諸所の事情で夏に予定していた星のや竹富島がキャンセルとなってしまいました。個人の夏休みはROKU KYOTOとアマン京都で楽しみましたが娘達との約束があります。今回はある意味で熱海 最高穂のATAMIせかいえオーシャンビューペントハウス雲の波を選択して楽しんできました。さてその価値はあったのでしょうか?

結果

部屋からの景色は素晴らしくサービスはそれなりの滞在でした。予約の滅茶苦茶な対応もご愛敬です。私の期待との大きな違いはルームサービスです。次回は部屋で食事が食べれるオーシャンビューペントハウス月の道に滞在してみたいのかな?振り返ると方向は違いますが花の雲を思い出しました。

予約

諸所あった2021年夏のお楽しみは沖縄でしたが・・案の定キャンセルです。代わりに時勢にあった場所を探すと遠すぎない熱海が良いかと考えます。多くの気になる旅館があったので見ているとなんと ATAMIせかいえ のオーシャンビューペントハウス雲の波が空いています。本当はオーシャンビューペントハウス月の道に滞在したかったのですが空いていませんでした。料金は日本のホテルらしく人数チャージになっています。

予約はWEBから直接申し込みます。WEB上で気になる事を幾つか書き込みメールで返答を頂けるようにお願いしましたが直ぐに来たメールはコンファメーションのみでした。特段 重要な事でも無いのでメールの返答が無い事も忘れていましたが、出発日前の会議中に突然電話が入りこちらの都合も聞かずに一から十まで質問攻めです。WEBで返答・質問したことは一切無視して質問です。WEBで書く意味ありましたかね?また「連絡はメールでお願いします」と選択しておいたのに完全無視で電話です。WEBでのフォーム入力は見ましたか?と質問すると答えられません。

あとでも問題になるのですが食事の時間を元々希望している時間を伝えると、NGなので少し遅くしてほしいと依頼されたので了承したのですが・・チェックイン時に更にひっくり返されます。

予約対応の方は完全にアウトな対応です。諸所怪しかったので到着時の時間が決まっていなかった(新幹線は当日予約)のでタクシーでホテルまで向かう事としました。

チェックイン

熱海駅を出てタクシーにのると数分で到着です。かなり山を登っていくので眺望がWEB通りで期待できそうだと思います。

ホテルの前には「せかいえ」と特徴的な記載があります。建物は二つあり「せかいえ棟」と「せかいえ 月の道棟」です。タクシーで到着するのは「せかいえ棟」になります。実は「せかいえ 月の道棟」にも車付けはあります。今回はチェックアウト時に此方を利用しました。

 

到着したのはチェックイン時間を少し過ぎた15:15です。それほど客数が居ない事と、早く到着してチェックインできないとタクシーでしか身動きができず、予約の連絡対応から宿泊者の都合を考えないホテルの可能性もあった事から安全な時間を選択しました。

タクシーを降りるとスタッフが直ぐに出てきて荷物等も直ぐに引き上げてくれました。ちょっとこの対応を見て安心です。実はここから先のスタッフの動きは素晴らしいのです。あの滅茶苦茶な予約の電話をしてきた人は一体何だったのか分からないぐらいです(笑)

(音はありません)

そして中に入ると素晴らしい眺望のエントランスロビーです。扉を潜って海が窓に見える位置まで歩いていくのは一つの見せ場であることは間違いありません。窓は外の温度との差で少し結露がありますが、清掃は行き届いており綺麗に外が見えます。良いですね!

席に座ってチェックインの手続きをしていると柑橘系の飲み物と冷たいお絞りを頂きます。季節は真夏だったのでとても嬉しい対応です。この場所ではフリードリンクとの事で準備されているコーヒや水は自由に飲まれてくださいとの事でした。そして、食事の時間の話になります「WEBで登録いただいた時間でご準備します」と言われて私の頭の中は???となります。電話で「そちらの都合でXX時に変更してほしいと言われましたが?」と聞くと私に電話した記録そのものが無いと言われます。どうやらスタッフには心当たりがあるようで直ぐにお詫びを頂きます。結局は私の好きな時間で大丈夫との事になりました。あの電話で送迎を頼んでいたら迎えに来られず 相当に気分の悪い滞在になっていた可能性があったのでタクシーで来て良かったと思いました。

