コロナの被害が大きくなりだした2021年の前半に多くのホテルが滞在時間を長くしたプロモーションを開始しました。私も少し籠って仕事をする必要があったので色々なホテルを見て回ります。その中で久しぶりにPENが目につき、ペニンシュラ・タイムを使用しました。さて滞在はどうだったのでしょうか?

結果

最もリーズナブルな部屋であるデラックスルームですが普通のホテルから見れば贅沢な部屋です。勿論ホテルで36時間籠り、レストランなども楽しみ切りました。結果的には普通に2泊するぐらいの支払いとなりましたが、仕事も無事に執筆が終わり完璧な二日間でした。

予約

ザ・ペニンシュラ東京に決めてから実際の予約は数日の差がでました。宿泊する日は、朝の7時に起きて「今日に宿泊しよう」とふと思い朝の8時にザ・ペニンシュラ東京のWEBページから予約します。1時間前でしたがWEBに表示されたので、深く考えずに最もお得なデラックス・ルームを予約します。しかし本当にお得な値段です!滞在時間は朝9時から翌日の夜9時までの36時間(注:2021年9月現在は40時間滞在に拡張)となっていたので、パソコンと着替えだけ持ってホテルに移動します。

チェックイン

普通ではないチェックイン時間だったのでチェックインをしている人は私以外には居ませんでした。部屋のアップグレードは元々対象ではなかったので考えていませんでした。実際に割り振られた部屋もそのままデラックス・ルームとなりました。レセプションのスタッフは少し眠い感じの対応でした。

1時間前に予約した客が滞在開始の朝9時前に来るとは思っていなかったと思いますが、部屋は約束通りに準備されています。予約タイミングの話を聞くと「できれば24時間前に予約してください」との事でした。ですよね・・すいませんでした。またレストランの状態なども色々と確認しますが、確実なのは部屋のテレビでインフォメーションを確認する事のようでした。

部屋までのアテンドはありませんが慣れた場所なので迷わず部屋まで移動します。ひと気のない廊下を移動し19階の1914号室に到着です。想定は低層階だったのですがほぼ最上階の部屋となりました。

部屋

このホテルは世界で共有の重厚さがあります。ホワイエから入り左手がウエットエリア、右手がウオークインクローゼットです。クローゼットと言っても完全に部屋になっています。一番奥がリビング・ベッドルームです。もう文句無しでしょう!

ホワイエ

扉を開けて中に入るとフワリと光が浮き上がるような仕組みです。一番小さな部屋のはずですが、扉を開けた瞬間の奥行きが既に違います。天井のデザインや細部の作りこみの結果だと思います。ウエットエリアやウオークインクローゼットからの光もほんのりと良い感じです。

ウエットエリア

ウエットエリアを見ると流石の造りです。完璧としか言いようが無いですね。また総てが正しい位置にスタンバイされており何時でもシャワー・お風呂を楽しめる状態です。もちろん今回は36時間のお籠り滞在ですから全て楽しみます。

お風呂に入りながらテレビをゆっくり見て、お風呂で熱くなったら少し水を足しながら・・イメージは高まります。バスタブの横のコントロールパネルはテレビ、電話、プライバシー。緊急呼び出しのボタンです。確かにお風呂に入っているときにあると便利なセットです。テレビの横にも電話と電灯とテレビのスイッチです。もう何処までやりきる気なのでしょうか?(笑)

 

お湯をだすと大理石の口からユックリと湯船に注がれる粋な作りです。お湯が出る場所の上にはバスソルト、石鹸、ボディブラシがあります。今回はお風呂も十分に堪能しました、最近は家でも時間があるときには2時間お風呂に入る事もあるようなお風呂好きに変わりました。(二年前まではお風呂の時間はとても短かったのですが・・)

そして左右にシンクは分離しています。一人でのお籠りなので使いませんがPENの拘りですね。

 

アメニティにはステッカーがあり、消毒済である事を示しています。中にはPENのいつものセットが整然と並べられています。今回は荷物を持ってきていないのでフルに活用させて頂きます。

 

トイレも少し古くなりましたがよく手入れされています。トイレにもプライバシー、緊急呼び出しのボタンそして電話があります。歳をとっても安心の滞在ですね。一番私にうれしいのはスマートフォン置き場ですね。これが無いと悲惨な事になる可能性があります・・

ウオークインクローゼット

今回は荷物もほとんどなく、服も最低限しか持ってきていません。部屋の広さもウエットエリアと同じぐらいあります。私の普段の旅のセットを持ち込んでも余裕に収まるので、今回クローゼットは勿体無いぐらいスカスカです。

浴衣もありますが、苦手なのでパジャマをお願いします。こちらも電話すると直ぐに持ってきてくれます。

クローゼットの真ん中にはドレッサーとして使える机です。

 

左側にはPENお得意のバレーサービスのボックスです。今回もこちらにはお世話になります。目的は靴磨きです。替えの靴はありませんが、お籠りなので靴はいりません。なので此方から磨きに出します。靴をセットしてバレットサービスのボタンを押せば終了です。直ぐに収集されて何時迄に返却が必要か聞かれます。と言っても一時間程度で戻ってきます。ちょっと埃が乗っていたので埃を払うぐらいでお願いします。磨きはやはりブリフトアッシュにPENは全く敵いません。しかしシューズキーパーと専用のケースに入れて戻ってくるのは流石です。

リビング

部屋の右側真ん中にベッドがあります。ヘッドボードやサイドテーブルなどは既に貫禄の造りですね。昔からこのデザインですが古さは感じません。

サイドテーブルには電話機、テレビのリモコンそして部屋のコントローラです。

 

