アマンジャンキー待望の日本初のAMANであるアマン東京が2014年12月22日に開業です。 海外での数々の御持て成しを受けて、完全にアマンジャンキーになった私にも見逃せないホテルの開業です。 さてホテルの将来を占う開業初日に、どのようなアマンスイートの宿泊を提供してくれたのでしょうか?

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結果

オープン時は必ず混乱すると思って少し覚悟して訪問しましたが逆でした。東京都内とは思えない静寂の中の宿泊をほぼ完ぺきな状態で楽しめます。これから更に経験を積んだとしたらどうなるのか ・ ・ 楽しみです 。

予約

今回の予約はアマンの私の担当者と直接話を決めてお願いしました。AMEXでは開業前の宿泊は上手く予約できないのは当然で仕方がないですね。

アマンの担当の方から最初に連絡を頂いた時には「2015年3月の開業に合わせて予約が取れそうです。とりあえず予約を・・しかし部屋は通常の特定の部屋タイプしか当初はオープンしない予定です」と頂きました。少ししてWEBサイトにもTOKYOの文字が見えて本格始動を嬉しく思いました。

しかしその後に色々と話が変わり最終的には12月23日にアマン・スイートで予約を取って頂きました。また送迎も私にとっては重要な要素なので何も決まっていない段階から色々と質問し、サービスが出来るたびに連絡を頂くような形となりました。担当の方には色々と気を遣って頂き、最後まで私の我儘に答えて頂き感謝しています。

スパレストランの予約は色々と確定していない時点で調整するのも難しそうだったのでチェックイン時に話をさせて頂くことにしました。

送迎

今回の送迎は家に迎えに来ていただきます。最終的な調整はアマン東京のコンシェルジュの方から前日に確定頂きました。標準の送迎車はレンジローバーになります。

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時間通りに家に迎えに来ていただき大手町まで短い期間ですが色々なお話を伺いました。ドライバーの方もアマンの社員の方の方でアマンに対する思いも聞けました。色々な意味で懐が深いなと思いました。車の中でも水のボトル等はやはりアマンに揃えられていました。

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チェックイン

慣れた町である大手町ですがアマンに来るつもりだと少し感覚が違います。みずほ銀行の本店が入る大手町タワーの北側の車付けに入っていきます。今まで目張りされていて見えなかった部分も総てはがされてAMAN TOKYOと表示されています。かなり憧れて見ていたので少し感慨深いですね。

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車を降りて直ぐにスタッフの方に色々とお世話して頂きます。一回の受け付けは軽く挨拶だけして通過します。レセプションフロアに上がるエレベータの前では大きなオブジェがあります。話を聞くと一階・レセプション・スパ階の3部作で物語があるそうです。色々と話があるので宿泊されるときにGROに是非に聞いてみてください。

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エレベータを上がるとレセプションエリアです。降りた場所に多くのスタッフが待ってくれており挨拶を頂きます。総支配人の方もお見えになり歓迎頂きます。すると・・・和服ですが見慣れた女性がお見えになります。・・・やはりアマヌサの宿泊時に無理ばかりお願いして、その願いを叶えて頂いた担当の方です。最初は雰囲気が違い過ぎて失礼にもジーっと見てしまいました・・・何となくアマン東京の立ち上げに関連しているとは聞いておりましたが嬉しい再会でした。

彼女とレセプションの場所でいきなり話し込んでしまいました。アマンの話、アマン東京の立ち上げについて話は盛り上がる一方です。そして他の国からサポートに来ているアマンのスタッフを多く紹介いただきました。これからアマンを周るときに心強いスタッフを紹介いただき助かりました。特にブータンのアマンはM様のお勧めでもあるので何時かは行きたいと思っていたので渡りに船のご紹介を頂きました。

また私がアマンジャンキーの道を走り始めた原点はM様ですが、実際の宿泊で感動したのはアマンガニの素晴らしい宿泊イエローストーンのヘリを手配して頂いた事からです。こちらをお手伝いいただいた方も今回のオープニングで日本にお手伝いに来られるそうで私としては嬉しく思いました。

またチェックイン時にダイニングとスパまで色々と相談させて頂いた上で予約させて頂きました。このような纏めてお願いできる、そしてアマンと言えばスパというキーワードが通じる話が大好きです!

