前回の宿泊から9年振りにアルマーニ・ホテル・ドバイを訪問しました。開業当時に設備は良かったのですがスタッフがメチャクチャで足が遠のいていましたが、知人から「まともになった」と聞いたので再訪です。さて普通に滞在できるレベルまでなったのでしょうか?

結果

普通にラグジュアリーホテルとして楽しめるように改善されていました。変にファンシーな滞在でなくアルマーニらしく落ち着いた時間を過ごせました。奇しくも開業当時と同じアルマーニシグニチャーの部屋に有償アップグレードできました。開業当時と比較して記事を書いてみましたので成長具合をお楽しみください)

予約

お勧めしてくれたUAEの友人に予約もお願いしておきます。スタンダードなクラシックルームにはまだ滞在したことが無かったので、友人に依頼しておきます。料金も特別金額を出して頂いていたのでお得な宿泊になる予定でした。特にアクティビティも必要が無かったのでシンプルな手配です。

バレットパーキング

自分の運転するレンタカーでブルジュ・ハリファに向かいます。この近辺は渋滞が凄い時もあるのですが今回はあまり多くありません。アブダビ方面から入るときには道をGoogle Mapの指示通りに進むと問題無く到着します。しかし・・別の方向から入ろうとするとGoogle Mapは大抵間違って大回りさせられる事になります。

下のロータリーから入り、ブルジュ・ハリファを見上げながら車を停めます。途中のインターフォンで質問を受けますが宿泊者だと言えば細かい話は無しで通過させてくれます。車には鍵を付けたままで、どの荷物を部屋に持ち込むのかだけ指示を出すとベルが素早く対応してくれます。スタッフは相変わらずアルマーニブラックの私が好きなスタイルです。必要な会話をスマートにこなしてくれる良いベルに仕上がっていました。(開業当時は酷かったので強く感じます・・)

スタッフが渡してくれるバレットパーキングの紙を受け取とる時に軽くチップを渡しておきます。今回はミーティングや友人のお宅訪問が予定されていたので何度も車を出したり入れたりするので手早くスムースに車を出して欲しので少し多めに渡しておきます。紙にはAED200とありますが全く請求されませんでした。

チェックイン

ホテルの中に入るとチェックイン・カウンターに案内されて手続きします。(開業当時はチェックインカウンターは不要と言い切っていました)多くの場合にはルームチェックインですが、今回は自分の車で来ているのでカウンターでの対応です。実はコレが私の今回の狙いでもありました。友人に頼んでいるクラシックルームは確実に無償アップグレードされる事が分かっていましたが、更に有償アップグレードで何処迄お得なアップグレードが可能か確認したかったのです。結果は・・最上級のアルマーニ・ドバイ・スイートの一つ手前のアルマーニ・シグニチャー・スイートになりました。しかも追加した料金は通常に宿泊する時の金額の半額以下です。この当日・有償アップグレードが使えたので相当にお得な滞在となりました。そして・・・よく考えたら開業当時に宿泊した部屋と同じグレードです。折角なので色々と比較しようと思いました。

チェックインが終了したので一通りレストランの紹介を受けてから部屋に向かいます。ドバイモールへの移動方法も確認しておきました。そうそう・・世界一高いビルの展望台を貸切るサービスは現在は提供していないと聞きました。むしろ今のスタッフは開業当時にそんな事をやっていたのかと驚いていました。

寧ろ私は2011年に更改されたミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルの映画を事前に見てきたのでなるほどなるほど・・と一人で悦に浸っていました・・

 

今回のルームナンバーは3903号室になります。(開業当時は「ルームナンバーは失礼な呼称だ」と言い張っていましたが無茶なことはしなくなったようです)このホテルは通路が神聖な感じを受ける造りとなっています。世界一高いビルの中心部を突き抜けているそんなイメージをしっかりと受け止めれます。

 

そういえば・・開業当時の、訳の分からないライフマネージャーや変な日本人マネージャーは居なくなっていました。当然ですが、アルマーニ好きな私がこのホテルを敬遠していた一番の原因は排除されていました。約束を守らない人は不要です。(未だに私は怒っています-笑)

部屋

部屋の構成は変わっていません。概ね6の部屋に分かれます。入口(来客用のトイレ付)/リビングルーム/ダイニング/書斎/クローゼット件ドレッサールーム1/ベッドルーム/クローゼット件ドレッサールーム2/ウエットエリア

 

Youtubeに説明付きの動画をアップしました。

入口

横のセンターにカードをかざして、重い大きな部屋番号の入っている扉を押して中に入ります。

 

あまり悩みませんでしたがドアノブが無いのですね!扉にはブルジュ・ハリファの形で部屋の案内が書かれています。入った場所は円筒になっており3つの扉があります。
 

真っすぐ先にはリビングルーム、左手にはウオークインクローゼットそして右手には来客用のお手洗いです。お手洗いは残念ながらウオッシュレットでは無くビデタイプです。

リビング

パット見ると9年前と変わらず飽きの来ない素晴らしいデザインの部屋です。部屋の真ん中に大きなテレビがあり、蘭の花がアクセントになっております。ローテーブルを囲むようにソファーです。

ウエルカムフルーツは9年前の経緯から量や見栄えは良くないと思っていましたが・・大間違いです。これでもかと言わんばかりに持って来ていただきました。チョコレートケーキ、ミニケーキ12個、マカロン10個、チョコレートボール6本、バナナ3本、蜜柑3個そしてブドウが二房です。もうミニバーのお菓子は要りませんね!

