一年ほどお会いしたい方が居たのですがCOVID-19の状況を見ながら・・と考えていました。2022年3月後半で蔓延防止が解除されたので状況を見ながらお伺いする事としました。そして訪問後に箱根で一泊するためにザ・ひらまつ ホテル&リゾーツ仙石原を滞在先として選択です。さて噂通りの滞在だったのでしょうか?

結果

良い滞在を家族で楽しめました。雨交じりの天候でしたが温泉でのんびりと過ごせた素晴らしい時間となりました。次回は食事を本館一階のダイニングでも楽しみたいと思います。

予約

箱根に行くので「10年ぶりに箱根 強羅 天翆」とかも考えましたが折角なので気にはなっていたが行ったことの無いホテルとして「ザ・ひらまつ ホテル&リゾーツの仙石原」を選択しました。予約時に食事は現地で決めるとしておきます。子供がいるので内容によっては厳しいと判断しました。またレジデンス側の一番広いジュニアスイートの部屋が予約できたのも選択理由です。

ザ・ひらまつ ホテル&リゾーツは滞在したいと思っていましたがなかなか選択する機会が無かったので丁度良いタイミングでした。予約は久しぶりに一休からお願いします。海外旅行ではExpediaにお世話になっていましたが、最近はまったく使えないサイトになってしまいました・・

食事について拘りがあると聞いていたので予約後に何か問い合わせがあるかと思っていましたがホテルからは何も連絡はありませんでした。特に強い要求は無かったので問題はありませんが最近のこのレンジのホテルからすると珍しいぐらいです。

そして事前の確認はもちろん「借金君のくう・ねる・あそぶ」の記事を参考にします。いつもありがとうございます!こちらの記事でさらに気分はあがります!

チェックイン

箱根訪問の当日は荒れた天候となり箱根湯本の駅に着いた時には雨と風でロープウェイは既に運休となっていました。今回はホテルに送迎を頼んでいなかったので強羅からタクシーで移動する事とします。強羅について「タクシーがいないと困るな・・・」とも思いましたが遅めの時間、ハイシーズンでは無いので何とかなると思い登山鉄道に乗り込みます。案の定、強羅の駅では直ぐにタクシーを拾う事ができました。3月のこの時期は山焼された仙石原をみながらの移動でホテルまで40分程度で到着です。

 

ホテルに到着するとなれた感じのスタッフが直ぐに対応して頂けます。今回は荷物は輸送してあるので何も荷物も無かったのですが流石の対応です。そして・・なんと!男性は全員が燕尾服です。なかなか見ないですね・・パッと思いつく範囲ではパリのフォーシーズンズ・ホテル ジョルジュ・サンク滞在時だったような気がします。

検温を済まして中に入るとなかなか重厚な作りです。スタッフに案内されて宿泊者の情報を記載します。もちろん飲み物を頂きながらのんびり過ごしながらなので私好みです。もちろん期待通りのアラン・ミリアです(笑)

 

重要な点としては夕食と朝食の確認になります。内容を確認すると夜は完全フルコースです。選べる範囲も狭く、子供には難しいと判断してルームサービスにします。ルームサービスは悪くはありませんが、選択肢が少ないのが気になります。フレンチのオーベルジュなので仕方ないとも理解できますが個人的にはおにぎりとか饂飩とかを期待してしまいます。今回のように「外で食事を食べるのも有りですよ」と薦めて頂けるのは私が良いと思えるホテルの条件です。

ここも同じなのですがチェックイン時にクレジットカードを要求されません。今回は支払いを現地精算を選んでいたのですが・・信用が厚いというか私としては怖いというか・・です。朝食は子供でもダイニング利用でも気軽に食べられそうだったので時間を決めて予約します。今回の滞在時には満室だったようで多くの時間が既に押さえられていたようです。

 

最後は温泉です。内湯は勿論あるのですが今回の部屋は露天風呂では無かったので外湯にある露天風呂を楽しみたかったので丁度よかったです。こちらは家族風呂になっており40分単位で事前予約が必要になります。朝食と同じように多くの時間が済に予約されていました。そしてお願いした内容を紙でちゃんと渡してくれます。コレ大事なんです。

1202号室の鍵を頂いてチェックイン完了です。キーホルダーは皮のしっかりした物が使われています。拘りあります!レセプション周りではホテルのアメニティ販売もされており暫く見入ってしまいました。

