アマンジャンキーの私としてはアジアのアマンはなるべく早く総て回りたいと考えていました。しかしラオスは中々タイミングがありませんでした。しかし良く考えれば直ぐに来れるような場所にあるのがアマンタカです。さてどんな滞在を楽しんだのでしょうか?

結果

やはりアマンです。煌びやかな豪華さではなく、落ち着いた雰囲気の中で特別な滞在をアレンジしてくれます。今回のシークレット・ダイニングはまた格別なものになりました。ちなみにシークレット・ダイニングは部屋ではありません・・特別な場所でした・・(笑)

予約

アマンの宿泊には予約の段階から気合が入ります。日本側のオペレータの方と話をして日程の調整・スパそして送迎の手配の一般的な内容は直ぐに終了です。しかし特別な経験をしたい私は此処から現地の担当者の方と直接メールでやり取りをさせて頂きます。最初はWEBにあるような当たり前のアクティビティを紹介してくれるのですが、もっと特別な経験をアレンジしたいことをお伝えします。日本語ながら自分のブログのページをポイントしてこんな経験がしたいとお伝えします。(良く使うのはアマヌサの経験が書いてある記事です)

先方が私の意図を理解すると数日で練ったアイデアが出てきます。今回はなんと・・レストラン マネージャーからの連絡です。どうやら舟のアクティビティと掛け合わせて特別なダイニングを準備するとのオファーです。しかも今まで誰にも提供したことが無いので、テスト的な提供になるかも知れないが受け入れれるかとの質問です。この「誰にも提供していない」とか「テスト」と言うキーワードは私の大好物なので内容は全然わかりませんが予約を確定してしまいます。結果としてこれが後で素晴らしい経験になります。

勿論・・行く前にCielさんのブログで予習は欠かせません。(笑)

送迎

アマンタカが近くに感じた理由はバンコクのドンムアン空港から一時間少しのフライトで到着する事です。ラオスのルアンパバーンは多くのリゾートが進出しているので私にはホットな場所でした。

Air Asiaでルアンパバーン国際空港に到着してイミグレーションに向かうと・・・うん??イミグレーションの手前にアマンスタッフの風貌の方が居ます。一応ラインで分離されていますが、どう見えもイミグレーションを超えています。彼の持っているボードを見るとやはりアマンタカです。私が手を挙げると・・なんとラインを無視してこちら側に入ってきます。そして挨拶をしてイミグレーションの書類等のお手伝いをして頂きます。

経緯はともかく無事に入国し荷物を彼がピックアップして車に向かいます。小さな空港で長閑な雰囲気が良いですね・・トヨタのバンに乗り込むとエアコンが効いてスッとします。ラオスの現金が無かったので、彼に言って空港の両替で少しだけ交換しますが・・大量のお札が手元に来ます。

車は20分ほどでアマンタカに到着です。敷地に入り良く整えられた庭を見ながら車を降りるとスタッフ総出で迎え入れてくれました。

チェックイン

大きな花を添えたレセプションに入り先ずは冷たい飲み物を頂きます。11月の訪問で空気は乾燥してスッキリしており温度は22℃ぐらいと快適な状態です。日差しは強いのですが、飲み物で気分もスッキリです!パスポートを渡して諸所の手続きをしている間にGMの方から挨拶をしていただけます。その他にアクティビティについても担当の方から説明があり時間を擦り合わせていきます。

特に私が気になっていた特別なシークレット・ダイニングですがレストランマネージャーと話をしても明確には教えてくれません。食事の時のお楽しみと言う感じでワクワクさせて頂きます。なんとなく船で食事を頂くのかな・・なんて感じを受けていた程度です。

概ね算段が付いたので、軽くホテルの設備を説明して頂きながら部屋に向かいます。レセプションを出ると大きなプールが真ん中にあり、左右にサンラウンジャーがあります。横を通過して緑一杯の芝生を抜けて一番奥が今回のアマンタカ プール スイートの部屋になります。今回の部屋番号は12です。鍵もラオスのイメージがあるような気がします。

 

部屋

中に入ると大きなリビング兼ベッドルームです。そのまま突き当りの扉を開けるとプライベートプールです。ウエットエリアも広く使いやすくできています。シンプルで如何にもアマンな造りで良かったです。

(音はありません)

リビングルーム

扉は二枚になっています。一枚目はシャッター兼日除けのようです。二枚目の扉を開けて中に入ると傘立てに、大きなソファー(と言うよりディベッド・・)とローテブルが置いてあります。扉を閉めると部屋の中は少し暗くなり、落ち着いたトーンになります。机の上にノートのような物があるので広げると観光案内・・・いや違います。私の予定が記載されているのです。なる程・・・これを作るのも大変でしょう。別の冊子にはルアンパバーンの歴史などが示されています。

