自然をゆっくりとラグジュアリに過ごしたいと思う大人の方も多くなったと思います。日本でもその気持ちを汲んでくれる滞在が多く提供されるようになりましたが、やはり最初は「星のや 富士」ではないでしょうか?

結果

流石に「星のや」と言える内容です。昔はキャンプや登山を楽しんでいた方が、ゆっくりとラグジュアリに富士山を見ながら滞在するには最適です!これで心に火が付いたら久しぶりに登山なども如何でしょうか?(笑)

予約

ホテルの予約でサービスが良くなるのは全体的に直接予約した場合です。色々と調整が必要な場合にはエクスペディア等のOTA(オンライン トラベル エージェント)を使うと密な連絡がしにくいのも原因の一つかと思います。今回も色々とアクティビティを・・・と考えていましたが日本国内の滞在なので「現地で頼めばいい」なんて誤った考えを持ってしまいました。本当は密なコミュニケーションをと思っていたのですが・・

到着

場所も場所なので今回はレンタカーで移動します。海外の友人には暑くなった東京だけではなく、富士山の五合目まで車(バス)で移動し簡単に涼しい雰囲気を楽しんで貰う事も目的でした。色々と観光していたら17時位に河口湖に到着です。ゆっくりと湖を回り込むと星のや富士です。このエリアにはふふ河口湖も2018年10月に開業しているので更に色々なリゾートが出てくるのではないかと注目の場所です。

GPSが示している星のや 富士の場所に到着すると少し想定と違います。宿泊施設が見えるようなレセプションを考えていましたが、全く別の受付専用の建物でした。もちろん星のや 富士の表示はあるので迷いはしませんでした。

チェックイン

車を外の駐車場に入れるとスタッフが建物から出てきてくれます。名前を告げると少しレセプションで待ちます。レセプションにはリュックサックが並べられており登山・グランピングを意識したリゾートである事は間違いないと理解できました。

 

椅子に座って待っているとアメニティならぬ七つ道具が登場です。展示されているリュックを選ぶと中からブランケット・水筒・ビスコッティ・虫よけ・ヘッドランプ・双眼鏡と雰囲気満点です。この中で水筒とお菓子以外はチェックアウト時に返却です。此処ではウエルカムドリンクなどは出てきませんが、それ以上に色々と地図を見ながら案内があります。ここでアクティビティのお願いをしますが・・なんと既に総てフルブックで愉しむ事ができません・・残念・・やはり予約段階で決めておくべきでした。嘆いていても仕方ありません。この近辺は海外の方でも楽しめるポイントは幾らでもあります。食事もこの段階で予約しておきます。しかしBBQ系は既にNGです。この宿を楽しむなら事前に予約が必須ですね。

軽くリゾートの案内をして頂いて専用のジープに乗り込みます。ジープで暫く公道を走ると宿泊施設に到着です。受付に行くのかと思いきや・・そのままルームチェックインです。この場合にはあまり意味はありませんが(笑)

部屋

部屋はリビング兼ベッドルーム、ウエットエリアそしてテラスリビングです。総てが「富士山を見る」これが部屋の一番の感想です。スタッフも雰囲気を崩さずに色々と気を遣って頂けました。

(音はありません)

入口

部屋の周りは気持ちの良い森です。部屋には101の札が付いており、傘と雨用の長靴が備えられています。これが野暮ったく無いのが星のやたる所以ですね。

 

扉は二枚扉になっており、中の扉を開けると部屋の中と外が繋がります。ありそうで無いデザインでした。

リビング兼ベッドルーム

部屋に入った瞬間に真正面に富士山です。夏場の晴天率から考えて心配していましたが、滞在した時は昼も夜も完全にクリアでラッキーでした。仮に曇っても色々とアクティビテイを楽しめるようにはなっていますが、折角の滞在なら見たいですよね・・富士山