移動

一通り話が終わったので部屋に向かいます。スタッフがアテンドし軽く館内を説明しながら移動します。芸術が苦手な私には少し飾ってある品々が石像などで大げさな感じもしますがホテルとしての方向性は良く分かります。今回のジュニアスイートの部屋は新しくできたレジデンス棟にあります。レジデンスと聞いて一般的には長期滞在向けかと思いましたが単なる名称で通常の部屋のようです。本館との大きな違いは本館は部屋に露天風呂がありレジデンスは内風呂のようです。と言っても外湯の露天風呂があるので私には関係ありませんでした。

今回は下のダイニングでは食事を取らないことになったので少し見せて頂きましたが良いですよコレ・・水盤からの動線がとても良いです。外の座席に座ってのんびりしたいのですが、カフェは提供されていないので見るだけでした。「子供が心配」な旨を伝えると「お子さん連れの場合は個室がお勧めです。予約するときに言って頂ければ」と教えて頂きました。なるほど!これは次回お願いします。

レジデンスに移動するには外を歩きますが今回は小雨が降っていました。山の霞の中を歩くのは久しぶりで気持ちよく過ごす事ができました。部屋からも私が期待する雲の中の景色を楽しむことができましたね!晴れても雨が降っても雪が降っても良い場所です。

 

レジデンスに入りエレベータで2階で降りるとレジデンスのレセプションになっています。実質ここは使われていなかったので休憩する場所として利用されているようです。外につながる扉も良く見るとありました。

部屋

部屋は入り口のホワイエ、ウエットエリア、リビングそしてベッドルームのスイート構成です。部屋の広さは期待通りでゆったりと過ごすことが出来ます。デザインに拘りつつも落ち着いた雰囲気でリラックスできました。

(音はありません)

入り口

木の扉を開けて中に入ると黒い床のホワイエです。それなりの広さがあるので私はここで靴を脱いでしまいます。

 

左にはウオークインクローゼットがあり事前に送ってあるスーツケースは此方に運び込まれていました。引き出しにはパジャマや館内着も準備されています。念のため案内してくれたスタッフに確認すると食事以外は館内着で移動しても大丈夫との事でした。確かにこのホテルの良さを考えるとレストランに館内着で行くことはマッチしないですね。

また靴ベラ・傘そしてセキュリティボックスもこちらに配置されています。と言ってもセキュリティボックスに入れるような物はありませんでしたが・・入口の横のお手洗いも綺麗で整頓されています。テーブルもあり広々と使えます。

 

リビング

部屋に入ると期待していたとおりの構成です。ベッドルームとは一応区切られていますが、大きい扉で分けられているので一つの部屋のように見ることができます。

部屋の真ん中のローテーブルも広々としているので食事を取ったり色々な事に使えます。周りを囲むソファーも座り心地が良くゆったりと時間を過ごせます。手前の椅子だけ少し毛色が違うのですがソファー以上に座り心地が良いのが特徴です。このスタイルの椅子は多くの場合には座りにくいのですが・・

 

そしてローテーブルの上に来るように電灯が来ます。これは机の手元を照らすには良いのですが頭を何回かぶつけました・・(笑)

ローテーブルの上のスイーツはスマートに置かれています。これが到着した時に丁度いい塩梅の量なんですね!

冷蔵庫の棚にはミネラルウォーターとケルトそしてエスプレッソマシーンがあります。今回はインルームダイニングが目的でもあったので大活躍です。今回の滞在はソフトドリンクはすべてコンプリメンタリーとなっていますが、この種類なのでわるくありません。得にペリエ好きな私には堪らないです!

 

引き出しの中にはネスプレッソのカプセルや栓抜きそしてレギュラーコーヒーなど必要な物が準備されています。

 

さらにテレビの左右には食器棚があります。これは見せかけではありません。本当に使用するグラスやカップがあります。しかも鍵までかかるのですが繊細過ぎて子供たちが壊すのではないかとハラハラして見ていました。ソファーの前には上下開きの扉がついたTV収納です。最初は音だけ聞こえるのでTVが何処かすこし考えます。DVD等もありますが基本は見ませんでした。

 

電動のカーテンを開けると私が思う景色が見えています。

窓の外は霞みかかった神秘的な雰囲気が広がります。外の空気を胸いっぱいに吸い込んでリラックスします!部屋から見える手前の建物が例の露天風呂の棟になります。

ルームサービス

子供たちが居るのでフルサービスのメニューは辛いと考えて、ルームサービスで気兼ねなく頂くことに決めていました。ルーム―サービスのメニューは子供でも食べれそうな物も準備されています。パスタとパンをメインにして後はデザートですね!

