Azumi setoda 開業のうわさが流れると同時に知り合いの方に紹介いただいてオープンの日に訪問する事をお願いしておきます。 Azumiは設立経緯からアマンの名前が見えてしまうリゾートですが、実力はどうだったのでしょうか?

結果

こんな滞在を日本でも楽しみたいと思っていた内容をアクティビティと合わせて提供頂きました。コレ!これなんです欲しかったのは・・・ブランド自体が作られたばかりなので不足部分もありますがAzumiは一つ一つに拘りがあります。聞かないと分からないことが多いのですが、その拘りがAzumiの創業の志だと思います。これからAzumiは日本の各地で展開すると思いますが志をつないでブランドとなるのは間違いないでしょう。開業おめでとうございます!

予約

最初の連絡の時はどのような部屋でどのようなアクティビティがあるのか何も分からない状態・決まっていない状態なので希望だけ伝えておきます。何度か連絡を取りguntuさんとの連携や瀬戸内シープレーン(追記:2021年8月現在 休業)さんとの連携もお願いしましたが、開業とは日程が合わず残念な事に・・結局はCOVID-19の関係もあり今回は広島空港に降りてレンタカーで移動する事にしました。

また楽しみとしてアクティビティもお願いしますが、どれも費用が安くて不安になるぐらいです(笑)結局は宿泊の一週間前にガイド付きレンタサイクリング+ピクニックをお願いしました。残念なのはスパが提供されていなことです。今後どうするのか楽しみな所です。

部屋のタイプは多くありませんがメゾネットに魅かれて庭涼(にわすずみ)をお願いしておきます。アマンと比べると料金体系が全体的に低いので不安になります。シガーについて話を聞きましたが木造のため基本は禁煙との事でした。アマンジャンキーの方はシガー好きな方も多いので、よく質問を受けられているようです。

出発前に何時ものルーティンとしてshackinbabyさんのBLOGを拝見しているとリアルタイムで取り上げられています。流石ですね!ブランドのお話などを詳しく書かれています。

東京から

昼過ぎにAzumiに到着するために朝9:25発のNH675で羽田から広島に向かいます。羽田空港のターミナルは半分閉鎖されており人は少なく感じました。プレミアムチェックインで荷物を預けてラウンジで少し時間を過ごします。フライト情報を見ているとかなりの便が欠航となっていました。

味気ない食事よりはと思い売店でおにぎりだけ購入しておきます。便が減ったのが原因かは不明ですが、B737-800の全日空プレミアムクラスは2-2のアブレスが満席です。飛行機の中のサービスも限定的で特に注意が必要なのはブランケットや枕の貸し出しが無くなったことです。機内は寒いですから防寒対策を忘れないように気を付けます。

 

定刻通りに出発し爽快な東京の空をグングン上昇します。冬の風向きから富士山が見える航路を取ると推測してA席を予約していましたがピッタリと綺麗な富士山を見る事ができました。広島空港に着陸する前には瀬戸内海が見えてアレが生口島(いくちじま)かな・・なんて見ながら考えて楽しみます。途中でアマネムが見えるかと期待していましたが三重県は雲の下でした。

 

車でAzumiへ

今回はトヨタレンタカーで86をお願いしておきます。空港のカウンターで整理券を頂き、送迎バスで数分で到着です。お願いしていた通りの真っ白な86が準備されています。昔山口に住んでいた時に愛媛県にも何回かお伺いしましたが当時は瀬戸内しまなみ海道は無くフェリーで移動していたので初めての橋です。交通量も少なくあっという間に生口島に到着です。一般道に降りるとすでにポカポカした陽気で気持ちよくドライブです。先週は3mの雪の上でコーヒーを頂いていたのが嘘のようですね!

 

iPhoneのナビでAzumiに到着しますが車用の標識は無く明確な場所が分かりません。左右工事している建物の小道を少し入ると写真で見たことのある建物がありAzumiに到着した事が分かりました。あとから知ったのですが左右の工事している建物はアクティビティセンターになるそうです。これができたら車で来ても分かりやすいでしょうね!

 

駐車場が分からなかったのでスタッフを呼び止めて聞きます。もちろん荷物はそのまま渡して部屋まで持ち込んで頂きます。運転時間は短かったのですが久しぶりのドライブ楽しめました!

