上海蟹(大閘蟹)は非常に有名ですが、今まで美味しいと思った事がありませんでした。中国の友人に美味しくないと伝えると上海の近くにある蘇州への出張帰りに陽澄湖により美味い上海蟹を食べさせるとの有難い申し出(強制?)です。 さて本場の味はどうだったのでしょうか?
結果
今回はやっと美味しいと思える上海がにを食べる事ができました。特に味噌が絶品です。他の蟹では食べれない濃厚さでした!また食べ方についてもレクチャーを受けました。ちなみに上海蟹というのは日本人だけだそうです・・大閘蟹と呼ぶと言われていました。さらにWikipediaでみると「チュウゴクモクズガニ」が正式名称のようです。
レストラン
今までは上海蟹を海の蟹だと思い込んでいましたが、実は淡水の蟹だそうです。当たり前すぎて知りませんでした。結果的に泥臭い感じになるのは仕方がないそうです。
今回食べた場所は上海から車で1:30の所にある蘇州(Suzhou/スーヂョウ)の陽澄湖(ヨウチョウコ)で頂きました。そのエリア名がなんと!!世界蟹城です。 問屋もありますが、湖のほとりにレストランが5か所ほど建設されていました。まだ完全に完成しておらず工事中の状態でした。友人曰く陽澄湖の蟹が世界で一番うまい!(中国の方は常に自分のところが一番と言われるので信用できませんが・・笑)
入ったのは第一城蟹と言われるレストランです。流石に中国らしい店作りになっていました。我々が入ったのはPM05:00と早かったため誰もお客さんが居ませんでした。案内されたのは2階の個室です。本当は個室を使うほどの人数では無かったのですが・・・OKでしょう!
注文
蟹に関しては一階の生簀で選んでほしいと言われましたので一階まで行きました。目の前の湖の真ん中で捕ったばかりだそうです。この季節は「オスもメスも美味しい!」と言っていましたので其々一杯たのみました。色は食べる時の朱色ではなく黒に近い色でした。ゆで上げると鮮やかな色になるのですね!
選んだのは大閘蟹の一番高い蟹です。この蟹は陽澄湖でとれる一番おいしいとされている蟹だそうです。つまり・・お店の人が言いたかったのは「世界で一番うまいのは陽澄湖の蟹、その中で一番だから世界で最高でこれ以上は無い!」という事だそうです。うーんーお店の人も同じで分かりやすい・・
値段は高いと言っても200元弱なので一番いいのを選んで、これでダメだったら上海蟹は美味しくないと結論付けようととしました。目の前で手際よく紐で縛って調理に入りました。お店の人いわく、上海蟹と併せて飲むべきお酒があるそうです。これまた観光客向けの受け売りですが、面白いのでお土産として購入です。
食べ方
待つ事30分。調理完了です!ちゃんとお店のスタッフを付けて食べ方のレクチャーを受けました。ほとんど日本で食べる松葉ガニ等と同じですが、一部注意がありました。
(音はありません)
これが正式なのかは不明ですが私の中では古式所縁に則った食べ方だと思い込んでいます・・・・
- 前足を取る
- お腹の殻を外す。外した殻に付いてくる味噌も食べ忘れないように!
- 甲羅を外す
- 蟹味噌の食べてはいけない部分を乗り除く。何かは意味不明でした。
- 中にある食べてはNGな物を取り除く。説明では蟹の毒素が溜まった胃の一部らしいです。
- 褌を取り除く。
- 後はお好きなだけ食べてください!
- 手はフィンガーボールならぬ、お茶ボールが出てきましたのでジャバジャバ洗いました。
蟹を食べた後は少しお酒を飲んで体のバランスを整えるのが良いそうです。つまり私は案の定・・上海までの帰りの車は爆睡でした。ごちそうさまです、また行く日まで!