お土産も少し並んでいますが特にこれといったものはありません。せかいえオリジナルグッズやホテルアメニティを販売してくれたほうが私は興味があります。

景色を楽しんでいると部屋へ案内されます。スタッフにカバンを持って頂きホテルの説明を受けながら部屋に向かいます。

 

今回のオーシャンビューペントハウス雲の波はせかいえ 月の道棟にあるので少し移動します。昼間は昼間で良いのですが夜の雰囲気も私は好きですね。

こちらの棟にも月の道ロビーが準備されており ゆっくりとチェックイン・アウトの対応がして頂けるそうです。

部屋

三和土、リビング、テラス、ベッドルーム、ウエットエリアそしてオープンスペースに温泉の湯船があります。特に外の景色の見え方は空と海が抜けて見えるので爽快です。部屋の造りはもう完璧で突っ込むポイントはありません。

(音はありません)

三和土

エレベータを降りると右手に雲の波、左手に月の道の二室のみのフロアです。扉を開けて中にはいるとしっかりと三和土が作られています。館内用の下駄やデフューザーそして小物が並べられています。並べ方もゴテゴテせずにシンプルかつ利便性が良いように心が配られています。

 

靴を脱いで上がるとお手洗いが此方にあります。もちろんウオッシュレットでシンクもあるタイプです。スリッパもありますが総て綺麗に掃除してあり匂いもありません。基本もしっかりと押さえられています。

またバレットボックス(ペニンシュラでもよく使われています)も準備されているので顔を合わせずに物の受け渡しが可能です。と言っても今回の滞在では何も使いませんでした。

リビング

広いのは勿論ですが眺望が良いためリビングも気持ちよく過ごせます。部屋に入ると前面の窓の先に見える海が青く宿泊のイメージを決定してくれます。

部屋には四人掛けのテーブルとイスがあります。この横にも窓があり露天風呂が良く見えます!この時点で視界を遮る外壁の部分がほぼなく柵とネットになっています。これは外が良く見えるわけですね!しかしちょっと怖い気もするぐらいです。暫くするとウエルカムフルーツが届きます。量は少なめで唯の白い皿ですが美味しく頂きます。

 

ソファーも広々として深く座る事が出来ます。スマートテレビが置いてありユーチューブも見れます。リモコンの数が多くて何をしたいのか分からなくなりますが基本はテレビのリモコンだけで十分です。携帯電話もホテルとの連絡用にありますが使うことはありませんでした。

 

机の上のホテルディレクトリで気になるのは・・インルームダイニングのメニューがほぼ飲み物しか無い事です。

 

これは・・ちょっと残念な内容です。その代わり、夕食であまったご飯でお握りを持って来て頂きました。

私が気になるのは下の絨毯です。目が粗めなのですが手触りはペルシア絨毯です。この部屋にペルシア絨毯を引くのはなかなかのセンスです。

 

壁側にミニバーがあります。エスプレッソマシーンも少し違いますね!カプセルにはせかいえの文字が入っています。

 

ケトル、ウィスキーやグラスも上に見えています。引き出しの中には茶器・グラスが更にあります。

冷蔵庫の中身も十分に品ぞろえがあります。私はトニックウオータがあるので満足です!忘れてはいけないのは冷蔵庫の中に栓抜きがある事です。私は最初分からず探してしまいました(笑)アルコール以外はコンプリメンタリなので家族と来たときは気楽で良いですね。

 

加湿器もありますが・・例によって小さいのです。なぜホテルのスイートルームの加湿器は小さくなるのでしょう?数時間おきに補給が必要です。

窓を開けて外のテラスに出る事ができます。ここからの眺望は天気も良く素晴らしいの一言です。空を飛んでいるようないい気分です。またデザインも良く、夜になるとまた雰囲気が変わります。海は見えなくなりますが!

ウエットエリア

ウエットエリアへの通路は簡単なクローゼットも兼ねており館内着もこちらに入っています。引き出しをあけるとセキュリティボックスもあります。

少し細長いウエットエリアですが本命はオープンスペースの露天風呂です。もちろんドライヤーもありますがフルセットで準備されているのは珍しいですね!準備されているバスアメニティはLEAF&BOTANICSです。私も使うのは初めてですがしっとりと良い感じですね!

