アマン ニューヨークの滞在を心待ちにしていましたが、2023年5月に願いが叶いました。しかし日本人の方がアマン・ニューヨークに滞在した情報がなく、友人にも訪れた人がいないため雰囲気もつかめませんでした。そんな時はお世話になって居るアマンのスタッフの方にお願いです!出発前から情報を聞き、ニューヨーク側のスタッフにもパスを通していただき、わがままを叶えていただきました。さて、どんな滞在になったのでしょうか?

結果

単純に訪問するだけではアマン ニューヨークの魅力は十分に伝わりません。今回の滞在では、到着から出発までニューヨークで叶えたかったことを全て詰め込んでいただきました。感謝の気持ちしかありません!本当にありがとうございます。

滞在に向けて

COVID-19の最中に開業したアマンニューヨークに対してはあまり良い評判を聞くことはできませんでした。数か月間、情報が多い英語のサイトをチェックしていると評価がとても低く、スタッフの入れ替わりも激しいようでした。どちらにしても暫くはアメリカには行けないのでアマンニューヨークの滞在は心の奥にしまい込む事としました。

しかし2023年になり止めていた海外での話を進めるタイミングとなり中東の友人とニューヨークで会う事になります。こうなると滞在先は確実にアマンニューヨークです。もともと私はアメリカのホテルのサービスは淡泊で好きではないのですがアマンジャンキーとして精進するためには行くことは決定です。本当はアマンギリアマンガニも寄るつもりで計画していたのですが、そんなに時間を取ることは許されませんでした・・・特にアマンギリは宿泊時の写真データを紛失して記事にしていない事と良い部屋が追加されたので是非にと思っていましたが残念でした。

ホテルについて少し調べるとの建物は1921年に建設されておりMoMA発祥の地だったりと歴史がありすぎるザ クラウン ビルディングに入っています。結果的に古いビルを丁寧にリファインして使われています。

予約

行くことを決めたら予約に進みます。最初はニューヨークの滞在時間が30時間だったのでアマンニューヨークは一泊だけにして二泊目は別のホテルを楽しもうかとも思いましたがアクティビティを考えると連泊するのが良いと判断します。

型通りの部屋の予約(今回はFifth Avenue Junior Suiteで依頼)と空港との送迎は簡単に決まります。ちょっぴり部屋のアップグレードも有りそうだと下心もありました・・・またこのタイミングでPayment Authorizationをお願いしてクレジットカードの番号・有効期間・CVVまで渡します。CVVを渡すという事は私のクレジットカードを何とでも使えるので少し怖いのですが信用するしかありません。このためにアメックスはAC(アディショナルカード)として別の番号があるので助かります。仮に不正利用されてもメインカードの番号を変更する必要はありません。多くのホテルが予約段階でCVVを要求するようになっているので必須のサービスです。

問題はここからです。私の体験したいアクティビティをリザベーションで伝えても理解していただけません。多くのアマンは素晴らしい経験を提供するメニューがあるのですがアマン ニューヨークはまだそのレベルにはWEB上では到達していません。やはり都市型のアマンはアクティビティは苦手なイメージを払拭できません。ホテル内のアクティビティは良いのですがホテルの外にでるような話はメニューになって居ないようです。最終的には返事も帰ってこなくなりました・・・(泣)

なので・・もう頼るしかありません。シガーや食事で訪問している中でアマン東京でお世話になっている方とお会いして状況を伝えます。するとそのまま電話でアマン・ニューヨークのコンシェルジュの人と話をさせて頂き一気に話が進みます。お願いしたいことを以下のように伝えます。

  • ニューヨークは何回か行っているがアクティビティを楽しんだことが無いのでアマンらしい経験をお願いしたい。
  • 摩天楼を空から見たい
  • 新しくなったNYCと歴史を感じたい
  • 美味しい食事を楽しみたい
  • もちろんアマン ニューヨークのスパも楽しみたい
  • アマンニューヨーク自慢のJazz Clubを経験したい

細かい話は羽田からJFKに移動する飛行機の中でメール連絡です。打てば響く状態になってしまえば言いたい放題です(すいません)。私のカードを使ってアマンニューヨークのコンシェルジュがガンガン予約を入れてくれます。飛行機が着陸するころにはすべての予定が決まりました。やはりフライト中のWiFiは助かります。

