香港に訪問してザ・ペニンシュラに滞在しなくなり何年が経ったのでしょうか?友人達からリニューアル後のPENの滞在を何度も進められていたので訪問しました。さて結果は?
結果
今回はデラックス・ハーバービュー・スイートを素晴らしい部屋と素晴らしいGROの対応で楽しみました。良い意味で時間が止まっているホテルです。しかし日本人GROの方はいまいちでした・・・やはり香港行くならPENではなくザ・リッツ・カールトンが設備もスタッフも日本人GROも含めてトータルで最高です。
予約
やはりリニューアル後の部屋を楽しむには昔記事にしたのと同じ部屋を参考にしてスーペリア ハーバービュー スイートを先ずは考えます。ホテルの部屋名称は時間と共に変化するので昔の部屋と同じものを探すのに少し手間取りました。
今回は香港だけに2泊3日の滞在と簡単だったのでAMEXの担当の方にもシンプルにお願いできました。もちろん香港の空港に付いてからの送迎なども軽く電話でお願いしておきます。数日後に予約表でアイデアを頂きますが、総て私好みの手配がされているのが流石です。いちいち細かい事を言わなくても話が通るのがAMEXの私の担当の良いところですね。いつもお世話になっています!
送迎
飛行機を降りてボーディングゲートを出た場所まで送迎が入っています。私のネームボードを持ってくれた人が居るのでそのまま電動カートに乗り込みます。ここはザ・ペニンシュラ専用ではなく空港のサービスを使っています。
専任のスタッフが入国・荷物の受け取り・税関と手伝ってくれます。もともとe道を持ち荷物も少ない私に手伝いは必要ではないのですが居ると心強いのも事実です。税関を出た場所でPENのスタッフにバトンタッチです。感謝の言葉とチップを渡して彼女とはバイバイです。PENのスタッフも車付けまでなので数分だけの関係ですがPENや香港の一般情報を軽く聞いておきます。
そして今回もやはりロールスロイスですよね!香港PENと言えばこちらを思う人は大勢いるのではないでしょうか?例の扉に内蔵されている傘を確認したうえで乗り込みます。車での音楽のチョイスや空調など事細かく調整頂きます。
これだけのサービスが付いて日本では考えられない値段なので是非に付けるべきサービスです。
チェックイン
ホテルには30分程度の快適なドライブで到着します。到着すると私の担当GROが迎え入れてくれます。レセプションなどを超えてルームチェックインとして頂きます。レセプションで立ちながらチェックインはやはり色々と頼みにくいのでとても助かります。
部屋までの間に昔の私の滞在は200X年で当時の部屋がXXXとちゃんと把握してくれています。その中で2010年代になってから私は香港のPENに滞在していないのですね・・自分自身でも驚きました。そういえば香港は良いホテルが目白押しなので全部に滞在するつもりで当時は宿を転々としていましたね。今では概ね落ち着いてしまいましたが・・・
更に部屋が一つアップグレードされて1907のデラックス・ハーバービュー・スイートになったとも教えて頂きました。ありがとうございます!内心はAMEXのFHRでもあるので期待していました(笑)
私の担当のGROは香港の若い女性ですがとても気が利く方でした。部屋に入って先ずは通常のプロセスとしてパスポートを出してクレジットカードを出して・・・部屋の簡単な説明と進みます。そして私からは以下の事項をお願いします。約30分かけてお願いしますが、完璧に抜けなく手配・確認をして頂けました。もちろん結果は電子的または紙で私の記録に残るように手配頂きました。これは流石です!PENがPENたる所以でしょう。
- PENでの食事の手配
- アフタヌーンティの手配
- スパの手配
- 澳門へのフェリーの手配
- タクシーの手配
- リッツ・カールトン 香港のトスカ・オゾンの予約および制限事項の確認(今回はお子さんが居たので)
- 帰りの送迎の確認
- 日本人GROとの面談依頼
依頼事項が終わるとスーツケースの搬入です。GROが出ると同時に入ってこられるので外で30分スタンバイしていたのでしょうね!更に荷物を解いたあたりでジャスミンティーが届きます。やはり香港のこのレベルのホテルは良いです!
