私が欲しかったバトラーサービスがローズウッド バンコクにありました。バトラーが機能しているなら何故このサービスを今までホテルは提供してこなかったのか・・と思わせる仕掛けとは?

結果

バトラーサービスの今後を見ることができる素晴らしい滞在でした。ファシリティも素晴らしく、スイートに泊まった場合に提供されるバトラーサービスのレベルが上がっているのが根底にあるのですが、私の依頼にスマートフォンの「WhatsUp」アプリを使用して24時間・十秒程度で正しく答えてくれます

予約

久しぶりの長期海外滞在だったのでWEBで諸所調べてからAMEXのプラチナ・コンシェルジェ・デスクに電話します。メインはコンラッドバンコクでダイレクトにコーポレートの契約があるため前後を相談します。色々と候補がでますがローズウッド・バンコクも候補として挙げられます。

ローズウッド香港はとても良い滞在を開業時に提供してくれたのですが、バンコクは開業から一か月後に訪問してサービスが酷くブログにもせず封印した記憶になります。その時に同行していた友人からローズウッド バンコクが良くなっているから滞在を推薦されていたのを思い出したので試しに一泊入れることにします。前回の滞在はマナースイートだったので一つ上のローズウッドスイートを選択します。

AMEXでの予約時にはあまり気にせずに中華料理のNan Beiレストランだけ予約を追加で入れておきます。ほかにも色々とFHRのベネフィットがあったのですが面倒だったので特に聞きませんでした。これはちょっと失敗でちゃんと聞いておけばよかったと反省です。

チェックイン

コンラッド バンコクを12時にチェックアウトして徒歩でローズウッド バンコクに移動します。徒歩でも歩いて数分なので荷物さえなければ気軽に往復できます。荷物はコンラッドに預けておいて、荷物タグとローズウッドのバトラーに数百バーツを手数料として支払えば部屋まで持ってきてくれます。

通常のチェックインは15時と知っているのですが対応がどうなるか楽しみなので13時に3階スカイトレインの乗り場から7階のロビーに向かいます。エレベータを降りると華やかなブラッスリーを通過してレセプションに向かいます。レセプションで少し待って名前を伝えると専任のバトラーの方が奥から出てきてくれます。

まだ時間が早かったので部屋の準備ができていないとの事です。準備完了次第に直ぐに連絡すると型通りの説明を受けるので気にせずに了承しておきます。どうせ何も連絡なんて無いだろうと・・・

 

時間が空くことも想定していたのでまたPCを貸金庫に預かって頂き、友人達と近くのモーモーパラダイスにランチのしゃぶしゃぶを食べに行くことにします。移動しているとスマフォのWhatsUpに荷物がコンラッドから届いたとバトラーから連絡が入ります。なるほどチェックイン時の携帯連絡先をちゃんと記載した意味がありましたね。が・・何気なくアプリで連絡を受けましたが、ここからWhatsUpを活用した素晴らしいバトラーサービスが連発されます。

モーパラでランチを食べていると部屋の準備ができたとリアルタイムで連絡が入ります。チェックイン時に友人達が待てるようにLAKORN EUROPEAN BRASSERIEも予約を入れて貰います。当たり前なのですがとても簡単に対応を依頼できます。しかも10秒程度でレスポンスをバトラーが返してくれます。

ホテルについて再度レセプション近辺でバトラーと合流し部屋に向かいます。翌日のチェックアウト時間について調整しますが、カペラバンコク側になるべく早く部屋の準備を依頼していただきながら、ローズウッドをチェックアウトする事となりました。つまり・・カペラとの調整もローズウッドのバトラーが対応してくれる神対応が凄過ぎです!ローズウッドのレイトチェックアウトは15:00まで保証されているのでのんびりしてくださいとの事でした。

また50分のマッサージも是非に受けてほしいとの事でした。これも宿泊特典に含まれており一人で受けるなら100分にできるとの案内でした。しかし既にスパ側の予定が一杯で空いている時間は私の都合がつかず断念しました。予約時にしっかり話を聞いておけば良かったと反省です。今回のバトラー対応について話を聞きますがスイートの滞在者を対象としているので全室に対応しているわけではないと言われておりました。

