特別な水の都ヴェニスにアマンが開業したと聞いた時は、居ても立っても居られない位に心がはやりました。開業から2年でようやく訪問する事ができました。宿泊だけでなくアマンらしい地位粋密着型のアクティビティもフルにお願いしておきました。さてその滞在は?

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結果

ヴェニスと言う特別な場所でのアマンの滞在は心ゆくまで楽しむ事ができました。またスタッフの心遣いも完璧です。夢心地のひとときを過ごす事ができました。

予約

アマンの予約方法はもう決まっています。一般的な予約は他の手配の関係からAMEXから申し込んでおき、細かい点はアマンのリザベーション担当の方と直接お話をして決めます。部屋のタイプは運河が見えるのだけが条件だったのでパラッツォ・スタンツァをお願いします。

またアクティビティが素晴らしいのでこの部分は存分に楽しめるようにアマンと直接話をした方が良いですね。双方の私の担当の方は慣れているのでもう何時ものパターンですねと言う感じで対応してくれます。

アマンから送付されてきたアクティビティは色々と魅力あふれる内容でした。僅か二泊三日の滞在にかなり予定を詰め込んでしまいました。お願いしたのは以下になります。ヘリのチャーターもお願いしましたがヘリ会社が保守のため暫くクローズで頼むことができませんでした・・・これは残念。

  1. LAGOON BREAKFAST by BOAT
  2. PALAZZO DUCALE 閉館後の貸切
  3. ゴンドラ セレナーデ

送迎

ドイツからヴェネツィア マルコ・ポーロ国際空港に着いた時にはかなり疲れており、8月のとても暑い時期でぐったりしかけていましたがアマンの明るいスタッフの送迎で元気になります。先ずは車で近くの船着き場まで5分程度の移動を楽しみます。すこし話をしていると直ぐに船着き場に到着します。

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彼らとはここで一度お別れです。そのままボートのスタッフにバトンが渡されます。もちろんスーツケースなどは総てスタッフが対応してくれますので我々が触ることはありません。

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船に乗り込むと水を頂きしばらくボートの移動を楽しみます。前回、ダニエリにお邪魔した時は深夜に到着したのでボートでの移動の景色は何も見えませんでしたが今回は爽快な景色の中を進んでいきます。島の中に入ると混雑しているとの事で大外を回り込んで約40分でホテルに到着です。

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この時点で概ねベニス観光は終了しているのではないかと言うぐらいの密度でした。

チェックイン

船を降りてスタッフに向かいいれられるとウエルカムドリンクと冷たいおしぼりです。しかも何か・・・日本語が聞こえます。来る前の確認では日本人のスタッフは居ないと言う事で聞いていたのですが・・・よくよく目を凝らすとシェフの方です。シェフの方が日本の方なんですね!これはビックリです。しかも日本語で言うと板長の立場の方が態々と向かいいれてくれて軽くホテルの説明までしてくれるのです。これには驚きです。シェフには滞在中に相当にお世話になります・・・(その節にはありがとうございました)

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部屋

ホテルを少し案内して頂いてから部屋に向かいます。 部屋の作りは入り口とリビングそしてバスルームです。言葉で書くと一般的な部屋ですが、バスルームが普通のホテルの一室位のサイズと機能を有しているので実際にはスイート構成だと思います。

鍵は少し変わっています。丸いアクセサリー部分にはUSBのジャックがありますが何に使えるかは分かりませんでした。

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玄関

入り口を開けて入ると小さいながらもスペースがあります。少し薄暗いのですが電灯と桃そしてアクセサリーがあります。このアクセサリーは入り口に掛けるとDNDの意味になるそうです。扉も昔からの物を流用しているのでオートロックではありません。入ってから自分の手で鍵を掛ける必要があります。

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そしてこのエリアにミニバーおよびセキュリティボックスがあります。メインの部屋のサイズを得るために、この位置に来ているようです。ホテルそのものに歴史があるため基本構造には手を入れないようにしているそうです。

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ミニバーの上にはスナックも準備されており小腹が空いた時には頂けます。勿論このスナック類はコンプリメンタリなので気兼ねなく頂きます。またiPhoneのドッキングステーションもあります。しかし場所がいまいちなので使うことはありませんでした。

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冷蔵庫の中の準備もフルーツのジュースからワインなどと十分な品揃えです。隣の引き出しを開けるとチップスやチョコレートそしてオープナーも準備されています。この辺りは完璧なセッティングですね。

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更に隣の引き出しを開けるとセキュリティボックスが埋め込まれています。サイズは少し小さめですがパスポート等を収めるには悪くありません。

リビング

リビングの机はかなり小さくパソコンを開くには適していません。机の上部にはコンセント等を収める場所があります。後で紹介するバスルームが実はパソコンを開いて仕事をするには向いていました。レターボックスや文具も最低限の物は準備してあります。

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ベッドの手前には丸机があり、ウェルカムチョコレートがあります。これがカラフルで美味しく頂きました。また部屋の至る所にユリアマリリスの花(KYOKOさん情報ありがとうございます)が飾られています。椅子も二つあり時間を過ごすには悪くありません。 机の上のWelcome メッセージは綺麗ではありませんが、手書きで心籠った内容です。

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エアコンは部屋でのコントロールは無く電話でエアコンのON/OFF 温度調整をお願いする方式です。これは珍しい・・・

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ベッドの横にはマスターのスイッチがあります。これは上下に動かすのではなく、左右に動かすと電源がコントロールできます。最初は上下に動かして壊れていると思ってしまいました。ベッドは少し柔らかめですが十分な広さで楽しめました。偶にはこの使い方も良いですね。

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窓の外には運河が広がります。凄いのはこのエリアで芝生が生えていることです。ベニスだと海水の関係で相当に手入れが必要そうですね。窓を開けて眺めていると蚊が相当に入り込んできたので注意が必要です。

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バスルーム

入り口からバスルームに向かう通路にはクローゼットが二つあります。二人分のスーツケースを収容して服を入れるには丁度いい大きさですが、少し暗くて服を選ぶには適切ではないようです。

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クローゼットの先がバスルームです。ここの広さはリビングよりむしろ大きいぐらいです。部屋の真ん中には丸机と椅子があります。この椅子の上で私はPCを開いて色々と作業をしていました。

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デザインの良いシンクも離れて二つあります。それぞれに綿棒等の必要最低限のアメニティが準備されています。またドライヤーもありましたが此れはリビングで使います。

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部屋の奥にはバスタブがあります。かなり深く私にもぴったりでした。シャワーのデザイン・シャンプーやバスソルトの使い方などは流石です。シンプルな中にもこだわりがあります。

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バスタブの左側にはトイレがあります。擦りガラス越しなので閉塞感があまりありません。そして右側にはシャワールームです。8月の時期のベニスは温度も湿度も高いのでシャワーを頻繁に浴びてスッキリさせました。

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バスルームにもクローゼットがありバスローブがあります。しかし重要なのはその上にある黒い箱です。スリッパやブラシ、コンセントの変換器そして虫除けです。この虫除けが相当に重要でした!

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地図