気になっていたエミレーツ航空のダブルデッカー機材A380のスイートに搭乗できました。日本発着便は未だA380になっていないので今回は韓国のインチョンからドバイに向けて飛びました。フライトの内容とサービスそして高度40,000フィートでのシャワーは楽しめたのでしょうか?

結果

機材もサービスも流石に最高レベルでした!そして今まで生きてきた中で最高の高度で頂いたシャワーも十分に楽しめました。このようなフライトがどんどん増えると良いですね。そしてコストパフォーマスが最高のフライトでした。

予約

先ずはWEBで状態を確認した上でAMEXに連絡です。下調べはジェロニもさんのWEBで完璧です。インチョン発着なので激安ファーストになります。もちろん座席してもしておきます。これで正規チケットなので予約の変更も可能で、最低滞在日数もありません。むしろ日本から韓国に移動するチケットの方が割高です(笑)

チェックイン

荷物は成田の搭乗時にドバイまで通しでお願いしました。こうすると到着時に優先扱いされにくいので、本当はインチョンで受け取りたいのですが、非常に面倒なので成田からドバイまで通しでお願いしました。人間のチェックインだけは仁川で行う必要があるのですが・・・これが面倒な感じです。

到着したターミナルからTransitの文字を追いかけて移動すると、本館側のターミナルに電車で移動します。そしてトランジット・ゲートを超えてまた、到着したターミナルへ電車で移動です。他の方法もありそうなのですが、今回は他のトランジット用のゲートが分かりませんでした。

  

到着したターミナルで探してもエミレーツのトランジット ディスクは見えないので、諦めてインフォメーションで確認します。すると・・・「搭乗一時間前にゲートで発券してくれる」と言われましたが・・・変ですね・・。しぶしぶ時間を潰すためにKALのラウンジに行きますが、KALのラウンジでナイスフォローです。ラウンジのスタッフが電話でゲートに電話して発券できないか確認してくれました。残念ながら、電話が通話中だったのですが、「逆に通話中と言う事は人がいる事だから行けば発券してくれるだろう」との事だったので、直ぐに行ってみます。発券して貰わないと、座席を予約していても最悪フライトを勝手にキャンセルされる可能性があるので早めの発券が欲しかったのです。結果は搭乗ゲートに行くとスタッフが待っており、直ぐにチケットを発券してくれました。これで一安心です。

 

ついでにA380が出発を待っていたので写真を撮ります。うーん私の眼にはクジラに見えます。

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スタッフの対応は非常に良かったKALのラウンジですが、設備はいまいちでした。時間までのんびりと時間を過ごします。

搭乗

時間になったのでラウンジを出て先ほどの搭乗口に移動です。既にゲートはオープンしていたので中に入るとビジネスとファースト(スイート)はエコノミーとは別の階段です。これはエコノミーはメインデッキを使用し、ビジネスとファーストはアッパーデッキを使用しているからですね。飛行に乗るためのボーディングブリッジは3つもかかっており、何か飛行機というよりは船な感じがしました。

   

搭乗すると先ずはWelcomeドリンクを頂きます。暫くするとデーツをアラビックコーヒですね。これはエミレーツやエディハドの中東ならではのサービスで気にいっています。

 

シャワールーム

今回のフライトの一番の目玉はシャワーです。飛行機の中でシャワーを浴びれるとは数年前では想像できませんでしたね。場所は一番前のアッパーデッキ左右の二カ所がシャワールームになっています。シャワーの時間は一人5分です。手元のスイッチで止めて効率的に利用するのが大切ですね。

ここには普通のアメニティとは別にシャンプー、コンディショナ、シャワージェル等も準備されています。これでスッキリします。

 

 

今回はスイートの搭乗が5人程度だったので、シャワーを浴びるタイミングもお願いした時間でのんびりと入れいました。私は食後にシャワーを浴びた後に寝たので、飛行機を出る時には寝癖がバッチりと着いてしまいました(笑)到着前にすべきでした。

シャワールームの間にあるメインデッキに降りる階段とファーストクラス用のバーカウンターも準備されています。これは結構カッコいいですね。しかしビジネスクラス用のバーカウンターの方が大きくてカッコいいのです(笑)

フライト

A380は他のフライトに比べると非常に静かでした。離陸も着陸もビューンと言う感じよりフワリと浮かぶ感じでした。気流も安定しており非常に良いフライトでしたね。

構成

中に乗り込むとスイートは私一人しか未だ搭乗していませんでした。エミレーツはドアクローズまで写真OKなので人がいない間に色々と写真をとりました。A380独特のシャワールームと階段がやはり目を引きます。階段はエミレーツお得意のウッドデッキで他の航空会社とは違いを演出しているようです。席の作り自体は、今までのスイートと同じなのでもう慣れましたが、B777に比べると、やはり少し天井が低いようです。

