山口で泊まるなら 別邸 音信 宿泊記 TYPE D

山口県の湯本温泉にある別邸 音信(おとずれ)は一度は行きたいリストに6年ほど前から入っていました。念願かない紅葉も終わりそうな時期に訪問できました。さて期待通りの宿泊だったのでしょうか?

結果

文句なしの滞在です!設備が良いのは「当たり前です」と言わんばかりの状態です。更にスタッフも鍛えられており世界のリゾートを旅した私もこれぞ「宿」だと思えました。日本の経営でここまで感じるのは鹿児島の「天空の森」以来です。

予約

今回の旅は仕事の合間を狙って平日での訪問なので、いつも以上に弾丸ツアーとなりました。このためローカルの移動は自分で小回りが利かせれるレンタカーを借り、行きと帰りは時間の関係からANAとJALと別にするような日程です。こんなきつい旅だとAMEXのFHRやSLHとは関係が無いので宿もWEBから直接依頼しておきます。また宿のブログの記事も充実しているので滞在前に読んでおくことをお勧めします!なかなかここまで実行できている宿は少ないですね。

と毎回思って6年程挑戦してようやく予約が取れました。土日や祝日などはかなり前から予約しないと無理です。予約が取れたのは【Dタイプ】 源泉かけ流し客室露天風呂付 和洋室 メゾネットになります。これが一番大きな部屋です。最近だと・・・警備もしやすい位置なので、もしかしたらプーチン大統領が滞在したかもしれませんね(笑)

予約をWEBで行うと直ぐに電話で連絡が入ります。予約の段階でしっかりと滞在者の話を聞こうとするホテルは期待できます。到着の時間が厳しいと思い(19:30までに食事開始が必要)予約段階では「晩御飯は不要」とお伝えしておきましたが、宇部空港から寄り道をしなければギリギリ間に合いそうだったので後からお願いしておきました。何を食べるか考えますが、最初は「和食」しか空いてないと言われましたが、後日連絡を頂き「鉄板焼き」も空きが出たので大丈夫とのことです。

予約段階で気を付ける必要があるのは12歳以上でないと滞在できない事です。お子さんが居る人は隣の大谷山荘側に泊まる事になります。こちらも良い部屋があるので問題はありませんが、やはり客層が一般の温泉宿を楽しみに来られているので雰囲気が違います。また注意点は2018年4月1日から全室禁煙になる事ですね。

チェックイン

山口の宇部空港に到着し、レンタカーを借りてコンビニエンスストアに立ち寄る以外は真っすぐ音信に向かいます。途中で日も落ちて真っ暗な中を進みます。20年程前と比べるとこの近辺の道はとても良くなりました。湯本温泉に入っていくと先ずは大谷山荘に到着してしまいました。少し回り込んで音信側に移動すると・・さすがだと思える門構えです。

 

車を玄関の前に付けますが、誰も出てきません・・・もしかして変な宿なのかもしれないと心配(私の経験ですが、チェックインはとても重要で、ここが悪いと滞在全体が悪いケースが多いのです)になります。一人で玄関の扉を開けて入ろうとしますが、どれが本物の扉か分かりません。正しい門の前に立つと扉が開くので分かるのですが・・暗いと悩みました。

しかし!!扉を開けて入ると別世界です。水盤と言われるエリアが目の前に広がり一人でその造りに見とれてしまいます。昼も良いのですが、私は夜の初見がとても良い記憶になりました。

更に奥に入りフロントにたどり着きますが誰も出てきません。声をかけても返事はありません。普通なら嫌な感じになるのですが、ここのホールの造りも素晴らしく空気を楽しむだけでワクワクしてきます。昼間みるとまた雰囲気も大きく違います。

更に奥に入るとようやく人が出てきて対応してくれました。気分が悪いと言うより先に宿について質問攻めにしてしまいます。結局は車まで戻り荷物を預けてホールでチェックインです。スタッフには送迎の対応が遅れて申し訳ないと言われますが、もう全く気になりません。

ここから先のサービスは素晴らしく本当に日本の旅館??と思えるほどです。日本人運営の宿がよくする勘違いした「押し付けた変なおもてなし」ではありません。宿泊者のための対応が連発されます。