レセプションフロア

折角なので部屋に行く前にレセプションエリアを案内いただきました。レセプションから階段を上った場所からは例の景色が見れます。昼間も良いですが夜の雰囲気はまた変わります。上部の白い部分は障子でありこの周囲を部屋が囲んでいる作りとなっています。

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ウエルカムドリンクとして抹茶の少し変わった飲み物を頂きました。が・・正直に言うと良くわからない味でした・・新しいカテゴリーの飲み物だと感じました。

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本フロアにはバンケットができる場所やライブラリそしてバーを軽く紹介を頂きました。そして私が好きなのはシガーラウンジがある事です。これは夜に行ってみる価値があります!

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通路も雰囲気があります。細かい点が積み上げられてアマンになっていくのだと思いました。部屋番号と階数は違うのでエレベータ内の表示と合わせて確認してください。部屋のキーも少し雰囲気が変えてあります。形状としては珍しいです。

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部屋

今回宿泊する部屋は414号室のアマンスイートになります。414号の階数は38階になります。部屋の構成はスイートなのでリビングとベッドルームそしてバスルームになります。部屋のイメージは私からは「木」です。昔あったアマン ニューデリーの建築家の人がデザインしているらしく、部分部分で彼のテーストを感じれます。

通常の部屋だと以下のベッドルームの部屋をイメージすれば分かりやすいと思います。

入り口

扉を開けると新しいホテルの香りでは無く、木の香りが胸いっぱいに広がります。これは良い香りです。入った場所が部屋の真ん中に位置しており左がリビング、右手がベッドルーム側になります。傘や靴を脱ぐエリアでもありますが、そのまま靴で部屋に入って問題ありません。一瞬躊躇しますが(笑)

リビング

リビングに入ると先ずはその景色に圧倒されます。38階は決して高い位置では無いのですが、大手町のこの近辺は皇居の関係からあまり高い建物が無いため東京がドーンと見えます。遠くには富士山も影を見ることが出来ます。皇居も緑豊かで東京の中心であることを再度認識する事ができます。日が暮れるとまた雰囲気は一転しますが、それもまた良いですね。

部屋のイメージは木材でシンプルそして落ち着くと言う感じです。入った直ぐにはキッチンテーブルが大きく伸びており、中には冷蔵庫やワインクーラーがあります。壁側には来客用のクローゼットがあり、隣の扉を開けるとエスプレッソマシーンがあります。

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壁に埋め込まれたキッチンにはシンクがあり、更に下には食器洗浄機があります。電子レンジはありますが、残念ながらコンロはありません。ここでそこまで料理する事は私はなさそうです。

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部屋の真ん中にはダイニングテーブルがあり6人が座って食事を頂くことができます。私はここで少し仕事をこなして、更にルームサービスを頂きました。机の上には和菓子が少しだけ置いてあります。東京を一望できるこの景色も他のビルが更に完成すると変わる可能性が大きいので早めに楽しむことをお勧めします(笑)

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更に窓側に向かうとソファーとテーブルが準備されています。その向かいにはテレビが設置されています。やはり景色が素晴らしいですね。この部屋で西側と北側が見えるようになっています。ソファーの後ろの柱にはエアコンとカーテンそして電灯のコントローラが設定されています。ターンダウンされた夜の雰囲気はまた一味違います。

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部屋に入って右側には襖のような扉があります。最初は物入れだと思っていましたが、よくよく考えるとサイズが合いません。襖を開けると、なんと隠し書斎のような雰囲気の部屋と奥にはお手洗いがあります。この部屋の作りや石をイメージした作りになっておりなるほどと思わせてくれます!

