前回のプライベート スイートに乗った後にニュープライベート・スイートに乗れればいいな・・・と考えていたところいきなり実現しました。フライトはドバイからエジプトのカイロへの出来事でした。さてどのようなフライトだったのでしょうか?
結果
今回のフライトは前回のプライベートスイートより座席は良いものでした。広くて操作性も考えてあります。相変わらずコントローラの操作は難しいものですが・・・ただしドバイ空港の新しくできたターミナル3のチェックインサービスは少し物足りないですね。
送迎
アブダビにあるインターコンチネンタルまで迎えに来てもらいましたが時間どおりにホテルのロビーで会う事ができました。今までお会いしたU.A.Eの人は時間を守る人が多いですね。
チェックイン
2時間かけてドバイ空港の第3ターミナルに着きました。車はファーストとビジネス専用の車付けに止まります。車から荷物を出してもらって歩きますが、荷物はふつーに自分で持って歩きます。大きな荷物では無い(小型のスーツケース一個)ので誰も声をかけようとしません。後から来た大荷物の人はちゃんとポータの人が助けていました。うーん彼らは見る目がありますね!
ここからが、さびしい対応でした。扉をくぐった直ぐそこにはエクスプレスチェックインカウンターだったので、担当者にどこに行けばいいか聞いたら直ぐに案内してくれました・・・機械の前に・・・いや違う・・・荷物もあるから・・と言ったら奥のカウンターに勝手に行けと言わんばかりの対応になりました・・・ 仕方無いですけどね・・・ここで教訓を一つスーツケースは大型が良い!(チェックインの時のみの話ですがねw)
少しだけ歩いてファーストのチェックインカウンターで処理をしてもらいます。ここでも荷物を預けるのか3回も聞かれました。いや、だから面倒だからお願いしますよって感じでした。
セキュリティチェック・イミグレーション
次はセキュリティチェックとイミグレーションですが、これも巧くありません。セキュリティチェックでは5人ぐらい人が来ただけでパニックです。靴を脱いだり履いたり、怪しい荷物があって言い争いになっていたりと大忙しです。ちょっとやり方を変えれば解決するのにと考えるのは日本人の悪い癖かな・・
今回の目的の一つにイミグレーションのICカードの取得がありました。これがあればイミグレーションでカードを持っていれば直ぐに処理できるはずの物です。しかししかし!イミグレーションを少し超えた場所のICカードの作成場所には誰も居ません。5分ほど待ってダメだったのでイミグレーション側に戻って伝えたらあと10分できますとの事ですが、10分前にも10分後だと聞いていたので引き際が肝心・・よって今回は諦めです。
ラウンジ
さてさて面倒な所が終わったのでラウンジを楽しもうかと思いましたが時間が50分しか無いため少しあきらめ気味です。だってフライトが15:55なのに搭乗時間が14:55となっているから。。。困りましたね。実はこんなに早く行っても実際の登場は15:15からでした。でも怖いので14:55に行ってしまいますよね・・
ラウンジは別のタイミングで合わせて記載します。それぐらいの内容があるラウンジです。
搭乗
外から眺めるとB77-300ERだなーーと思いながらの搭乗です。そしていきなり気が付くのは床です。木目になっており更に只者では無い雰囲気がアップします。肝心の座席ですが、おおお!!!ここで初めてNew Private Suiteの機材である事に気が付きました。この距離(と言っても4時間ぐらいですが)でもこの機材を使うのですね!!一応CAさんの場所までバックしてNEWである事を何度も確認してしまいました。
今回のスイートクラスは大賑わいですべて使われていました。しかも一家族7人が使用していたので外部の人間は私だけになっていました。こんな時に扉がしまるプライベートスイートは良いですね。家族にも邪魔しませんし、私も邪魔されません。
座席