部屋

入口から入ると玄関から二つのお手洗いから外の温泉とつながります。

部屋に入るとバーカウンターに大きなリビング、奥には二つのベッドとなります。そして一番のお気に入りのメゾネットには階段を登ると到着です。

部屋の入口

チェックインした場所からライブラリーを通過してエレベータに乗ります。エレベータはスタッフの方が準備しており私が向かうと直ぐに乗り込めるように準備されています。

エレベータを降りて部屋のある場所に来ると先ずは天井の高さに驚きます!それぞれの部屋までは空中回廊のように接続されており旅館スタイルながら特別な空間に仕上がっていました。

私の今回の部屋は304になりました。

 

扉を開けて中に入ると先ずは生け花が迎え入れてくれます。すぐ奥がお手洗いになっていますが・・・なんと左右で二つあります。この造りは初めてですね!

 

10畳和室

和室と言っても古臭く汚いものではありません。フローリングと畳をうまく組み合わて機能的にも見た目にも良く作られています。入口には電灯やエアコンのコントローラがいっぱいあります。細かく制御できるとも言えますが面倒でもあります。

 

WiFiももちろん完備されているのでパソコンを接続して利用します。ルームサービスもありますが20:30~23:30(ラストオーダー23:00)なので今回は使いません。

   

入ってすぐ右手がバーカウンターになります。本当のバーカウンターとして作られているのでミニバーという表現は適切ではないと言えるほどです。カウンター側にはケルトや栓抜きなどがはっきりと分かるように置いてあります。

 

壁側にはウオーターサーバーやコーヒーポットにカップ等が準備されています。冷蔵庫の中にはコンプリメンタリィのある程度の飲み物があります。冷凍室に氷が保存されているのはある意味ウーンですね!

 

入ってすぐのフローリングエリアには机とソファーがあります。机の上にはホテルの案内や新聞紙が置いてあります。隣にはゆっくりと体を伸ばせそうなラウンジャーがありますが私は苦手なのでパスです。

畳エリアに入ると机の上にお菓子が一つとスッキリしています。部屋が大きいのでこのエリアに無駄なものが無いのは良いですね。

奥にはテレビと床の間があります。テレビの上にはCDプレイヤーが設置されており部屋に入ったときに良い雰囲気の音が流れていました。床の間には渋い掛け軸と対照的なツボそして電話機などがあります。となりの扉を開けるとセキュリティボックスと羽織がでてきました。下にはパジャマもあるので有難く使わせて頂きます。私は旅館でもパジャマで寝ます。

  

電灯も只者ではありません。ちゃんと雰囲気を保っています。そして上を見上げるとメゾネットが良く見えます。

右の奥がベッドエリアです。ツインなのですが一つ一つがある程度大きいので私にはよかったですね。

枕元には電灯のコントロールがありますが総てを制御する訳ではないので寝る前は他の部屋の電灯を切りに回ります。そして一度も電源は入れませんでしたがベッドの前にもテレビがあります。

 

ウエットエリア

入口近くの扉をあけるとウェットエリアになります。シンクは二つ広く使えるようになっています。歯ブラシ・髭剃り・櫛と十分なアメニティがそろっています。棚には化粧水等もあり私には完璧です。

   

扉を開けると先ずはシャワーエリアです。重厚な造りでもあり、暖房設備も入っています。今回はスーツの皺を伸ばしたかったので少し此処で湿気を与えてからハンガーにかけてピシッとさせました。

さてお楽しみは外にある露天風呂です!このエリアの温泉は600年前からの歴史があり存分に楽しむことにしました。まずは到着時に直ぐに飛び込み、寝る前にも入り、朝一番は眠気を覚まして出発前にもう一度入ります。

横を見ると丸テーブルととクッションエリアがあるので外でも夕涼みを楽しめそうでした。私は今回の旅ではそこまでのんびりはできませんでしたが・・

 

メゾネット

急な階段を登っていくとメゾネットになっています。このエリアはまた別の電灯とエアコンとちゃんと分離されています。ちょっとした隠れ家の雰囲気は子供の時を思い出させます。

 

階段を上がりきった場所には化粧台です。扉を開けると大きな鏡が出るように作られています。

部屋の突き当りには大きなディスプレイとしっかりとした音響システムが入っています。ここまで来ると入口にあったライブラリーからDVDを借りて見たくなります。

 

選択したのは・・なんと007のドクターノオです!ショーン・コネリーが初めてボンド役を行った1962年の作品を約2時間楽しんでしまいました。ストーリーなどは忘れていましたが古い映画とは思えませんね。音響も楽しめて良い時間でした。

旅館を楽しむ!