 

綺麗にピシッとベッドメイクされています。レースのカーテンもありますが伊達ではありません。本当に寝る時はこれでベッドの周囲を囲い蚊帳のようにして使います。出たり入ったりするのに少し慣れが必要です。残念ながら私はしっかり防いだつもりでしたが、夜に蚊に刺されてスプレーや痒み止めをレセプションの方に依頼する事になりました。

ベッドの上には花のオブジェが置かれウエルカムのメッセージです。蝋燭等もセットされているのでロイカトーン又は 灯篭流しのような物なのでしょう。ベッドの横には水とケルトです。ミニバーと分離されていますが、ベッドの横にあったほうが確かに便利でしたね。

  

ベッドの奥がクローゼットです。中にはローブがおいてあります。収納は十分ありました。ラウンドリー等は今回は使いませんでしたが勿論対応できるそうです。

 

プールにでるための扉の前には丸机と椅子が二脚です。なんとも言えない凛とした雰囲気があります。

 

プールへの扉の横にはミニバーと書斎机です。ミニバーの上にはウエルカムフルーツです。意外なことにミカンが出てきました。下の冷蔵庫の中にはコンプリメンタリーでコーラとソーダ水です。なぜこんなにコーラが多いのかは不明ですが、私的にはOKです(笑)スナックやライムも準備されています。

書斎机にはメモ・電話そしてドッキングステーションです。WiFiは勿論使えましたが、今回は仕事は一切しないようにしました。

ウエットエリア

ウエットエリアの左右にはそれぞれシンクが設置されています。シンクには十分なタオルが準備されています。それ以外のアメニティもありましたが、今回は自分で持ってきていたので何も使いませんでした。引き出しには蝋燭・虫よけ・蚊取り線香・ライトがあります。これらはターンダウンの時に適切に配置されていました。

次の場所にはシャワーとトイレになります。シャワー室はシンプルな打ちっ放しの造りです。バスジェル・シャンプー・トリートメントは準備されており問題ありません。ハンドタオルとレインシャワーの二種類で湯量も十分です。トイレはシンプルの一言です。ウオッシュレットは流石にありませんでした。

突き当りがバスタブです。奇麗でモダンなデザインのお風呂です。バスタブの隣に先ほどと同じバスジェルのセットもあります。そしてバスソルトは良い香りです。

 

プライベート プール

扉を開けて外に出るとプールです。そんなにガッチリ泳げるほどの広さではありませんが、冷たい水の中に体を入れてクールダウンしサンラウンジャーでのんびり空気を楽しみ事ができます。ちなみに朝食も此方で頂く事ができます。

私が部屋に戻る度にサンラウンジャーは綺麗に整えられているのでとても快適です。どこで私の動きを見ているのか謎ですね(笑)

ターンダウン

寝る前のターンダウンも勿論抜かりはありません。ベッドに蚊帳が作られてスリッパがセットされて水も横に置かれます。念のためライトが置かれているのも頷けます。お風呂は寝る時間を伝えておくとターンダウン時には蝋燭で灯が準備されて花弁がバスタブの中に散らされ気持ちよく過ごせるように準備します。

2日目の夜のターンダウン時にはプールに灯篭が浮いていました。そういえばそんな時期なんですね・・部屋も幻想的な雰囲気の中で眠りにつきました。

メインビルディング

チェックインの時には一部しか通過しませんでしたがメインビルディングは横に長く、色々な入口があります。メインの入口にも独特な飾りがあります。また貸出用の自転車もあり、私が興味深げに見ていたら、自由に使って良いよとスタッフが声を掛けてくれます。

中のレストランやソファーは数多くされていますが、ほとんど誰も居ません。自分の家のようにくつろぎます。

シークレット・ダイニング

夕食の時間になったのでレセプションに向かいます。こちらにはアマンタカのトックトックがアマンの水と共に準備されていました。木でできているあたりが渋いですね。少し日が暮れていますが、メコン川の船着き場に到着です。

