ソフィテルの中でも常に一歩先を行くSoブランドはバンコクでは私のお気に入りです。そのSo Sofitel ホアヒンが2016年にバンコクから2時間の王室の保養地として有名なホアヒンに出来たのですから試すしかありません。 さてバンコクのSoに負けない内容だったのでしょうか?

結果

ホアヒンでは少ないデザインの優れた滞在を提供してくれました。ビラの造りも最高レベルですが・・バーは更に上をいく作りです。サービスも程々に良くホアヒンでの滞在の候補としては文句ありません。 周りには何も無いので尾籠滞在には最適ですよ!次回はスパも狙います。

予約

今回はバンコクからスラタニへの車での移動の中継地点としてホアヒンでの滞在を選びました。色々なホテルがありますがエクスペディアで探していると気になるホテルがあります。Mギャラリーも有りかと思いましたが、レセプションの壮大な写真を見て同じアコーブランドとは言えどSo/Sofitelのファンとしてはホアヒンも滞在しておく必要があると考えてエクスペディアでそのまま予約します。特に要望が無い場合には簡単で便利ですね。

しかもこのホテルのビラには2ベッドタイプもあるので、非常に仲の良い友人達や家族で騒ぐには良いでしょうね!

到着

15時前にホアヒンに到着したのですがスコールが時折降る不安定な天候の中での滞在となりました。入り口のSo/Sofitelのタイトルと流木で作られたゲートは期待を盛り上げてくれます。

セキュリティに声を掛けて名前を告げて中に入ると時間を司るウサギのオブジェクトを回りこんで車を止めます。荷物をベルが下ろしてくれると、そのままバレットパーキングで預かって頂きます。

 

ホテル側を見ると真っ白な大理石の床と階段で壮大なデザインに仕上がっています。天気が悪かったのが少し残念ですが見ごとな景観です!

階段を上がるとレセプションですが、向かいには池がありSo/の文字がデザインされています。良く整っており私好みに仕上がっています。ただし池の中にいる動物たちの意味は分かりませんでした(笑)

チェックイン

風が良く通るレセプションでチェックインですが、かなりの宿泊者がここで時間を過ごしています。Soらしいデザインの中でパスポートを出してチェックインしているとスタッフが酸っぱいハーブティを提供してくれました。恭しい儀式があり見栄えは良いのですが・・残念ながらあまり美味しくはありませんでした。しかしSo/Sofitelは何処に行ってもウエルカムドリンクに拘りがあり記憶に残ります!そしてレセプションのスタッフは総てがエレガントで英語も完璧です。

(音はありません)

暫くするとスタッフからまだ部屋の準備ができていないと言われます。本来は15時チェックインできるハズでしたが・・まあ文句を言っても変わらないのでホテルの設備を案内して時間を合わせます。レセプションで多くの人が時間を過ごしていたのはコレが原因だったようです。

渡されたカギは通常のイメージより小さいのですが、これには理由があり部屋を開ける時に分かります。

 

ホテルの案内

スタッフに連れられてホテルを見せて頂きます。歩き出すとわかるのですが海まで細い敷地が長く続いていることが分かります。近年は子供用の設備が追加されたのですが、私が訪問した時にはまだ工事中でした。

   

先ほどのSoの池を横に抜けて下に行くと今度はプールです。その名前もソラリアムプールと言っていました。このプールは壁に囲まれているのでプライベートを楽しむことができます。隣にはジムやショップが併設されていました。話を聞くと此方は大人専用との事でした。

プールを抜けるとレストランです。こちらはホワイトオーブンと言われていました。パッとみるとインターナショナルなんですが実際は金魚がお出迎えするタイ料理も提供してくれます。

  

上のフロアにはバーとしてHI-SOです。シェフも紹介いただき夜に食べに来ることを約束します。こちらは夜と昼のギャップが激しいので是非来てみてください。

 

レストランの先にはまたプールです。オープンエリアにあり色々な遊具もあり楽しむことができるエリアですね。つまり子供達も楽しめるプールになっています。今回の訪問時には完成していませんでしたが子供向けの設備が充実しているのもこのホテルの特徴です。

