中国の雲南省にある麗江(れいこう)では私の好きなリゾートが幾つかあるので訪問しますが、そのダイナミックな自然も魅力の一つです。今回はヘリから見学します。さて期待通りだったのでしょうか?

結果

約5,600mの玉龍雪山を起点とする景色を上空からみると想像以上に目を奪われます。全体を空から見た後に壮大なスケールの観劇を行い車で観光すると更に楽しめました。麗江に行ったら必ず空からの景色を見る事をお勧めします。

予約

バンヤンツリー 麗江を予約する際に日本人の方に対応頂きました。送迎・食事の手配をしながらアクティビティも調べて頂きます。麗江の情報をバンヤンツリーとしてWEBとして纏められているので参考にします。

やはりJade Dragon Snow Mountain(玉龍雪山)、麗江旧市街、Tiger Leaping Gorgeが有名ですが、前回訪問した時にヘリのツアーが気になったので調べて頂きますが・・・明確には分かりませんでした。旧市街は自分でも行けるので、結果としては以下を専任の車とガイドで依頼します。

しかしこれだけ前準備で依頼しておきながら、現地ではかなり方向が違う観光に私がしてしまうのです(笑)

出発

朝ごはんをゆっくりと食べた後にバンヤンツリーのエントランスに向かうと体がガッシリとしたガイドのおじさんが待ってくれています。英語をペラペラに話してくれるので頼もしいのですが、その動きは何か普通ではありません。話を聞くと元々は軍隊というかレンジャーのような仕事をしていたそうです。

先ずは天候の話になりますが玉龍雪山の頂上付近は雲がかかっているので良い景色にはならないと言われました。確かに2015年にロープウエイで行った時も天気が悪く、4500mから徒歩で頂上に向かって階段で歩いて完全に高山病になった悪い記憶が戻ります。時間も短いので今回は諦めて別の事にチャレンジする事にしました。(下の写真は2015年撮影)

それが・・

ヘリコプターから玉龍雪山を見る

手続き

ガイドさんから麗江から少し離れた場所にある二つ目の旧市街に行く途中でヘリによる観光があると聞いたので早速向かいます。確かに道の横に大きな看板があるので案内に従い向かいます。

到着するとある程度完成したヘリ専用の空港になっていました。ガイドさんと一緒に中に入っていくと、それらしいメニューが見られます。そのまま人がいる事務所に入って状況を確認します。すると混載で良ければ直ぐにフライトがあるとの事だったのでありがたく依頼します。

しかし・・いざ2,000RMBの支払いとなると日本から持って行ったVISAやAMEXは使用できません。本当は使えるはずだが・・とヘリ会社のおじさんは困ります。と思っていたら、ガイドさんが「部屋付けで支払うなら私が立て替える」との有難い申し出です。普通の中国人には無い発想で驚きましたが有難くお手伝いいただきました。

手続き完了後にラウンジで一時間程度待つと搭乗の案内になります。

搭乗

ターミナルから歩いてヘリパッドに向かいます。途中で珍しい形でメインロータが二枚ある消防用ヘリが駐機されています。ヘリパイの私でも型番が想像できない珍しさです。機体登録番号から調べるとKaman K-MAXと言うことが分かりました。なるほど・・・・

実際に登場する機体はパッと見るとユーロコプターに見えますが実際にはChanghe Z-11という機体です。話を聞くと基本はユーロコプター(現在はAIRBUS)のAS350をベースに作られているそうです。

  

他の中国の観光客の方が大勢で記念撮影をされていました。

フライト

私の番が来たので他の方たちと搭乗です。コックピットは最新式なので少し安心しました。若いパイロットの方が中国語で色々と説明してくれました。ヘッドセットを付けて離陸です。

少し遠くに雄大な玉龍雪山が見えています。ヘリの速度だとあっという間に近づいてきます。良く見ると私が行くシアターが下に見えています。この劇も雄大ですが、空から見ると小さいですね。

ターンをして更に山に近づきます。部分部分で雪が見えていますが、頂上近辺はやはり雲がかかっています。ロープウエイで行っても結果は前とやはり同じでしたね。

 

20分ほどで空港に戻り無事に着陸です。

印象麗江 ショー

空港に降りてから直ぐにシアターに移動です。ちょっと手間取って到着したころには既にショーがスタートしていました。席はVIPをお願いしてあったので遅く入っても良い場所から見ることができました。入口にはレンタルのポンチョと、チケット販売店では帽子のプレゼントつきです。とってもカッコいいです(笑)

このショーは私が見てもオープンシアターで後ろに玉龍雪山が見えている雄大な造りで毎回感動します。(内容は何も変わっていませんが・・)

(注意:音があります)

地元の人たちがプロ顔負けで演じ、途中では馬が周りを走り回ったり、太鼓を持った人が座席のすぐ隣に来てくれたりと良い距離感です。英語での説明も小さいながら表示されるので何となく劇の意味は理解できます。

写真や動画はガンガン撮ってもOKです。気兼ねなくどうぞとガイドさんの言葉です。

藍月谷 観光

こちらの観光は自然っぽいのを満喫するツアーです。国家5A級と謳われていますが、どのランクか私にはさっぱり分かりません。それでも行くだけの価値はあります。麓までは車で行きますが、そこから先は電動カートになります。ここでもガイドさんが居るので便利です。

私は川しかないと思っていましたが草原や森の中まで楽しめるようになっています。3時間程度歩くので小腹が空いたので中国式の味気ないトウモロコシを頂きます。こんな時には美味しいのですが!

良く見る川の場所に来てヤクに乗ってみます。これも中国の故事の一つとの事です。この見事な景色は残念ながら人工の物との事です。

地図