フランス・パリでの滞在時には必ずこちらに泊まります!と思っていたホテルがフォーシーズンズ ホテル ジョルジュ・サンクです。歴史もありサービスも素晴らしいと聞いていましたが、噂が良いホテルに対しては私も見る目もついつい厳しくなります。さて今回の滞在結果は?
結果
噂に違わぬ素晴らしい・・いやWEBや口コミを見ても分からない細かい場所まで含めて最高の滞在です。「PALACE」認定は伊達ではありません。送迎(フライトの迎え・ユーロスターへの送り)、設備、部屋、スタッフ、サービス、プールどれを取っても良いとしか言いようがありませんでした。仕事の合間の娘との時間も存分にフォローして頂き感謝です!
予約
もちろんAMEX側からお願いしておきます。このホテルはAMEXのFHRでもあるので多くの面でかなり期待できます。部屋のタイプは勿論ですが、送迎の対応、ムーランルージュのショー手配そして設備の確認も含めてお願いします。気になるのはチェックインです。ベニスからのフライトが午前中に到着するので12時にはチェックインを強く希望しておきました。
送迎
予約時に送迎は「AIR BRIDGE」との記載があります。あまり見たことが無い記載でしたが気にしていませんでした。しかし・・・到着すると驚きます。飛行の扉が開いた場所で本当に待っていました!
しかも燕尾服です!「ぬわんと!」と言いたくなるレベルです。
彼の案内で空港を移動し直ぐに車まで案内して頂きました。あー空気がフランスだなーと感じながら・・・車も心地よく上が広く大きく開くようにできているベンツのE230を選定です。
ゆったりとした車内で座席を傾けて到着まで30分ほどパリ市内を見て過ごします。
チェックイン
ホテルに到着するとビシッとしたベルに扉を開けて頂きホテルの中に案内されます。ホテルの中に入ると先ずは花が目に飛び込んできます。このホテルは花が共有エリアには非常に多いです。帰ってきてからジョルジュ・サンクと思い出すと花が先ずはイメージにでてきます。
チェックインはレセプションで行っていただきました。部屋は予約したとおりにプレミアルームで残念ながらFHRでのアップグレードは適用されませんでした。また部屋が12時を過ぎていても準備できなかったのです・・・娘が飛行機で酔って疲れていたのでコレだけは避けたかったのですが・・規約は規約なので仕方ありませんが・・・かなり残念な対応だなと思っていましたがココからが違います。
先ずは重厚なバー「Le Bar」に案内いただき、お茶を飲みながら時間を過ごします。
なんと本格的な煎茶もあり頂きます。しかし娘の体調不良はありますがこの重厚な雰囲気でグッタリしている訳にも行きません。
と思っていたらそのまま次はスパまで案内されスパの休憩ルームで部屋の準備ができるまでゆっくりと休ませていただきました。しかもこれで休憩ルームですかと言うぐらいのフカフカベッドです。また食べれませんが、この間のスパもバーも総て飲み放題・食べ放題??の待遇でした。おかげさまで一時間程度体調を整えることができました。
同時にお願いしておいたムーランルージュの話もバトラーおよびコンシェルジュとする時間を取ることができました。この機敏な動きは流石です!
部屋
部屋の準備が整いスタッフに案内されるとシンプルな中にもエレガントな部屋が目の前に広がります。これなんですよ・・・間延びしない、必要な物が揃ってかつシンプル・・・このセンスが大好きです。
入り口
604の扉を開けるとホワイエと言うほどではありませんが、玄関スペースがあります。ここにミニバーを持って来ています。
冷蔵庫やスナックそしてトースターにティーカップも完璧に備えられています。勿論ネスプレッソもあります。私の滞在プランでは基本は総てコンプリメンタリだと言われました。
トースターは拘りの逸品ですねパリの方はやはり此処なんでしょうね!
