近年の年間宿泊数で一番多いのは実はロッテ アライ リゾートになります。その理由は、部屋の種類が多く・新幹線の駅からも近いので利便性がとても私にとって良いのです。しかし其れだけではありません。家族・友人を連れて行きたくなるロッテアライリゾートの魅力は何処にあるのでしょうか?

結果

メニューに決められている多数のアクティビティを楽しむには完璧で、雪を楽しむために滞在するには最高のリゾートです。レストランの種類・数そして温泉・プールなど含めて家族で行くにも申し分ありません。雪番長のスノーモービル体験との組み合わせれば最高の経験を楽しめます。しかし幾つかポイントを押さえておかないと想定と違う事になりますので現地で「アレって」事になりました。

予約と準備

ホテルを選ぶときに部屋タイプが20、アクティビティが10、レストランが10(状況によって変化します)あるロッテアライリゾートはアクティブに楽しむためにピッタリです。クラシックホテルとしてゆっくり過ごすには赤倉観光ホテルが良いのですが、子供も入れて全員が楽しむとなるとロッテアライの選択は十分にあり得ます。

ロッテアライとしては新しいのですがリゾートとしてはかなり古い歴史を持っています。地元の方に聞くと多くの方がロッテが手を挙げて2016年に復活してくれて良かったと言われています。またこの場所は豪雪地帯なので、ここで雪が無ければ殆どのスキー場には雪が無いと諦めが付くのも私にとっては気が楽です。

スイートタイプは年末年始に予約するのは難しいので、今回は元旦を外して予約します。通常の部屋は年末年始でも相当にお得な価格で提供されており、ある程度簡単に予約できます。初めて滞在したのはデラックスダブルツインですが、その滞在で気をよくした私は今回グランド プレミア スイートを予約します。

グランドプレミアスイートの予約はWEBからはできません。電話またはメールからになります。前回の滞在で予約課のメールアドレスは知っていますのでメールで部屋の空き状況を確認して予約します。予約課の方はメニューに決められた内容を提供するのは対応して頂けるのですが、メニューを外れると極端に情報不足になって対応できなくなるので注意が必要です。もともとメニューは豊富なので自分専用のメニューと欲張らなければ十分な内容です。

その他の予約の注意点は以下の通りです。基本は自分で連絡を取って自分でマネージする必要があります。コンシェルジでまとめて管理してくれる事はありません。そもそも、そんなつもりはホテル側にはありません。予約のシステムもありますが・・使う側からは理解しにくいのです・・

  • ホテルと上越妙高駅のバスは新幹線を決めてからWEBで予約する。
  • 温泉やプールは予約は不要
  • ダイニングは予約時の担当者に連絡。
  • アクティビティは一部の内容以外は当日予約になる。どれが事前に予約が必要なのか確認しておく。
  • スキースクールは運営がホテルとは別なのでWEBから確認して電話して予約する。また学校は二つあるので注意が必要。スクールの受付場所も違う。

スキーをするために荷物が多くなるのは仕方がありません。このため大型のスーツケースを事前に送付します。雪のために遅延が出る事が良くあるエリアなので数日は余裕をもって送付します。

シャトルバス

上野駅を出てから新幹線を使えば約2時間で上越妙高駅に到着します。到着前から既に雪景色ですが、駅の西口を出ると普通に1メータ程度の積雪です。ロータリーを見ると既にバスが待ってくれています。後ろにLOTTEと書いてあるので簡単に見つけられます。

バスに近づくとスタッフの方が声を掛けてくれます。名前を伝えるとそのままバスの車内に案内です。コロナがそれほど流行していないタイミングでしたが、出発時にもあまり人は乗り込んで来ない状況です。今回はバスを使いましたが途中にある道の駅あらいを楽しむのであればタクシーも有りですね!こちらは多くの店舗が入っており、海産物も多くあるのでホテルに入る前の買い出し・帰りのお土産には最適です。

 

完全に雪景色になった道をバスはゆっくりと進んでいきます。リゾートが近くなる山側にはいると積雪も軽く2メータを超えています。ロッテアライの看板もすごいことになっています。約30分ほどでロッテアライリゾートに到着します。バスはホテルの敷地内二カ所で止まるのでどこで降りるかは、滞在する部屋タイプによって異なります。不明瞭の場合にはバスに乗り込むときにスタッフに聞けば良いですね。ちなみにグランドプレミアスイートはロッジ前で降りる事になります。