残念だったのはLENNON’Sがお休みだったことです。この記事の中では前回の滞在(2019)から写真をアップします。

部屋

長いホワイエと来客用のお手洗い、リビングルーム、ベッドルーム、ウエットエリアそしてウオークインクローゼットのスイート構成です。広さも十分ですが間延びさせない造りが魅力的です。

(音はありません)

入口

今回の滞在はローズウッドスイートで2210になりました。入口に部屋番号は書いてありません。22階のローズウッドスイートが正しい名称だそうですがこれは機能しないパターンですね。部屋番号のほうが共通で理解できます。

 

落ち着いたエレベータから通路を歩いてくると大きくROSEWOOD SUITEと書かれてランプもあります。光のトーンを落とした場所から部屋に入ると一気に光一杯の部屋への転換が良い感じで私は好きです。

入口を開けると長めの通路ですが手前には来客用のお手洗いです。小型のシンクもついておりお客様が使う分には申し分ありません。ただし此方はウオッシュレットではありません。

リビング

通路を右に曲がるとリビングになります。左側全面が窓ガラスになっておりこれ以上の眺望はありません。

また正面の窓の向こうにはセントラル・エンバシーが見えます。昼間の眺望もよいのですが夜になるとまた雰囲気が変わります。

(音はありません)

リビングには食事に使いやすいダイニング用のテーブルとのんびり過ごすローテーブルの二つがあります。食事は何回かこちらで頂いたのですがダイニングテーブルは使い勝手も悪くありません。がローテーブルは角が落としてあり、物を載せるとそのまま下に落ちます。つまりローテーブルはグラスなどを淵に置くとそのまま下に落としてしまうことになります。ウエルカムフルーツのミカンを頂きながらオレンジジュースを飲んでグラスを落としたのは私です・・(笑)

ソファーに座りながらテレビでローカルのFMを聞きながら深夜まで友人たちと話をしているのは懐かしく感じる時間でした。

 

お腹が減っても下で食べていたアフタヌーンティーの食べれなかった分を部屋に持ってきてもらっているので問題はありません。ただし夕食のプーケットロブスターが殆ど食べれなかったので部屋に上げていただいていたのに届かなかったのはご愛敬です。深夜にお腹が減って食べようとして届いておらずすぐにWhatsupでバトラーに問い合わせたら直ぐにレストランに確認していただき間違った部屋に持って行ってしまった事が判明です。バトラーはもう一度同じものを作りましょうか等と多数の提案をいただきましたが、深夜に再度作っていただくのはナンセンスなので特に対応はしていただきませんでした。

 

実はコンラッドから持ち込んでいたカップラーメンがあったので其方で十分に満足なので、単純にどうなったか直ぐに話ができれば納得できるものです。このような意味でもテクノロジーと素晴らしい業務がつながるのは良いことです。

 

部屋の調度品は本物が使われています。本も旅の心を擽るセレクションです。海外の本は意外とイメージできる本が多いので積極的に読むようにしています。

 

電源のアウトレットもダイニングテーブルの横にある袖机に集約されています。場所も悪くないのですが今どきのPCだと数時間はバッテリーが持つので今回はアウトレットの位置に拘りはありません。WiFiも簡単に接続できZOOMやTeamsで日本やアメリカと会議をしても全く問題ありません。COVID-19で世界中どこにいても仕事ができる環境整備が更に進みました。

ローズウッドといえば部屋の中にあるバーです。今回も冷蔵庫の隣が専用のバーになっておりレシピブックからグラス類まで完璧な品揃えです。氷も頼めば直ぐバトラーが手配してくれますので漏れはありません。

 

ソフトドリンクは全て宿泊代に含まれているので料金は追加で発生しません。ハードリカーやスナック類も十分といえる内容です。

唯一スナック類が入れてある棚の高さが低くて引き出すときにスナック類がグチャグチャになるのが難点です。

ベッドルーム

ベッドルームもこの広さなので快適に過ごすことができます。そういえばエアーコンディショナーをOFFにしても冷房が効いておりベッドルームは常に寒い状態だったのが気になります。リビング側はエアコンをOFFにすると快適だったのですが・・