チェックイン

スタッフもアマンでお世話になった方がかなり入っており懐かしい顔を拝見する事ができました。すこし世間話をしながらチェックインの手続きを行います。ウエルカムドリンクも瀬戸田に由来する素材で作られおり車の運転で喉が渇いていたので一息で頂きます。

そのままアクティビティの内容や食事についても確認しますが気になったのは同じタイミングで向かいに開業したyubuneです。同じAzumiブランドで隣にある宿ですが、大浴場はAzumi Setodaに滞在していても使用できるとの事です。飛行機と車で少し身体を伸ばしたかった私はスパ!とは行きませんでしたがお風呂でまずはリラックスする事と決めました。部屋に行くより先に大浴場に案内して頂き楽しむことにします。

yubune

Azumi Setodaの道を挟んで直ぐにyubuneはあります。暖簾をくぐって入るとお風呂の受付です。

 

温泉では無いので銭湯と考えるのが正しいかもしれません。受付でタオルセットとロッカーのカギをお借りして脱衣所に入ります。受付の方と話をして湯船の壁がすごいので必見だと聞いてますます楽しみです。お風呂なのでマスクを外しますが、すごい木の香りが鼻の中に広がります。マスクで気が付きませんでしたが木の香りが全体に広がっていました。

 

中に入ると懐かしくもモダンなデザインの浴場です!まずは体を洗って湯船で体を温めます。レモン風呂ではスッキリとした香りを楽しみます。柚子はありますがレモン風呂は初めてです!ここから先は延々と柑橘系の果物と縁がある滞在に踏み込んでいきます。湯船の中は通常は撮影禁止ですが、今回は特別に許可を得て撮らせて頂きました。

奥にはサウナもあったので5分程度入って軽く汗をかいておきます。サウナでは専用のマットも準備されておりコロナ対策も十分に取られていました。そして自然の光を上手く使った浴場でホッとさせていただきました。

お風呂の後は二階にあるyuagariでお水を頂きます。コップは一回の受けつけでお借りして、yuagariは部屋と同じカードで開ける事ができます。広々としたスペースと懐かしい駄菓子も並んでいるので暫く見て楽しみました。

   

東屋

お風呂の後に軽く施設を案内頂きました。宿の真ん中には庭があり、囲むように木の塀が高くあるのが特徴です。塀の高さは二階まで到達しているので部屋の視線をお互いに遮る役目もしています。庭の真ん中には桜の木があり、3月1日の開業に合わせて満開となっていました。今年初めての桜見はAzumiになりました!

また敷地には東屋が建てられておりオープンスペースの気持ちのいい場所になっています。まだ明確な役割は無いとの事でしたが、食事やイベント等を色々と考えられる場所でした。この場所で今後色々な事が催されるのが目を閉じればイメージできます。

部屋

庭涼はメゾネットタイプの部屋になり、一階に寝室・湯船そして二階には和室・外にあるオープンテラスが準備されています。開業時の滞在ですが不足分や問題はほぼ無く十分に準備されていることが分かりました。

(音はありません)

サイクリングとピクニックランチ

部屋でゆっくり過ごす間もなくお願いしてたアクティビティのサイクリングの時間になりました。最初は軽く運動できれば良いかなと思う程度でしたが、良い意味で期待を裏切ってくれます。部屋に籠るのも良いのですが生口島を楽しむためにはお勧めです。

私は知らなかったのですが、そもそも瀬戸田はサイクリングが非常に盛んなエリアとなっており道も自転車のために整備されています。しかも3月初旬でも十分に今回は暖かく薄い格好でサイクリングを楽しみます。外に出ると自転車が準備されています。お願いすれば子供用であったり電動自転車も対応可能なそうです。今回はスタッフの方が一緒に走って案内をしてくれます。久しぶりの自転車なので少し不安ですが椅子の高さを合わせて少し漕ぐと軽やかに動きます。私は初めて知りましたが、自転車は広島のNagi Bikeを使用して軽快に移動できました。

軽く柔軟体操をし、ヘルメットを着用して早速移動です。海沿いの道は風もなく穏やかで清々しく移動できます。しかし・・自転車に乗るのが久しぶりの私は10分ほどでお尻が痛くなります。情けないほどの弱体ぶりですが何とか頑張ってペダルをこぎます。

