香港・マカオを囲む珠江デルタを友人の会社訪問でお伺いします。彼らはリッツ・カールトンが大好きで私とも気が合います。今回は彼らの手配で深セン・広州のザ・リッツ・カールトンを梯子しました。さて深センの実力は?

結果

少し反応が鈍いスタッフですが、対応そのものは悪くありません。部屋もアップグレードされてご機嫌の滞在になりました。ザ・リッツ・カールトンの安定した滞在を楽しめました!ニュースでは問題が色々あるとも言われていますが、本当に中国の高級ホテルは昔に比べると断然に良くなりました。

予約

ザ・リッツ・カールトン 深センは2009年に開業し中国の友人曰くお勧めのホテルとの事です。多くのケースにおいて深センや珠海に滞在するのは避けてマカオや香港に戻っていましたが、今回は敢えてメインランド側で滞在する事を選択しました。

部屋の情報などを見るためにWEBで先ずは見ますが・・例によって日本語のサイトは全く情報がありません。やはりマリオットのサイトは英語版で見る必要があります。

今回は友人が手配してくれるので本当は部屋タイプを指定したかったのですが・・彼らにお任せしておきました。すると私にメールで飛んできた内容としてはDELUXE GARDEN VIEW ROOMと出ていました。良いチョイスだと感謝のメッセージを出しておきます。

チェックイン

今回は皇岗口岸に友人たちがピックアップに来てくれるのでホテルのリムジンサービスはお願いしません。香港から国境を越えて会議が終わってから友人の車でホテルに向かいます。

バレットパーキングで車を預けて中に入ります。もちろん荷物はベルがすぐさまホテルの中に持って行ってくれます。雰囲気の良いロビーまで直ぐに到着です。

チェックインと言っても今回は私は座っているだけです。パスポートを友人に渡したら後は処理を行ってもらいます。お茶は薔薇と共に提供されゆっくりと時間を楽しみます。

友人曰く部屋がアップグレードされたと・・・で部屋タイプを聞くのですがスイートとしか分かりません。WEBを見ると色々な部屋タイプがあるのですが・・単なるスイートとスタッフは言い切りました。多少不安ですがまあ中国なので気にしません。

部屋は9階の919号室になります。スタッフはもちろんアテンドして説明もバッチりしてくれます。

部屋

部屋は大きめの部屋を真ん中で区切りリビングとベッドルームに分けたようなコンフィグレーションです。奥のウエットルームまでシンプルな動線で悩むことはありません。後からWEBで調べましたが何の部屋タイプかは結局分からずじまいです。

(注:音があります)

入口

部屋に入ると音楽が流れザ・リッツ・カールトンに帰ってきたんだと思います。入った場所には絵や壺が何気なく置いてあります。この辺りはザ・リッツ・カールトンらしいデザインですね。入るとわかりますが床が木です。手入れもされているので裸足で歩いても何かが刺さるような事はありません。意外と重要なポイントです。

リビング

ベッドルームとの境にある壁にはテレビが設置してあります。テレビの下にはアイスボックスや水が準備されています。

 

テレビの前にはソファーと丸テーブルです。丸テーブルの上にはシンプルなウエルカムフルーツです。バナナ・梨そしてリンゴという日本ではベーシックな構成です。しかしこれが私にはとても嬉しいのです。

 

部屋の角にはミニバーがあります。棚の上にはエスプレッソマシーン・グラス・水そしてワインが準備されています。下の冷蔵庫の中もペプシやVOSSとハードリカーが準備されています。私は炭酸水があれば満足なのでVOSS(Sparkling/Still)のセレクションには助かります。

机はかなり手が込んでいます。奥の硝子の部分と、書類を書く皮の部分が半円でデザインされています。私はあまり皮の上で書類は書かないのでどちらでも良いのですが段差が無いのは良い事です。合わせて椅子の皮も重厚です。机の上には懐かしいCISCOの電話があります。部屋の間で電話すると相手の登録してある名前がちゃんと表示されているのでシステムはうまく動いていました。ちゃんとここまで使われているのは少ないですよね・・サイドテーブルに私は鞄を置いていましたが、こちらの下にアウトレットやテレビとの接続ポイントがあります。

 

机の上に置いてある丸い筒は・・算段重ねのトレーでUSB・HDMI・音声ケーブルが入っています。このセンスは良いですね。

夜になるとこの雰囲気です。もう少し高い部屋が好みですがこの眺めなら文句ありません!

インルーム・ダイニング

朝ごはんは友人と話をしながら頂きます。やはり中国の朝ごはんは御粥で決まりです。なぜか中国人の彼はウエスタンを食べていましたが・・

ベッドルーム

私がザ・リッツ・カールトンを好きな理由の一つにベッドのマットレスがあります。此処でも最高の寝心地です。真っ白なシーツがきれいにセットされているのを見ると安心です。

 

ベッドのサイドテーブルには水・電話とiPhoneとのドッグです。そして下には引き出し型の電灯の制御盤にアウトレットです。残念ながらUSBのアウトレットはありません。

 

ベッドの向かいにテレビが設置されています。リビングのテレビのちょうど真後ろです。こちらはオーディオシステムが入っており迫力の音がでます。と言ってもみる時間は今回はありませんでした。クローゼットもスタンダードながら収容能力は問題ありません。二人で滞在してピッタリに作られていますね。もちろん傘・靴ベラ・ブラシ・アイロン・ホテルの紙袋も完璧に準備されています。

ウエットエリア

ウエットエリアに入ると真正面がダブルのシンクです。そして気が付きにくいのですが全面の鏡です。この大きさだと自分の姿が見えているのが当たり前なので大きさに気付きにくくなります。

 

左側がバスタブです。猫足ではありませんが、すっきりとデザインされています。湯船につかりながらテレビを見るようにできています。夜はお風呂に入る時間はありませんでしたが、朝早くに湯船に入りながらテレビでザ・リッツ・カールトンのイメージビデオを楽しむのが私のお気に入りです。湯量も十分で直ぐにお湯がいっぱいになります。もちろんバスソルトも総て投入です。

右側にはシャワールームです。レインシャワーとハンドシャワーの二つです、水圧はかなりありますので文句なしです。バスアメニティはザ・リッツ・カールトンお決まりのAspreyです。しかし私には合わないのです・・・これだけは・・日本から持ってきているラ・カスタを使います。余談ですが、ラ・カスタを購入すると付いてくる一回使い切りのお試し版が私のカバンには常に入っています。

シャワーの隣にあるトイレもザ・スタンダードです。ウオッシュレットが無いのはいまいちです。この二点が私の中ではザ・リッツ・カールトンのマイナスポイントになります。

プール

寒い時期だったのですが天気が良かったのでプールサイドで日向ぼっこをするには良い日でした。

この景色を見ているとどこにいるのかもうわかりません。本当にあの深センなんでしょうかね・・10年以上前から来ている私には良い意味で驚きです。

地図