最終的には以下の内容になったのでアマン ニューヨークが残念な滞在とならないようにアクティビティで感動するための参考レシピになるように残しておきます。各項目の内容は本記事の中で紹介します。もちろんコンシェルジュ側で最終的な予約状況は整理してメールで送付してくれます。

  • Summit One Vanderbilt
  • Private New York City Tour(ランチはツアーの中でガイドさんが予約してくれる事になりました)
  • Wings Air Helicopters 45mins
  • Dinner:NAMA
  • Jazz Club at Aman
  • Aman Club (将来の参考に見せて頂く事ができました)

送迎

飛行機から降りるときにバッグを忘れてしまい入国審査を一番に抜ける予定がかなり遅くなってしまいました(これは別の記事で記載しました)。ちょうどお世話になったCAさん達と外に出るタイミングが揃ったので少し挨拶です。挨拶をしているとアマンが手配してくれたドライバーから電話がありそのままピックアップして頂きます。ちょっと慌ただしい感じでCAさんにも申し訳ありませんでした。

私がドライバーの方と合流したのはちょうど24時です。近くの車まで歩きながら久しぶりのニューヨークの空気を楽しみます。それほど寒くもなくスッキリとしています。お願いしていたメルセデスベンツのSクラスは最新で快適です。ほぼフル装備なので座席の倒れ具合やヘッドレストは流石です。フライト中はゆったりできたのですが、サンルーフを開けて頂いて体をリラックスしながらマンハッタンに向かいます。もう深夜ですが工事が進んでおり部分的に渋滞するほどです。

ホテルの前に車が付いたのは空港から45分ほどです。深夜にもかかわらずセキュリティが2名おり私を向かい入れるためにお偉い方が更に待ってくれています。車を降りると荷物はそのままベルが受け取りホテルに消えていきます。私は案内を受けて部屋に向かいます。

 

チェックイン

入り口から暖炉が付いています。今回のアメリカの旅は暖炉との旅だったのですがココがスタート地点でした。入り口にスタッフ用の机はありますが目的は良くわかりません。チェックインもチェックアウトもレセプションを使いませんでした。というか・・レセプションあるのでしょうかアマン・ニューヨークに?

 

最初のエレベータでは14階で降ります。このフロアにはラウンジやレストランそしてコンシェルジュディスクが準備されています。

コンシェルジュディスクの奥に進むとホテルとレジデンス用のエレベータがあります。ホテルは14階より下にあり、レジデンスが上に位置しています。ルームカードキーをかざすと必要な階で降りることができます。

 

チェックインの作業は無く、紙も記載せずパスポートを出すことも無く既に私の情報は総て登録されているのでスタッフから部屋の説明を受けて終了です。スーツケースも直ぐに届きあっと言う間に準備完了です。気になったのは両替する機能はホテルでは提供していないとこのことでした。スタッフに銀行に両替のお使いをお願いすることは可能ですが到着した深夜では対応できません。チップ用の紙幣もそれほど持っていなかったので申し訳ない感じでした。

部屋

12階で降りて一番奥の角部屋が1226の私の部屋です。鍵もセンスが良いですよね・・

 

角部屋の時点で部屋がアップデートされた事に気が付きますがなんと!「プレミアスイート56番街」です。部屋としては予約していた部屋の2倍程度の広さです。構成としてはホワイエ、ウエットルーム、リビング兼ベッドルームですが広々としています。そして流石に天井が高い!気持ちいですね。

(音はありません)

ホワイエ

扉のチェーンが最近は更にガッチリした分かりやすい作りになっています。右の棚にはDND(Do Not Disturb)の意味を示すオブジェがあります。もちろん電子的にスイッチを押してもLEDが光って同じ効果があります。左には化粧台がLEDの光で眩しく準備されています。

大きな棚がミニバーになっています。カトラリー・ケトルそしてエスプレッソマシーン等も当然のように完備されています。アイスボックスには十分な氷が入っており奥にはハードリカーやスナック・グラスと続きます。一個一個のデザインが洗練されていますね。

 