さっそく座りますが、色々な意味で改善されています。服のクロークの位置が高くなり、そのぶん足の奥行きがさらに広くなっています。また広く感じる要因として足もとの大きな荷物籠がなくなりベルトで止める方式に変わった事もあると思います。服のクロークの位置から考えると、この機材の方がA340より天井までの距離が高い様な気がします。
机もプライベートスイートより大きくガッチリとしていました。その代り支えるために支えが逆側から出るようになっています。重い物を載せるて安定させたい場合にはご使用ください。
今回の座席にはUSBのコネクターがあります。昔のプライベートスイートに乗った時は更に有線LANまであり使い道が分かりませんでしたが今回は前のテレビと連動させて使う事ができるようになっています。
座席のコントロールは基本的にメインコントローラで行います。一番の改善点はアームレストまでこのリモコンで操作できます。プラベートスイートのようにボタンを押さないと下げれない訳では無いので簡単になりました。また座席の長さ(お尻と太もものあたる部分)も調整できるようになっています。
コントローラ
コントローラはワイヤレスです!これのおかげで場所に捉われない使い方も容易になっていました。取り外すには「PRESS」のボタンを押してからコントローラを上に上げると外れます。
コントロールする場合にはポインターを使う事が多いのですが、これは複数のコントロール方法があります。メインのコントローラのマウスコントロールを使用する方法は前回(プライベートスイートの場合には画面のパネル上で右、左を操作するため、微妙なコントロールが出来ない)よりも操作しやすくなっていました。
コントローラの右下にある4つのスイッチは使用用途が分かりませんCAさんに確認しても将来用だと思うとの事でした。うーん謎だ・・・(これはA380の電動シェードをアップダウンする時に使うボタンでした)
ミニバー
私のお気に入りのミニバーですが、ボタンを押し続けると、ミニバーそのものがアップ・ダウンします。冷えていないので使われない方も多いようですが、私はここにあるペリエには大賛成です!
離陸
離陸の時には既に映画を見ていました。以前見逃していた映画だったので搭乗と同時に上映開始です。また離陸前ですが座席がある程度は動かせます。これでかなりリラックスしたポジションで映画を見る事ができました。離陸時に動かしてはいけない部分は自動的に動かないようになっているので安心です。(このスイッチは座席の前の自分のクローゼットの中にあります)
また離陸前はメインのコントローラは持ち上げて使う事ができません。ロックされている旨のメッセージがでますのであしからず・・・
フライト
今回は慣れたボーイングの機材なので離陸時の違和感もありません。エアバスだと微妙に離陸時の感覚が違うように感じます。下を見るとサウジアラビアの砂漠が広がっていました。
エアーショウ
今回の機材のエアーショウは更に洗練されています。最新式なだけなのかもしれませんが、見せ方が良くなっていると思います。
出発前には到着地前のフライト予定が表示されたり、出発後の見せ方も格段に良くなっています。
食事
これは基本的にプライベートスイートと変わりません。搭乗時にはデーツ(ナツメヤシ)とアラビックコーヒとオレンジジュースを頂きます。メインの食事で今回はチキンでお願いしました。また食後は紅茶を前のテレビの前に置いて頂いたので、飲み物には困りませんでした。こういう優雅な時間を飛行機で過ごすのもの悪くないですね!
エジプト入国
エジプト空港は古い空港でした。メナハウスの人が迎えに来ていましたが、これが大助かり。はじめてなのでVISAの取得方法も分からなかったのですが、全部ホテルの人がやってくれました。一度見てしまえば分かりますが、両替の場所でVISAの費用を支払えばシールを貰えました。あとはそれを入管に提出するとスタンプを押してくれます。実はこのやり方はオマーンへの入国時と同じでした。このやり方が中東のスタンダード何でしょうかね?
今後
今回は4時間程度のフライトだったので睡眠などは取れませんでしたが、今度は更に長時間のフライトで使いたいと思いました。でもそれよりはA380ですかね・・・試したいのは!