部屋
部屋はメイン、サブの入り口がありホワイエに接続されてリビング・ベッドルーム、ウオークインクローゼットからのバスルームになります。部屋からは3面外が見えるので香港の景色を独り占めで楽しめます。
ホワイエ
メインの入り口を開けて入ると広いホワイエになります。ここもかなりの広さがあります。ちょっと光が暗すぎてお手洗いがある事に気が付きにくいですがお客様用に準備されています。
またここで気が付くのですが、一応スイッチ類はあるのですが、総てタッチパネルになっています。しかも・・・使い易いのです。相当に練りに練った構成なんでしょうね。
リビング
ホワイエを進み右手がリビングになります。かなり大きな部屋で左手にはソファーと丸机があります。
ソファーの横には雑誌が配置されており気になった情報を見ることができます。またソファーにはカクテル机が付いており引き出すと飲み物を安定して保持する事ができます。
丸机の上には花とウェルカムデザートがあります。かなり大ボリュームのチョコレートでPENのスタッフを模っていました。もちろんフルーツも更に目いっぱいあります。フルーツは毎日補充されるので好きな時に好きなだけ頂きます。特に簡単に食べれるブドウ系は良いですね。
書斎机も機能満載です。使い勝手を損なわないように気を遣ったうえで総てIT化されています。大きめの机が広々つかえPC等の電源もあります。嬉しいのは100Vのアウトレットもあり日本の製品がそのまま使えます。他にもUSBチャージャーやプリンターの接続口もあります。机の上にはアメックスのFHR特典について説明された紙があります。何時と同じですがUS$100相当のクレジットは食事などに充てれるので気軽に使えます。
引き出しの一番上には文房具があります。鉛筆、定規、ポストイット、マーカー、ステイプラー、消しゴムそしてクリップと完璧な品ぞろえです。下の段にはレターケースやホテルの案内があります。そして一番下の段にはFAX、プリンターがあります。
机の上で目立つのは電話機と大きめのパットです。電話機はIP電話で発信方法を守れば世界中に無料で電話がかけれるそうです。さてパッドですがこれが素晴らしい!電灯のコントロール、エアコン、テレビ、カーテン、ルームサービスやDNDそしてメッセージのやり取りまで総てコントロールできます。
メッセージなどのプリンターマークをクリックすると書斎のプリンターから印刷される仕組みです。なるほど・・・目から鱗の仕組みです。勿論設定によっては日本語化できます。ここで設定すると各部屋のコントロール用のパッドも日本語化されます。
ルームサービスはココから注文ではなく内蔵されたマイクでスタッフと話ができるそうです。今回の滞在時にルームサービスは頼まなかったので未経験ですが・・・
部屋の突き当りにはギミックですが暖炉もあります。使えませんが暖炉があると部屋が引き締まりますね。部屋の角にもソファーがあるのですが、これは窓際に移動させ移動させて外を見るのに使います。
テレビ台の部分にはミニバーや多くの機能があります。冷蔵庫の中にはこれでもかと言うぐらいの品ぞろえがあります。もちろんペニンシュラオリジナルの物もあります。普段は扉が閉まっていますが、扉を開き更に中に収納できるのでテレビも見やすく良い考え方です。引き出しを引くとスナックやウィスキーのある棚、グラス類が入っている棚、テレビの上には電子機器を置くための棚がUSBの口と合わせてあります。
テレビ台の左側にはエスプレッソマシーンが収納されておりこちらで美味しくコーヒも頂けます。使い方はパッド上に表示されているのが斬新です。これはITで管理されているのでしょうね。
残念だったのはスタッフ用のパントリーが隣接されているためスタッフが大声で話しているのが漏れて、うるさい事です。前を通りかかったときも扉が全開でスタッフが中で談笑しているのが丸見えでした・・・これは残念なポイントです。
ベッドルーム
