子供の年齢が上がると同時に父親としては体力のハードルが上がっていきます。私自身は「子供を楽しませる」+「自分の体力を温存する」に的を絞ってディズニーリゾートには臨みます。そのための最適な選択はホテルミラコスタのスイートに滞在してバケーションパッケージを最大限に活かす事です。さて具体的な方法は?

結果

ディズニーホテルの中で、私のようなお父さんにホテルミラコスタがお勧めである事に間違いはありません。東京ディズニーランドホテルもディズニーを楽しむには素晴らしくどちらが良いとは言いにくいレベルですが、双方共に東京ディズニーリゾートに興味がない私でも同行者を楽しませるようなサポートをメニュー立てて提供してくれています。COVID-19中での滞在で色々と変化はありますが、このホテルを利用する事が最適な解である事は今でも間違いありません。

予約

前回は2020年9月の滞在でCOVID-19の影響が大きく出ていました。今回(2022年5月)はCOVID-19に対応し進化を果たしたディズニーリゾートを楽しむために先ずは色々と仕組みを調べます。

  • ファストパスはやはり無い
  • スタンバイパスはアプリから抽選
  • キャラクターグリーティング・ショーのエントリーもアプリから抽選
  • ショーレストランもショーは無い事が多い
  • キャラクターとのグリーティングも距離を開ける必要がある(当然だと思います)
  • ビビディ・バビディ・ブティックは未だ休み

ホテル滞在だけでなく今回はディズニーリゾートがターゲットなので現地で決めるなんて甘い考えは総て捨てます。しかもゴールデンウイークでの滞在だったので抽選などで楽しめる場所は無く予約が総てだと考えて挑みます。またこの考えは滞在後にも正解であったと言えます。なので予約段階から取れるものは総て取ります。

部屋に関しても絶対にディズニーシーが見えるポルト・パラディーゾ・サイドを選び部屋からパレードや花火が見えるように準備します。最初はオープンなテラスがあるテラスルームを考えましたが少し狭いのでスペチアーレ・ルーム&スイート ポルト・パラディーゾ・サイド ミラコスタ・スイート(通称:ミラコスタスイート)を選びます。できればと思いスペチアーレ・ルーム&スイート イル・マニーフィコ・スイートを狙いましたが既に予約されています。流石です・・

バケーションパッケージ・アトラクションセレクト2Days

バケーションパッケージで重要なのはパークチケットの買い方で二日目以降にディズニーランド側を予約する事です。なぜならデズニーランドは他のチケットより1時間先に入る事ができるアーリーエントリーチケットを宿泊者は宿泊時(事前には買えません)に買う事ができます。これはディズニーシーには無い特典です。

また後から気が付きましたが、これなら東京ディズニーリゾート・プライベートVIPツアーを使っても良かったかもしれませんね・・以前使ってあまりにもベッタリだったので敬遠していたのですが今ならOKかも・・・今回の私の選択は以下になります。

  • ミラコスタのスイート(1泊)
  • ホテルの朝食
  • パークチケット(1人2枚)(初日ディズニーシー・二日目ディズニーランド)
  • オリジナルグッズ引換券(1人1枚)
  • フリードリンク券(1人1枚)これはあまり意味がありません。レストランなどで飲み物を好きなだけ飲めるのですが、外のジュース販売機などでは使えないなど制限が多すぎです。そもそもたくさんドリンクは飲まないですね・・
  • チケットホルダー引換券(1人1枚)
  • アトラクション利用券(1人8枚)これが重要です。WEBで事前予約して決められた時間にアトラクションに行くと待ち時間ほぼゼロで楽しめます。
  • オリジナルスーベニアポップコーンケース(1個1部屋)

バケーションパッケージ以外

  • ガイドツアー(ソラリアン ・ 美女と野獣)
  • ザ・ダイヤモンドホースシュー(ショー無し)
  • レストラン・オチェーアノ(誕生日ケーキ)
  • 部屋への誕生日プレゼント(花束)

部屋の予約が開始されるのが滞在の概ね3か月前になるので合わせて予約を行います。私が予約しようとしたときには既に幾つかの部屋が満室だったのでコアな人は厳密にXX時から予約開始と理解されてたうえで予約されていると思います。またAMEXやVISAではディズニーに対する影響力は概ねないので自分で予約するのが一番早道になると思います。過去にAMEXでトライしましたが期待した滞在とは程遠い予約になってしまいました・・お気を付けください。ディズニーリゾートは自分で予約するのが確実です。

そして何故か特別なお知らせとしてバケーションパッケージ購入者専用のオリジナルポップコーンバケットの購入方法が別のメールで入ります。確かにメールが無いと気が付かないサービスですが・・きっと重要なのでしょう。

出発一週間前にバケーションパッケージが郵送されてくるので、間違えないように切り取って上手く使えるように準備しておきます。これで娘たちのテンションは上がるようです!

