アブ・ダビとアル・アインの間にある砂漠を楽しむのに今回は アラビアン・ナイト・ビレッジ を選択しました。UAEでの会議の合間を狙っての宿泊であったため滞在が12時間程度になりました。また一番暑い時期の砂漠滞在を存分に楽しめたのでしょうか?

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結果

6月には外の温度が50℃近くになる場所で生活には厳しいですが、 砂漠をかなりの レベル で楽しむにはベストな場所でした。 本当の砂漠ならカッサル・アル・サラーブ、都会の近くなら アル・マハ・リゾート その中間としてアラブ首長国連邦の中級者向けの宿泊としては最適です!

予約

会議のタイミングが明確にならないのと、フライトが混乱した事も含めて予約は到着の二日前でした。AMEXから勿論お願いしますが、これは大正解です。エージェントに依頼しないと予約も取れないかもしれません。ヴィレッジとオフィスは違う場所にあり予約を取るのも一苦労です。

結果としてはオフィス側と事前に支払いをAMEXにお願いして処理しておく必要があります。ヴィレッジ側には決済機能はほぼありません。到着後にも注意が必要です。

移動

色々とあり最終的に自分で車を運転してドバイ→アブダビ→アラビアン・ナイト・ヴィレッジと移動する予定となりました。レンタカーを借りるつもりでしたが、私の希望する車種は、交渉する時間が短くドライバー付でしか貸して頂けないと言われてしまいます。普通に貸してくれる車は軽い車ばかりで、問題があると怖いと感じました。グランドハイアットに併設されているレンタカー会社はなかなか厳しいですね・・・逆にアラビアン・ナイト・ヴィレッジでドロップ・オフしてくれるとの事だったので楽で良いかも知れないとも考えられました。

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しかし実はこれが後で少し面倒な事になりますが・・・

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アブダビでの予定を終了してドライバーにお願いしてビレッジに移動を開始します。アブダビの市内から約1時間30分でヴィレッジに到着です。ゲートをくぐると最後の20kmは未舗装路になっていますが砂漠の真ん中を走っている感じがしてかなり楽しめます。未舗装路と言っても固く固められているので普通のセダンでも問題無く移動できます。砂漠に分け入ると、外部の温度もドンドンあがり50℃を超えてきます。ちなみに私は未だスーツだったので砂漠とスーツと言うなかなか見慣れない組み合わせでした。

到着

本当にこんな所にヴィレッジがあるのかと思うような場所まで移動するとiPhoneの地図でヴィレッジを確認できます。未舗装路でもetisalatの携帯電話の電波は拾えるのでインターネット等は常時つながっていました。素晴らしい!

車がヴィレッジに近づくと砦のような物が見えヴィレッジのロゴもはっきりと見えて一安心です。しかし入口が分かりません。結局正面の扉の左側の砦がレセプションでした。到着してもしばらくはスタッフが出てこないので暫くはウロウロとしていました。

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レセプションと言ってもほぼ何もありません。チェックインもサインするだけでクレジットカードのデポジット等も予約時に実施してあるので何もしません。パスポートだけ預けます。逆に言うとレセプションは何も機能がありません。

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話を聞いていると今回の宿泊は私だけとの事でした。やはり熱い季節に砂漠に来る人は少ないようです。ある意味で言うと貸切ですね(笑)

部屋

部屋に早速案内して頂きますがヴィレッジ内もかなり暑く少し歩くだけでフラフラします。ヴィレッジを徒歩で5分程度歩くと宿泊するBay Al Bar Suite (砂漠の家という意味)に到着です。外観からしてアラビアな雰囲気100%です。

部屋の構成は入口が二つ、バスルームが二つ、ベッドルームが一つそしてリビングが一つの変則的な構成です。目的としては二組が同じビラに泊まる仕様になっているようです。

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また夜の雰囲気がとても素敵に変わるのも必見です!