ベッドはもちろん快適で寝ていても体が冷えたり首が痛くなる事はありません。むしろ多くの枕に囲まれて暖かく寝ることができました。これ結構重要なんです。サイドテーブルにはリモコンや時計そしてコントローラーや電源のアウトレットです。カーテンもすべて電動なので手元で簡単に操作できます。今回は音楽を聴くのにiPhoneからドッグを接続して使用して聞いていました。ちょっとブルートゥースの接続が面倒でしたが一度つなげば後は簡単です。

 

ベッドルームにもテレビはありましたがこちらは全く使いませんでした。部屋が夜にターンダウンされると一段と落ち着いた雰囲気に戻ります。

ウオークインクローゼット

別の部屋になっていますが歩くにはかなり狭い作りです。今回は数か所のホテルをホッピングしたのでかなり荷物が増えてしまいましたが収納という意味では一人分は問題なかったです。しかし家族で来ると少し不足するかもしれません。

セキュリティボックスもこちらに配置されているので利用させていただきます。

ウエットエリア

シンクは左右に分かれて二か所にあります。ドライヤーはダイソンの製品が使われているので女性には受けるでしょう。台の上には水やコップ必要なものは全てあります。

 

特に良かったのはマスクが左右に二個ずつ置いてあり、合計四個補充できました。街中でも買えるのですが、鼻炎がある私には街中で売っているマスクだと鼻水が止まらなくなってしまったのですが、こちらのマスクは問題なく使えました。ありがとうございます!

バスタブは真ん中にありジャグジーも完備です。折角なので疲れた体を湯船につけて休めました。バスジェルと合わせて泡風呂にして30分程度体を伸ばしました。TVもありますが音楽が流れているので見る必要はありませんでした。日本人には湯船うれしいですよね!

 

シャワーもハンドシャワーとレインシャワーの二種類があり使い分けさせていただきます。2023年1月正月は快適な温度だったので汗もそれほど出なかったのでシャワーの回数も増えませんでしたが安定した湯量と温度は有難いです。パッと見るとバスタオルの数が少ないようですが、引き出しの中に追加がセットされているので不足することはありません。

 

一番奥がトイレになっておりココがウオッシュレットになっています。漸くです!これは嬉しい選択でした。

NAN BEIで北京ダッグを

ローズウッド バンコクと言えばバーと中華料理です。特に北京ダックは必ず食べてほしいと言われる一品です。普通にオーダーすると1時間待ちですが事前予約してあるので30分待ちでOKです。食べ方はお任せでお願いしておきます。

それ以外に鮑とプーケットロブスターを頼んで楽しみました。しかし量が多くてロブスターは殆ど食べることができず部屋に上げて頂くことにしました。ピリ辛で美味しかったのですが結果は部屋で書いた通り届きませんでした・・残念!

実は2019年開業時の滞在時には本当に最悪の対応をして私のお客様を呆れさせたのもNAN BEIだったのですが、それから考えるとマシになりました??

 

インルームダイニング

朝ごはんは面倒だったのでインルームダイニングです、バトラーにWhatsUpでTVの画面を撮って送付し、不足部分は口頭で補って対応していただきます。本当に簡単に対応できるので便利ですね!

私の選択はタイヌードル(バミー&ポーク)です。行きつけのレストランより味は落ちますが全然悪くありません。砂糖を少しと唐辛子を振りかけて美味しくいただきます。そして何故かフルーツセットが3つ届きます。不思議なサービスですがバトラーはニコニコして提供してくれます。

チェックアウト

最終的にカペラのチェックインができるようになる13時まで部屋で過ごしてから移動です。チェックアウトの処理も部屋で対応頂きましたので立って並ぶような事はありません。1階の車付けにはすでに車が準備されておりスーツケースも既に運び込まれています。

GMからも挨拶を頂きプーケットロブスターが消えた件についてお詫びされました。しかし深夜に代わりにカップラーメン食べて私は満足したと伝えて二人で大爆笑していました。またこんな旅をしにバンコクには来たいものです。

LENNON’S

今回の訪問時にはお休みでしたが外してはいけないのがLENNON’Sです。写真は2019年滞在時の内容ですがカセットテープやレコードが並び聞きたいアイテムを選択して自分の席に持ち込み聞ける仕組みです。

もちろんシガーも準備されており秘密基地のような場所に私の心はガッチリと掴まれました。こちらも含めてまた滞在するのは確定です!

地図