到着

荷物は先に輸送しておきますが、やはり子供たちの準備で荷物が莫大になります。伺うときにはどうしても公共交通機関での移動にこだわっているので手持ちできるようにします。(次回からは私の心がおれそうですが・・)

 

開園前にディズニーシーの駅を降りてミラコスタに向かいます。既にこの時点で人が・・並ぶことが苦手な私はこの時点で卒倒しそうなぐらいの人が並ばれています。しかも皆さん楽しそう・・ホテルに入る前の場所で宿泊者であるか確認の方がお見えになるので名前を告げると通して頂けます。

 

先ずはホテルに入り手荷物とPCを預けます。PCは専用のセキュリティの場所に預けるのでベルとは違う場所になります。

娘たちは着替えに向かいます。やはりプリンセスになりたいのですね!しかも誕生日のマークをしっかりと頂いて準備を整えます。荷物を部屋に運び込んでいただくようにお願いしますが、最初はお断りされます。宿泊するのがミラコスタ・スイートだと伝えると部屋まで運んでおきますとの返事になりました。ミラコスタはスイート滞在する事によりサービスが変わるのでホテルに色々と頼りたい方はスイート滞在をお薦めします。

園内から部屋の方向を見ると夜だと更に素敵な雰囲気になっています。これはお薦めの角度です。

ホテルのショップでチケットホルダーを引換券から人数分貰ってきます。私は慣れたカバンを持ってきていたので此方と連携させます。

ホテル側からディズニーシーに入るのは通常のゲートオープンよりむしろ遅く10:00になります。(通常のゲートは9:00)私は色々と準備していたのと立って並ぶと体力を奪われそうだったのでホテルのゲートオープンを少し待つことにします。ホテル到着日に楽にディズニーシーに入園したい人は10:00を狙うと良いでしょう。

チェックイン

部屋へのチェックインは15:00になるため14:30頃にホテルに戻ります。ラウンジでのチェックインが可能なので5階のベッラヴィスタ・ラウンジに向かいます。

 

滞在時のベッラヴィスタ・ラウンジは何時でも座って休憩できるメリットがあります。ほとんどの場所が並んだり、人ごみになっていてもラウンジは問題無い事が多いので私はとても助けられています。

今回も多くの人がチェックイン処理をしていましたが、席はあります。そして人が多かったのでチェックイン前に部屋に案内頂きます。アテンドはありませんが、既に体力をほとんど失っている私にはとても嬉しい申し出です。直ぐに部屋に移動してベッドで横になります。ちょうどメディテレーニアンハーバー でパレードが始まり部屋からユックリと見ます。と言ってもかなりショーは内容が絞られているので昔と同じつもりで見ていると肩透かしかもしれません。

このタイミングで明日のディズニーランドへのアーリーエントリーチケットを手配して頂きます。と言っても宿泊者にはほぼ100%で購入できる権利がありそうです。

 

移動

今回は4371号室が割り振られましたが、ミラコスタ・スイートはホテルの中でも一番奥にあるので移動するのに時間が掛かります。慣れれば気になりませんが、最初は迷うポイントですね・・

部屋

部屋の構成は入口からリビング、ベッドルームそしてウエットエリアとつながります。窓は空気を入れ替える程度しか開きませんが音は十分に聞こえるので目指したところは達成です。ホテルの設備としては少し古く2001年の開業から大きくはリノベーションされていないので値段とつりあっていない気がしますが、ディズニーリゾートである事とスタッフのサービスの良さで相殺です!

