シンガポールでの滞在先は色々あるようで実は数が少ないと思っています。アコーホテルズでトップブランドと言えば私の好きなラッフルズですが次はSOソフィテルです。さてシンガポールではどのような滞在だったのでしょうか?

結果

久しぶりに駄目なホテルにシンガポールで当たりました。設備もズレている・・スタッフは約束を守らない・・2014年開業なのでスタッフは慣れているハズですが・・こんなSOソフィテルは見たことがありません。

予約

ドバイへのトランジットでシンガポールを選ぶ必要があったので、AMEXにてフライトを含めて全体をコーディネートして頂きました。ホテルについてもアドバイスは頂きましたが既に泊ったことがある場所でした。そこでタイで気に入っているSOソフィテルに滞在してみる事にしました。AMEXでも簡単に手配できると言われたのでお任せしました。

数日後にはフライトに合わせた送迎なども手配が完了した状態で連絡を頂きました。鉄板ですね・・

送迎

深夜にチャンギ空港に到着して荷物を取って外に出るとiPad のネームボードを持って私を待ってくれていました。フレンドリーなスタッフが荷物を持って直ぐに車まで案内してくれます。今回はiPAD搭載のベンツで移動です。移動は軽快で深夜のシンガポールをSOソフィテルまで向かいます。

Soソフィテルとしては軽いイメージのエントランスに車が着くと、ドライバーは普通に対応するのですがベルの動きがとても鈍く荷物を預けて良いのか不安になりました。

チェックイン

ここからレッドシグナルが点灯です。ルームチェックインではなくレセプションで対応しますが、スタッフが出てきません深夜としてもベルは私が到着したことを知っているハズなのに・・しばらくは写真を撮ったりして待っていましたが、最後は大声で呼びます。しかしスタッフが出てこないので、ベルの場所まで戻ってチェックインをお願いしました。出てきたスタッフもなんだか面倒な事に対応しているような感じです。こちらも気分が悪くなります。部屋への案内も無く一人で向かいます。

ビル自体はとても古いらしくTAS(歴史ある)ビルディングとして認証を受けていたようです。こうなると意味が分かりません。SOはアバンギャルド方向なのに建物が歴史建造物。見事に融合に失敗した例と言う感じです。

部屋に到着してからしばらくしても荷物が届かないので連絡すると・・なんとレセプションのチェックイン担当のスタッフが持ってこられました。ここから先も彼女が頻繁に出てきます。

部屋

今回の部屋はSo Loftyなのでバンコクでの素晴らしい滞在を思っていましたが・・コレです・・何がLoftyか意味が分かりません。テラスがある事を示しているのかもしれません。バンコクのSoを安っぽくしたと言うのが正しい表現だと思います。構成はリビングルームとウエットエリアです。WEBサイトではスイート分類なのですが・・ちょっと普通とは違う考えのようです。

リビングルーム

扉を開けると少しスペースがあり右側にはクローゼット、左側にはマスタースイッチです。カードを差し込む場所もありますが、ここには事前に別のカードが差し込まれています。天井の高さは相当に高く、贅沢な造りであることは間違いありません。

ミニバーは面白い造りになっています。大きな扉を開けるとワイングラス・ケルトやエスプレッソマシンが目に入ります。そして・・なぜかマトリョーシカ人形が扉に置いてあります。シンガポールらしい多人種を示しているような気もしますが・・

棚の中もユニークでお土産としても使える扇子等やコンプリメンタリのお菓子、リカー、ワインが棚に入っています。冷蔵庫の中にはコーラやクーなどのソフトドリンクです。「So Safe」と書いてあるので理解はできますが意外なのは更に下にセキュリティボックスが埋め込まれていることです。

   

壁にはテレビがポンと設置されています。向かってテーブルにソファーが準備されています。ウエルカムスイーツとして多少のお菓子がテーブルの上に準備されていました。

その向かいにはベッドがあります。ベッドはシワ無く完璧に設定されていました。しかし部屋全体から少し苦手な匂いがしており、シーツが湿っている感じです。ベッドのサイドテーブルには電灯とコントローラとしてのiPADと電話機としてのiPhoneです。しかしiPhoneはAVAYAの変な内戦ソフトで非常に使い勝手が悪いです。

部屋のコントロールはiPADでほとんど行えるのは新しいホテルだからですね。TVやカーテンも此処から操作できます。しかもちゃんと機能していました。が・・DND(Do Not Distribute)を付けておいてもスタッフが部屋に突然入ってきます。何度も入ってくるので、クレームを入れるほどでした。扉には立派なドアノッカーがあるのですが・・

ベッドの横には書斎机があり、机は広くて使いやすいのでが椅子が座りにくく・・これは不便なアバンギャルドな造りです。アウトレットとしてはほとんどの形状に対応できるように準備されているのは良い点です。そしてベッドの天井には意味が分からないデザインが・・私のレベルでは意味不明です。

この部屋の特徴の一つはテラスです。とても開けにくい窓を開けると手の形のような座りにくい尖ったデザインの椅子とテーブルです。ふと隣を見ると、隣の部屋と低いガラス一枚で隔てられています。これは・・プライベートがありませんね・・これまた酷いユニークです。

ウエットエリア

パッと見ると悪くない造りです。バスタブは大きくのんびりと過ごせました。また必要なものはバスタブ内にセットされています。

シンクはダブルですが形が違います。ユニークなのは丸いシンクで水をフルに出すと、盛大に外に水が飛び出して正面にいる人は水でずぶ濡れになります。はい・・私はズブ濡れになりました。使うなら四角のシンクをお勧めします。アメニティはSoお得意のHISとHERESです。中身は十分で直ぐに使いたかったコットン棒には助けられました。

シャワーは水量が弱く圧を感じるにはレインシャワーがマシなレベルです。

トイレは普通・・ではなく便座が変に高い位置にあります。ゆっくりと座っていることは難しいかもしれません。

ルームサービス

到着して考え事をしていたらお腹が減ったので深夜ながらルームサービスを頼みます。電話は使いにくいのですが何とか接続してシンガポールらしい食べ物をお願いします。45分後になんと驚いたことに先ほどのレセプションのスタッフがカートを押して持ってきてくれます。気持ちは嬉しいのですがどう見ても素人です。皿をガチャガチャさせながら、なんとか形にしている感じです。もう滅茶苦茶です。

レストラン

気分が落ち込むような部屋だったので気分直しに朝食はレストランで頂きます。しかしレストランのスタッフの対応は総て無言・・・・挨拶に答えてくれません。いや・・「何か悪いことをしましたか?」と聞きたくなるレベルです。

食事自体は普通に頂きました。味も何も覚えていませんが・・

帰りの送迎

車の送迎時間も間違えていました。12時の依頼が何故か12時40分になっています。ベルには車に乗り込む時に、腕を扉に挟まれるタイミングで扉を閉められます。こうなると運が悪いとしか思えません。こんな時は何が起こるか分からないので念のためシートベルトをしっかりします。すると案の定・・結構な速度で自動車専用レーンを走っているときに目の前に中年女性が飛び出し警官が取り押さえます。このために車はスピンするぐらいの急ブレーキ・・・私は準備ができていたので車の中で足を踏ん張り問題はありません。しかし「やっぱり」の感じのトラブルでした。

ちなみに腕を挟んだことをベルマネージャーからお詫びの電話をあとで受けました。これだけは最悪の滞在の中で唯一の救いでした。

地図