 

サンセットビーチから丘を登るために坂道に差し掛かる場所でスタッフの方が地元の方と話を始めます。すると私にレモンのような「はるか」を勧めてくれます。見かけはレモンなので酸味があると警戒して食べますが、甘い!美味しいサプライズでした。後からスタッフに聞いたら・・・初対面の方だそうです!話しぶりから昔から知っている方かと思いました。

はるかを頂き少し元気をチャージしましたがココからは登り坂です・・・10mも進まずに自転車を降りて押して進みます。左右にはレモン畑ですが見る余裕はありません。他のスタッフが私の疲労ぶりを見て上から助けに来てくれます。そうしてようやく目的地まで到着すると・・・

この景色です!私のために丘の真ん中に机と座椅子がセットされ、目の前には瀬戸内海が広がります。まだ息も整っていませんが、お絞りで手を拭いてまずは飲み物です。選択肢は水ですが、ここからが私の好きな流れです。そうです隣に実っている無農薬のレモンをその場で取って水に絞ってくれるのです。絞るとレモン汁がフレッシュに飛び散ります!(下の動画を見てください)これが日本のアクティビティでも提供されるのかと思うと嬉しくなりました。むしろこのためにAzumiに泊まりに来ても良いと思います。

 

そしてお昼を今まで食べてこなかった理由はココにあります。そうです!サンドイッチです。アクティビティのスタッフから商店街にある「汐待亭」さんに依頼して作ってもらったサンドイッチをこの景色を見ながら頂きます。更にフルーツの盛り合わせも出てきます。やはりお勧めはレモンです。レモンはもちろん酸っぱいのですが、皮はとても甘いのです。

 

最終的にはコーヒまで頂き大満足な時間です。自転車で少し??疲れた甲斐あって普段より幸福度がアップした気がします。

帰り際には自分で数個レモンをもいでお土産にさせてくれました。なんだかんだで1時間以上この場所を堪能していました。

(音はありません)

寝室

サイクリングの帰りは下り坂であったことと、荷物をスタッフの方に預けて移動したので軽快です。あっという間に宿まで戻ってきます。ここでようやく部屋でのんびりします。

入り口を開けて入ると低く設定されたベッドが見えます。布団ではなくマットレスがちゃんと埋め込まれており寝心地は抜群です。私の好みは広く大きく使えるキングタイプなのですが今回はツインタイプでお願いします。

ベッドのサイドには電話・BOSEのポータブルスピーカ・メモ・鉛筆があります。そしてUSBと電源アウトレットとライトコントロールです。枕元に必要なものは総て揃っています。

窓の外には椿が見えます。障子も上下に移動できるので寝るときには下にしておけば暗くなります。塀は際ほどの中庭の塀になります。

 

寝室の入り口が荷物置き場兼クローゼットになっています。簡単な上着もあり館内はこちらを着て移動する事もできます。また嬉しいのはパジャマがちゃんと準備されている事です。浴衣は私は苦手なのです・・セキュリティボックスもこの棚に組み込まれています。

 

部屋全体のエアコンやシャワーの下の床暖房もここから制御します。

湯船

入り口から左が湯船です。湯船に向かう前にミニバーがあります。紅茶・コーヒなどがありますがポイントはスナックです。こちらの特徴を活かしたお菓子も準備されれているので必見です!ただし冷蔵庫の中は少し寂しく感じるかもしれません。一階のお手洗いもウオッシュレットでこちらにあります。

ホテルのディレクトリもここにあります。ディレクトリですが中にはAzumiの説明が書いてあるので目を通してしまいます。

 

シンクはダブルでバスタブと合わせて統一されています。鏡にも電灯があるので暗く感じた場合にはONにすると良いでしょう。バスアメニティも必要なものは総て揃っています。

 

お風呂も気が遣われています。床には暖房が入っておりシャワーだけでも寒くないように作られています。そして大型の湯船にお湯を貯めて夜はゆっくりと時間を過ごします。もちろん木の香りに包まれるのは間違いありません。yubuneも含めて何度もお風呂を楽しむ滞在でもありました。

