JALのビジネスクラスもスカイスイートIIIにまで到達していました。久しぶりにバンコクから羽田への戻りでJALのビジネスクラスを選択してみましたが、どのように素晴らしいフライトだったのでしょうか?
結果
ビジネスとしてはフルフラットの座席を極限まで詰めた座席です。かなり圧迫感はありますが乗っていて楽なフライトでした。更に突き詰めると上下に3段の座席とか近い将来は出そうですね。また久しぶりのJALのウエットなサービスを堪能してきました。
予約
今回の予約はJALのWEBサイトで直接取りました。通常であれば深夜便は避けたいのですが、今回は翌日にどうしても日本で予定があったので選択です。
また通常であれば窓側の座席を予約するのですが、今回のスカイスイートIIIの最も特徴が出るD席をWEBで予約しておきます。単純に行って帰ってくるだけなので座席選択が最も完璧なJALのWEBサイトでの予約が最適な選択です。また最近はホテルも直接WEBで取得しても十分なサービスが受けれるようになってきましたね。
チェックイン
22時に出発の便なのでバンコクのスワンナプーム空港には20時到着を目指します。夕方はバンコク市内は渋滞が予想されるので相当に早く18時にホテル出発します。早ければラウンジで時間を過ごせば良いとの目算も入れての移動です。
実際にはドライバーの方が空港の南側の道を選択し全く渋滞なく到着です。この道だと離着陸する飛行機を見ながら空港に近づくので飛行機好きには良い経路です。
結果的には19時にスワンナプーム空港に到着しJALのカウンターはまだオープンしていませんでした。久しぶりのJALでのチェックインですがANAとの大きな違いが出ます。ダイヤモンド会員専用のカウンターはありません。JGC、サファイア、クリスタルと兼用の窓口です。JGCしか資格が無くとも最上位のカウンターでチェックインできます。しかし実際にはビジネスクラスのカウンターが人が少ないので、こちらに並びます。
チェックイン時に今回の機材はスカイスイートIIIである事を確認しておきます。座席は狙ったDである事を確認し、念のため隣の座席には人が来れないように可能な限りでブロックして頂きます。このために予約では3列目であった座席をほぼ最後列の10列目に移動します。フィッシュボーン配列なのであまり関係なかったのですが初めての座席なので念のためにお願いしておきました。
ビジネスクラスの場合だとプライオリティレーンのカードも頂けるのですがABTCがある私は特に使わないので返却しておきます。
ラウンジ
ラウンジですが、事前のアナウンス通りサクララウンジは2017年の2月末まで閉鎖のようです。代わりにCIPラウンジが使えました。スワンナプーム国際空港の場合には世界でも最強レベルのタイ国際航空のラウンジがあるので、通常はCIPラウンジは使用しないのですが今回は久しぶりに試してみました。
チェックインが終わってからプライオリティーレーンでセキュリティとイミグレーションを通過するのに10分程度で完了です。更にGコンコースのCIPラウンジまで歩いて10分程度で到着です。特に欲しい物も無いので真っ直ぐにラウンジに向かいます。到着すると全面ガラスの見通しの良いラウンジです。
中に入りカードを提出するとスムースに入れます。早くに到着したので最初は人が殆どいませんでしたが、出発近くになると日本の方が多くお見えになっていました。しかし・・・食べ物などは寂しい品揃えだったのでスープだけ頂き後はフライトで食べることにします。1時間半ほどPCを使って色々と処理を終わらせ搭乗に向かいます。
搭乗
今回の搭乗ゲートはG5になりますが、このゲートは一番端になります。何とかJALの機材を写真に収めようとしますが、夜のスワンナプーム国際空港は写真がとても撮りにくいので・・・折角のB777-200ですが上手く撮れませんでした。
優先搭乗はANAと違いダイヤモンドとの区別も無くJGC又はビジネスクラスであれば後は並んだ順です。私が到着したころには既に5人ほどの方が並んでいたのもANA便との違いかもしれません。ANA便ならこのタイミングで私が一番になるのですが(笑)
概ね時間通りに搭乗が開始されます。機内に入る場所でのCAさんの挨拶は丁寧です。この部分は日本のキャリアらしいですね。また今回の便は日本人のCAさんが7割を占めていました。来るときは5割程度のCAさんがタイの方だったのですがタイミングによって大きく違うようです。
座席
機内に入った最初の感触は圧迫感がとても強いと言う事です。限界近くまで詰めてあるので全般的に狭いというより圧迫感が強く出ています。