入って左側にはカッパが掛けてあります。その隣の小型のタンスに荷物を置いて一休憩です。先ほどのリュックを置きます。この棚の中には着心地の良いパジャマがあるので持っていく必要は無いでしょう。私も大満足の着心地でした。またエアーリフレッシュ・殺虫剤・蚊取り線香もあります。とは言えど・・今回の滞在中に蚊と遭遇する事はありませんでした。

部屋の真ん中には大きなベッドです。真っ白で清潔感溢れるシーツは良いですね。寝心地も文句なしです。ベッドのサイドテーブルは明かりのコントロールとACのアウトレットです。更にはB&Oの音楽用のドッグが置いてあります。コレも良いですね。インルームダイニングのメニューも充実しています。

  

ベッドの向かいにはミニバーです。ケルトやコップは勿論ですがコッヘルやコーヒミルは登山を思い出させる良いアイテムです。ラグジュアリーですがアウトドアを思い出させる絶妙なレベルが存分に楽しめます。ちなみにテレビなどと言う物はありませんが、WiFiはバッチリつながります。(笑)

冷蔵庫の中もソフトドリンク、リカーそしてアイスクリームまでシッカリと備わっています。やりますねー!

 

そして本当に壁全面の窓です。これだけ開放されている窓は珍しいです。これが富士山を見るには最適な造りなのは間違いありません。窓の外に向かって小さなテーブルとベンチ椅子です。机の上にはウエルカムお茶と軽いスナックです。

ウエットエリア

ウエットエリアも全面ガラスです。シャワーを浴びながら富士山を存分に見れます。お風呂はスタンダードな造りで完璧です。ゆっくりとシャワーを浴びて体をリラックスさせます。

 

頭を洗ってコンディショナーを使うと何となく変です。どうやらコンディショナーとボディソープと混じっているようです。連絡すると直ぐに新しい物が届き、丁寧な対応を頂きました。トラブルがあっても良い対応です!

シンクはシングルですが気にはなりません。バスタオル等も十分に準備されています。バスアメニティも全てそろっています。電動歯ブラシは持ってきましたが他は不要でした。トイレは勿論ウオッシュレットでした。

 

テラスリビング

今回の滞在はテラスリビングを外して話をする事は不可能です。ここでの時間が一番素晴らしかったです。外にあるのですが素晴らしく綺麗に仕上がっており、ディベッドもあるのでユックリと横になる事ができます。スリッパもあるのですが裸足で十分です。

そして私のお気に入りはファイヤーピットです。満月と夜に揺らめく火と富士山を見ながら友人と数時間話し込んでしまいました。富士山につならる光は登山者のランプのようですね・・

クラウドテラス

星のや 富士と言えば森の中での焚火です。新しいキャンプを作るという星のやの発想は決して大それたものではなく、本当に必要な物を与えてくれます。フロント(レセプションとは違いメインダイニングの隣にあります)で少しお茶を頂いた後に更に上にあるクラウドテラスに向かいます。

少し暗くなっていますが、逆に良い雰囲気です。近くに行くと焚火が燃えています。煙も結構出ているので座る位置によっては煙に巻かれますが、それもまた一興です。

 

周りには水やお酒が置いてあり頂く事ができます。また部屋(ライブラリ・カフェ)の中には暖炉・ブランケットもあり雨が降っても大丈夫です!

 

上を向くと森越しに星空が広がります。

メイン・ダイニング

夕食はメインダイニングで頂きました。本当は外のフォレストエリアで食べたかったのですが今回は無理でした。最初から美味しい野菜にオーガニックの食べ物が並びます。メインは肉を頂き満福状態で部屋に戻ります・・

 

朝食

興奮冷めやらぬ朝ですが朝食は同じくテラスリビングです。ここで登山風の朝食を頂くのは心に響きます。スタッフの方も背負子で朝食を持ってきてくれます。実はテラスで音楽を聴いていたので呼び鈴に気が付かなかったのですが、わざわざスタッフの方がテラス側に回り込んで朝の挨拶がてら朝食の準備が出来たことをお知らせしてくれます。

気分も雰囲気も味も最高の朝食で富士山を楽しめました・・海外の友人にはとても良い思い出になったでしょう・・

 

地図