タイ王国のフォーシーズンズ・テント・キャンプ-ゴールデントライアングルの宿泊で象のアトラクションのお誘いを受けても最初は楽しむつもりはありませんでした。 しかしチェックインの時にスタッフから話を聞いて試したくなりました。 さてどのような内容だったのでしょうか?

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結果

絶対にこのホテルに来たなら試すべきです。 普通の観光の搭乗とは違い、 自分で像を コントロール する基本を体験させてくれます 。

出発

眠い目をこすりながらも、8時30分からご飯を食べて、9時にはそのままレストランから出発です。レストランの前で合流して古い古いランドローバーで移動します。象はホテルの敷地内にいます。今回は3名で受講します。

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服はもちろん部屋にあった象使専用の服と準備された靴を履いてきます。ストッキングも此方で手渡されました。色々と準備が良いですね。

説明

車を降りて少し歩くと象の宿舎に到着です。4匹の象がスタンバイしています。象の講義を30分ほど聞きます。足の指の数・耳の大きさ・その性格や他の象との違い。確かにアフリカであった像は私にトランペッティングで威嚇していましたが、アジア象は非常に穏やかな雰囲気です。しかし後ろや耳の横はしっぽや耳で叩かれる可能性があるので避けるべきだそうです。

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説明と言ってもちゃんと象に対するコマンドを勉強します。象はとても頭が良く言うことを聞きます・・・つまり・・一人で乗って象とコミュニケーションを取ります。

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此方の象は基金の保護を受けている象およびスタッフで観光専用では無いとの説明を受けました。後で調べるとASIAN ELEPHANT Foundationの上で運営されているようです。

私のおパートナーは「YUKI」そう「ゆき」です。日本の北海道にも来たことがあるそうです。年齢は50歳ぐらいだそうです基金のWEBページには以下のように説明されています。

Yuki
Our jet setting Elephant, Yuki was sold and shipped to Japan as soon as she was weaned from her mother, so fast in fact that she did not yet have a name. She was named Yuki on arrival, Japanese for snow. Unfortunately Yuki was not able to cope with the cold weather and in Japan and was soon shipped back home. For the next three years Yuki worked in the Bar strip in Pattaya’s tourist area, taking part in a cabaret show every night, until she got too big to perform. Yuki now enjoys her quiet life in the Golden Triangle, although her superior intellect and inquisitive nature sometimes gets her into trouble. She likes to keep her mahout on his toes by eating things she shouldn’t and going wandering to places she shouldn’t, like the neighbours’ banana plantations.

搭乗

今までの経験は台座があり、その上に座る方式でしたが。象の搭乗コマンドは目を見てから行います。かなりキツク叩きますが象にとっては何も感じません。人間のように触るとむしろ分からないそうです。今回は直接象の頭に乗せてもらいます。見ると怖そうですが、こちらの方が相当安定しています。頭と言うよりは耳の上に乗せてもらう感じです。象には3つの乗り方があり、其々に特徴がありますが総て今回は練習する事になります。

  • 象に膝をついてもらって足を掛ける。
  • 象は立ったままで足を台にして昇っていく。
  • 象が前かがみになったところをジャンプして昇る。

移動

宿舎で何とか象に乗り込みますが、後はトレーニングエリア移動します。それらしい事はやっているのですが、ほとんどYUKI任せになります・・・・スタッフは準備が非常に良く、喉が乾いてきたら水をくれたり、雨が降ってきたらカメラや携帯をビニールの袋に入れたりと中々分かっていますね!

コマンド

トレーニングエリアに着いた所で、全員降りて内容の確認とプロのデモンストレーションです。流石にバッチリコントロールできています。カッコいいですね!さて我々の番になりますが、先ずは乗ったり降りたりを練習します。先ほどの3パターンを総て実施する事になりますが全員軽やかにクリアします。また曲がるときは掛け声をかけて行きたい方向の逆の耳の後ろをけります。右に行きたい時は左の耳といった具合です。

その後はコースを8の字に歩いたり大きく回ったりとドンドンとYUKIとの距離が近くなり仲良くなります。

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水浴び

象に慣れたところで移動します。どこに向かうかは知りませんでしたがインストラクターの後に着いて行きます。途中で他の象が草を食べたり、止まったりと中々難しいです。YUKIは非常に落ち着いて私のお願いを聞いてくれたので楽でした。

暫く歩くと悲鳴が前から聞こえます。そうです池に入って水浴びです。水浴びをしていたら雨がかなり本格的に降ります。水浴びの段階で象だけでなく自分も水浸しになるので気にはなりません。

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象も水を飲んで、お腹まで水に遣って気持ちよさそうです。しかし池の中には・・・ウンチも浮いているので落ちると悲惨なことになりそうです・・・

終着点

水を浴びて終了では無く、更に象との散歩は続きます。結局は最初のレセプション・レストランまで象で移動する事になりました。象の頭の上の安定度は非常によく全然疲れません。

レストランで無事に象から降りて最後の挨拶をして終了です。

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リラックス

無事に終えたところでプールに移動してフルーツを頂きます。結構、緊張していたせいかとても喉が渇いていたことにこの時点で気が付きました。あまーいフルーツも体に染みます。水浸しの体ですが部屋に戻ってシャワーを浴びればスッキリです。「象に乗って冒険に出た」と楽しめる内容でした。

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後でハガキとエレファント ライダーの証明書を頂きました。これで私も象使い??

地図