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書斎のこのエリアにも床暖房が入っています。ここでお籠りをする場合には非常にゆっくりと過ごせそうです。ただし外の景色の誘惑に負けなければですが・・

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ベッドルーム

入り口を入って右手がベッドルームになります。部屋の真ん中にあるベッドがもちろん重要ですが寝心地は抜群です。枕元にはエアコンとライトそしてカーテンのコントロールがあります。私は開けっ放しで寝るのが好きなので、今晩は開けて寝ます・・・右側の枕元には電話機とメモ用紙があります。

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ベッドの頭側は書斎になっています。大きな机が便利に仕事ができます。机の上には文具が少しだけあります。左右のランプに私のお気に入りのBOSEのブルートゥースで使用できるスピーカーがあります。これは便利です!最近iTuneで買えるようになったサザンを早速聞きながら色々と作業を行います。

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机の上にはコンセントボックスがあります。電源はもちろんテレビとの接続、USB充電用のコネクターそして何故かこの中に書斎の上のスポットランプ用のスイッチがあります。最初は分かりませんでした。しかし慣れるとこの位置は便利です。

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ホテルガイドもかなり充実しています。日本、東京、ホテルと幅広く情報が面白く書いてあります。私もなるほどと思いながら拝見しました。

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机の後ろの壁がスーツケースを置く場所になっており、下には浴衣が入れてあります。また左右にはクローゼットがあり、ガウンやセキュリティボックスが準備されています。クローゼットのサイズは非常に大きいので大人二人分は楽々に入るでしょう。

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ベッドの向かいには机のような台がありますが、この下にテレビが埋め込まれています。枕元のリモコンを使用して上に引き上げれべ見ることが出来ます。バージュアルアラブのテレビを思い出しました。しかし良く考えるとアマンでテレビがあるのは珍しいですね。そこは都市型と言う事でしょうね。

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また机の上にはスナックが置いてあります。和をオマージュしたようなお菓子で美味しく少しだけ頂きました。

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総支配人からも直筆のメッセージを頂いています。この部分は多くのホテルが取り入れている手法になりますがあると嬉しいですね。

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少し下に降りて窓側に降りると縁側のような雰囲気ですここでも外を見ながら時間を過ごすと楽しいです。この窓は北を向いているのでまたリビングからの景色とは少し異なります。TVは回転してこちら側も向くことが出来ます。

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夜の景色はまた一味変わります。この景色を見ながら眠れるのは幸せですね・・・

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ベッドルーム側にもミニバーがTV台の中にあります。基本は宿泊費に含まれており、一部のフレッシュジュースやアルコールは別料金です。

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バスルーム

バスルームは建築家があの人であることを感じさせる作りです。今はブランドが変わりましたが、アマン ニューデリーを思い出させてくれます。ベッドルームから襖を開けるとシンクが二つ並んでいます。

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アメニティも机の中に櫛、歯ブラシ、髭剃り、ゴシゴシタオル、フラッシュライトが準備されています。お風呂に入るときに気が付きますが、このエリアは床暖房が入っています。この気の遣い方が好きです。

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トイレもこのエリアにもう一つ自分用に準備されています。当然ながらウオッシュレットですね!

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お風呂は窓側にあり大手町の景色を見ながらお風呂を楽しめます。また椅子や桶は伊勢神宮の木を使った宮大工の作りで素晴らしい逸品が遣われています。シャワーはもちろんハンドシャワーとレインシャワーの二種類が準備されています。

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嬉しいターンダウンのサービスは柚子がお風呂用に設定されていたことです。久しぶりにお風呂で柚子の香りを楽しみました!

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バスタオルやバスローブは見た目は普通ですがアマンらしく手触りが最高です。これは家に欲しいぐらいです!

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インルームダイニング

準備されている食べ物が和菓子系なので多くは食べれないため、直ぐにフルーツだけはお願いしました。受け応えも気になりませんでしたが、後からスタッフから実はバックヤードのスタッフに繋がってしまい申し訳ないと言われました。いや・・全然気が付きませんでしたね(笑)

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朝ごはんはリビング側で東京の景色を見ながら頂きます。こちらも拘りの食材で美味しく頂けます。やはり日本食はこうでなくっちゃ!

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次回は3月の宿泊を楽しみます。細かい点で改善が入るでしょうから更に楽しみです。

地図