A380が大韓航空でも運用が開始されたと聞いて早速搭乗するチャンスが来ました。モスクワでの打ち合わせの前に韓国とドバイに寄ることを決めたため早速楽しんできました。さてそのレベルはどのようなものだったのでしょうか?

結果

今までは大韓航空で良い機材、良いスタッフにあたったことが無いためかなり偏見があったようです。今回のフライトはその総てを吹き飛ばしてくれました。機材は最新の他の航空会社のスイートとは行きませんがスタッフの素晴らしい対応については驚くほかありません。完全にフルアテンドです!KEのA380への力の入れようは半端ではありません。

予約

予約はもちろんAMEXから入れます。A380の就航を知ったのがカリフォルニアに居るタイミングでしたので、そのまま電話してモスクワまでの便の一部を変更して頂いて対応完了です。発券まで行っていませんでしたので、かなり簡単に対応して頂けましたので私の負担もほぼありませんでした。帰りはドバイからの便が合わなかったので仕方なく普通に羽田に到着する便を選択する事になりました。

チェックイン

成田空港に着きますが慣れないターミナルに到着です。普段はスカイチームを使っていないので第二ターミナルの北ウィングからのアプローチは初めてです。カウンターの近くに行くとやはりA380の就航について色々と宣伝がなされていました。やはりかなり力を入れている様子です。

  

ファーストのカウンターは他の人が居たため隣のビジネスカウンターでチェックインする事になります。今回は仁川で一泊するので荷物のロストの心配はほとんど無いため気楽に入ります。違う提携会社、違うアライアンスだとかなり慎重になりますが・・さてマイレージですがエミレーツとの提携があるようでマイルをスカイワーズに付けることができました。これは驚きですが言ってみるものです!

 

セキュリティはプレミア パッセンジャー レーンを使用できたので何も詰まらずに通過できます。自動化ゲートも機能して、空港に着いてから約15分でラウンジまで到着です。

搭乗

ラウンジで時間を過ごしていると無事にA380が入ってくるのが見えました。やはりかなり大きいですね。大韓航空のデザインのA380の実物を傍でみるのは初めての事だったので違和感が少し・・・エミレーツに慣れてしまっていますね。

搭乗口に行くと多くの航空会社とコードシェアされているのが分かりましたがJALとも提携していました。あまりアライアンスは関係ないのかもしれませんね。時間通りに搭乗が開始されます。このゲートだと二階に上がるには階段を上がるのかと想像して歩いて行きましたが、ファーストクラスはいきなり一階部分で曲がるように書いてあります。不思議に思って入って行くと下のデッキの前の部分がファーストクラスになっておりアッパーは総てビジネスクラスに使用されているのです。よってエコノミーはローワーのファーストの後ろだけになります。これはかなり思い切った座席割です。逆にファーストはアッパーというのは思い込みだと気が付きました。

  

座席

座席は1-2-1の3列アブレストです。今回のフライトでは私を入れて3名のみがコスモスイートを楽しみました。最近流行の個室型とは違い敷居がかなり低く頭の上に荷物を入れることができるストレージがある事も含めて既存のファースト型の座席だと感じました。やはり私は完全にエミレーツに頭がなってしまっているようです(笑)

 

座席のコントロールもシンプルにリモコンはまとめられています。あまり複雑すぎても最初は使いにくいので、このぐらいが良いのかもしれません。もちろん完全にフラットになり余裕がある座席なのでこれ以上は無いレベルの座席です。

   

収納もこれでもか!と言うほどの内容です。オーバーヘッドコンポーネントはもちろん、前には私の持っているTUMIの鞄が軽々とはいるストレージ、次にはUSB、ヘッドフォンの接続場所も兼ねた小さめのストレージがありケーブルが通過しやすいようにわざと隙間が空けてあるほどの心遣いです。その後ろが小物入れになっています。こんなにあっても機内には鞄一つしか持ち込まない私には勿体ないだけですね。。。。

 

前面には23インチのワイド液晶が設置されています。こちらのコントロールはリモコンから簡単にできるようになっております。言語として日本語も選択できるので操作は問題ありません。しかも搭乗と同時に使えるようになっているので地上にいる間の時間も無駄にすることなく映画を楽しめます。私も早速映画を楽しみます。しかし映画の数は少なめです。日本語でみれる映画は十数本でした。昔の機材に比べると多いのでしょうが・・・ちょっと物足りません。残念なのはヘッドフォンです。これはエコノミーと変わらない物のような気が・・・できればノイズキャンセラーありのヘッドフォンがあると良いですね。

 

もちろんACの電源も準備されているのでPC等も使えます。先ほどのUSBはたぶんUSBの機器の充電に使用するだけの物だと思います。

  

食事

食事も完璧に一対一で対応してくれます。メニューは選択する幅はほとんどありません。私は間違いなくビビンバを選択します。まずは大型の机を引き出して準備に入ります。前菜は韓国料理とはちょっと違いますが美味しく頂きます。

   

肝心のメインはコチュジャンはチューブに入っているので少し感じが違います。味はマアマアです。アシアナ航空のアレよりは少し違う感じです。スープも含めて楽しませて頂きました。最後はフルーツまで頂いて大満足です。

 

スタッフの機内案内サービス

搭乗と同時にまずは色々と話しかけてくれます。A380について聞いたり、写真を撮っていたらドアクローズの前に色々と案内して頂きました。とにかくA380の説明をしたくてしたくて仕方が無いようです。ようやく座席に座ったころにペリエとナッツを持って来て頂きます。色々と話が出ているナッツ・リターン騒動のナッツは多分こちらだと思います。普通に袋のままでこの時は出されていますね(2014/12追記)

 

食事が終了した後も私が暇になるのを待ち構えています。先ずは同じフロアにあるバーエリアに行きます。これはコスモスイート専用となっているそうです。次はアッパーデッキに移ってビジネスクラスと共用のバーラウンジを案内してくれます。ここには座席があるので座りながら頂く事ができそうです。

 

更にアッパーデッキの後ろに移動すると更にラウンジがあります。エミレーツの使用頻度が高い私には珍しくありませんが、僅か二時間のフライトのためにラウンジがありテレビを見たり、本を読んだり、バーテンダーがカクテルを作ってくれるとは・・・凄いの一言です。

  

テスト運用なのでこの路線なんでしょうが嬉しいフライトです。私もアルコール抜きで一杯頂きました。

 

これで終わりかと思ったらローワデッキの後ろ側に降りて行きます。するとDUTY FREEエリアです。いやーこれには驚きました。ここまでやるのかと・・・ちなみに搭乗から最後まで私に専属のCAさんが今回はついて説明してくれました。日本の航空会社も頑張らないと韓国の航空会社に負けてしまいそうです。

  

フライト情報

Rec 項目 内容
1 航空会社 大韓航空
2 フライト KE702
3 機材 A380-800
4 クラス ファーストクラス(コスモスイート)
5 出発空港 成田国際空港 NRT
6 到着空港 仁川国際空港 ICN
7 予定 出発時間 13:00 (日本)
8 予定 到着時間 15:25 (韓国)
9 予定 フライト時間 02:25
10 実 搭乗開始時間 12:35
11 実 ドアクローズ時間 13:05
12 実 離陸時間 13:15
13 実 着陸時間 15:15
14 実 降機時間 15:25
15 実 フライト時間(ドアクローズから降機まで) 02:20

地図