時間通りに運び込んでいただき食べますが・・美味しい!ルームサービスとは言え手抜き一切なしです。気楽においしく食べれるインルームダイニングは有りです!このホテルは。

 

ベッドルーム

予約時には連絡がなかったのであまり細かくは指定していなかったのですが子供の分もベッドがすべて準備されていました。一番の特等席は窓側のエクストラベッドであるのは間違いありません。寝心地も悪くないです!ただし・・私には枕が柔らかすぎでした。頼めば違うのを持ってきてくれたかもしれませんが・・忘れていました・・

 

ベッドのサイドテーブルも綺麗に纏められています。時計や電話機がありますがこれはもう最近の滞在では使いませんね・・USBアウトレットは無いのですがACコンセントがあるの此方を使います。

部屋の一番奥には書斎机があります。今回もPCは持ってきていましたが子供がいると仕事は不可能ですね・・机の上にはANKERのスピーカーとホテルの情報が載っています。そしてホテルグッズも販売されています。パジャマを買おうかと考えましたがROKU KYOTOで購入させて頂いたのが気に入っているので今回はスキップです。

今回の机も椅子もデザイン的にも良いのですが座り心地も素晴らしく座っていて安心します。またブランケットも準備されており日本なりの御持て成しを感じさせてくれました。

ウエットエリア

やはりこの場所に来たらお風呂は間違いなく楽しみたくなります。内風呂とは言え温泉である事は事前に確認済でした。まずはパウダールームですが二つのシンクが並んでいます。シンクの水を調整するレバーが長くて初めて見るタイプでした。このレバー良いですね!ただ部屋に対してこちらは若干狭く感じますが不便ではありません。

 

ハンドタオル・バスタオルなどもふかふかで数も十分です。後は気兼ねなくお風呂に入るだけです!バスタオルの上にさりげなく置いてありますが檜のリボンです。これはお風呂に一緒に入ると木の香りがお風呂一杯に広がってとてもリラックスできます。バスアメニティですがブルガリが使われています。毎回同じコメントになりますが、私はブルガリのバスアメニティはパサパサになるので苦手なのです・・自分で持ってきたラ・カスタを使いました。

 

そしてお風呂は期待通りの温泉です。常にお湯が出ているので熱いのですが、入る前に水を入れて温度を調整します。かなり水を入れましたが、すぐに身体がポカポカし効果抜群です!本当は露天が良いのですが・・やはり次回は本館ですね!(本館は部屋のお風呂が露天風呂になっています)

露天風呂

レジデンス側にある貸切露天風呂は雰囲気満点です。時間制なのでゆっくりと気兼ねなく楽しめます。脱衣所についても広々としており6人ぐらいでもノンビリできそうです。

 

手前の扉を開けると左右にシャワーがあり、更に扉を開けると湯船になります。もちろん湯量や温度調整は完璧です。

肝心の温泉ですが・・雰囲気もデザインも最高です!最初は温度が高いのでしばらく水を入れて入れるように調整します。広いお風呂で外の空気を感じながら入るのは内風呂とも雰囲気が変わり良いです。

 

すっかり暗くなって敷地内の雰囲気も変わり、更に楽しめました。

朝食

デザインセンスも良いとしか言いようがありません。1Fのダイニングは大人の方に提供されており、我々は2Fのダイニングで頂きました。2Fでの朝食は皆さんラフな感じなので子供がいても気になりませんね!周りの方も温かい目で見てくれている感じです。何故か日本の高級と呼ばれるホテルの一部の宿泊者は子供を受け付けない空気が強いので私は苦手ですが此方はちゃんと考えられていました。(ありがとうございます!)

シンプルですが美味しくて、最高の日本の和洋朝食です。もちろんスタッフも常に我々に気を遣ってくれており、動きがあると直ぐに対応してくれます。良いですこの対応。申し訳ないのですが変に日本一の朝食を謳っているホテルよりも味もサービスも良いです。

 

チェックアウト

チェックアウト時にもスタッフ総出で対応してくれます。娘たちも名残惜しそうに手をふっていました。そしてブラウニーの頂いたお土産はそのまま東京に持ち帰りました。心遣いを感じることができる滞在でした。

地図