ホワイエに戻り逆の部屋にはいるとベッドルームです。先ずは角の位置に望遠鏡が置いてあるのが印象的です。もちろん本当に使えう事が可能です。夜は対岸のホテルの明かりをここから見ていました。それに合わせるようにソファーも2台設置してあります。
香港の夜景を楽しむには最高の位置です。今回は深夜にサンダーストームが2時間にわたり香港島を通過していたのでスペクタクルな景色を楽しみました。事故さえなければ私は雷の音と光は大好きなのです。
ベッドは勿論最高です。良い硬さのマットレスで快適に過ごせます。もちろんターンダウンもして頂けるので寝る準備は完璧です。ベッドのサイドボードにはリビングにあったのと同じ電話機とパットがあり同じことができます。これだけあれば余分なものはいりません。
電灯のコントロール用のパネルもありシンプルに、でもITで制御されているのが分かります。更に良いのが下の段には各種携帯用の充電用のプラグがある事です。これがあるので寝るときに携帯電話を充電しながら過ごせます。コレ意外と無いホテルが多いのです。
目の前にあるテレビもリビングとまったく同じセットです。冷蔵庫の品ぞろえまで同じです。違いはエスプレッソマシーンがある部分にセキュリティボックスがある事ですね。このサイズだと色々と便利です。
ウオークインクローゼット
ベッドルームからバスルームに行く途中にクローゼットがありますが完全に一つの部屋です。外から入れる二つ目の扉は此方につながっています。スーツケースを置く場所も勿論広いのですが、服などの収納も十分な大きさです。ハンガー部分にはバスローブ、傘、靴の汚れ落としなどと抜けがありません。
扉の近くにはバレットボックスがあります。私の大好きなシステムですが、基本的に人と会わずに物の受け渡しができるのです。物が到着すればパッド上に表示されるので直ぐにわかります。しかしここの革の使い方も含めてセンスが良いですね!
スパの予約などもパット側に電子メーッセージでもきますが、このボックスに予約表も入ってきます。クリーニング等を出すときもこちらに入れてボタンを押すと取りに来てくれます。
部屋の角にはドレッサーがあります。こちらにも電話機はあるので外部からの電話に対応できます。
もちろんドライヤーなども装備されています。このためか分かりませんが、この部屋はパッドで操作すると音楽が流れるようになっています。これもなるほどです。
バスルーム
この景色を見ながらお風呂に入りたかったのも滞在目的の一つです。この角にあるバスルームに入り香港の街並みを見るのは良い時間です。ブラインドを電動で下すことも可能ですが私はあえてオープンでゆっくりと・・・
お風呂を入れるときにはバスソルトをたっぷりと入れてお湯をはります。お湯の勢いも相当に強いので大きな湯船もあっと言う間にたまりました。テレビも見ながら入浴できますがそれ以上に景色を見るのが良いですね。
角にはそれぞれシンクがありアメニティも十分そろっています。シャンプーやコンディショナーの予備もあります。しかしかなりの勢いで補充されるので使うことは無いでしょう。
また昔から同じですが石鹸が素晴らしいデザインで置かれています。通常は私は使いませんがお土産に喜ばれる逸品です。もちろんペニンシュラブティックで購入できます。シャワーもハンドシャワーとレインシャワーの二つが組み合わせられています。十分な湯量で体もスッキリです。
トイレはかなりクラシックな造りです。ビデもこの造りです。がコントロールや電話機はちゃんとこちらに備えられています。文句なしです。
アフタヌーンティ
これは勿論、毎日頂きます。宿泊者は優先的に予約頂けるので外部から来た人のように並ぶ必要はありません。今回も50人以上の方が並んでいましたが私はバイパスされます。これだけでもPENに滞在する価値があるかもしれません。
初日はやはりアフタヌーンセットを頂きます。出てきたら先ずは温かいスコーンから頂き、その他はゆっくりと頂きます。
お願いしていたマカオへのターボジェットも専任のバトラーがこのタイミングで持って来てくれます。さらにタクシーカードを付けて頂く心遣い付きです。やはり良いですね!