今回はチェックインが夜遅くて案内されましたが通常はチェックイン時に茶室一峰庵に庵際されてお茶を頂けるそうです。お茶好きの私としては残念でした・・そして私が部屋以外で気に入った場所はホールです。

チェックイン時にも通過して気にはなっていたのですが、間口を大きくとり庭を見る事ができるこの場所は最高です。大浴場を楽しんで熱くなった体を30分ほど涼めるのに最適です。何も考えずに景色と雨の音を楽しむことができました。

これとは別にチェックアウト時の手続きはライブラリー近くで対応していただけます。

 

ライブラリーは今回DVDを借りた場所ですが007シリーズが揃っていたりと中々良いところを突きます。(注:彼らのWEBで記載されているライブラリーの場所は少し違うような気がします)

大浴場

部屋の温泉も良いのですがやはり大浴場も楽しみたくなるのは日本人だからでしょか?導入のラインも程よいライトアップで俄然その気にさせてくれます。中に入っても清潔で整理されているのは流石です。ふと見ると上にはフィットネスジムとあるので興味半分で見ますがガッチリそろっています。やっぱり普通の温泉宿ではありません。

部屋のお風呂も広いのですがやはり大浴場には負けます。足も体も普段以上に伸ばして少し時間を過ごしました。あー温泉三昧幸せ・・

鉄板焼き 長州

夜ご飯は予約していた通りに鉄板焼きを頂きます。此方は音信ではなく大谷山荘側に移動して食べに行きます。大谷山荘とは連絡通路で繋がっているので気軽に移動できるのですが、大谷山荘側から音信側に移動するにはカードキーが無いと入れないようになっています。

    

大谷山荘も手入れは行き届いていますが、雰囲気がラグジュアリーよりも昔ながらの温泉の楽しみ方です。みんなで温泉に入り、食事を楽しみ、ラウンジでお茶を飲んで、遅くなるとフィリピン人のシンガーの方がシットリと歌い上げ、帰る前にお土産を買えるそんな場所です。なぜだかサラリーマン時代の課内旅行を思い出します(笑)

 

食事は19:30スタートだったのですが私が色々していたら20:00になってしまいました・しかし何の問題もなく対応頂きました。中に入ると客は私一人だけになっていました。焼き手のお爺さんと二人でしっぽりと食事を頂きます。しかし・・・この方がとても面白く色々な話をしてくれます。昔の大谷山荘の話から将来の星のや進出の可能性までネタは色々です。最後にそんなに昔からいるのか尋ねると・・・いやそこまで昔からは居ないと・・ズッコケました(笑)

 

肝心の食事も美味しく、おなか一杯頂きました。アワビも新鮮で楽しめます。

 

最後のガーリックライスやデザートは流石に半分ほど残してしまいましたがこれはご愛敬です・・

   

朝食は雲遊

朝食前に少し旅館の周りを散歩します。冬も近いこの季節は流石に朝の冷え込みはありました。席に着くと食欲を掻き立てる朝食がでてきます。

ご飯も土釜で炊き立てです。良いですね!日本の朝ご飯、大好きです。

   

朝食を食べているときに「なぜ音信(おとずれ)と言う名前なのか聞いたところ、前を流れる川が音信川だからそうです。また上流や下流に行くと川の名前は変わるのでこの場所だけで使われているそうです。なるほどと納得しながらの食事になりました。

チェックアウト

昼の12時には山口市内での会食に出席するために9時には旅館を出発します。荷物は特にありませんがスタッフが色々と手伝いをしてスムースにチェックアウトです。車で来ていたのは私だけだったらしく庭の車は直ぐに出発できるように準備して頂いていました。車が玄関を出ても私が見える間はずーと手を振ってくれていたのが印象深かったです。

色々とありましたが最初から最後まで気を使っていただけた滞在でした・・・今度は弾丸ではなく数日のんびりと行きます。

地図

By |2018-03-16T18:47:32+00:002018/03/15|Categories: Hotel, LUXURY|Tags: |Comments Off on 山口で泊まるなら 別邸 音信 宿泊記 TYPE D