部屋の角にはシンプルになった電話機とパッドが置いてあります。良く見ると昔は入口に来た人を見る専用のテレビが壁に埋め込まれていましたが、今はブランクパネルで覆われています。昔を知っているとなるほどと思います。

ダイニング

ダイニングの中にはバーがあります。水、ケトル、エスプレッソマシーンとミネラルウオーターが上には置いてあります。下の冷蔵庫を開けるとソフトドリンクが少し準備されています。シンクの隣には隠されたようにピーナツが何故かスタンバイされています。勿論、お皿やコップ類も十二分に準備されています。

   

机には8人がゆっくりと座れるような広さです。もちろん此方にもTVが準備されています。この窓からの景色は方角が変わって良いですね。

ダイニングにも電話機とパッドが準備されています。更に壁を引いて開けると裏には本格的なキッチンが準備されています。大型の冷蔵庫の中にはソフトドリンクが更に準備されています。バーと合わせるとレストランに行って食事をする必要はありません。人数が居るときはバトラーやシェフが中に入って準備するのが目に浮かびます。

 

ウオークインクローゼット(その1)

入口と書斎を繋ぐようにクローゼットがあります。数人分の服が軽く入りますが、位置としては訪問者用の服を預かるために使います。自分の服はベッドルームの奥にある二つ目のクローゼットが良いですね。

書斎

また心憎いデザインです。机から椅子に至るまで私のストライク間違いなしです。引き出しの中にはアルマーニでイメージが統一されている紙なども準備されています。そしてTVにパッドの組み合わせはこの部屋でもあります。セキュリティボックスではありませんが机の引き出しには鍵がかける事ができます。

ソファーも二脚ありテレビを見る方向で設置されています。この部屋だけでも十分な広さです。

 

この部屋にもパッドが準備されています。音楽を掛けたりカーテンを閉じたり、来訪者の様子を見たりと総てこちらで完結です。

ベッドルーム

リビングルームを右手に入るとベッドルームになります。落ち着いたトーンは開業当時から変わりはありません。

しかしよく見ると枕元にパッドとUSBアウトレットも付いているチャージポートが来ています。必要な物は入れるが落ち着いた雰囲気は変わらないのがアルマーニと言った感じです。

 

ベッドの向かいにはテレビとソファーの椅子があります。一応DVDプレイヤー付きですが見ることはありません。

それ以上にドバイの夜景を楽しみます。ファウンテンを見ていると数十年前には砂漠しかなかったと信じがたいですね・・またファウンテンを独り占めしてみる事ができるのも良い点です。

(音はありません)

ウオークインクローゼット(その2)

自分が使うクローゼットは外が見渡せる造りになっているの服を着替えながらドバイの景色を楽しみます。ドレッサーも置いてあったので日本のジョルジオアルマーニでデニムを購入した時におまけで付いてきた例のカバンと写真を撮ります。ドライヤーのコンセントも此方にありました。

こちらのクローゼットにはセキュリティボックス、ドライヤー、紙袋そして洗濯の依頼書等も入っていました。

 

ウエットエリア

部屋の一番奥がウエットエリアになります。昼間だと他の部屋の雰囲気から一気にトーンを落としてきます。夜になると逆に他の部屋とトーンが揃う造りです。よく考えられています。

二つのシンクにアルマーニのバスアメニティで揃えられています。バスタオルやハンドタオルの数も十分ですが・・・これらでさえアルマーニで揃えられています。引き出しの中のアメニティと同時にシェイバー用のコンセントも埋め込まれています。流石に歯ブラシなどは一般的な物でした(笑)

バスタブも十分に深く日本人でも満足できます。湯量も強いので少し待てばお風呂に浸かれます。

トイレは非常にシンプルです。しかしウオッシュレットは無くクラシックなヴィデ路線ですね。

シャワールームには椅子が設置されています。この椅子からも分かるのですが清掃がとても高いレベルで提供されています。水垢一つ付いていないのです。ハンドシャワーとレインシャワーの二種類で湯量・温度共に安定しております。ファシリティも相変わらず文句の付けようがありません。

 

プール

朝のプールと対称のブルジュハリファの写真が撮りたくて朝から訪問します。

この時間はだれも人が居ないので気兼ねなく写真を撮る事ができました。

ドバイモールとの接続

開業時には専用の通路は外だったのですが、今は地下の通路で接続されています。

 

レストランの隣のエレベータを下に降りると、ブルジュ・ハリファの展望台から帰り道の通路に出ます。出る時は良いのですが、戻るときには少し面倒です。

出口にいるスタッフに声を掛けてホテルのカードキーを見せると電話でアルマーニホテルのスタッフがピックアップに来てくれます。5分ほどは待つことになりました。展望台帰りの人にはスタッフに連れられて逆走する私を珍しそうにみられました。

 

地図