冷蔵庫も引き出しタイプの最新型です。炭酸水もあり十分な量が準備されています。私はお酒は飲まないので有難くソフトドリンクを頂きました。請求を見ましたがどうやらコンプリメンタリーのようです。

 

ウエットエリア

ホワイエの右側がウエットエリアになります。シンクは二人で同時に使えますがフラットなデザインと水が出る場所のデザインは今風ですね。ただし気を抜くと水が少しずつ漏れやすいので、最後まで栓を閉じるように気を付けます。簡単に言うとレバーを一番下まで下げるという当たり前の事なんですが・・

バスアメニティも完璧です。久しぶりにアメリカの旅だったので忘れていたのですが歯ブラシや歯磨き粉が出たのはアマン・ニューヨークだけでした。他のホテル(ローズウッドサンドヒルとスタンリーランチ)は言えば持ってきていただけるようでした。

バスタブは卵型で入り心地は完璧です。マンハッタンのホテルでこの広さのバスタブは良いですね。兎に角 マンハッタンのホテルは狭いというイメージだったのですが全然違いました。バスタブから手が届くところにバスソルトがありますもちろんたっぷりと入れて体を温めます。バスタオルは此方にもありますが洗面台の下にもあり十分な数が準備されています。もちろんフカフカです!

奥のシャワーのデザインは見事です!しかしハンドシャワーとレインシャワーですが残念ながら水圧は弱く温度も一定ではありません。昔のビルなので是が限界なのかもしれません。シャンプー・コンディショナーとボディウオッシュは私好みなので有難く使わせて頂きます。

お手洗いは一瞬古いタイプかと思いましたがToToの最新型でちゃんとウオッシュレットです!やっぱり是が必要なんです。ありがとうございます。手が届く場所に電話機もあり急な電話も此方で対応できます。

 

ウエットエリア全体に弱く床暖房が入っているのは良いですね。5月は良いですが寒さが厳しい季節には是は嬉しいでしょう。

リビング

リビングに入ってすぐが書斎机です。こちらの壁は日本のデザインを思い出しますが、まさに日本人の方がデザインされたものだと言われておりました。日本とは真逆の時間帯だったのですがCOVID-19以降はオンライン会議がメインなので日本に居なくても出席できるためニューヨークである事を態々言う必要もなく普通に会議に参加していました。時差ボケも感じる程ではなかったのですが深夜でもガンガンに働けました。このためのWiFIも十分な速度がでておりストレスなく処理が進みます。文房具も少しだけありますと言っても今回はPCでガッチリ仕事をしていたので使いませんでした。

真ん中の丸テーブルにはウエルカムスイーツが並びます。非常にシンプルですが紅茶とマフィンとリンゴです。もちろんウエルカムレターもあります。流石に到着した深夜にマフィンは・・と思っていましたがこの直後に何故かチーズバーガーをルームサービスで食べてしまいます。確かにタイミング的にお腹が減ったか減っていないか良くわからなかったのでスタッフにお勧めは聞きましたが・・聞いたら何故かオーダーしてしまいました。(笑)

 

丸テーブルの向かいには大きなテレビがあります。最近のアマンはテレビが標準であるんですね・・私のイメージはテレビ禁止なぐらいの勢いだったんですが!このテレビは下の台に格納できるので直ぐに格納してしまいました。

そして一番のお気に入りは暖炉です。方式は分かりませんが簡単にスイッチ一つで火がついて消すこともできます。青白い炎を揺らめくのを見ていると心が落ち着きます。

 

結局寝ている間も焚いて温度調整に使わせて頂きました。結構部屋が乾燥しているのですが湯船にお湯をためて置いておくと多少和らいだ気がします。

窓はシェードとカーテンです。電動で上下できるので力は要りません。外の景色はまさにニューヨークです。もちろん私は寝るときには総て開けて日の出とともに目を覚ますようにします。私がほとんど時差の影響を受けないのは良く寝て、良く歩いて、日の光を多く浴びているからかもしれません。

 

ベッドが広い!そして私の好きな硬さです。こうなると何処のマットレスか気になるので確認するとやはりDUXです。初めて気になったのがバージュアルアラブの滞在の時ですが定番になってきています。私も家のマットレスをシモンズから此方に変更したくなりました。