  

座席は1-2-1が3列と、最後に窓側のみの1-1のアブレストになっています。今回のフライトでは5/14席程度の使用でした。私は3A席を事前に選択してあるので問題ありません。夫婦で搭乗される方は、やはり真ん中の座席を選ばれていました。

welcome ドリンクは例によってオレンジとアラビックコーヒを頂きます。座席の上にはお菓子の詰め合わせ、横にはミニバーがあるので搭乗したら何時でも飲み放題、食べ放題なのですが・・・

装備

電灯は電気スタンド、横の読書灯、後ろから手元を照らすランプ等は便利な構成です。コントロールは電灯についているスイッチか、大型リモコン、もしくは大型リモコンの下のスイッチからコントロールします。しかし100%夜の時間を飛ぶこのフライトだと少し光が足りないような気もしました。

窓は3つ準備されていますが、大きさより奥行きが凄く深くなっています。内側の窓と外側の窓の距離が20cm以上あるようです。しかし外の景色の写真が撮りにくいです・・・日除けは最初は日本で言うと和紙のような薄いシェイドが降りてきて、次に遮光性の高いように壁のような物が降りてきます。これは窓にあるスイッチ又は大型リモコンの下にあるスイッチからコントロールできます。このスイッチは今までのスイートでもあったのですが機能していなかったので、今回の使用方法でスイッチの意味が分かりました。

 

頭の近辺および大型リモコンの下にあるエアコンの吹き出し口からは相当な量の風が吹き出します。コレは回転させる事により、風量を制御できます。最初は気が付かずに、中の弁を直接押し込んでいました。そして座席の一番奥の吹き出し口は白いテープで塞がれていますが、壊れていると思いましたが実は違います。これは帰りのフライトでCAさんから単純に風が強いから閉じていると教えて貰いました。

 

大型の液晶テレビは搭乗すると同時に使用できます。最後は着陸してドアオープン直前まで見る事ができるので時間を有効に利用できます。流石にエミレーツ航空ですね!テレビのコントロールは大型リモコン、小型リモコン、画面へのタッチパネルで制御できます。

肝心の座席ですがやはりスイートの座席は最高です。離陸前にCAさんが座席を倒せないようにロックしに回りますが少しだけ倒す事が許されています。この座席のコントロールは大まかにはひじ掛けにあるスイッチでも可能ですが、細かい設定は大型リモコンからのみ制御できます。ベッドにした場合のサイズに関しては文句なしです。完全にフラットになり、広さも十分です。ベッドにする時にはCAさんにお願いすれば、マットを引いて、布団をかけて約10分で準備完了です。

  

スイートの特徴は扉が閉まるところにあります。大型リモコンで開けたり閉めたりできます。場合よっては手でも動きますが、相当に重くできています。パッとみると飛行機の中とは信じられませんね!

机も相当に大型ですエティハドのように座席を回転して向かい合わせにして食事をとる事はできませんが、一人の私にはまったく問題ありません。机自体は前後に移動しませんので逆に座席を前後に動かして調整します。

 

手元のサイドボードには電動で開閉するミニバーが準備されています。さらにA380スイートには奥にストレージがあります。雑誌等も軽く入ります。

前の机にはノートや色々な香りの素が入っていますが、これは毎回使えません。寝る時や起きる時に使用するらしいのですが・・・

   

アメニティ

先ず目に止まるのは大型のバックです。普通のアメニティもあるのですが、大型のバッグに総て入れあります。これにパジャマとスリッパとタオルを入れるとアメニティセットの完成です!

  

これは後日読者の方にプレゼントします。パジャマは搭乗時に直ぐに着替えると楽です。そういえばクローゼットに使われているハンガーが少し良くなったような・・・

 

食事

エミレーツは基本的に食事は自由です。必要な時に必要なだけ頂けます。その気になればキャビアだけを何皿も食べれると思います。やった事はありませんが!今回はそのキャビアとカルビとフルーツを頂きます。キャビアは美味しく頂いたのですが、カルビは味がボンヤリしています。機内食は色々な意味で良い物でも美味しく感じにくいような気がします。

   

朝は到着時間が早いのでフルーツだけを頂きます。これで十分です。起きる時間も指定しておくと起こしてくれます。今回は到着の2時間前に起こしてもらい食事を頂きました。

 

機内販売

普通の機内販売になっていました。昔は良い具合に切れたプレゼントが多かったのですが(笑)

フライト経路