バスを降りるとクリスマスのデコレーションが残っています。私には雰囲気だけですが子供達には大うけです。石造りの玄関を中に入っていきます。特段ベルの対応は無いので自分で荷物は持ち込みました。

チェックイン

中に入ると二階への階段が開けます。ロビーの上はアライ棟への通路であったり、バーもあるので良く使うのですが下から見ていると全然雰囲気が違います。今回はクリスマスツリーも待ってくれています。

チェックイン時間は15時ですが早く着いたので荷物を取ってスキーに行こうかと思い手続きだけ済ませようとします。スタッフに名前を伝えて手続きをお願いすると・・既に準備できているとの嬉しい返答です!諸所手続きをしていると最後にマスクを頂きます。コロナのためかと思っていたら保湿用でした。そして忘れてはいけないのはロッカーキーをいただく事です。ゲレンデに近い場所にあるのでとても便利です。

部屋があると嬉しい理由はスキーをするための準備が劇的に楽になるからです。ウェアを着たり荷物を準備するのにロッカーだと大変ですからね。

 

部屋

グランドプレミアスイートはプレジデンシャルスイートに続く2番目の広さを持つ部屋になります。部屋は客様用のお手洗い、キッチンから始まります。リビングを超えてベッドルームになり最後がウエットエリアです。総てに気が遣われていますが特にお気に入りはジャグジーですね!バブルっぽいのですがこれは必見です。

(音はありません)

入り口

今回の部屋は2505号になります。二枚扉になっているので少し特別な部屋だと見てわかります。アテンドしてくれたスタッフも色々と説明してくれます。いまだにカードキーを入れないと部屋の主電源が入らないのは如何なものかと思いますが仕方がありません。

入り口の右にあるキッチンは家よりも設備がそろっています。シンクやIHIヒータそしてレンジがあります。ホテルのレストランで食べるのも良いのですが、どうしても部屋で色々と食べたくなった場合に便利です。

ミニバーというより冷蔵庫もキッチンの中にあります。中には水・ペプシ・ビールとあります。こちらは別料金になっていますが、今回は飲み物を外で買っているので冷蔵庫に入れていました。冷蔵庫が大きいから総て収納できました。ネスプレッソマシーンにケトルそしてカップです。今回は家族と来ているので調理器具は大活躍です。一人で滞在したら絶対に使わないでしょうね。

 

お客様用のお手洗いも入り口にありますが、今回はお客様はいないので自由に使います。シンクまで準備されているので奥のお手洗いと遜色はありません。

リビング

広い!部屋も広いのですが窓が大きいのです。壁全面が窓なのでゲレンデが良く見えます。窓を開けてみるとこの景色です。如何にもスノーリゾートに来たと思わせてくれます。

ダイニングのテーブルでは食事を食べるのに向いています。ゴンドラステーションのヴィレッジで買ってきたサンドイッチなども部屋で食べていました。ちなみに、ルームサービスはありません・・これが残念でした。上のランプも良い雰囲気ですが、何回か頭をぶつけました・・

 

窓側のソファーと丸テーブルの組み合わせもリラックスする場合には最適です。私は椅子に座ってペリエを飲み、窓を全開にして外の空気を暫く吸ったりして時間を過ごすのか好きでした。

ソファーの向かいには大きなテレビです。テレビの近くにはティッシュペーパー等があります。全般的に気の雰囲気でトーンが落としてあるので気持ちが落ち着きます。角にはディフューザーがあり軽く香りを楽しめます。またここには電源のアウトレットも完備されています。

ベッドルーム

部屋が台形になっていますが良く考えられており無駄がありません。カーテンを閉めておくと昼間でも真っ暗になります。扉の隙間からも光が漏れないように仕掛けがあります。細かい部分にも非常に気が遣われています。

壁にも小さな机がありホテルディレクトリ等が置いてあります。もちろんUSBのアウトレットもあり携帯の充電も寝ている間に完了です。窓の手前にはソファーと丸テーブルです。その隣にはやはり加湿器です。このシーズンは加湿器に全力で稼働して頂きました。

ベッドはツインタイプです。しかし一台一台がキングサイズなので広々と過ごせます。スキーで疲れた身体をのんびりと伸ばしました。足元のスツールもスキーウェアに着替えるために大活躍です。サイドテーブルには電話やライトコントロールが埋め込まれており寝るときにわざわざ立ち上がる必要はありません。