2階リビング

階段を上ると畳の部屋です。テレビもこちらに設置されています。机もあるのですが腰が弱い私は背もたれが欲しいのでこちらでは横になって自転車での疲れをストレッチしていました。この机は取り外してフラットにして追加の布団も引けるようになっています。4人で滞在できるのはこの机のおかげですね。

お手洗いは二階にもあります。一階との違いは洗面がある事ですね。

 

テラス

私のお気に入りの場所でもありますがリビングの窓を開けて外にでるとオープンテラスです。大きなディベッドもあり空を眺めながら時間を過ごします。少し寒かったので一階から布団を持って来ました。これも中庭の塀がこの高さまであり各部屋のプライバシーが保たれているからですね!

夕食

レセプションのとなりにあるオープンなレストランで夕食を頂きます。

18時からだったのでサイクリングでサンドイッチを食べてから2時間程度しか経っていませんが既にお腹はスタンバイ状態です。食事は和食というよりはエスニック系が強いインターナショナルです。それでもレモン等の柑橘系の果物は外されません。ウェルカムドリンクはお酒が飲めないことを伝えると柑橘系の果物を炭酸で割って頂きます。

前菜からやはり地元の食材をふんだんに活かした内容で美味しく頂きます。途中で調味料として山椒も頂きますがコレがピリリと味を〆てくれます。

   

メインのステーキは流石に量を減らして頂きましたが概ねペロリと頂いてしまいます。最後にはパクチーたっぷりのフォーです。これが意外と美味しく頂けます。流れからすると合わないかと思いましたが全然ありです!

 

デザートのサプライズ

食事が終わってデザートになります。ここでお茶をお願いしますが、最初に話をしていたレモンの葉も混ぜたお茶を煎じていただくことにします。お酒が飲めない私でもお茶は大丈夫です。低温でゆっくりと煎じていただくことにします。

すると場所を変えましょうとの提案です。スタッフに連れられて行くと先ほどの東屋です!なるほどこれは良いですね。灯りを落としたオープンスペースでゆっくりとお茶とデザートを頂きます。贅沢な時間ですよこれは!

美味しく頂いて部屋に戻り就寝です。ここち良いベッドで早く眠りに落ちてしまいます。疲れていたのですね・・

朝の散歩

朝起きて7時には朝食を頂くつもりで準備します。すこし雨も降っていました是もまた良しです。しっとりと雨に濡れた中庭の桜も良いですね。ちょっと早かったので商店街を傘をさして散歩する事にします。お借りした傘は・・バリで見たことがありますね(笑)

しおまち商店街の中を朝早くあるきますが多くの店が開店準備です。そして小学生の登校時間とも重なっています。するとまったく面識のない私にすれ違った小学生全員が挨拶をしてくれます。あー私が小学生の頃はこんな風に地域で挨拶していたことを思い出し胸が暖かくなりました。

カフェや食事処も整っており時間があればゆっくりと楽しみたいですね。

朝食

散歩から戻ってくるとそのままダイニングで朝食です。昨日はお腹いっぱい食べたのですが朝になると腹ペコになっているのは不思議です(笑)朝から柑橘系の果物を絞ったフレッシュジュースを頂きます。

朝ごはんは完全に日本食です。お味噌汁はお代わりをしてしまいました。それほど胃が落ち着きました。ご飯は卵と合わせて卵掛けご飯にして美味しく頂きます。あー朝食はこうでないと・・

またコーヒを頂いて優雅な朝食は終わりです。

 

ショールーム

Azumiには二つの部屋タイプがあり今回宿泊したのとは別に涼(すずみ)があります。メゾネットに惹かれましたが普通の部屋も見たいと思いショールームをお願いしてました。部屋を見せて頂きますが、少人数でとまるならむしろこちらの部屋がコンパクトで良いかもしれません。一部屋で大きく使えるのも便利ですからね!

チェックアウト

平日だったので仕事に向かう必要があったのでyubuneの二階にあるyuagariでパソコンを使って作業しておきます。部屋は腰の弱い私が仕事をするには適していないのでこちらをお借りしました。

12時にはチェックアウトして仕事に戻ります。車を移動して頂き(バレットパーキング?)スタッフの方と別れを惜しみながら出発です。これからのAzumiの発展を確信しながら・・

地図