枕元には電源や各種コントローラが集約しているので使い勝手は悪くありません。最初はボタンが多くて悩みましたが一度理解できれば便利です。細かくコントロールするにはパッドを使用します。パッドからライト、シェード、エアコンと暖炉も制御できます。特にエアコンは此方からのみになります。最初は温度調整が上手くできず寒かったのですが途中からOFFにしたらちょうど良くなりました。ターンダウンされているとちょっとしたプレゼントが枕元に配置されます。初日はカード、二日目は石です。センスが良すぎてどうして良いのか武骨な私は悩みます。

ベッドの奥にはウオークインクローゼットです。3面が収納になっているので不足することはあり得ないと思えます。左右だけでも軽く二人分ははいります。傘やバスローブ・セキュリティボックスも此方にあります。

 

インルームダイニング

先ほども書きましたが・・深夜にチーズバーガ食べてしまいました。例のパッドからオーダーするのですが焼き加減等細かい依頼ができるようになっています。

で届いたのがこちらです!いやポテト多すぎです。ハンバーガーもフルボリュームです。しかし不思議なもので軽く食べきってしまいました。う・・ん・・旅のスタートから失敗したような気もしますが美味しかったので良しとします。

ラウンジバー

一階からエレベーターで上がった場所にあるのがラウンジバーです。単純に座って時間を過ごしても良いですし、バーカウンターでお酒や紅茶を楽しんでも良くなっています。真ん中の象徴的なオブジェクトも意味があるのでしょうが、私には理解できませんでした。

 

外に出ると水盤と暖炉の組み合わせです。朝一番から強い風が吹いていたので外で朝食を食べようと思っていましたが断念です。

ARVAで朝食を

アマンニューヨークのイタリアンレストランの一つであるArvaはアマン東京でもお馴染みの名前です。朝の7時から開店なので合わせて向かいます。昨晩のチーズバーガが若干お腹に残っている気がしますが気にせずに食べることとします。選んだのはサラダ、目玉焼きクリスピーベーコンそして禁断のフレンチトーストです。

 

ゆっくりと紅茶を飲んでからサラダと目玉焼きと食べていきますがフレンチトーストは更にホイップやジャム等まで乗せて頂いてしまいます。体重も気になりますが日本に帰った時にはピッタリと出発前の体重だったので結果良しとします!

 

食後にテラス席を見せて頂きますが風さえなければ完璧な場所です!上を見るとアイコニックな屋根がうわさ通り見えました。二泊しましたが実質朝ごはんは一回だけだったのが少し心残りです。

スパ

そして・・私としたことが大きなミスをしてしまいスパを受けることができませんでした。アクティビティを優先していたらスパを受ける時間が限られてしまい予約が取れない状態になりました。やはり滞在前にスパは押さえておくべきでした。

スパエリアは軽く案内いただきましたがプールにしてもデザインセンスが違います。東京のブラックプールも大好きですが此方も中々です!スパにはブティックも入っており何か購入しようかと思いましたがピンと来なかったので何も買いませんでした。

Summit One Vanderbilt

一般的な見るだけの観光にはあまり興味はありませんがアマン東京の方に勧められたサミット・ワン・ヴァンダービルトは行くしかありません。確かに調べると面白そうですし、お願いしてあるプライベートチャーターのヘリで上手く行けば逆側から(ヘリからビルを)見ることができそうだと思いました。

コンシェルジュの方がチケットは取っておいてくれてあるので当日は印刷したチケットを受け取ります。訪問前からコンシェルジュの方はファインプレーを連発ですが滞在時にも完璧なサポートです。朝の出発時間になって降りるとコンシェルジュの方に上手く拾って頂きホテルのハウスカーで向かいます。その前に銀行に寄って頂いて両替も済ませてひと段落です。

このハウスカーが多種多様です。ベンツであったりBMWだったりします。今回はBMWのこれです!ほぼコンバーチブルと言って良いほど天井が開放的です。ドライバーの方もクールでボディーガードみたいな動きです。

送迎いただいて後は普通に列に並びます。できればこのような部分もアマンお得意のプライベートツアーをニューヨーク版を是非に作ってほしいと思います。ただでさえ楽しいニューヨークをアマン流で観光したらどうなるのか・・想像するだけでワクワクします。

 