 

ベッドの向かいにもテレビがありますが、テレビの横の棚、窓の横の棚に色々とインテリアがおいてあります。変に目立ち過ぎでもなく、何も無い部屋に良いアクセントになっています。

ウエットエリア

先ずはお手洗いが見えます。勿論ウオッシュレットで日本人に優しい作りですね。大理石でできているのですが、このエリアにも床暖房が入っておりヒンヤリした感じはありません。良いですね!シンクはダブルで広々と使えます。シンクの間には椅子があり座って髪を乾かしたりできるようになっています。ディフューザーはここにもあり匂いにも抜けはありません。もちろん歯ブラシや髭剃りもセットされています。

 

壁にはバスタオルとハンドタオルが準備されています。必要であれば追加は簡単にお願いできます。

中の扉を開けるとシャワーがあります。湯量も温度も問題は無く一般的な作りですが殆ど使いません。理由は・・

 

このジャグジーです。床より数段上げてあるので排水に少し時間がかかりますが最高の作りです。そとから見ると六角形で飛び出していた場所ですね。バスアメニティとしてダビネスのシャンプー・コンディショナー・バスジェル・石鹸そしてバスタオルです。一般的な品揃えですが、今回はバスジェルをかなり追加して頂きました。理由は・・ジャグジーなので泡風呂にしたかったのです。

ブラインドを開けると外から丸見えになるので気を付ける必要がありますが、光を落としてゲレンデを見れるのは唯一無二です。またジャグジーでバスタブの中でLEDが色々と変化するのも良いですね。普段はファンシーであまり意味が無いと思いますが、今回の滞在では良いと感じました。

朝ごはん(洋食)

朝ごはんはザプレートでビュッフェスタイルで頂きます。じつはグランドプレミアスイートには朝食付きのプランが無くて個別に払うことになります。私は含まれていると思い込んでいたので要注意です。

コロナ前とは違い、手袋をして料理を取ったりと気を付けられています。私は家族が欲しいものを取ってくるので余りものを片付ける役割に回ります。

朝ごはん(和食)

朝ごはんの二つ目のチョイスは「あさ日」です。入り口に門松がありここは正月の雰囲気です。なんだか日本じゃない作りですね(笑)

メニューも凝っていて朝から鍋です。豆乳か野菜か・・という選択です。良かったのは私の好きな納豆が本格的なところですね。

 

ステーキハウス BECO

スキーをするとやはりお腹がすくのでステーキがあるのは嬉しいです。レストランの数がそれなりにあるのも良い点です。数日滞在しても賄えます。名前がBECOって方言の「ベコ」ってことですかね?

しっかり頂いて大満足です。

 

韓国料理 ネネチキン

ロッテアライと言えば私の中では韓国料理です。ここには新大久保にあるネネチキンが入っています。(注:2022年シーズンからは撤退が予定されています)

 

ガッツリとフライドチキンを食べるなんて一年に一回ココだけです。ジャンクな食べ物を気が済むまで頂くと大満足です。余ったのはパックに入れて部屋に持ち帰ることができます。

スキー

スキーウェアは自分で持ち込みましたが、その他の装備は総てレンタルです。ゴンドラステーションに行って借りる必要があります。新雪で1メータほどある中を朝一番に移動するのは気持ちいいですね。

レンタルは本格的なセットも借りれるようになっています。私は今更なので初心者用の板でも十分です。少し離れた場所にインターアルペンという場所があります。ここでは雪遊び用のウェアやカフェそしてスキースクールがあります。子供たちは先生にお任せしておきます。もう教えるほどの体力はありません。子供向けのキッズガーデンもあるので安心して雪遊びができます。このリゾートの良いところは子供たちが飽きない仕掛けが多くあるところです。

 

子供達も滑れる緩い斜面もリゾートの前にあるので安心です。春スキーになるとゴンドラで上に上がれば緩い斜面もあります。

ナイターも軽く行ってきましたが誰もおらず貸し切りです。しかし・・・寒すぎて直ぐに部屋に逃げ戻りました。

他にも温泉、プール、プレイグラウンド、スノーラフティング、スノーアドベンチャーや色々な体験で子供を連れていくには完璧な場所です。またスキーと言う面で見ればオフピステが広く開放されているのでパウダースノーを狙ってくるのも有りですね!私も体を整えてからオフピステ久しぶりに挑みたいです!

地図