとサラダそしてパスタの順でお願いしておきます。それぞれが美味しいのですが・・特にパスタは鱧が使われており普通には食べれない特別な仕上がりを心ゆく迄楽しみます。一人旅の良いところは自分の世界に没頭できるところですね。若干さみしいのもありますが・・

食後は軽くシガーで一日を終わらせます。アマン東京ほどの品揃えではありませんが、メジャーは外していないので誰でも楽しめるように準備されています。私は例によってコイーバです。実はこれ・・開業日にも同じシガーを頂いていましたね!シガーもアマンとM先生のおかげで楽しめるようになってきました。シダーは無かったのでジェットライターで遠目でゆっくりと火を入れて香りを出して楽しみます。

スタッフとも話をして飲み物を相談します。するとコーヒが良いかもしれないとアドバイスを頂きます。今まではコーヒとは合わせていなかったので早速お願いしますがコレが私にはピッタリです。暫くはシガーとコーヒを合わせて楽しむことになると思います。30分ほどゆっくりと楽しませて頂きました。

シェフも食事が終わったころに挨拶に来ていただき、今回の食事と明日のランチについてお話しさせて頂きます。私の好みを伝えると・・それやりましょう!と言っていただけました。

インルームで和朝食

日本での宿泊の楽しみは和食の朝食です。アマン東京もハイレベルな朝食を出して頂けるので京都も期待で胸が膨らみます。そういえばアマン京都でインルームは初めてですね。目は6時には覚めていましたが微睡んでいると朝食の時間になります。スタッフが手際よく準備してくれます。

並べていくとコレですよコレ!日本の朝ごはんとして最高です。みそ汁と炊き立てのご飯だけでも良いぐらいなのですが品数多く食べれるのが私の弱った身体にも染み渡ります。

朝の散歩

今回も庭の散策は忘れません。ゆっくりと庭を散歩してきます。開業当時も思いましたが、これで開業二年目とはやはり思えない貫禄です。緑一杯の敷地内を大きく息を吸いながら背筋を伸ばして歩きます。

(音があり鳥の鳴き声が入っています)

天ヶ峯にも足を向けます。最後の大きな段差の階段で息が上がりますが、開いた場所まで上がり目を閉じて少し時間を過ごします。鈍い私でも特別な場所であるのは良く分かります。

部屋に戻ってのんびりしながらチェックアウトの準備をしておきます。フライトは夕方なのですがアマン京都でスパを受け遅いランチを食べて夕方にホテルを去ろうと考えます。元々はランチを軽く食べて2時には出発と考えていましたが、色々と提案頂き滞在時間が嬉しくも伸びていきます。このためにも部屋は12時に空けるように準備を整えておきます。

 

スパ

そしてアマンに滞在したら必ずスパは楽しみたいポイントです。前日もROKU KYOTOで楽しんだのですが連日のリラックスタイムです。

 

台風もそれたようで天気がどんどん回復していきます。森の中の空気もどんどん変わります。

荷物をスタッフに預けた後に、アマン・スパに入り懐かしい雰囲気を楽しみます。まずは奥の部屋に通して頂きお茶を頂きます。今後のプロセスとメニューの内容をここで確定させます。

   

チェンジングルームで服をディスポ―サルアンダーウェアに着替えて準備万端です。今回はスッキリするアロマで施術をお願いしてリラックスします。90分の施術もあっという間に終わります。

 

終了後に飛行機に乗るので勿体ないのですがオイルは体から流しておいたほうがスッキリなのでシャワーと温泉に入ります。

 

部屋に戻らなくてもスパにはアマン京都と言えばこの温泉があります!貸し切り状態のお風呂場でオイルを流し更に湯船で30分ほど時間を過ごすとお願いしていたランチの時間が近くなります。

 

遅めの特別なランチ

スパを終えて下のザ リビング パビリオンに向かいますが食事はここではありません。その中にあるケリーヒルガーデンに特別な場所を作って頂けました。開業日にも初めて外のダイニングデッキで湯豆腐を頂きましたが、今回もケリーヒルガーデンでの食事は宿泊者としては初めての試みを楽しませて頂きます。今後はこのような試みも更に増やされるのではないかと思います。

レストランに着くと直ぐに庭に案内されます。日傘があり特別な場所に私の場所がセットアップしてありました。この場所はもともと岩が敷き詰められており強い場所なのでシガーもOKです。ただし蚊が出るので虫よけはシッカリと効かせて頂きました。

もうメニューは昨晩にシェフと決めてあるのでペリエだけお願いして後は何が来るのか楽しみに待ちます。いきなりメインが来るかと思っていましたが其処は心遣いから入ります。メインを引き立てるようにお腹がペコペコな私を更に楽しませようと言う仕掛けだらけです!昨晩とても美味しいと絶賛した旬の鱧も天ぷらで登場です。

そしてコレです!メインの「キャビア丼」です。これを待っていました!炊き立てのご飯と和風だしそして瀬戸内キャビアが二つも登場です。盛り付けのセンスも光りますがスタッフの準備も細やかで良いですね。本当はちょっと下品かなと昨晩相談したんですが「良いですね!」と言って頂けたのでお願いしました。

先ずはキャビア単体を直接頂きます。以前に食べた瀬戸内キャビアの味を思い出しながら頂きますが「美味い!」と体が反応します。私の好みはキャビア・ハウスなんですが此方も負けていません。通販でも買えるのでまた買おうかと思います。

 

これを自分で粒が立っているご飯の中に入れて・・先ずは頂きます。口の中で濃厚なキャビアとご飯が混じります。そして最後は出汁をかけてツルツルっと頂くと涙が出るほどうまい!のです。二杯目は香の物と山葵を乗せて出汁と合わせて食べるともう大満足です。アマン京都にこれだけでも来る価値があります。

 

食後はシガーです。もう何も言わなくてもシガーが準備されているのは私の事をよくご存じだとしか言いようがありません。1時間ほどゆっくりとアロマと深緑の森と紅茶を合わせて楽しませて頂きました。途中でシェフも来られて色々な話をさせて頂きました。また総支配人の方も途中で来られてお土産まで頂きます。帰りたくない・・と言うのが本音です。

帰り

名残惜しいのですが帰りの時間です。予定よりホテルの出発が更に遅れたため、京都駅ではなく直接伊丹空港にタクシーで移動する事にしました。皆さんのお見送りを受けての出発です。約一時間で到着し搭乗時刻ピッタリになりました。

フライトはちょうどサンセットのタイミングです。楽しかったROKU KYOTOと安定のアマン京都の滞在を思いながら楽しい遅かった夏休みだったと満足しながら雲海を見ます。

 

家に帰ってからお土産を見るとトリュフのチョコレートです。これはトリュフが旬を迎える11月滞在のお誘いのような気がしました!?

地図