ロサンゼルスから少し離れていますがフォーシーズンズホテル ザ バルチモア サンタバーバラ はやはり宿泊の価値があります。夏の終わりも近い9月の滞在はどのように楽しめたのでしょうか?
結果
露に濡れた朝のリゾートを楽しむ部屋の素晴らしさは申し分ありません。実はさらに食事が最高レベルです。イタリアンの食事を楽しみましたがイタリアで食べているのと変わりません。ここは食事だけでも行く価値があります。
予約
アメリカは西海岸から東海岸に抜ける旅程ですが、いたるところに私の行きたい場所が複雑に入るためやはりAMEXで一元的に管理していただきます。もちろん部屋の相談なども乗っていただき完璧に処理して頂きました。
今回はホテルから見える海に拘りたかったのでAMEXの担当者の方にいろいろと確認していただきました。本当はオン ザ ビーチのホテルかと勝手にWEBの写真から思っていましたが道を一本はさんでいることが確認していただき分かりました。その中でも海に一番近い部屋 エグゼクティブ・プレミアルーム・オーシャンビューでお願いしておきます。
チェエックイン
ロサンゼルスの空港からサンタバーバラは自分で車を運転して移動していきます。車はサンフランシスコで借りていた赤のコルベット コンバーチブルから黄色のコルベット コンバーチブルに変わります。翌日にはロスからモハベ砂漠を超えてラスベガスに移動するためです。到着時間は明確でなかったためホテル側には夕方としか伝えておけない状況でした。
ホテルに着いた時にはすでに日が落ちて暗くなりかけていました。ホテルの玄関に車を着けると慣れたスタッフが荷物を降ろしてバレットパーキングで車を移動してくれます。ここまで来ると後はリラックスタイムです。
重厚な雰囲気のレセプションでチェックインを済ませます。チェックインの時に部屋を奥のビラにアップグレードをしませんかと申し入れされますが、アップグレードされた部屋からは海岸が見えないと言われたのでお断りします。実際はこのホテルはビーチから道一本隔てているのでビーチが見える部屋はほとんど無いとの事でした。
スタッフがホテルの設備について説明してくれたのでそのまま夜の食事を予約しておきます。
ロビーから広々とした敷地を少し移動していきます。一番ホテルの角の建物に到着し階段を上ると703号室です。
部屋
ホテルの設備が最高である事は最初から分かっていましたが、このレベルで仕上がっているとは思いませんでした。また待望のテラスからの海岸の景色も悪くありません。スイート構成ではありませんが十分な広さです。前身のBiltmoreホテルのイメージが残っている滞在となりました。
リビング
扉を開けると目の前には大きなベッドが目に入ります。少し硬めのベッドですが寝心地はやはり素晴らしく・・ベッドの左右には水が準備されています。また電話機もありますがベッドサイドの電話機は私はめったに使いません。
ベッドの向こうには大きな棚が見えます。上にはエスプレッソマシーン、リンゴ、水とならびます。コーヒーカップはかなり合理的になっていました。
この棚の中には冷蔵庫がありビールやソフトドリンクがあります。特にお酒のセレクションはかなりありました。冷蔵庫にちゃんと鍵がかかるのも懐かしい感じです。
部屋の左手には書斎机があります。古いタイプでPCを扱ったりするにはあまり適しませんが少し書類を整理したりするには問題ありません。
部屋の角には暖炉です!やはりアメリカの宿には暖炉は欠かせないですね。昼間は暑いとはいえ秋の音も聞こえる季節は夜になるとやはり寒く暖炉を優しく入れて時間を過ごします。この暖炉は薪ではなくガスで着いているのでコントロールは簡単でした。ただし最初は着かなかったのでエンジニアの方が来て少し調整頂きました。
友人と暖炉の前でソファーに腰かけてゆっくりと時間を過ごすのは悪くありません。とは言えど二人とも既に疲れていたので食事のあとは直ぐに就寝です。暖炉ばかりに気を取られますが、暖炉の上にはテレビもあります。もちろんみませんが・・・
窓を開けて外に出るとバルコニーになります。これがこの部屋で最も良い場所になります。部屋をぐるりとテラスが囲んでいるので花いっぱいの庭から海が見えます。
寝るときには窓を少し開けて、暖炉をつけて、海の音を聞きながら時間を過ごすとあっという間に深い眠りに落ちてしまいました。
バスルーム
バスルームに向かう途中がクローゼットになっておりセキュリティボックスもこちらにあります。クローゼットの収納は相当に多く機能的です。一泊だけの滞在なのでスーツケースもほとんど開けずに過ごした私にはあまり使う必要がありませんでした・・滞在時間が短かったので選択を数時間でお願いしようとしましたが、エクスプレスサービスが夜には提供されておらず、選択は次の滞在先に持ち越しとなりました。
奥の扉を開けるとバスルームですがいきなり雰囲気がアップテンポに変わります。このデザインもなるほどです。お風呂場の下には床暖房が入っているのでお風呂を出てもホッカホッカです。やはりカリフォルニアでも冬は寒いですからね・・・
シンクもレトロなタイプですが二つあります。機能的には十分です。耳栓はデフォルトのアメニティであるのですが歯ブラシはやはりお願いしないと頂けないようになっています。
更に奥にはトイレがあります。これまたシンプルな作りです。奥のシャワールームの雰囲気が私は一番好きです。このデザインにおいてこのタイルの使い方は良いですね。ちなみに使っているアメニティはロクシタンです。しかし他のホテルでは使われていことが少ないシリーズが使われていました。
BILLA VISTA イタリアン レストラン
荷物をかるく片付けて食事に移動します。チェックインの時からすごく雰囲気が良いなと思っていましたが食べにくると更に良さがわかります。
今回は私の好みを伝えて、それに合わせたお勧めを頂きます。しかしこの食事が期待を超えるおいしさです。なんと言っていいのか・・濃厚で出汁も効いていておいしく頂きます。
最後のデザートとエスプレッソまでしっかりと頂きました。本当に満足な食事をアメリカで頂いたのは今回で何度目でしょうか?と自分でも思えるほどでした。
帰りは部屋まで少し距離があるので周囲を散歩しながら移動します。狭いながらこちらにもプールはありました。
BEACH AND CABANA CLUB
ホテルから道を挟んである離れのクラブはホテル宿泊者ならだれでも楽しむことができるようになっています。しかし夜遅くなってから訪問したので既に閉館10分前となっており見学だけとなりました。
朝食
朝食も昨晩と同じレストランで頂きます。朝食もやはり品数豊富で味も素晴らしい!オムレツを私はチョイスしましたがこれまた元気が出る内容でした。これで今日のデスバレーを経由してラスベガスへの車の移動も問題なしです。
朝食を食べた後に明るくなった敷地と海岸側を軽く散歩します。さすがにいい雰囲気ですね!
さあ出発です