カタール航空は積極的なエリア展開と投資により新しい機材を色々な場所に展開しています。今回はドバイからドーハへのフライトでB787のファーストを狙って搭乗です。さてどのようなフライトだったのでしょうか?
結果
わずか一時間ちょっとのフライトには贅沢な仕様で大満足です。ただし日本線ではビジネスクラスとして販売されている座席です。サービスがファーストと言う事ですね。確かにセクションを分けていただいたほうが何かと便利なので良い発想ともいえます。
予約
今回もタイ、ドバイ、カタールでの滞在を含めて総てアメックスの担当の方にお願いします。今回はカタール航空のA380スイートに乗るのが目的だったので経路は固定です。そのなかかから多くの機材に乗りかつ私の都合の良いスケジュールを仕切って頂きました。もう流石としか言いようがありません。
結果としてはA350XWB のフライトは時間的に無理だったので諦めてB787の機材を選択します。しかもファーストがあると言うことで大喜びしてお願いします。カタール航空のB787のサイトを見てもハッキリとは理解できない(日本発のB787-8にはファーストは無い)ので興味がでました。
チェックイン
ドバイの空港は慣れた場所なのでまったく迷うことなくチェックインカウンターまで到着です。こちらはターミナル1にある古い設備を利用しています。今回はドーハで一泊するので荷物もドーハで受け取るように設定します。
チェックインカウンターもファーストの設定があるのでそちらから入っていきます。チケットもファーストの物が発券され、プライオリティやラウンジもファーストの内容が提供されていました。たしかにファースト設定のほうが地上セクションも楽々ですね。
ファースト・クラス ラウンジ
指定されたのは昔からある懐かしいマルハバかと思い込んで訪問すると、ここではなくC14近くのファースト・クラス ラウンジに移動してくれとの事です。なるほど・・・少し歩いて指定された入り口から入りますが、まあこんなものですね・・・ファースト用とは思いにくいのですが人がほとんど居ないので良しとします。
お酒や食べ物はかなりの種類があります。中には日本食らしき物もあり目を楽しませてくれます。私はフライトで食べようと考えていたので、ラウンジでは水とフルーツを少しだけ頂きました。あとはPCを立ち上げて必要な処理をして時間を過ごします。
搭乗
今回の搭乗ゲートC17まではラウンジを出て直ぐなのでゆっくりと移動します。ゲートで写真をとりながら30分ほど過ごすと予定通りの時間で搭乗開始です。私は例によって一番で機内に乗り込みます。もう癖ですね・・・他のファーストの乗客は時間ギリギリにこられていました。
ボーディングブリッジを通過して真新しいB787-8に乗り込みます。何時もの頼もしいCAさんたちが歓迎モードで迎え入れてくれます。座席に座るとまずはお絞りとお水を頂きます。他にもシャンパンやフレッシュジュースもありましたが今回は水です。
暫くするとアラビックコーヒーとデーツでの提供です。ココでアラビックコーヒを3杯頂きます。偶数杯は良くないことらしく1、3、5杯から選択です。離陸前にはコックピットも見えています。787の文字が誇らしげですね!
座席
1-2-1のアブレストに最終的な搭乗率は40%程度でした。結論として座席は日本とカタール間で運用されている機材のビジネスクラスと同じでした。なるほど・・・これのサービスをファーストにして販売されているのですね。コレはコレでありだと思います。
座席の奥行きも私には十分です。カタール航空のA380のファーストに比べるとかなり狭く感じますが、普通のファーストと考えれば十分です。フルフラットにすると上手く噛み合ってそれなりの広さができました。日本からのフライトでもこれならゆっくりできそうです。
座席は新しくて色々と考えられているのですが、目線が前後左右の人と重なります。チョイと気になりましたね・・・私は2Aで窓側で座席が外に向けて振ってあるのでまだ良かったようです。
座ると目の前には大型のディスプレイがあります。テレビの下には折り畳み式のダイニングテーブルが準備されています。テーブルの下にはオットマンがありベッドにした場合にはこちらに接続されます。横にはサイドテーブルと一体化した座席のコントロールボタンです。
サイドテーブルの下にも収納があります。どれだけの収納を想定しているのか・・・よく考えてあります。
サイドテーブルを更に奥に進むと更に物置です。またこれぐらい物を置く場所があると苦労しませんね。もちろんマガジントレーや手元のランプも完備されています。
下にはUSBチャージャー用のアウトレットとコントローラがあります。コントローラも最近流行のパッド型です。解像度も高いので地図などの情報も表示でき、色々な機能がありすぎで面倒と最初は思いましたが慣れてくると、それなりに使えます。ただし・・・まだまだ改善の余地があると思います。
座席の右側にも収納があります。ペットボトルを入れて使うことができるのも有りですね。
今回のフライトもオンエアでインターネットが使えますが、短時間すぎて使いませんでした。たまにはネットから切り離されるのも良いですね。
食事
一時間程度の短いフライトですが食事がしっかりと出ます。離陸前からCAさんがオーダーを取りに来てくれます。流石に選択肢は多くありません。離陸してThe Worldを通過して直ぐに準備に入ります。
アラビックのランチをガッチリ頂いてお腹はいっぱいになりました。友人の家で食べるのとは比べ物になりませんが、それなりに頂けました。
お手洗い
ANAでの787のお手洗いと言えばウオッシュレットが思い出されますが、今回の機材には付いていませんでした。しかしかなり広く服を着替えたりすることができるようになっていました。これは良いですね。
イミグレーション
到着後に今回はドーハ市内で打ち合わせがあったので一度外に出ます。イミグレーションはファースト&ビジネスクラス専用の場所があり誰もいません。しかもビザ代金が何故か不要です。これがファーストのサービスなのか理由がまったく今でも分かりません。たまには謎のままで良いですかね・・
フライト情報
Rec | 項目 | 内容 |
1 | 航空会社 | カタール航空 |
2 | フライト | QR1011 |
3 | 機材 | B787-8 |
4 | クラス | ファーストクラス |
5 | 出発空港 | ドバイ国際空港 DXB |
6 | 到着空港 | ハマド国際空港 DOH |
7 | 予定 出発時間 | 15:30 DXB |
8 | 予定 到着時間 | 15:40 DOH |
9 | 予定 フライト時間 | 1:10 |
10 | 実 搭乗開始時間 | 14:50 DXB |
11 | 実 ドアクローズ時間 | 15:20 DXB |
12 | 実 離陸時間 | 16:00 DXB |
13 | 実 着陸時間 | 15:40 DOH |
14 | 実 降機時間 | 15:50 DOH |
15 | 実 フライト時間(ドアクローズから降機まで) | 1:20 |