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クローゼット

1Aの入口から入ると直ぐにクローゼット兼通路になっています。服の収納量としては相当にあるのでまったく問題ありません。 また冷蔵庫もこの中に入っています。今回の宿泊は総てコンプリメンタリ―なので好きなだけ頂きます。と言っても・・それほど冷えていないという状態です。

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バスルーム

入口の左側がバスルームになっています。 バスルームにはシンクが一つ、トイレが一つそしてシャワールームが一つあります。バスタブはありませんが、このバスルームのスタイルは痺れます。まさにアラビアンな感じを受けれます。

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トイレの便座は木でできている私の好きなタイプです。冷たく感じないのが良いところです。アメニティもそれなりにあります。歯ブラシもあるのが好感が持てます。コンディショナーは有りませんが、PURE HERBSのシャンプーだけでも十分です。

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シャワーは昔ながらのスタイルです。湯量も十分ですが、問題があります。外の温度が高いのでCold側の蛇口をひねってもHot側の蛇口をひねっても温水がでます(笑)アクティビティ等に出るたびに細かい砂が体に入るので何度もシャワーを浴びることになりました。それでも十分な位のバスタオルやリネンが準備されているので安心できました。

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ベッドルーム

通路を先に進むとベッドルームです。ベッドの寝心地は文句有りません。それ以上にやはり雰囲気が良いです。枕や左右のランプの作りが素晴らしく思います。電灯用のスイッチも壁に埋め込まれているので寝てから総てコントロールする事ができます。当たり前かもしれませんが、意外とこの構成では配慮されていない事があるので、今回は良かったです。

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ベッドの逆には机があり簡単なWelcomeフルーツとデーツがあります。机は低く座る場所もアラビア式です。やはりアラビアンな夜はコレがいいですね。

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ちなみにテレビ、インターネット、電話は有りません。今回の宿泊に流石にテレビは要りませんが、インターネットと電話はetisalat社の3Gが内部に引かれているのでそちらを利用します。私はiPhoneのデザリングを使用し問題の無い速度で接続できました。ベッドルームの外につながる扉を開けると椅子があります。ここに座って・・・と思いましたが暑すぎて不可能です。スイミングウエアを乾かすのに利用させて頂きました。

リビング

ベッドルームを更に進むともう一つの入口に接続されます。まっすぐ進むともう一つのバスルームになります。左側に入るとリビングになります。昼間でも扉を閉めて温度が上がらないように注意しているようでした。

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こちらのソファーも先ほどのベッドとデザインが統一されており雰囲気は最高です。この部屋のソファーは倒して追加のベッドする事も可能なので二組で宿泊する場合にはこのスイートをお勧めします。予約の時に記載されている2ベッドとはこの意味なんですね。リビングにもクローゼットと冷蔵庫があります。そしてセキュリティボックスはリビングの棚に埋め込まれていました。

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今回はチェックイン時にこちらのエアコンが故障しており、非常に部屋が暑い状態となりました。スタッフに伝えるとアクティビティを楽しんでいる間に無事に修理を終えて頂きました。

帰りの車

楽しかった宿泊も次の日の朝8時のエミレーツ便で日本に帰ります。このためにエミレーツ航空のショーファーを依頼しておきましたが、これが面倒極まり有りません。 一つ目の理由はこのホテルには明確な住所がありません。目の前の道も「Aravian Night Village Rd.」です。つまりWEBに入れても登録が成功しません。仕方なくエミレーツ航空に電話して口頭で予約を入れて頂きます。

さらに来るときは問題ないのですが、帰りには朝4時にホテルに来て頂けなければなりません。しかし案の定、ドライバーが道をロストして時間になっても到着しません。エミレーツ航空に電話してもドライバーと連絡が取れないのでは意味がありません。 最悪 ヴィレッジの車を無理やりお願いしようかと思いましたが、30分遅れでドライバーが到着して一安心です。教訓は帰りの車はホテルにアレンジをお願いすべきでした・・・・・

地図