そして海に到着します。海は満潮だったこともあり海を泳いで楽しむことはできませんでした。私のホアヒンのイメージは意外と海が荒れている事が多いとなっています。干潮だと楽しめるんですが・・

30分以上かけてスタッフに案内頂いたところで部屋の準備がちょうどできたとの事で部屋に移動です。

ビラ

コンセプトが「Imaginative Escape」といきなりアバンギャルドな内容から始まります。確かに部屋は・・・凄い内容です!ビラの扉を開けるとプールから始まります。中に入ると通常とは違いリビング、お風呂、ウエットエリアそしてベッドルームと続きます。これもアリです!ちなみにメインのビルは違うブランドのホテルからリブランドされているのですが、ビラはSo/Sofitelになってから建設しているのでSoのイメージが強く出ているとの事でした。

(音はありません)

ビラへの入り口もセンスの良い鉄の扉です。今回はビラ11が割り振られていました。DNDもこちらで点灯する仕組みですね。中に入ると綺麗に床にはタイルが張られており建物は全面窓の凄い作りで一目見て惚れてしまいます。ちなみにこの窓は壁全面を総て開くことができます。プールも相当に大きく完全に泳げます。朝晩とプールとバスタブを往復して楽しみました。プールは何故か塩っぽい味がしていました。

夜にターンダウンが終わった時にはアイスを準備してもらい、ガゼボでゆっくりと時間を過ごすのも良かったです。パブリックのプール側では蚊に襲われましたが、不思議なことにビラの庭には蚊が来ませんでした。すぐ隣なんですが・・

もちろん朝食も外で食べました。朝食からタイカレーのセットはどうかと思いましたが、美味しく食べる事ができました。フルーツやヨーグルトもフルに準備されており朝からお腹いっぱいに頂き大満足です。やっぱりリゾートはこうでないと!

リビング

今回のビラは窓が総て扉とも言えるのですが、一番左の扉を使って入るとリビングになります。つまり・・チェックインの時に渡されたカギは扉の鍵ではなく窓のカギだったのです!入ると目に付くのはカラフルな色遣いです。クッションだけでなく椅子やオブジェクトも統一してカラフルに仕上がっています。最初は目がチカチカするかと思いましたが直ぐに慣れて普通になりました。

先ずは壁に大型のテレビが埋め込まれています。かなり薄いテレビなのと打ちっぱなしのようなデザインの壁と相まって如何にもSoです!テレビを見るためにソファーと小さな丸テーブルがありましたがテレビを見ないので使いませんでした。テレビの下のオレンジの箱にはテレビのリモコンです。またエアコンのリモコンもこの中にありました。最初は是ではわかりません。スタッフの説明を聞いて発見です。

ソファーの後ろには丸テーブルがあり4人が話をすることができるようになっています。机もただの机ではありません。絵が描きこまれています。なるほど・・今回は此方のテーブルがメインになり友人達と話し込みました。机の上にあるフルーツはもちろん総て頂きました。ここには夜のターンダウンを迎えると紅茶のセットと少しスイーツが準備されていました。

しかし入り口の直ぐ左にあるテーブルはSoらしくありません。電話機等があるのですがケーブルが剥きだして整理されていません。

 

丸テーブルの後ろにあるミニバーには十分なスナックや水そしてエスプレッソマシンや紅茶が十分に準備されています。グラスが入っている棚も良いですね!ちょっとファンシーですがSoならこれも文句なしです。

冷蔵庫の中はいたってシンプルです。正直に言うとちょっと物足りなかったです。友人たちと話し込んでいるときには不足したので追加で頼んで外のガゼボでアイスと共に時間を過ごしたのは良い思い出です。

  

昼間は気が付かなかったのですが、夜になってランプをつけると・・立木をイメージしたランプが部屋をほんのり照らしてくれます。立木はこのリゾート全般に使われているのでオマージュしているのかもしれません。

バスタブ

リビングの次が・・なんとバスタブです!大きく真っ白なバスタブはとても清潔に思われます。また大理石の壁とのコントラクトも見事にマッチしています。鏡のフレームはまたまた立木デザインです。

そして・・何故ここに有るのかというと・・先ほどの話通り窓が全面開くので、ここでお風呂に入った後にそのままプールに飛び込むことができるのです。これも良い発想です。遊びメインかと思いますが、ちゃんとバスソルトやバスアメニティも準備されておりフルにお風呂タイムを楽しめるようになっています。COVID-19が出る前の滞在だったのでゆっくりとバスタブには入りませんでしたが、今なら一時間以上このお風呂に入るでしょうね!