(注:音が少しあります)

入口

扉を開けて中に入ると通路の先にリビングと窓の先にはディズニーシーが見えます。

通路の左側にクローゼットがありセキュリティボックスやスリッパ等が収納されています。広さはあまりないので家族で滞在すると不足します。

 

紙袋もこちらに準備されておりお土産を持ち帰るにはとても重宝していたようです。

右側にはお手洗いがあります。こちらは広くて洗面台まであります。もちろんウオッシュレットも完備されています。毎回気になるのはトイレットペーパーの仕上げです。ちゃんとミラコスタのマークが入っているんですよねー

リビング

部屋の中央にあるソファーは背もたれの高さは十分ですが奥行きは短めです。座って過ごすには良いですが寝転んで過ごすタイプのソファーではありません。向かいのテレビは今どきににしてはかなり小さく、情報も古い出し方です。エンターテインメントのディズニーなので大きくまた変わるとは思いますが今は古い仕組みです。テレビの下にはDVDプレイヤーもありますが特にソフトウェアは無いので見ることはありません。

 

ただし一つだけ重要な情報(特にリゾートのエントリー時間)がTVに出てくるので注意が必要です。これで翌日のアーリーエントリーの時間が分かります。ディズニーリゾートで体力を削られる理由が待ち時間の私には最初のアーリーエントリーで以下に人気のアトラクションに乗ってしまうかが重要なのです。(笑)

 

TVの前の机には子供の誕生日用の花束が届いています。ミッキーとミニーをイメージしたアレンジですが既にリゾートに来ているので子供たちは全く関心を示しません。入り口近くには空気清浄機と加湿器がありますが、小雨の降る天気だったので加湿は不要で、空気清浄機として使用していました。

壁側にはミニバーがありお茶なども作ることができる装置があります。パッと見るとエスプレッソマシーンなんですが多機能です。その代わりにカプセルの入れ方がネスプレッソとは違い、周りのフィルムを剥がして中のドリップポッドだけを入れる必要があるので戸惑いました。

 

下の冷蔵庫には水しかありません。昔はもう少しあった気がしますがインルームダイニングでカバーします。

奥には丸テーブルがありウエルカムスナックがあります。壁にはミラコスタらしいタペストリーがかけられています。本当は存在しない物をイメージして細部まで拘れるのはディズニーの強みだと思います。

 

そして箱の中が目玉のバゲッジタグです。これはスイート宿泊者向けの非売品だそうです。私はスーツケースには香港のThe Upper Houseのタグが付いているので不要ですが子供のカバンにつけるようです・・・そしてオリジナルの小さなフラワーアレンジメントと並びます。

ベッドルームとの間には両開きの扉があります。この部分はしっかりとディズニーホテル共通で作られていますね。

 

ベッドルーム

部屋の真ん中に大きくベッドが並びます。収納式のベッドも下にあり最大3つまでベッドが準備できそうです。寝心地も良く枕も私好みのタイプの物もありました。ただターンダウンサービスは今は提供されていないようでした。如何にもおやすみなさいと言う設定を私は嫌いではありません。そして、このベッドこそ私が一番重要視しているものです。なぜなら子供が遊んでいる途中で絶対に疲れて動けなくなる私は部屋に定期的にもどりベッドで1時間程度の仮眠を数回取るのです。これが私が何とかディズニーリゾートを過ごせるための必須アイテムなのです・・

 

ベッドのサイドテーブルには電源アウトレットや電話機などが並びます。すこし古く感じるのはUSBアウトレットが無い事ですね・・仕方が無いのでPCを持ってきて接続します。

やはり窓は此方も少ししか開きませんがディズニーの音は聞こえるようになるので悪くはありません。今回はチェックアウトの時に危うく寝過ごすところでしたが窓を開けておいて聞こえた12時のショーの音で目が覚めて事なきを得ました。

テレビやDVDプレイヤーもありますがこちらは電源を入れる事もありませんでした。引き出しにはパジャマが準備されているのですが今回は自分たちの物を持ち込んでいるので見て楽しみます。

 

ウェットエリア

ベッドルームの奥に進むとウエットエリアになります。二つのシンクに広々としたスペースは好感が持てます。

バスアメニティもフェラガモとディズニー仕様で統一されているので好きな子供はテンションMAXになっているようです。

こちらにもクローゼットがありバスローブが準備されています。しかし・・こちらもクローゼットが狭い・・あまり役に立ちません。

 

バスタブに向かう扉にもミッキーがデザインされており好きな人には堪らない造りです。中のバスタブはジャグジーになっており私は此処でバスジェルを入れて泡泡にして30分ほど夜は身体をほぐしました。シャワーの湯量は十分に強く好みのレベルです。湯量はコントロールできずに取っ手を回すと温度の調整ができます。日本のホテルではあまり採用されていないので初めてだと少し驚くかもしれません。バスタオルなども十分に準備されているので不足する事は無いと思います。もちろんミラコスタのマークが入っている拘りです。

