アフリカ最高穂と言えばキリマンジャロですね。そのキリマンジャロを最高のホテルで見たいと思ったらTortilis Campです。こちらのホテルへの宿泊は単なる豪華なラグジュアリーホテルではありません。素朴なアフリカを体験しながら何を感じて何を楽しめたのでしょうか?

結果

蚊には襲われる・・雨は漏れてくる・・部屋にインターネットは無い。しかし本当に素晴らしいホテルでした。部屋からの景色には心を奪われました。単純な豪華さを求める宿泊をしたい場合には的外れになるので注意してください。一度滞在したらまた来たくなるそんな滞在でした。私はこれからも自然を題材にしたホテルに宿泊して行きたいですね。

予約

2週間前からAMEX側の提案で当たりをつけて幾つかの候補を場所別に頂いていました。しかし行く場所・日程が決まるったのが宿泊の直前です。アンボセリ国立公園近辺と確定してすかさずトルティリス キャンプで手配開始です。しかしこのキャンプは非常に連絡が取りにくかったようです。ドバイにいる間にも色々と確認の対応をして頂きました。

部屋の種類をしつこく確認しましたが基本的に一つしかないと言われました。また最低二泊の宿泊が条件になっていました。問題はフライトのコネクションですがこちらはチャーターフライトで対応です。

しかし総てが決まった後に大逆転です・・・

  • AMEXでの支払いは対応していない・・・

との事でした。あれだけ時間かけて色々と対応して頂いて更にVISAでデポジットの対応までAMEXが処理してくれました。感謝はしていますが、これだけ頑張って最後にAMEXでの支払いができないとは・・・しかも提案はAMEXからなんですねコレ!担当者と2人で電話口ながら大笑いです。どちらにしても全力で対応して頂いて感謝しています。

チェックイン

チャーターフライトの移動を終えてホテルに到着したのは少し暗くなりかけていました。しかも嵐の予感と共に・・・

レセプションでは数人のスタッフとマサイ族の人が出迎えてくれました。色々と話を聞きましたが、部屋がアップグレードされたとのことでした。その名もファミリーテントです。これでアップグレードとは少し微妙ですが後で意味が分かります。今回の宿泊はキャンプ全体で我々だけと言う事でかなりのんびりと貸し切り状態を楽しませて頂きました。チェックインの時には情報と共に電灯を頂きます。この電灯は結構使用しますので忘れないように・・!

部屋

部屋には専属のメイドが付いてくれます。部屋までスーツケースの移動も彼女が対応してくれます。しかも・・なんとも不安げな感じでヨタヨタです。(笑)

少し雨が降り出した中を私も移動です。部屋の前に着くと部屋の電源マスタースイッチと素晴らしい鍵です。紐なんですね・・これでセキュリティがあるのかな・・と思いましたが、そんな心配は全く不要です。

 

何故かって?だって扉を開けて部屋に入るとそのまま外なんですね!

 

そしてソファーに座るとそのままキリマンジャロが目の前に広がる仕掛けです。

 

部屋の構成

部屋は完全に外と一体化したリビングと二つのベッドテントです。テントと言っても小型のテントでは無く、10畳ぐらいのベッドルームの中にベッドとバスルーム、ダブルシンクの洗面台、トイレまで含まれています。

マスターテント シャワー、バスタブと手洗い

こちらのシャワーは太陽の光で温められているため温水が出るまで5分ほど必要となりますので暫くは我慢です。

  

バスタブはありますが基本的にはシャワーを使用するように勧められます。準備されているアメニティは自然を意識されいますが、専用のシャンプーやリンス等はありません。今回はどこまでエコであるのかは不明ですが、部屋に備え付けの液体石鹸で総てをすませました。これが正しいのかは私には分かりませんが(笑)

  

今回は雨が大量に降り問題は無いのですが、一応ね・・ケニアの雰囲気を味わうためにもバスタブには入りませんでした。

トイレは至って普通です。水洗で使用も簡単でした。

マスターテント ベッド

こちらはかなり大型で一人で寝るには十分な広さです。こちらのベッドは夜になると蚊帳が吊られます。必要かどうか聞かれますが、必ず必要と言う事をお勧めします。テントとは言えどかなりの虫が入り込みます。

蚊帳を使っても蚊がやはり多いので注意が必要ですね。寝室はまだ良いのですがリビングはもちろんね・・外ですから要注意。レセプションで蚊よけのクリームを買って露出しているところに塗る事をお勧めします。

マラリアについては私は問題ありませんでした。特に予防接種等も取ることなく(取る時間も無く・・)行きましたがOKでした。でも変にビクビクしないためにも予防接種をしておいた方が良かったかもしれませんね。そして夜は早く寝ましょう・・光が殆ど無いので暗くゆっくりと時間が過ぎます・・

サブ テント

こちらはツインのベッドが準備されています。ただしバスタブはありません。今回は使用しませんでしたが家族で宿泊するにはBESTの選択ですね!

 

夜になると凄まじい雨が降りました。こんな大雨は年に一度あるか無いかだとの事でした。おかげでリビングは大浸水です。寝室であるテント側は問題ありませんでした。途中でメイドさんが何回か来て対応しますが無駄でしたね。

しかしホテルのスタッフは私が雨を連れてきたと大喜びです。話を聞くと去年から今年にかけて酷い年で本当に降水量がほぼ零だったそうです。これから乾季に向かう前に大雨が降るのは嬉しい出来事だったようです。(2010年2月は本当にひどい旱魃だったと後から知りました)

リビング

外と連動しているリビングはこの部屋の一番のポイントです。一応机もありますが、あまり有効ではありませんね。夜の明かりは申し訳ない程度です。仕事をしようなんて・・・無茶です。ここは日が暮れたら食事をして寝ましょう!

そうですここは自然と一体になり楽しむ場所ですね。食事を取る机や夜を彩る電灯などが気分を盛り上げます。

  

GSMの携帯電話はホテルの殆どの場所でしようできましたが、インターネットは部屋からは接続できませんでした。ロビーの近辺のみのようです。どちらにしてもインターネットは止めておきましょう!

セキュリティ

部屋にカギなど殆ど無いのですが、夜警をしているスタッフがいて常時24時間見回っています。もし問題があった場合には警報の汽笛を鳴らせば良いとの事でした。セキュリティボックスもベッドの近くに準備されています。これがまた渋い・・番号を併せて閉める簡単ですが扉が非常に重い・・・

 

動物が敷地に入らないようにするためにホテルの敷地は電線で守られています。本当にこれで大丈夫なのか??私には分かりませんでしたが・・・

チップ

このホテルのチップの払い方は少し変わっています。個別にスタッフに払うのではなく、纏めてレセプションのGRATUITIESに入れる事になっています。ただしドライバーへの支払いは別で個別に払います。一般的には30-50US$/DAYだと言われていました。私は最終日に纏めて支払いました。

問題だったのは私が持っている現地通貨およびUS$をマサイ族の村で総て使用してしまったため此処の払いに困りました。レセプションは日本円からの両替は対応していませんでしたし・・と思っていたら日本円でチップを払っても良いとの事だったので一安心です。

朝食

部屋でも朝食を頂く事は可能です。メイドさんが前日に話を聞いて時間になると持ってきてくれます。同じようにモーニングコールも可能です。部屋に電話はありませんのでメイドさんが時間になると起こしてくれますよ!

 

場所