結果的には一時間ほど時間がかかりますが素晴らしい景色を素晴らしい見せ方で楽しませて頂きました。これは是非に行くべきです!天気も良くて遠くまで見通せました。次回は夜来たいです。

Private New York City Tour

サミット・ワン・ヴァンダービルトの後にガイドの方と合流してニューヨークを案内していただきます。定番の場所を回りますが6時間では時間が不足です。ブルックリン橋からマンハッタンを見たかったのですがタイムアウトです。今のWTCの状況もやはり見たいと思い訪問です。昔仕事で訪問していたビルは健在でしたがテロ直後ともまた大きく変わっていると理解できました。

 

昼ご飯はTavern on the Greenをガイドの方が押さえてくれましたがこちらも歴史あふれる場所です。緑の中で食べたいとのリクエストに応えてくれました。内装は重厚ですが今回は外で頂きます。シーフード系で食べたいと伝えるとクラブバーガーをお勧めされます。名前は完璧なのでOKです!しかし出てきたのはカニが丸ごとバンスに挟まれている男前なバーガーです。最初はびっくりしましたが食べると美味しかったのでペロリと食べてしまいました。

初めての観光としては良いかもしれませんが、将来的にはアマン得意のプライベートツアー Hidden NYCとかの名目で設定してくれると尚よいですね。期待しています!アマンさん。

マンハッタンをチャーターヘリで上空から

私の中で強烈なマンハッタンのイメージを植え付けてくれたのが20年前にラガーディア空港に夜の便で着陸しようとした時に真上を飛んだ時の映像が頭にこびり付いていたので再度見たいと長く思っていました。今回はその景色を再度見ることができるのかプライベートでヘリの手配を考えます。

考えるのは自由ですが実行に移すには色々と考える必要があります。最終的にはアマン・ニューヨークのコンシェルジュの方にお任せです。希望を伝えて最適な会社を選んでいただきました。搭乗が決定するとWings Air Helicoptersから諸所のメールが届きます。これも羽田からJFKへの移動のフライトの中で話が進みます。

ジェットヘリパイロットのライセンスがある事を伝え、できれば操縦させて欲しいとか言いたい放題をお願いします。今回は残念ながら「観光ヘリなのでコパイロットのサイクリック等は取り外してあるので操縦できない」と返答を頂きます。もう少し早く言ってくれれば・・何とかしてくれそうだったので次回への反省点です。

当日はアマンのコンシェルジュの方に案内いただいて(と言うか・・私が外に出るときには100%コンシェルジュの方がアテンドしてくれました)ハウスカーでヘリパッドまで案内していただきます。アメリカのヘリパッドなので駐車場と同じレベルの感覚です。Wings Air Helicoptersの表示は一切なくBLADEと書いてあります隣にも似たような場所があるので若干不安です。中に入ると若いお兄さんが居るだけで受け付けも何も対応しません。予約表を見ると無線で該当のヘリを呼び出してくれます。どうやら近くで待機しており呼び出すとヘリで迎えに来るシステムのようで直ぐにヘリが着陸します。

 

乗り込むと笑顔が素敵な老練なパイロットの方で軽くブリーフィングをヘリの中で受けます。テロがあったニューヨークの上空をどこまで自由に飛べるのか不安でしたが、何処でも基本は自由に飛べるとの事でした。

 

この言葉には間違いなく上空でも私がOKと言うまでホバーリングで停めて頂いたり見たい角度に向けて頂いたりとほぼ自由です。

 

自由の女神からマンハッタンに向かう景色は昔何かの映画で見たシーン(どれだけ検索してもChatGPTで確認しても思い出せない・・)のようで一人で納得していました。

この景色はやはりニューヨークを代表する絵だと納得していました。

(注:音があります)

セントラルパークの上空では数分ホバーして頂いきます。狙いはアマン・ニューヨークを空から見るためですが壮大な景色が目の前に広がります。だいぶ太陽も傾いて良い雰囲気です。頭の中ではパーラーメントのCMのナタリーコール・ボビー・コールドウェルさんの音楽が流れます。こう考えると子供の頃の広告に強く影響を受けており、その音楽を作られた多くが亡くなられている事に気づきます。自分もいい歳になりました・・

(注:音があります)