コントローラには時計・ライト・オーディオ・空調およびプライバシー・バレットピックアップ等が一つにまとまっています。これは左右に同じセットです。壁には読書灯のスイッチが別にあります。どこのPENでも共通で安定しています。

 

 

またサイドテーブルの引き出しを開けると100VとUSBのアウトレットとワイヤレス充電です。これが今どきは必須だと思いますが、少し古いホテルだと設定されてない事が多いのですが、PENは大丈夫です。

 

部屋の左側がリビングになります。大きなソファーで仕切られており部屋の使い方が明確ですね。ソファーの前にはローテブルと、横には小さなランプがあります。ローテブルの上には部屋の使い方や、朝食オーダー用紙そして感染症対策の消毒ジェルそしてマスクが準備されています。

執筆に煮詰まった時には椅子を離れて、ベッドやソファーの間をゴロゴロと転がって気持ちを切り替えました。

壁を開けるとテレビが出てきます。今回はPCをこのテレビと接続してディスプレイを拡張して利用します。普通にVGAのインプットもエクステンションボックスでありますが、今回は場所を考えるとTVの後ろに準備されていたHDMIインプットを使用します。鞄に入っているHDMIケーブルだと長さが不足しましたが、ハウスキーピングに確認したら長いHDMIケーブルも準備があるとの頼もしい返事です。すべて欲しいものが準備されているのが今回の滞在では嬉しかったですね!近くに買いに行っても良いのですが、気持ちが途切れるので・・

窓側のテーブルをディスプレイの隣に移動して、パソコンを設置しTVは追加ディスプレイとして使う事ができたのでほぼ完ぺきな状態です。もちろんWiFiも快適な接続で遅いと感じる事はありません。テレビの右にはお茶が準備されています。同じ位置に水もあります。下の引き出しにはスナックとカップのセットです。チップスは私の好きな食べ物なので遠慮なく頂きます。最近は体重を本気で落としに入ったので普段は食べなくなったので今回を楽しみにしていました。

 

そして棚を開けるとミニバーです。私が使ったことがあまりないエスプレッソマシーンだったので早速使ってみます。お酒は相変わらず飲めませんが・・下の棚を開けるとミニバーです。こちらも納得の品ぞろえです。今回は飲みませんでしたが、クラシックコーラが瓶であるのは高得点です。それよりもPENのマンゴープリンに私は心惹かれてしまいましたが(笑)

 

テレビの左が本来の書斎机になります。通常であればここで簡単にPCを使いますが、今回はディスプレイが二つ欲しかったので使いません。便利なのは外に出なくても温度や風向が変わるシステムです。窓を開けて見ても分かるのですが数値化されていると安心するのは癖ですね・・更に隣のインターネットオーディオは使ったことがありません。スマートフォンがあると音楽には困りません。

 

少し上には電源のアウトレットに電話機が置いてあります。引き出しの中には緊急時の案内、ペン、ホテル案内、ホテルカードそして宅急便の輸送伝票です。輸送伝票があるのは良いですね!今回は使いませんが日本国内の旅だと多くの場合にスーツケースは送ってしまいます。

 

更に懐かしいのはFAXとプリンターとしてブラザーの複合機がある事です。FAXはさすがに使いませんが、部屋ごとにFAX番号が振られているのは昔は助かりました。プリンターは文書のレイアウトを俯瞰する場合には助かります。やはり仕事をするためのお籠りにはザ・ペニンシュラ東京が一番です!

窓の外を見るとこの景色です。先日楽しませて頂きました東京宝塚劇場も見えていますね。太陽が沈むのを見ていると気持ちが落ち着きます。そしてあっという間に夜の東京に切り替わります。

ルームサービスでの朝食

到着して直ぐに朝食を電話でお願いします。こんなタイミングでお願いできるのもペニンシュラ・タイムでの宿泊だからですね。今回は体調から考えて和食をお願いします。依頼してから30分ほどで直ぐに届きます。量が少なく美味しそうな朝食は私好みです。ゆっくりとみそ汁とご飯を食べると幸せな時間になりますね!

翌日の朝食はコンチネンタルでお願いします。本当は中華かと思いましたが、先ずは此方を頼みました。至って普通の内容でしたが味とバランスが良いですね!朝食をしっかりとってまだまだ二日目も楽しめます。

SERYNA TOKYO – モンシェルトントン で夕食

夕ご飯はチェックイン時にお願いしたモンシェルトントンです。そういえば新宿の夜景を見ながら食べる鉄板焼きは美味しかったと思いながらお伺いします。時間は一番早い16:30でお願いしておきました。店内に入るとさすがに誰もお客様は居ませんでしたので貸し切りです。

 

シェフと話をしていると実は新宿の瀬里奈は2020年3月で閉店し、PENの中に移転?したそうです。別の店舗かと思っていましたが・・なるほど・・新宿住友ビルの最上階から夜景を見ながら食べることができないのは残念ですが今日の鉄板焼きが食べれるのは感謝です!

カウンターに座って注文しますが、やはりコースは食べきれないので美味しいところをシェフと相談しながら決めていきます。もちろん私の好きなエビの煎餅は外しません。それ以外に貝とガーリックライスを依頼します。このガーリックの焼き方を見てください。一枚一枚ガーリックをシェフが並べながら丁寧に焼いてくれます。そりゃあ美味しいでしょう!

 

少なくオーダーしたつもりですが全て食べるとお腹が一杯です・・・まあ外食の時には多少食べ過ぎても仕方なしです。後ろのラウンジに移動して食後のコーヒーは頂きます。もう・・動けません・・

 

チェックアウト

部屋を出たのは夜の20時50分頃となりまるまる36時間の滞在を満喫しました。ホテルを出るとすでに二回目の夜です。これはお得な滞在でした。

地図