雪深い田園と森をスノーモービルで走りぬけ、静かな森の中でコーヒを楽しむ・・そんな夢のような時間を楽しむことが実は簡単にできます。それはロッテ・アライ・リゾートの直ぐ傍にある、上越妙高の雪番長が提供するスノーモービルツアーです。体力のないおじさんからのハードコアな要求に何処まで答えてくれたのでしょうか?

結果

人工的に作られたスノーパークをグルグル走るなんて小細工ではありません。全長60kmの森や田園地帯を走り抜けるコースを縦横無尽に走る事ができるのです。しかもプライベートツアーなのでニーズ・状況に合わせてアレンジしてくれます。少し疲れると、お湯を沸かしてコーヒを作って頂き身体を温めます。体力のない私でも存分に雪の中を楽しみました!最高のスノー体験でした。

予約

今回の記事は二回分のツアーを纏めてご紹介するので天気や状況が大きく変わります。しかしコースや天候で色々な楽しみ方があると分かると思います。一回行けば十分ではなく何回行っても楽しめるツアーです。また当たり前ですが自然には勝てません!初めて予約を入れた年は雪不足で受け付けてくれませんでした。こんな事もあるのが楽しいところです。

初めての予約はロッテ・アライリゾートのアクティビティに含まれているのでホテルからお願いしました。しかし詳細や内容については雪番長のWEBが一番わかりやすいと思います。特に動画はその気にさせてくれます。

(注:音があります)

初めての時はおっかなびっくりで型通り「ウィルダネスアドベンチャー」の内容でお願しますが、二回目からは勝手がわかるので「雪郷エクスペリエンス」に対して細かいお願いも追加して楽しみます。送迎などはホテルまたは直接メールで連絡を取り、ロッテ・アライ・リゾートのレセプションまで迎えに来ていただく事にします。

準備

行く前に気になるのが準備です。WEBにも書いてありますが、基本はスキーを滑る格好(ゴーグルも)で雪靴を履いて居ればOKです。ポイントはグローブになります。スノーモービルを運転するにはミント型はNGです。また荷物もカメラ、飲み物、タオルぐらいを小さなリュックサックに入れて持っていけばOKです。大きな荷物はベースで預かってくれます。

雪郷エクスペリエンスを楽しまれる方は雪の上でコーヒーと併せるスナックやサンドイッチを持って行っても気分が高まると思います。自分の好きなものと非日常の組み合わせは有りです!

送迎

ホテルのロビーで約束をすると時間通りに雪番長のスタッフがピックアップに来てくれます。車で約15分のベースに向かいます。距離的にもとても近いのですが道は更に雪深くなります。雪の壁が普通に3mを超えています。もうこの雪景色だけで期待は膨らみます。

スタッフに車の中で色々と質問をしますが、どうやら期待通りに自分たちでスノーモービルを運転して森や田のエリアを走れることの事でした。もちろん常にガイドが付いて安全面をサポートしてくれるので安心してくださいとの事です。

ベース

ベースに到着すると倉庫で先ずは申し込み・保険の手続きを終えて話を聞きます。どんな場所で何を楽しめるのか代表の塚田さんから教えて頂きます。彼は近辺の情報にも詳しくロッテ・アライ リゾートや大毛無山の話を教えて頂きました。歴史を聞くと滞在にも深みが増してファンになりますね。またスノーモービルも幾つか種類があるそうです。もちろん私はどっしりと安全なタイプを選んでいただいていました。ヘルメットもこちらで借りて準備を整えます。と言って他にすることは無いのですが・・

ベースから回り込むと田園地帯ですが雪が総てを覆いつくしています。雪が降っていると完全に真っ白な世界です。旗が無いと場所も分からない。そんな中に大型のスノーモービルが二台準備されて待っています。もっと小さなタイプかと思ったら600ccもあるタイプです。これが安定してタンデムでも行けるとの事です。よく見ると其々に名前が付いており「番」と「長」のベタなネーミングでした(笑)。

最初にボディに故障が無いか目視確認をして簡単に操作について話を聞きます。それほど難しい操作はありませんし、こまったらスタッフが常に付いてくれているので安心です。唯一言われたのは「スピードを出し過ぎないで下さい」との事でした。外から止める手段は無いのでこれだけは何ともならないのでしょう。もちろん速度を出すつもりは最初から私にはありませんが・・

 

天気がいい日だとまた雰囲気がちがいます。この雪の中を走り回れるのは人生の中でもあまりない経験です!

練習

スノーモービルに跨り、手首にキルスイッチのコードを巻いたらエンジンスタートです。軽くスターターを回すだけで重厚なエンジン音が体に響き渡ります。うーん良い感じです。

先ずは雪のトラックを軽く走って動きを把握します。私にとっては砂漠のバギーと同じ感じなのでそれほど苦ではありません。普通に自転車に乗れる方であれば問題は全くないでしょう。数周走ったところでいよいよ本番です!

ウィルダネスアドベンチャー

田園風景だと思われる真ん中を吹雪と一緒に走り抜けます。雪がキラキラして夢の中を走っている感じです。速度はかなり遅いのですが気持ちよく走れました。

 

森の中に入るとまた雰囲気が一気に変わります。ドッカンドッカン雪が降っているのですがスノーモービルを止めれば完全に無音の世界です。二十歳のころに雪山登山をしていた感覚です。

(音はありません)

雪が降り過ぎて道の途中で倒木が出たりして、別のスタッフが応援に駆けつけて対応してくれるような場面もありました。勾配が少しある山にも入りそれなりに楽しんでベースに戻ります。

 

ベースでコーヒを頂いて体を温めてリラックスです!

雪郷エクスペリエンス

すっかりスノーモービルを気に入ってしまった私は、次の機会にもう少し長く楽しめる雪郷エクスペリエンスに向かいます。前回と違う方向に向かいますが、天気が良いので山々を見ながら走り抜けます。見えている山はロッテアライの場所でもあると教えて頂きました。かなり奥に進んだ場所で一度止まり、雪ぞりなどで楽しみます。私は坂を上るだけでもうヘトヘトです。

 

更に場所を変えて・・お楽しみのコーヒタイムです。自分たちで雪を削り出して机を作りお湯を沸かして頂きます。これが美味い!ここで飲むことに価値があります。

天気が良かったのでカメラマンの方が写真を撮って後で頂きました。自分の走っている姿はなかなか見れないので嬉しいですね!またドローンで撮影すると映画の中の世界です。こんな素晴らしい場所で時間を過ごせる「雪番長 スノーモービルツアー」最高です!

(音はありません)

ホテルまで車で無事に送り届けて頂いて総て完了です。部屋のジャグジーで身体を伸ばしてゆっくりと過ごします。お疲れさまでした。

地図