そして例のサミット・ワン・ヴァンダービルトとエンパイアステートの間でホバーしてくれます。足元からはタイムズスクエアが見えます。

午前中とは逆方向で見ることが期待通りできました。「これ以上にマンハッタンとは言える場所など無い」言えるような景色です!こんな街のど真ん中で観光フライトで長時間ホバーできるなんて!テロの影響からマンハッタン上空は自由には飛べないと思っていました。

(注:音があります)

パイロットの方には感謝しかありません。次回は夜のフライトですね!帰りの車は特に頼まず久しぶりにニューヨークのタクシーを拾ってみます。ほとんどがUBERになって居ますが少しは走っていました。

(注:音があります)

NAMAで寿司の夕食を

ホテルに戻ってから少し休憩をして夕食の時間になります。もちろん日本食レストランのNAMAに足を運びます。こちらも歩いて数歩ですがコンシェルジュの方が案内してくれます。

 

そういえば今回の滞在で宿泊者ではアジア系の人は一人も見ませんでした。そのためか夕方のこの時間に顔パスで動いている私は珍しかったようで多くの人に滞在者に声を掛けられました「お前はいったい誰だ?」って感じです。他の人は入り口のセキュリティでも止められて、レストランでも、AMANクラブでも確認を受けていたので珍しかったようです。ちなみに私の顔は全員のスタッフが認識してくれていましたのでセキュリティで止められたり、部屋のカードキーを出したりする必要はありませんでした。

さてレストランもカウンターの席に案内されるとシェフの挨拶から始まります。日本人だとタイミングがアメリカ式か日本式か分からないので困りました。しかし日本人の対象の方がタイミングよく話をしてくれます。今回は量が食べれないので寿司だけをお任せでお願いします。配膳でも日本人の女性の方がおり挨拶を頂きました。

 

出てきた寿司は最高です!ニューヨークなのでかなりハイレベルなのは想像できましたが日本の高級店以上です。これは納得です!ぺろりと食べてしまいました。

THE JAZZ CLUB

そして最後はアマン・ニューヨーク自慢のジャズクラブです。滞在時に最初にお勧めされたのは此方です。しかし・・Jazzと言われても全く分からない私は雰囲気だけを楽しむことになります。

食事の後に移動しようとしたらここもコンシェルジュの方が直ぐに対応です。普通はビルの外に出て回り込む必要があるのですがNAMAの裏手にあるスタッフ用のエレベータで地下まで案内してくれます。宿泊者でもあり予約が入っていた私は多くの人数の方が並ばれていましたが、そのまま直接座席まで案内いただきます。しかも私がなんとなく伝えていたステージ袖の良い場所です。

お酒は飲めませんがモクテルを頼み一時間ほど音楽の中で時間を過ごしました。知識はありませんが十分に楽しめた時間です。

AMANクラブ

まだニューヨークだけのようですがAMANクラブと言う会員制のシステムがあります。一見では分からない場所にある重厚な扉を開けて中にはいます。普通は入れないのですが日本側のスタッフから私がシガー好きでアマンジャンキーである事が伝わっており特別に見せて頂きました。

 

中に入るとバーカウンターと外のシガーエリアです。上に上がるとシガーの保管庫とアマン東京のシガーラウンジと同じように個別ロッカーがあります。たぶんアマン東京にもこのシステムが近い将来には導入されるような気がします。AMANクラブに入れて頂けるように頑張らないと!

チェックアウト

朝6時のフライトで西海岸に移動する必要があったので朝3時にはチェックアウトです。と言っても何もすることはありません。請求も総て終わっているので領収書だけメールでその場で送って頂き完了です。そういえば普段はしないのですが色々と対応して頂いた素晴らしいコンシェルジュの方にはメッセージカード等で感謝を示しておきました。彼が居なければアマン・ニューヨークの滞在はつまらないものになっていたでしょう。

 

チェックアウト時にはアマンジャンキーの新しいTシャツとスーツケースのタグを頂きます。朝食も準備しようかと聞かれましたが飛行機に早朝に乗るので食べれないと判断してお断りしました。帰りも数名の方に見送って頂き、行きと同じドライバーの方が対応して頂きあっと言う間にジョンエフケネディの空港に到着です。さあ次に!

場所