ケニア共和国に行った以上、必ず見たかったのがマサイ族です。同行者はマサイ族の村は二度と行かないと言うほど毛嫌いしていました。また実際に行きませんでした。その理由は何だったのでしょうか?また私自身は何を感じたのでしょうか?

結果

マサイ族の生活は想像とは違い観光ビジネスがメインになっていると感じてしまいました。文化や風習を見ることはできましたが・・・彼らの状態を理解していないと単純にお金だけを取られていると感じるかもしれませんね・・・たしかに中東のパートナーがマサイ族は嫌いだと言っている理由も分かりました。

注意点

とにかくお土産物の購入や寄付の依頼が多いです。そういう事が嫌ならば行かないほうが良いかもしれません。もしくは最初から色々言われても何も買わない、適当に話を聞いて終わりにすると決めてから行った方が気持ちが楽かもしれません。

私は、この手のビジネスは良くある話なので気にもせずに交渉を含めて適当に楽しみました(笑)

入場

マサイ族は通常は写真をとったりすることはできません。しかし一部の集落では観光ビジネスとして村をオープンにして入場料20US$を支払うと写真は取り放題になります。この辺りからして既にショービジネス化されていました。

入口近辺で男たちが何かゲームをしていますが、理解はできません。まあ雰囲気を楽しめれば良いのでね・・

 

しかし村の作りは非常に適当です。これで昨晩の大雨とか、象とか入らないようにできるのですかね?話を聞くと4家族で170人が一つの村に住んでいるらしいですね。

近くの井戸は最近になって寄付で建てれたと言ってはいましたが・・象が壊しに来ると言っています。嘘かと思っていましたが、目の前でシマウマとマサイ族が喧嘩していました!これはユニークな場面でした。

村の中に入ると周りは家が建っているのですが中央は広場があります。これは家畜を夜はここに入れるためだそうです。

歓迎

村に入っていくと先ずは歓迎のダンスです。これが噂に名高いマサイジャンプですね!一緒になって踊ってジャンプして楽しみました。

(音付きです注意してください)

ドライバーのサイモンから日本人にしては珍しいと言われました。多くの日本人は歓迎の儀式だけで怖がってしまう・・まっそうでしょうね・・普通の人ならなら怖いかもしれませんね・・

 

次は火を起こす方法も見ましたが、そのまま私もトライです。何とか象の糞に火をつけました。マサイ族は気が短いのか雰囲気だけ味あわせて、さっさと終了させる気だったのですが、私は最後まで火をつけると言ったら驚いていました。

歓迎のダンスが終わると家の中に案内されます。真っ暗で中は見えません。また何か煙が充満しています。理由を聞くと、暗くしてあるのは他の部族に襲われた時に部屋の中を暗くしておく方が有利だからそうです。と言っても最近はそんな部族間の争いは無いようです。煙は虫よけだそうです。

この家では子供が生まれたばかりと言っていましたが何も見えません。その旨を伝えるとフラッシュをたいて部屋の写真を撮れば良いとまで言われました。なるほどね!

 

ちなみに家を作るのは女性の仕事で5人で2週間かけて作る事が多いそうです。男性は・・外部の動物から村を守るのが仕事になるそうです。

食生活

彼らは基本的に食料の保存はしません。乳を少し保存するぐらいだそうです。確かにこれでは生活は安定しないでしょうね。

2008年の大干ばつで彼らの家畜が殆ど死んだ事をしきりに言いだしました。あーそろそろかな・・と思っていたら寄付の話が出だしました。最初なんで適当に無視します。

お土産

次は色々な意味で楽しみのお土産コーナーです。かなり全員が本気モードで売りにきます。村長曰く、お土産は一つ一つの値段については教えない。まとめて最後に幾らと言うとの事です。来たーと思いましたが私はこの手の話は好きなんですね。5つ買って最初は500US$(相当の現地通貨)とか言われたので手持ちは50US$(相当の現地通貨)だと言ったら色々と話した結果OKでした。もとではほぼ零なので幾らでも良いんでしょうね・・・

この中でも火をつけるために使った道具などを直接私に販売しに来た若いお兄さんはかなり商魂たくましくて、見ていて楽しかったですね。彼の努力に敬意を払って彼の言い値の1/4で買ってあげました。

このような話の時にサイモン(ドライバー)は助けないので頼りにしない事ですね。

学校へ

村を出て隣の学校を見学しようとしたら、今度はお別れの儀式です。まあ買い物でかなり面倒くさくなったのでスルーです。

村を出て1分の場所に学校はあります。こちらは何にも守られていませんが子供たちが外でサッカーをしています。大丈夫なのか確認するとマサイの男たちが守っているとの事です。言われてみれば確かに来るまでに周りに立っていましたね。

 

学校には十字架が建っており、最初は教会かと思ってしまいました。私が近付くと多くの子供たちが学校に入って行きました。慣れている様子です(笑)

建物に入ると先生らしい人が近寄ってくれて学校の状態について話をしてくれます。途中では勉強の成果や歌を聞かせて頂きました。

(音付きです注意してください)

しかし今度は学校への募金を求められました。子供のためと喜んで払いますが募金に慣れていない人には相当なストレスになるので気を付けた方がいいですね。

地図