二日目も此方で少しだけ頂きます。ここでようやく日本人GROの方と会う事ができました。しかし感覚的に少し合わないのと、お願いしていた幾つかの事項に対して完全に返事がありませんでした。うーん・・これでは日本の御客さんを連れてくることは無理です。ここがリッツカールトン香港との一番の違いです。安心感が・・・ 本当は伝説のMr.YaXXXXXさんがいる時にお伺いしたかったです。YUZOさんも感心された対応なのでとても楽しみだったのですが残念・・・
もちろん朝食もこちらで一度頂きました。何故か朝からハンバーガーをガッツリと美味しく!
ザ・テラスで朝食
こちらでの食事も美味しく頂けます。エレベータで直にレストランフロアに行っても良いですがたまにはグランドフロアから階段を登って移動します。
入口に近づくと直ぐにスタッフが挨拶と共に案内して頂けます。流石に部屋番号は確認されました。顔を覚えるほどの少人数のホテルでは無いのですね。入った場所から既にディスプレイは最高です。
今回のチョイスは・・・重い食事が続くので、中国粥とサラダのシンプルな選択で胃をスッキリさせました。これでもかなり美味しく頂けます。卵料理もお願いしますが、スタッフが混乱して誰が頼んだか分からなくなったようで、私が取りに行くと席に持っていけなかったことをお詫び頂きます。若い青年がハニカミながら頑張っているのを見ると応援したくなります。
プールで朝食
プールで朝食を二日目は頂きます。プールサイドでビーチサンダルに履き替えてスタッフにメニューをお願いします。品数は少ないのですが、それ以上に人が圧倒的に少ないのでゆっくりと頂けるのは良い事です。
IMASAで食事
こちらもレストランフロアの一番奥にあり日本人マネジャーの方がお見えになりました。昼に訪問して今後使えるか確認する目的ですが、かなり嵌りました美味しくて!
今回のチョイスは海鮮どんぶり系です。写真で見るとかなり良い感じですが・・先ずは前菜がイチジク、二品目が餃子と真面目に説明するスタッフがある意味凄いと思いました。
さて肝心の北海道うにいくら丼ですがメニューよりも実際出てきたものが豪華です。味も完璧で本当に北海道から取り寄せていると説明を受けました。確かにこちらは美味しくいただきました。最後はご飯粒を残さず食べるほどです。
スパ
施術の一時間前に訪問して設備を先ずは楽しみます。レセプションでジンジャーティを頂きながらチェックインとコンサルティングを行います。
今回は豪華に4ハンド マッサージで90分しっかりと解して頂くコースです。
ドライサウナで香港島を見ながら体を温めて次にミストサウナで楽しみますが暑すぎで5分でフラフラです。そこでフォレストシャワーでミストや滝の感覚を受けながら体を冷やします。この設備はペニンシュラ東京のスパの規模を小さくした感じで昔から変わりがありません。
準備が出来たところでリラクゼーションルームで時間までのんびり待ちます。土曜日でしたが昼間に一時間程度いましたが誰も男性は入ってこず貸切状態でした。ジュースを頂き水分を補給しておきます。
施術は完璧です。最初のスクラブは塩がビリビリ来るほどですが洗い流すと体がスッキリします。お楽しみの4ハンドマッサージでは5分程度で夢の中に送り込まれあっという間に完了です。あースッキリ。
帰りの送迎
帰りも同じくロールスロイスで送迎です。部屋から荷物を出し手から車までの手配も流石です。香港空港側でも専任のスタッフが付いて対応して頂けるので、部屋を出てから羽田空港で荷物を取るまで自分のスーツケースを持ち歩く必要はありません。