前回は広州から香港に移動に中国の新幹線と言われる広深港高速鉄道を使いましたが、今回は前回と逆の経路です。またクラスをビジネスとして乗車しましたが、何か違っていたのでしょうか?

結果

慣れが必要ですが、この電車は間違いなく便利です。出発の1時間ほど前に九龍西駅に到着すれば済むのはとても魅力的です。ビジネスクラスは座席も広くて、フルフラットになります。ただし・・日本の新幹線に比べると座席の手入れがイマイチかと感じました。

予約

開業当時に乗車した時はインターネットでチケットを取れませんでしたが、今回は海外の人でも簡単にWEBでチケットを予約し支払う事ができます。大切なのは以下の点になります。

  • 香港のサイトは香港から出発する人用だと考えたほうが良いでしょう、
  • どのクレジットカードを使って予約したか覚えておいて、乗車時のチケットを受け取る際に忘れずに持っていく必要があります。
  • 購入する事ができる時間が決まっているのは少し不便です。ハッキリとは分かりませんでしたが日本時間で24:00を超えるとNGとなりました。
  • 今回は問題ありませんが、どの区間をインターネットで購入しても香港西九龍でチケットを発券してもらう必要があると書いてあります・・・つまり香港発でしかほぼ使えないという事になります。

チェックイン

香港西九龍駅の場所が不明瞭で悩みました。前回は降車しただけなので、そのままタクシーで移動して正確な場所を気にしていませんでしたが・・Google Mapsで検索しても私の感覚と違う場所を示すのでホテルのコンシェルジュに念のため確認します。リッツカールトン・香港の隣が正しい場所になります。今回はカオルーン シャングリ・ラに滞在していたのでタクシーで10分で到着です。

タクシーでHigh Speed Railwaysの九龍西駅まで到着しチケットを受け取ろうとします。多くの機械が並んでいるので試してみますが、そもそも中国語のみだったり、中国人専用だったりで使えません。

 

奥に進むと有人のカンターですが此処でも払い戻しや中国人用と別れています。悩んでいるとスタッフから声を掛けて頂き、購入したチケットのメールをお見せしたら21~24カウンターに案内されました。後は簡単でインターネットで購入した時に使用したクレジットカードとパスポートをお見せすると簡単にチケットが発行されます。乗車から2時間以上前および45分を切った場合には発券されない可能性もあるらしいのでタイミングに注意が必要です。それでも空港に行くよりは随分と楽です。

 

真新しい改札、セキュリティ、イミグレーションを超えると香港ですが既に中国領です。黄色い線で境がハッキリと引いてあるので写真を撮ろうとしたら撮影禁止と腕で✖を警官の方にされました。なるほど・・ここも撮影禁止なのですね。確かに香港側には香港警察、中国側には公安のスタッフが座っています。

 

広州南駅は日本人の感覚からすると10倍以上は広いと思いましたが、香港の駅は日本人から見ても普通のサイズです。やはり人口が違うのですね・・

ラウンジ

一つ上のB2にビジネスクラスのラウンジがあります。ビジネスクラス > 一等クラス > 二等クラスの順になりますので一等クラス以下の方は利用できません。前回はこれで失敗しました。旅のトラブルを避けるには人混みを避けるのは鉄則なので助かります。

上の階には広い場所にソファーが無駄に幅広で並べられています。飲み物や食べ物は「水」だけという男前のラウンジです。ほとんど客もおらずのんびりできます。というか私一人です(笑)スタッフの方にチケットを出すと何時何分にプラットフォームに向かってくださいと言われます。またその時間になるとスタッフが呼びに来てくれます。このラウンジも数年後には更に良くなっているのでしょうね。中国の改善スピードは早いですからね!

乗車

出発の15分ほど前に改札が開くのでラウンジから向かいます。中国語が話せない私と、英語が喋れないスタッフですが、私が列の一番前に並ばされます。時間が来ると前のポールが退けられて、改札の色が変わると乗車開始です。

出発

予定時間より2分早く出発します。日本の新幹線を知っていると、おおらかな感じを受けます。一時間弱の移動ですが、香港側は殆ど地下なので景色も見ることができません。

車内

専任のアテンダーの方がいる。英語はしゃべれない。お願いすればブランケットももらえる。アテンダーの方は最初はとても表情が硬いのですが、私がニコニコしながら話しかけると、満面の笑みに早変わりです。中国の方は鏡のような部分がありますね。

 

座席は倒すとフルフラットになりますが、一時間弱ですから寝るほどの余裕はありませんでした。また袖机を出すのがとても固いのです・・力いっぱい引き出す必要があります。

 

車両の座席は一番先頭は1-1のアブレストでそれ以外は2-1となっていました。足元にスイッチがあるので触ると上のランプと連動していました。

  

食事

中国らしいお菓子とジュースが出ます。これはいつ乗車しても頂けます。美味しいかどうかは人次第です。

食事の時間帯に乗車するとお弁当を暖かくして出してくれます。更にスープも付いてきます。お弁当も中国の料理を食べれる方であれば苦なくいただけます。特にスープは美味しく頂きました。

 

広州南駅

到着すると電車の全体がようやく見れました。香港では先端部分はベニヤ板で見えないようになっていたので広州南駅で堪能します。

  

写真を撮っていたらほかの方は総て出て行かれていたので、慌てて私も外に出ます。改札を経由して出ていきますがセキュリティエリアを出る方法が分からないので何人かの方に身振り手振りで確認して漸く外に出れました・・

地図