アマンタカの専用船が準備されており中に乗り込みます。中には机やディベッドが準備されているので此処で食事だ!と思い込んでしまいます。出向して5分ぐらいたちますが一向に移動する気配がありません。船頭さん同士で何か忙しく話し込んでいます。すると・・なんと15分後には岸に戻ります。どうやら浅瀬があって夜の航行は危険だとの事です。危険は分かるのですが「如何するのだろうか?」と考えていたら大きなワゴンが迎えに来ます。てっきりホテルに戻るのかと思っていましたが・・全然違う方向に向かって走り出します。既に日も落ちて街灯もない真っ暗な道を一時間程度走ります。アマンの手配なので怖くはありませんが、知らない人に乗せられていたら拉致されるのではないかと思えるぐらいの道のりです。

 

何時着くのかも分からないので身を任せていると一時間程度走って寺院の前で停車します。まさか寺院で食べるのか・・これは別の意味でサプライズ!だと思っていましたが例のレストランマネージャーが出迎えてくれ奥に進みます。知っている人が出てきたので少し気も緩みます。そして次の瞬間に素晴らしい場所に到着です。蝋燭や灯篭の光あふれる場所で専用の机で待ってくれていました。

案内されるがままに席に着くと、シャンパンが注がれます。お酒は少ししか飲めないと伝えると炭酸水や他の飲み物を準備してくれます。ちょっとした春巻きも登場してとても特別な空間を楽しみます。しかしこれ以上は何も出てこないので、立ち上がってキョロキョロすると・・次の場所に案内です。

 

下に更に降りて行き、特別なテラス席がセットしてあります。テラスの下がメコン川になっており、本来であれば船で下まで到着して上に移動する予定だったようです。目論見は外れましたが私はとても感動しました。こんなシークレット・ダイニングなら大歓迎です。

テラスにはダイニング用のテーブルとソファー席の二つが準備されています。食事はダイニングで頂きますが、気が向いたらどちらに座っても構わないと言われました。階段の下を見ると多くのアルコール類が準備してありましたが、私が飲めなくて申し訳ないと感じるほどです。

 

食事もスープから始まりラオスとウエスタンが混じった食べやすくも場所を大切にした食べ物が続きます。一品一品は多くないのですが、種類がとても多く目からも楽しませて頂きます。最後はステーキも頂き大満足です。

 

途中で歌のサプライズもありやはりアマンならではの体験をすることができ大満足の一晩になりました。そういえば蚊はまったく居ませんでしたね・・シークレット・ダイニングは常に提供されているのでは無いと思われます。もし試される方は事前によくアマンタカのスタッフに確認されることをお勧めします。

ザ・レストラン

2日目の夜はルアンパバーンのナイトマーケットを楽しむ前にザ・レストランでウエスタンを頂きます。ちょっと昼に如何にもラオスな料理を頂いたので少しお腹を休めます。

特にスープはお腹を温めてくれてホッと一息付けました。

シガータイムをプールテラスで

レセプションの 隣にあるメインプールですが、このエリアはダイニングでもありソファーエリアはシガーが吸えるようにもなっています。それなりの品数のシガーがありましたのでユックリと据えるタイプの物をチョイスします。

シダーは無かったのでマッチで自分で火をつけてユックリと煙をくぐらせます・・いいですよ・・このエリア最高です。

 

タクバッツ(托鉢)

私の興味のあるアクティビティとしてタクバッツがありました。僧侶の方にお布施をするイメージで考えていました。問題は時間です。朝4時に起きて4時半には入口で準備する必要があります。私が向かった時には既に準備は完了しており竹の入れ物に入った米がクッションと共に準備されています。また私以外に合計で5名程度の方が挑戦です。

他の家も回って普通に来られるのですが・・いざ僧侶の方が来られると・・・スピードが速い!モタモタしていると行列になります。スタッフもお代わりなどを手伝ってくれますが米が熱い時もあり思った以上に大変です。数組の僧侶の方に托鉢が終わると既に周囲は明るくなっています。最後にお水を敷地内の木に上げて終了です。

 

朝食

お腹もペコペコなので托鉢が終わった直後に部屋のプールの傍でセットしておいて頂きました。久しぶりに朝ご飯をお腹いっぱい食べてまた眠ってしまいました。これも休暇だから良しとしましょう(笑)

2日目の食事は部屋の中で頂きました。オレンジジュースと麺そしてお皿一杯のサラダで体もシャッキリです!

チェックアウト

チェックアウトは名残惜しかったのですがフライト時間は来ます。部屋まで荷物を取りに来ていただき、お世話になったスタッフにお礼を言います。やはりアマンの滞在は心に残りますね。アマンタタカ(平和なる仏の教え)を正に経験できました。またルアンパバーンにはローズウッドの件等もあり来たいと思っていますがアマンタカももう一度滞在したいです・・

地図