しかし私はいつも通りペリエ・水位しか頂かないのであまり意味がありません・・・
リビング
リビングに入ると仄かに青いイメージを受けます。理由はカーペットと壁の色にあります。この色合いが中々できないのですよね・・・
書斎机は左側の窓際にあります。椅子と言い机と言いビリビリ来るセンスです・・・ レターケースや電話そして電源の配置も問題ありません。引き出しを開けると電源の形状コンバータやLANケーブルも準備されています。WIFIに関しても十分な速度がでていましたので日本との会議も問題なくできました。
左側の壁にはテレビとオーディオシステムを設置してあります。電灯の壁スイッチの感覚がまた良いのです。懐かしい形ながらカチッカチッとはいってくるのは気持ちが良い物です。部屋の真ん中にはソファーと机があります。ココには後で多くのフルーツが並ぶことに・・・
ベッドも広くて少し深みがあり包まれた感じになります。枕元には電灯と時計のみのシンプルな構成です。寝る前には浴衣が置いてありますが・・これは私にはあまり意味がありません。何故か・・・「浴衣が苦手」なのですね・・・何時も天空の森で購入した麻のパジャマかジョルジオ アルマーニのシルクのパジャマを持って来ています。これが私のお気に入りです。
私のお気に入りはベランダです。下をのぞくと中庭にあるカフェが見えます。ホテル全体の構成が見えると共に夏の時期でも夕暮れになると丁度良い温度になり話し込むには最適な雰囲気です。
また私は朝焼けのパリをこの場所から一時間ほど見ているもの好きです。
バスルーム
バスルームに向かう途中にはクローゼットがあります。二人で泊まってもサイズは十分です。横にはセキュリティボックスはもちろんですがラウンドリ・靴磨き用の袋もあります。袋には部屋番号のタグが事前についている辺りが一味違いますね・・・
ここで私はクリーニングもお願いします。戻ってきたときも良く考えられた状態で戻ります。また私が依頼したドライクリーニングの中にはジョルジオ・アルマーニの特別な一枚が入っており通常のクリーニングでは対応できない物でした。今までのホテルの場合だとどんなに素晴らしいホテルでも、そのままドライクリーニングで帰ってきましたが、今回はラウンドリー担当から連絡がありました。「ホテルではクリーニングできないので専門業者に回します」との判断ですなるほど・・・・よく見ていますね。
日本に帰ってから銀座の私を担当しているジョルジオ・アルマーニの方と話をしたらその対応が正解だと言われておりました。
シンクはダブルで此方も優雅な造りです。アメニティはブルガリが準備されていますが、私はブルガリのアメニティは苦手なので自分で持ってきた物を使います。テレビもガラスに埋め込まれているので音楽を聴きながらバスタブでのんびりと過ごすには悪くありません。ふと足元を見ると体重計もありましたが・・・怖くて乗れませんでした・・・
シャワールームもシンプルですが使い勝手の良い内容です。シャワーの強さも清潔さも完璧でゆっくりと身体をリフレッシュさせるには最高の場所です。
バスタブも深さがあり湯船でゆっくりと時間を過ごすには悪くありません。本当はバブルバスにしようかと思いましたが今回は普通に入りました。
更に奥にはお手洗い等が向かい合って設定されています。
ルームサービス
基本は外で食べていましたが一度だけルームサービスを頂きました。フレッシュオレンジジュースは流石にフレッシュです!トマトソースのパスタとスープを頂きましたが・・味はマアマアとしか言いようがありません。オーダを間違えました・・・唯一これだけですね私が合わなかったのは。
朝食
さてお楽しみの朝食ですが場所は「La Galerie」になります。総てがエレガントで朝食からある程度の姿で食べに行きたくなりました。何時ものスマートカジュアルではあるのですが・・・
担当の方が席に着くとビシッと飲み物とオーダを取りに来られます。タイミングといい心遣いと言い完璧です。こちらの動きを常に嫌味なく見ていると言うのが正しいと思います。
ブッフェ側に行くとこれまた担当の方が説明してくれ、今日のお勧めは此れが良い、料理方法はXXXだと・・・それも押しつけがましくなく・・なんというか自由なんですが、常に心遣いがあり、居心地が良い場所でした。そして美味しく頂けました!ルームサービスより此方が今回の滞在では素晴らしかった・・
プール
プールもホテルの一つの楽しみですが今回は室内にある大きなプールで楽しみました。更衣室から既に雰囲気が他とは違います。スタッフも完璧なエスコートで楽しませてくれます。
ロッカーにはセキュリティボックスが付いてるので安心して過ごせます。プールの前に少しシャワーで体をなじませてから移動します。
プールサイドでもスタッフがさりげなくサポートしてくれるので何時でも欲しい物が手に届きます。
バスタオルや椅子の配置も文句無しです。泳いでいる人もおらずジャグジーで娘と二人の水入らずの時間になりました。思春期の娘と父親として過ごす時間たまには良いですよね・・(2022年追記:娘が成人になった今でも、この時の旅は色々な意味で記憶に残っていると言ってくれます。これは嬉しいですよね・・少し無理して頑張った甲斐がありました )