香港のザ・アッパー ハウスは私のお気に入りのホテルの一つです。同じスワイヤー系列でザ・オポジット ハウスが北京に在るならば確実に訪問したいホテルです。さて同じように素晴らしい滞在だったのでしょうか?

結果

やはり良いです!アップテンポなデザインと木を混ぜた造りで手入れも行き届いており良いです。更にスタッフはとても気が利きます。もう一度訪問してスイートに滞在したいと思わせる時間を過ごしました。

予約

今回の予約はエクスペディアから依頼しておきます。本当はAMEXからと考えたのですが、WEBから頼んで何処迄対応できるのかテストしてみようと思いました。予約した部屋は一番リーズナブルなスタジオ45です。チェックインは15:00チェックアウトは12:00です。チェックインは15:00と遅いのですが此方も確認です。時期的にはホテルの繁忙期ではないタイミングでした。

因みに部屋の名前が昔(2015年頃)とは微妙に違います。今スタジオ45→昔スタジオ50と5ずつ数字がずれていました。

到着

北京で予定を終えてホテルに向かうと想定外の渋滞で、結局到着したのは16:00となりました。友人の車からホテルが見えるとWEBで見る以上に異様に緑の建物が見えてくるので一目で分かります。

 

車を車付けに着けると直ぐに荷物をピックアップしてくれます。名前を告げるとそのままチェックインカウンターに手ぶらで向かいます。車はバレットパーキングで手際よくスタッフが移動してくれます。この時点でスタッフは相当鍛えられているのが分かります。開業して10年近いので流石のレベルと言っても良いと思います。

扉の一枚は古い木の扉を流用してあります。説明を受けましたが残念ながら日本人の私には価値が良く分かりませんでした・・

チェックイン

チェックインカウンターでパスポートと荷物のカードを渡して手続きを行います。部屋のアップグレードはありませんでした・・ので奥の手です。「追加料金を少し払うので良い部屋を提案してほしい」と伝えます。するとスタジオ70を⁺500RMBで提供すると言われます。これは・・普通に頼んでも+500RMBなのであまり意味がありませんでした。やはりエクスペディアだとこうなりましたか・・これはこれで、なる程の結果なのでスタジオ70として頂きました。

チェックイン時にスタッフと話すと色々な話を教えてくれます。最終的には夕食を京雅堂で食べるように予約もしておきます。彼らから必ずここの北京ダックを食べてくださいとお勧めされました。しかも良い感じでお勧めされました。北京ダック調理するので時間が必要なので事前に半分を依頼しておきました。

ロビーから部屋までの移動も見どころ満載です。デザイン的に素晴らしいです。私が割り振られた411号室に移動するまでも十分に楽しめました。ホテルの真ん中は吹き抜けになっており通路の壁には上手く木が使ってあります。

部屋のカードは緑色のシンプルなデザインです。これはホテルの建物の造りと合わせてあるようです。

部屋

かなり特殊な造りが為されており、ウエットエリアを入れて大きな一つの部屋になっています。大きな部屋をガラスで区切ってリビングとウエットエリアを分離してあります。その為とても部屋が大きく感じます。フロアプランはこうなっています。

リビング

扉を開けて中に入るとモダンなデザインと木が上手くかみ合っています。部屋の真ん中にはウエットエリアを区切るガラスが入り、レースのカーテンで淡く視線をコントロールしています。

部屋に入り右側にはクローゼットがありセキュリティボックス等が収められています。このダウンライトの使い方はアッパーハウスに通じるものがありますね。

 

部屋を見渡してもミニバーがありませんが、壁の収納に入っています。上の棚を開けるとケルト、カップ、グラスそして砂糖などがあります。下の棚をあけると冷蔵庫がありビール、コーラ、スプライトにミネラルウオーターそして乳酸菌飲料があります。少し量が少ないのですが、総てコンプリメンタリーだとの事です。

 

部屋の中ほどには書斎机が壁とつながって置かれています。壁側の引き出しを倒すとユニバーサルの電源アウトレットとテレビとの接続です。下の段を開けると接続用のケーブルが総て並んでいます。コレだけ並んでいるのにUSBのアウトレットが無いのは意外です。

 

大きくてシンプルで使いやすい机の上にはiPadとメモとノートです。また筆記用具は以上で終了です。定規・クリップやスティプラーはありません。手元のランプも機能的で良いですね。

 

iPadではルームサービスのオーダーとモーニングコールをセットできます。到着時に少しフルーツが欲しかったので早速お願いしておきました。

机の続きに大きなベッドが置いてあります。これもマットレスは適切な硬さですが、布団類がフカフカで最高の寝心地です。サイドテーブルには品よく電話や電灯のコントローラがあります。基本はここで操作できるので寝る時には便利です。

ベッドの前にはテレビが置いてあり、下の棚を開けるとDENONのコントローラが置いてあります。

 

窓の傍には大きなソファーが置いてあります。私はここで少し横になったり考え事をしたりするのに使いました。どちらにしても良く考えられた造りです。街中なので外の景色は特に楽しめません。

ウエットエリア

一番目につくのは木で作られたバスタブです。お風呂にお湯を入れると木の香りが広がります。香港もそうですがお風呂に一工夫あるのが良いところです。横にはバスタオルが積まれていますので気軽に利用できます。

シャワーも明確に部屋としては区切られていません。ガラスで大雑把に区切られているだけですがとても良いですね。下手をすると雑になるのですが心地よく総てが調和しています。

バスアメニティはAPPELLESが置いてありました。最近このブランドを使うホテルが増えてきましたね。使った後のしっとり具合が悪くないので、今回は持ち込んだものを使う必要はありませんでした。

 

ダブルのシンクも木でできています。ここまで徹底していると良いですね。ハンドタオルなども充実しています。アメニティバッグの中には歯ブラシや髭剃りが入っていました。よく見るとシンクの下にはドライヤーがぶら下げられていました。さらに目の前の鏡の側面には髭剃り用のアウトレットです。なるほど上手く作られています。

 

トイレは入口近くの窪んだ部分に配置されています。ここだけはウオッシュレットが使われていなかったのが残念です。

 

スパ

私が訪問した時にはスパは部屋で行うパターンでした。日本の古い旅館のマッサージを思い出しましたが、施術は本格的です。ただし荷物の準備や片付けが大変そうでした。施術用のベッドまで持ち込まれますからね・・・

北京ダックを食べるなら京雅堂

お願いしておいた時間に訪問しますが、なんと予約が通っていません。面倒になりそうだな・・と思っていたら、レストランは一方的に予約が無いとは言いません。冷静に状況を確認し、予約を通すのを忘れていたレセプションの人も慌てて駆けつけて問題は私にあると謝罪。それをカバーするためにレストラン全員で気持ちよく対応してくれました。こんな対応をしてくれると嬉しくなりますよね!

レストランを見渡すことができる座席に案内を頂いて30分ほどすると北京ダックが届きます。

 

目の前で最後の調理をして頂き美味しく頂きます。やはりトラディショナルに包んで頂きました。更に野菜とチャーハンを頂いて楽しい食事は終了です。

 

帰り際に、話を聞きつけたマネージャーも登場してお詫びのワインを届けるとの申し出です。しかしお酒も飲めない、朝三時にチェックアウトなので丁寧にお断りさせて頂きました。

チェックアウト

朝の3時にチェックアウトです。車をお願いしてあったので、出発前に朝食のバスケットを頂きます。中身はフルーツにパンと紅茶です。良いですね!ありがたく空港のラウンジで頂きました。

車は早朝(深夜?)の北京の市内を快適に走り抜け45分程度で到着です。また来たいホテルです。

 

地図