フェラガモの靴を暫く買っていましたが、ここ数年は何故か手が出ません。理由は分かりませんが何度お店を訪れても買う気がでません。しかし香港マンダリン・オリエンタルの前でジョン・ロブのお店の前を通過するときに見てしまいました。さて何を見たのでしょうか?

結果

完全な一目惚れです!久しぶりに靴を見て興奮し、履いてみて納得です。そのまま何も考えずに購入してしまいました。未だにこの靴のデザインが古いのか新しいのか、どのような位置づけか知りません。ただただ気に入っただけなのです(笑)

 お店

マンダリンオリエンタル 香港で打ち合わせをした後に散歩をしてフェラガモのお店を見ますが日本とあまり変わらない感じです。なんとなく更に歩くと靴屋さんがあります。名前をみると例のJohn Lobbです。詳細は知らないのですが先ずはお店の中を見学する事にしました。

 

入ると一際目を引く靴があります。それがLuffieldという靴でした!

LUFFIELD

気に入った点として真っ先に挙げる点はその色合いです。parisian brownと言うそうですが、色の斑と言うのでしょうか単色では無く良く見ると色合いが変わってきています。これはMuseum Calf素材と相まってこのような色合いが出るそうです。

  

デザインに関しても非常にシンプルなのですが見れば見るほど飽きが来ない空気をまとっているようです。靴の裏を見ると会社のロゴが綺麗に入っています。

日本側でも販売されているのかは不明ですが香港では一番気に入った靴です。ちなみに香港側のスタッフが言うには日本でも補修は受けれるとの事でしたがまだ確認していません。

また靴だけではなく付属品も素晴らしい作りです。シューズキーパーも専用の物が付いてきます。収納用の袋も黄色でちょっとイメージが違いますが悪くありません。さらに手入れの方法が書かれた紙(日本語もあり)が付いてきますので勉強になりました。

スタッフ

私が店を先ずは見ている時は声を掛けません。私が興味のある靴を見ていると靴についての情報を良いタイミングで話しかけてくれます。先ずは気になる靴の話を聞いた後に、靴の種類についても教えて頂きます。

どうやらこの靴はカジノ・ロワイヤルでボンドが履いていた靴と同じ種類のようです(本当か情報をお持ちの方はコメント下さい!)。また少し細身で長い靴で#8000の型を使用しているとの事です。日本に戻ってから調べましたが殆ど情報がありません。

靴を試すために私のサイズを伝えます。しかし大きな問題があります。私は足の爪がキツイ巻き爪でかつ、専用の医療用のインソールを入れるのが必須になります。残念ながら靴を買うつもりで香港に来ていなかったので新しいインソールを持って来ていませんでした。つまり履いている靴の中の汚いインソールしかありません。インソールが無い状態で試すと通常は7.5inchなのですが6.5inchがピッタリです。しかしこのまま買うと不安です。悩んでいるとスタッフがインソールを入れて履くべきだと言ってくれました。値段がかなり高いので気になりましたが最後はスタッフが入れてくれるほどでした。案の定入れると7.5inchがピッタリのサイズでした。もう気に入ってここまで確認したので買うしかありませんね!

購入後にも色々と話を聞いていましたが、やはり値段が日本とは全然違います。もし必要ならメールで欲しい靴の情報を教えてくれたら日本まで郵送してくれるとの事でしたので場合によっては利用するかもしれませんね!

履き心地

皮が普段履いているフェラガモよりも少し細身ですが柔らかくフィットします。靴には煩い私ですがこれなら納得です。最初の一皮が向けるまでは相当滑っていましたが数日で落ち着きました。日本に持って帰ってきたので先ずはブリフトアッシュで磨きを入れて頂く予定です。

保守(2014/08追記)

ジョンロブの靴は暫く使用するとソールにある薄皮が剥がれそうになる事があります。この薄皮は靴を縫い付けてある紐を見えなくするための部品なので、剥がれそうになること自体は問題ありません。さっそくブリフトアッシュに持ち込んで接着し直して頂きました。数年経ちますが、これからが味が出てくる靴です。

地図