中国の大連は私にとってとても思い出深い場所です。そんな大連にグランドハイアットができると噂が出たのは10年以上も前の話でしたが、ようやく訪問することができました。さてその滞在は?
結果
今時の中国のホテルらしく素晴らしい部屋の完成度です。しかも部屋はアップグレードされてグランド・エグゼクティブ・ルームと最上位の部屋がアサインされました。スタッフもシャングリ・ラ程ではありませんが悪くはありません。星海
予約
大連はこのブログを始める前にシャングリ・ラ大連に2か月ほどメンバーでお世話になりホテルとはこんな素晴らしい物だと教えてくれた場所です。思えば本当のバトラーサービスを初めて体験させて頂いたのも大連のシャングリ・ラホテルでしたね・・・
そんな場所にブログの最初の記事であるグランド・ハイアットブランドが来ると気分はマックスです。早速予約を入れますが、日本語のWEBサイトは情報がありません。そこで英語に切り替えると細かいデータが表示されるようになります。情報を確認したうえでフライトと併せてAMEXでお願いします。携帯アプリも便利なのですが送迎などの要件を入れるとホテルとの連絡でかなり手間がかかるのが問題です。多くの場合に一発で送迎やスパの予約が決まることはありません。
今回の用途は単純な滞在なのでクラブフロアへのアクセスがあるキングベッドの部屋を予約しておきます。
送迎
大連周水子国際空港に到着し荷物をピックアップして外に出るとグランド・ハイアットのパネルを持ったスタッフが待ってくれています。少し雨が降っていたので傘も準備されていました。車はピカピカのBMWです。スタッフは英語より日本語が上手く色々な話を教えて頂きました。
40分程度でホテルに到着します。遠くから見ると例の建物です。10年前から予定されていた場所に見事に建物ができています。ロビー内にはクリスマス前の滞在だったのでクリスマスツリーが目立ちます。
チェックイン
車の送迎を頼むと多くの場合にはルームチェックインになりますが、車を降りた時に迎えてくれたスタッフは意味深そうにアップグレードで最高の部屋になったと話を切り出します。まあ何時もの適当なトークだと思って部屋の名前を聞き流します。「グランド・エグゼクティブ・ルーム」と言っていましたが1ランクアップ位だと思っていました。
エレベータの中でホテルの経緯なども聞きますがあまり知らないとの事でした・・まあそんな事もありますよね。廊下の途中では世界最大級と大連の人が言う星海広場がスッキリと見えます。こうやって上から見るとまた綺麗ですね!
アサインされた部屋2811の前に着くと扉の雰囲気が違います。二枚扉で左右の部屋の扉との距離が数倍あります。
部屋
中に入ると・・やはりプレジデンシャル・スイート相当です。ちゃんと話を聞くとグランドハイアット大連の中で最高の部屋との事でした。名前があまりにも平凡だったので気が付きませんでしたが、4段階以上のアップグレードになっていました。
構成は巨大なリビングにお客様用のトイレとキッチン、別扉でベッドルームとバスルームの完璧なプレジデンシャル・スイート構成です。
リビング
部屋に入るとデザインの良い棚に囲まれた通路になります。その先には窓越しに海が広がっており爽快な感じがします。
到着した日は生憎の曇りでしたが翌日の朝は晴れ渡り素晴らしい景観を楽しめました。海の向こうには大連の渋滞を緩和するためにできた海上道路が見えます。
窓の前には丸いローテブルを囲んで8人ぐらいのソファーが準備されています。向かいの壁にはテレビが埋め込まれていますが音響システムも十分に揃えられています。流石に汚かったり工事が荒い部分はありません。
左手には6人掛けのダイニングテーブルです。今回は友人やスタッフが来る予定は無いので勿体ない造りです。ライトの作りなどは少し斜め上方向に良い感じです。
ダイニングテーブルの壁側にはキッチンが準備されています。ただのキッチンではありません。見せるためのキッチンシステムです。真ん中の大理石のテーブルではシェフが腕を振るうと凄く見栄えが良くなりそうな場所です。
もちろんシンクや調理器具も抜かりはありません。包丁から電子レンジそして大型の冷蔵庫まで今風に揃っています。冷蔵庫の飲み物はそれなにり充実しています。でも・・ここは自分で買ってくる雰囲気ですね。ここまで来たらバトラーサービスがあるのか聞きましたが、今は無いとの返事です・・・残念!
キッチンのそばには顧客用のお手洗いがあります。この位置はどうかと思いましたが・・まあ気にしません。
入口の棚の向こうが書斎です。大理石でできた机がとても重厚な感じです。壁側に電源のアウトレットやTVとの接続が準備されています。もちろんWiFiは無料で使用できます。中国なので規制はかなりされていますが、業務での使用は問題ありません。文房具は机の上に少しだけ最低限並んでいます。今回はこれで十分ですね。
ベッドルーム
ベッドルームは雰囲気が一つ落ち着いた感じになります。フカフカなベッドですが腰があり、ゆっくり寝れました。ベッドのヘッドボードの壁のデザインは流石ですね!
ベッドサイドにはブラインド・シェードの電動コントローラが着いています。もちろん私は全開で寝て朝日と共に目を覚まします。
ウエットエリア
更に一つトーンが落ちた部屋になり、ダウンライトが綺麗に使われています。ダブルのシンクは貝のような形で蛇口の形も今時です。私はあまり得意な形ではありませんが・・
一番奥がバスタブですが丸く窓に面しているのが良いですね。大きさは十分すぎるほどで大連の海を眺めながら時間を過ごせます。バスソルトをたっぷりと入れて体を伸ばす時間は最高でした。残念ながら夜は何も見えません・・バスタブに面してテレビなども設定されています。
シャワーも窓に面しておりレインシャワーとハンドシャワーの二種類があります。湯量も十分で朝はこのシャワーでスッキリです。レインシャワーもちょっと他とは違うお湯の感じです。
準備されているバスアメニティはブルガリでそろえられています。如何にもグランドハイアットですが、私はブルガリのシャンプー等は苦手なので自分で持ってきたものを利用します。
ウエットエリアの一部にクローゼットがありますが、パウダールームも兼ねるほどの広さです。二人でスーツケース一杯で訪問しても問題ないでしょう。
お手洗い
奥のお手洗いはプライベート用になります。こちらにはウオッシュレットが着いておりとても助かりました。磨き込まれた壁は鏡のようです。
ルームサービス
深夜に歓待の食事から戻り、のどが渇きます。こんな時はフルーツが必要になります。
ウエルカムで頂いたワインとフルーツだけでは不足なのでフルーツプレートをインルームで頼みますが、これは容量も多く美味しく頂けました。深夜であっても15分ぐらいで準備されたのは流石です。
朝食
朝食は一階のショーキッチンで頂きます。その名の通りに見せることに気を使われているダイニングでした。選択も味も悪くありません。大満足の朝食を頂きました。帰りにはシュガーボックスでマカロンをお土産に買って部屋に戻りました。食べすぎですね!
グランド・クラブ
31階にはクラブフロアがあります。フルーツが品よく並んでおります。座席数もそれなりにあります。ここで時間があるときには紅茶を頂きながら友人のピックアップを待ちます。
友人が来て話をすると・・場所が不便と一刀両断にされてしまいました(笑)流石中国の方です。
フィットネスとプール
4階のフィットネスは設備としては揃っています。またプールも良い出来です。ただし大連にはコンラッドがあり、そちらのプールデザインには負けています。