アミラフシはモルディブのバア環礁に位置しているリゾートなのでマレの国際空港からスピードボートだけでは辿り着きません。今回はどのようなコースで無事に到着したのでしょうか?

結果

多くの場合には待ち時間を入れても1時間から2時間程度なんですが、今回は起点となるマレの空港から水上飛行機とスピードボートを乗り継いで3時間かかりました。理由も状況も分からない状態で、想定以上に時間が掛かったので疲れました。しかしこの美しい景色を見るとその疲れも吹き飛びます。

予約

今回はバア環礁のリゾートを数カ所ホッピングしたかったので最初に滞在先を決めました。その後に滞在先に確認してリゾート間の移動方法を確認し滞在順序を決めます。そして今回は移動に対して細かく対応できない(季節的にパワーボートの数が不足しており手配ができない)アミラフシを最初の滞在先としました。

行く前の下準備として多くのブログも確認します。そもそもアミラフシに滞在したいと思ったCielさんの記事(ドキドキの水上飛行機でアミラフシに上陸)も参考にしてアミラフシの近くの海に降りると認識していました。AMEX側とも調整して水上飛行機の到着すると思われる時間に合わせてホテルでのスパ等も予約を入れておきます。

ピックアップ

今回は乗り継ぎが多かったのでロストバゲッジが怖かったので小型のスーツケースで機内持ち込みとしていました。このためマレの空港でイミグレーションを抜けて一番で外に出ます。

この場合にアルアルなのが・・早すぎてピックアップスタッフがいない事なのですが、今回も居ませんでした(笑)仕方が無いので声を掛けて歩くと別のリゾートのスタッフがトイレに行っていると教えてくれます。5分ほど待つとスタッフが戻ってきて、「ようこそモルディブへ」の感じで荷物を持って移動です。

そのままTMAのカウンターに移動しパスポートを渡すとチェックイン完了です。しかし例によってこのチケットには時間も座席も何も書いてありません。荷物の番号と重さだけが書いてあります。本当にアミラフシに着くのかは完全にスタッフ任せです。

ここから車に乗って専用ラウンジに移動するのですが、他の宿泊者を待つと言って30分が経過します。お絞りを頂いて体を冷やしていたのですが流石に30分は長すぎます。最終的には他の宿泊者はミスフライトで違う便で来るとの事で私だけを乗せて移動を開始します。

 

空港の近辺を車で移動しますが多くの工事が行われています。滑走路なども増強予定との事でした。10分ほど移動してThe Small Maldives Islandのラウンジに到着です。

ザ スモール モルディブ アイランド カンパニー のラウンジ

ザ スモール モルディブ アイランド カンパニーとは現在はフバフェンフシ、アミラフシそしてフィノールを運営するグループ会社ですが、此方はアミラフシとフィノールに向かう宿泊客が水上飛行機を待つラウンジになります。私の好きなフバフェンフシはマレの空港からスピードボートで移動できるので此方のラウンジは使わないと思います。

全体で50人ほどが入れる広さがありますが、私が待っている間では4人程度の利用でした。エリアとしてはキッズコナーやシャワールームもあり申し分ない設備です。窓からは行きかう水上飛行機を遠目に見る事もできます。ただし冷たい飲み物だけはスタッフにお願いしないと出てきません。冷蔵庫が無いのです。インターネットはWiFiを提供してくれているので問題なく見れます。ここで重要なのはGoogle Mapで近くの情報を事前にダウンロードしておくことです。

此処でホテルのチェックインも完了させますが、フライトに関しては細かい情報はありません。何時に出発するのか、どのようにアミラフシに到着するか良く分かりません。単純に一時間ほど待ってとの事です。

しかし今回は一時間どころではありません。最終的には二時間近くこのラウンジで待つ事になりました。何時出発するか分からずに待つのは流石に辛いです。モルディブに到着してウキウキした気分は半分無くなります。

搭乗

疲れ果てたところで搭乗の案内になります。スタッフと一緒に移動して少しだけ下の待合室で待ち、桟橋に出ます。5人の宿泊者が居ましたがアミラフシは私を入れて二組で残りの二組はフィノールに滞在するようです。この時点では勝手に水上飛行機が二カ所に停止するのだと思い込んでいました。

桟橋の写真を撮っていたら搭乗が一番最後になってしまいます。本当は一番最初に乗り込んでパイロットの後ろの座席をと思っていたのですが・・登場する時には自分のスーツケースがあるか確認する事を怠りません。時間が厳しいのでロストバゲッジすると手元に戻ってくるのは日本に着いてからと言うオチになりそうだったので・・

座席に座ろうとすると・・なんとラッキーな事に一番前の座席の真ん中が空いています!此処が写真を撮るにはベストの座席なのですが皆さんはご存じなかったようです。

フライト

歴史あるしぶい水上飛行機のコックピットはレトロで良いですね。私がフライトしていた頃と同じです。ナビゲーションは流石に最新になっていました。パイロットとコパイが乗り込んできて離水準備です。で・・こちらのパイロットの方々は短パンにスリッパもしくは裸足というモルディブらしい出で立ちです。初めて見たときには驚きましたが今では普通です。

離陸準備ができると軽やかに飛び立ちます。4人乗りの水上機とは違い水の上を飛び跳ねるイメージは少ないのでまだ楽です。ただし音は相当にうるさいのです。私は好きなので音を聞いて楽しみますが、普通の人は搭乗前に配られる耳栓を使う事をお勧めします。また排気ガスが多少回り込む時があるので、匂いに敏感・船酔いする人は酔い止めを飲むこともお勧めします。

空に上がれば後は素晴らしいモルディブの島々が見えます。先ほどGoogle Mapに近辺の地図は入れてあるので、何処を飛んで何の島なのか分かるのは私には楽しみです。しかし微妙にアミラフシとは向かっている方向が違います。これは・・30分ほどフライトすると高度を下げてランディングです。夕日に向かってランディングする景色は少し下がった気持ちをマックスまで上げてくれました。

(音はありません)

フィノールで中継

肝心の降りた場所ですがアミラフシではなくフィノールです。さてどうするのかと思っていましたがパイロットの案内で全員が下りる事になります。人が下りた後に荷物も全部降ろされます。

お絞りは頂きましたが、この後どうするのか案内も無いまま桟橋でボーとしていたら私の荷物がパワーボートに運び込まれていきます。なるほどパワーボートで移動なんですね。この景色の中だと怒りも何も出てきません。単純にそうなんだと思います。


ボートに乗り込むとライフジャケットを付けて早速出発です。海の上でサンセットを迎えたのでアミラフシの部屋から見ると言う期待は外れましたが、ボートから見る景色も悪くありません。しかしここでも激しくボートが揺れるので弱い方は酔い止めの薬を飲んでおくことを強くお勧めします。

アミラフシに到着

パワーボートで30分ほど移動するとアミラフシに到着です。フライトを乗り継いで16時間の移動を漸く終えて陸に上がったときにはお疲れモードでした。

しかしアミラフシに到着するとスタッフの対応が全然違います。日本人スタッフの方もお見えで冷たいジュースとお絞りを頂いてモルディブに到着した事を噛み締めます。

地図