飛行機を使用して長距離を移動すると長時間外部と連絡を取ることができません。これはこれで外部から連絡が無いため有効な時間と場所になりますが、場合によっては外部と連絡が取れた方が好ましい事があります。そんな時に便利なのが飛行機の中から送受信できるSMS/Emailです。さてその使用感と使用方法とは?

結果

使用できる言語がエミレーツ航空の場合には英語のみですが、日本の携帯電話のSMSとも送受信できるため非常に便利です。特に受信は隠れた高機能です。一つのメッセージの送受信に1US$掛かりますが、私は便利だと思います。

使用に向けて

今回は北京からドバイにフライトするEK307便(A380-800)のスイートクラスからSMSの送受信を行ってみました。本当は何時もの衛星電話でと思ったのですが、こちらの調子合悪く直ぐに切れるためSMSに挑戦する事としました。

使用方法

前面のタッチパネルの「ice」の中から通信を示す「c」をタッチ又はクリックします。するとコミュニケーションの画面が出てきます。画面が衛星電話の場合には下の携帯+メールの絵を選択すると「SMS」の画面が出てきます。

画面は大きく左右に分離されています。左側がメッセージの送信のための画面、右側が受信等のボックスです。メッセージを送るためには先ずは相手と自分を登録する必要があります。左画面の下にある「compose」をタッチ又はクリックします。画面がアドレス入力に変わり「From」として自分の名前(ex: John Smith)「To Phone」として送付先の携帯番号(ex:+81-90-1234-5789)と入力します。

 

送受信先の入力後に下の「compose」をタッチまたはクリックしてメッセージ入力画面に移動します。SMSなので160文字までの制限と英語しか入力できない制限がありますが自由に文字を入れる事ができます。入力はディスプレイ上で文字をタッチ又はクリックしても良いですが便利なのはリモコンの裏側だと思います。

 

文字を入れた後に下の「send」をタッチ又はクリックします。クレジットカードをリモコン側で読み取らせるように指示が出るので従います。すると一回当たり1US$の費用について可否が表示されるのでもちろんOKを押下します。二度目からは機械側がカード番号を覚えているのでカードを読みとらせる必要はありません。

 

「OK」とタッチ又はクリックするとメッセージを送る旨の表示がされて暫くすると画面が元に戻ります。これで地上側の携帯電話にメールが届いているはずです。

e-mailを送信したい場合にも使用方法はほぼ同じです。最初の画面でSMSではなく「Email」を選択すれば終了です。E-mailは送ることができないと送信失敗のメールが戻ってきます。これはチャージされていない事の事でした。

  

地上の携帯側

地上の携帯ではエミレーツ航空の携帯番号から発信されているように見えます。NTT-DOCOMOとiPhoneでは確認できましたが残念ながらauのCメールでは受信できていませんでした。

先に受け取ったSMS/Emailに対して返事を地上側の携帯電話から行えば、飛行機側の人にメッセージを送信する事ができます。飛行機側では受け取ると画面上にメッセージがある旨の表示がでます。このメッセージをクリックすると料金確認が現れOKすると晴れて内容を見れます。この内容はフライト中は保持されているので何時でも見る事ができます。