 

 

一番奥の部屋がトイレになります。こちらもウオッシュレットですが、広さは入口のお手洗いのほうが広く出来ています。家族で取り合う必要が無いので二つのお手洗いはこんな時にも大助かりでした。

ミッキー・ランジェロ ギフトショップ

今回のバケーションパッケージの特典としてオリジナルグッズ引換券があります。引き換え場所としてはこちらのギフトショップを選びますが時間によっては混雑しているのでタイミングが重要です。私は夕食前に立ち寄る事としました。4種類ありますが全種類頂くこととなりました。私に選択権はありません(爆)

オチェーアノで誕生日ディナー

此方で事前に予約したコースのディナーを楽しみます。子供も少しずつこのような場所での経験を増やしたいので丁度良い場所です。内装は海の中にいるようなイメージです。入口で名前を伝えると直ぐに座席に案内して頂けます。

 

手前のエリアがブッフェで奥がコース料理になっています。今回は奥のコース料理は殆どの人が何かの記念日のようで皆さん歌とケーキがでていました。食事は程よく美味しくてセンスもあり子供も美味しく食べていました。この位が良いですね!

誕生日の記念の写真も撮って頂き、最後は特別な誕生日プレゼントまで頂く・・此処まですれば皆ファンになりますよね!

 

ベッラヴィスタ・ラウンジで朝食を

アーリーエントリーの時間に合わせて朝食を此方で頂きます。部屋からも園内は見えますが、ガラス一面から見える景色はまた特別です。時間通りにお伺いして案内頂きます。COVID-19以降においてディズニーリゾート全般で予約が優先されており、予約されていると待ち時間や無用な混雑にあたることが、ほぼ無くなりました。これは私にとっては素晴らしい進化ですが、逆に言うと予約が無いと辛い状況だとも言えます。

軽く欲しい物を頂きディズニーランドに備えます。

 

アーリーエントリー

アーリーエントリーチケットは私にとって必須のチケットです。これでアトラクション利用券で予約できないアトラクションを最初の1時間で回りきってしまうのです。今回の滞在では7時50分がアーリーエントリーの時間ですが少し遅れて8時10分にランドに入ります。

 

この時間の園内は殆ど人がいないので此処が私の頑張りところです。

インルームダイニング

朝の勝負が終わったところで私はチェックアウトの準備と昼前の休憩です。園内だとファンシーな食べ物しか無いためここでインルームダイニングを活用します。と言ってもカレーライスなんですが・・TVでオーダーしてから約1時間で部屋に届きます。荷造りは概ね終わっていたのでゆっくりと休憩しながらランチを頂きます。これ私には重要です。

帰り

ホテルをチェックアウトする前にもディズニーリゾートを楽しむためにする事がたくさんあります。先ずは荷物を総て預けます。今回はベルのスタッフに取りに来て頂きロビーのベルに預けます。最初は電車で帰ろうとしていましたが、荷物の多さに心が折れてタクシーで帰る事にしました。このためにもベルに総ての荷物を預けます。スーツケースや袋だけでは足りないのでディズニーの段ボール箱も準備して頂きます。帰りのタクシーはトランクが閉まるか心配なほどでした。

チェックアウトの手続きを終えてラウンジで一時間ほど時間調整と英気をやしなって、いざ戦場に再度向かいます。本当はこのラウンジもチェックアウト日の12時までなのですが私の疲れ具合を見てスタッフが気を利かして頂けたようです。

帰りの時間は決めていなかったので、ディズニーランドを出てリゾートラインに乗る時にミラコスタの代表番号に電話をしてタクシーを呼んでもらう事にしておきました。これは大正解で、帰る時刻に大雨になっていましたがスムーズにタクシーを呼んでいただくことができました。もちろん荷物も総てタクシーに運んでいただき家まで楽に帰れました。

私にとってはラグジュアリーと言うより家族が楽しめるために最大限の準備を整えながらも私の体力を削らない滞在を無事に終わらせることができて感謝です。しかしこれでも翌日は眩暈がして立ち上がれないほど疲れていました。恐るべしディズニーリゾート・・・本人はディズニーに興味が無いが、家族をディズニーリゾートで楽しませたい戦友にこの記事を捧げます。

地図