シンクはダブルで広さも十分です。壁にはバスローブがかかっており動線をよく考えられています。タオル類も相当に数が準備されているので気兼ねすることなくお風呂に入れます。

ガラスの扉を開けるとシャワールームです。シンプルですがとても綺麗で椅子や桶も気が遣われています。シャワールーム自体は広くないのですがレインシャワーも完備されており湯量・温度・安定度ともに申し分ありません。

更に外への扉をあけるとオープンエリアの露天風呂になります。やはり景色を意図して設計されているので壁ではなく柵とネットで眺望を担保しているのが良く分かります。私も一目でやられました、海を見渡すこの雰囲気の中で温泉なんてさいこうです!チェックインと同時の飛び込んで朝も夜も計5回楽しみました。特に日の出を見ながらの朝風呂は最高です!

温度はかなり高いので水でうまくコントロールしないと足がピリピリするほどの刺激になります。お勧めは部屋にチェックインすると同時に水を少し増やして入浴できる温度になるように調整する事ですね。

湯船の隣には椅子と机も有り、更には蚊取り線香もあります。夏の滞在ですが蚊はでませんでした。蚊取り線香のおかげなんでしょうかね?蚊取り線香は私にとって、むしろ懐かしい香りを楽しむお香のような感じになってきました。

大浴場もあるのですが、今回は部屋のお風呂だけで十分に温泉とのんびりタイムを楽しめました。次回はトライしても良いかもしれません。

ベッドルーム

大きくて寝心地の良いベッドが特徴です。よく見るとシモンズの私が家で使っているのと同じシリーズでした。どうりで・・・子供用のアメニティも子供たちが喜ぶようにセットされています。ベッドの上には電源のアウトレットも来ているので此方で携帯電話の充電器に接続します。

ベッドの向かいには2台目のテレビが設置されています。朝は子供たちでテレビの取り合いになりますが二台あると喧嘩にならないので親としては楽ですね。

 

壁側がちょっとした書斎になっています。こちらにもモニターそして電話機があります。iPhoneと接続できるドックもあり音楽は何時でも簡単に楽しめました。こちらにも加湿器があり細かい点にも気が届いて居ます。

 

ベッドルームにも冷蔵庫があり、夜中に目が覚めて少し喉が渇いて手を伸ばすには最適です。

ひとしお

晩御飯を肉料理ひとしおで頂きます。建物は「せかいえ 月の道棟」にあるのでエレベーターで下に降りれば直ぐに到着です。目の前で焼いていただく鉄板焼きのスタイルですがスタッフが非常に多く常に顧客側を気にしてくれています。こちらが何をして欲しいのか直ぐに察知して対応してくれるのはとても楽です。

 

キッチン側はつながっていますが、我々が座るのは部屋が分かれています。今回は待宵月で楽しみます。

 

食事も美味しいのですが器も流石です。ただの白い皿よりも料理のイメージを伝える器を使い分けてくれると見た目も楽しいですからね。海の食材、山の食材、肉そして海外の物と幅広く食べさせていただきました。

見た目にも楽しく焼いて頂いたりとしてくれますがナイフも久しぶりに9.47を使いました。

 

デザートまでユックリでもエキサイティングに楽しませて頂きました。ごちそうさまでした!

   

紺碧テラス

食後の運動を兼ねてWEBでも有名なテラスを訪問します。既に真っ暗になっていたので残念ながら眺望はありませんでした。来るなら昼間・サンセット・サンライズですね!しかし部屋での眺望が素晴らしすぎるので気になりません。

本来なら飲み物をサーブする人がいても良い思うのですが、今回はセルフサービスでした。このため使われたグラスが机の上に散乱していたのは少し残念です。

朝食

朝食も同じくひとしおで頂きます。鉄板で卵料理を焼いて頂くという「なるほど朝食」を楽しみました。

 

和食と洋食を選ぶことができますが私は和食を選んで朝は軽めで終わらせました。

チェックアウト

荷物も部屋でビックアップして頂き元払いで宅急便で送付して頂き、お支払いも部屋で終わらせると名残惜しいのですがホテルを去ります。帰りはホテルの車で送迎して頂くようにお願いしておきましたのでチェックインとは違い「せかいえ 月の道棟」の下から外に出ます。すると車が待ってくれおり、熱海駅まで快適に送って頂けました。

色々とお世話になりありがとうございます!

地図