お手洗い

バスタブの裏手がお手洗いになります。他のエリアは窓かガラスに面しているのですが唯一お手洗いだけは壁に囲まれています。私はトイレが開放的でも気になりませんが一般的にはこの造りが良いのでしょう。ただしウオッシュレットのような高機能なもの無くシンプルに作られています。

シャワー

バスタブ、トイレと来て次がシャワーになっていますが、シャワーには扉もなく、横も見えないとはいえガラスでオープンに作られています。最近の作りは細かく区切るのではなく広くスペースを使うことが多いのですがこのビラも同じ発想のようです。勿論私は好きですよ。

ハンドシャワーも湯量・温度の安定度共にOKです。そしてレインシャワーは天井が高い分、温かいお湯が広く強く落ちてきました。

洗面

バスタブをまっすぐに進むと次がダブルのシンクになります。こちらも全面鏡なので視認性は完璧です。

最初はバスアメニティが分からなかったのですが下の箱に入っています。そしてSoお得意のHers ATとHis ATの作りです。意外と男女分けてアメニティを準備してくれているホテルは少ないのです。中はいたって普通に歯ブラシ等が準備されています。バスタオルもここに準備されていますが・・唯一バスタオルだけNGです。体を拭くと糸くずが山盛り体に付いてしまいました。私の滞在した時だけかもしれませんが・・

後ろにはスーツケースを置く場所とクローゼットになっています。中には例によってカラフルなローブやバッグが置いてあります。バッグはプールに行くときに便利に使わせて頂きました。持ち帰っても良いと言われましたが、そんなに欲しいものでもありません。

ベッドルーム

一番奥まで移動するとベッドルームです。ベッドにはフレームがあり少し天板があるような造りになっています。なぜか布が一枚だけフレームの上を通過しています。

ターンダウンしたこの雰囲気には痺れます!枕は固目と柔らかい両方がセットされているので今回は固いのを枕にして柔らかいのは抱き枕として使いました。

ベッドのサイドテーブルにはランプと時計です。そしてランプコントロールもこちらから可能なので寝るときには便利です。

ビーチソサエティ

夕方にはプールの隣で映画が上映されるとの事だったので楽しみにして訪問します。ついでに飲み物もビーチソサエティにお願いして準備万端で向かいます・・・しかしプールサイドは日が落ちると蚊のたまり場になり数分で5カ所以上さされました。諦めて部屋に退散です。どうりで誰も鑑賞に来ないわけです(笑)

ホワイトオーブンで夕食を

日も落ちたのでシェフと約束していたホワイトオーブンに向かいます。しかしホワイトオーブンはシェフ以外は英語が喋れないのでタイの友人がホスト役をしてくれます。私自身はタイ料理を食べるつもりだったのですが久しぶりに美味しそうな肉やパスタが並んでいるのでウエスタンなチョイスになってしまいました。

 

出てきた料理も美味しく頂けました。特にパスタは久しぶりに食べれたので特に美味しく感じます。タイでは日本食以上に美味しいイタリアンはなかなか難しいと思います。

シェフとも話をして食後は是非に上のバーを見ていってほしいとの事でした。先ほど蚊に襲われた話をしたら「上のバーには居ないから安心しろ」と言われます。

Hi So バー

レストランの上に向かう階段を上がっていくとライトの関係から昼間とは全然雰囲気が違います。バー全面がガラスで覆われているので外から良く見えますが紫色の光と相まってかなりアバンギャルドな雰囲気です。しかしノリ良くいくには時間が早かったせいか、ダイニングもバーもほぼ貸し切りだったので大人しくお茶をしていました。

バーの中では音楽を楽しみながらビリヤードやカウンターなど楽しめるように綺麗に揃っています。バンコク市内なら大人気になる事間違いなしです・・がここはホアヒン・・そんなに盛り上がらないでしょう(笑)

 

地図