最終的にビジネスクラスは1-2-1のアブレストで11列に対してほぼ満席状態でした。
座席の上にはスリッパ・アメニティ・ブランケットそしてヘッドフォンが既に準備されています。中に潜り込みますが圧迫感がやはり強く出ています。JALのCAさんと少し話をしますが、スカイスイート3はフルフラットを売りにしているのですが圧迫感は良く言われるそうです。しかしJALのCAさんはANAよりも色々と話をしようとする方が多くなったと感じます。ANAとの違いは勿論ですがエミレーツやタイ航空との違いをお話しすると興味津々です。
アメニティが中々優れもので、アイマスク・歯ブラシ・アイリフレッシュにマスクです。特にアイリフレッシュは乾燥する機内では有難い設定です。
さて座席ですが前面に17インチのディスプレイがあります。気が付きにくいのですが下に向けて角度を付けることも可能なのでベッドにした時もくなく見ることができます。エンターティメントもMAGIC-VIになっており制御方法が色々と変わっています。反応は鈍いのですがスマートフォンのような操作感ですね。
座席の右手にはコントローラもありますが、これは新しく作られていますが昔からのスタイルです。裏側のキーボードやジョイステックはちょっと今までとは違いますね。しかし他社はスマートフォンのようなコントローラが増えてきているので今後は変わってくるでしょう。
隣の座席との間には大きなカクテルテーブルがあります。カクテルと言うより物置に使えるほどのサイズです。今回のD席の場合には隣の座席とのセパレータがあり隣に人が居る場合にはこちらを閉じれば視野は気にならないようになっています。
また此方にはヘッドセットや小物の収納兼鏡があります。意外と広いので使い勝手は悪くありません。収納の下には100Vの電源とUSBのチャージャーおよびヘッドフォンの接続部分があります。
下の部分には座席のコントローラーがあります。制御は単純に「倒す」か「起こす」だけです。最近の機材は事細かく制御できるか、この程度の二極化になってきた気がします。同じくこの位置にマガジンラックがありますが備え付けの機内誌などでいっぱいです。これ以上の収納は出来ないですね。ココには座席の細かい使い方も記載された資料があります。
座席の右側の部分のアームレストが下に沈んだり上がったりできるようになっていますが、この中の収納が優れものです。圧迫感はあるのですが収納スペースは相当に広く作られているので実質はとても便利な機材に仕上がっています。
さて実際にベッドに移行するとD席はかなり低く出来ています。一言でいうと足元の高さまで沈み込んで来ます。ベッドモードにしても壁は更に高いの圧迫感は消えませんが、実際には足元も十分に広く微妙に寝返りもできるので悪くはありません。おかげで数時間はぐっすりと寝ることが出来ました。
食事
離陸前に水と御絞りは各座席に配られます。水はあるだけで良いですね。
深夜便だけあって手配には気を遣われています。オーダシートも事前に配られているので必要に応じて頼みます。今回はタキシングから離陸まで寝てしまいましたが、このシートの御蔭で起こして頂き食事を頂きました。
離陸してのアミューズも悪くありません。机を倒して少し後ろに引き込むと食事モードです。しかし選んだ食事は懐かしい「うどんですかい」を頂きます。私の知る限りでは昔からありますね・・このシリーズ(笑)
さて朝食はしっかりと頂きます。到着二時間前に食べますがガッチリと頂きました。味も美味しくこれぞJALのビジネスと言う内容でした。下に引くランチョンマットも良いですね。
フライト情報
Rec | 項目 | 内容 |
1 | 航空会社 | 日本航空 |
2 | フライト | JL034 |
3 | 機材 | B777-200 |
4 | クラス | ビジネスクラス |
5 | 出発空港 | スワンナプーム国際空港(BKK) |
6 | 到着空港 | 羽田国際空港(HND) |
7 | 予定 出発時間 | 22:05 (BKK) |
8 | 予定 到着時間 | 05:40 (HND) |
9 | 予定 フライト時間 | 05:35 |
10 | 実 搭乗開始時間 | 21:40 (BKK) |
11 | 実 ドアクローズ時間 | 21:55 (BKK) |
12 | 実 離陸時間 | 22:25 (BKK) |
13 | 実 着陸時間 | 05:25 (HND) |
14 | 実 降機時間 | 05:35 (HND) |
15 | 実 フライト時間(ドアクローズから降機まで) | 05:40 |